2025年12月10日更新

第2作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ネタバレあらすじや結末を徹底考察!エイワやトゥルクンなど用語も解説

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アバター ウェイ・オブ・ウォーター
©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

映画『アバター』の待望の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が2022年12月16日に公開されました。2025年12月19日には第3作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の公開が予定されています。 この記事では「アバター2」のネタバレあらすじや評価を紹介。今後の展開の考察もお届けします。 ※この記事には映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の結末までのネタバレが含まれます。未鑑賞の場合ば注意してください。

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『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年)あらすじ!前作との繋がりは?

公開日 2022年12月16日
上映時間 192分
監督 ジェームズ・キャメロン
キャスト サム・ワーシントン , ゾーイ・サルダナ , シガニー・ウィーバー

舞台は前作から約10年後、地球からはるか遠くにある神秘の惑星「パンドラ」。元海兵隊員で地球人だったナヴィとなり、ジェイク・サリーは、先住民ナヴィの女性ネイティリと結ばれました。 子どもにも恵まれ、家族とともにしあわせな生活を送っていたジェイクでしたが、そこへ再びパンドラを植民地化しようと人類が戻ってきます。ジェイクは自分が標的だと知り、家族とともにオマティカヤ族を去ることを決意。逃避行のすえ、“海の部族・メトカイナ族”のもとに身を寄せることになります。 「アバター2」結末までの詳しいネタバレをチェック

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のストーリーを結末までネタバレ解説

【起】パンドラでの日々と人類の侵略

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年)
@ 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ハレルヤ・マウンテンの戦いから10年の時が経ち、ジェイク・サリーとネイティリはオマティカヤ族の中で、4人の子どもに恵まれて幸せに暮らしていました。長男ネテヤムと次男ロアク、グレース・オーガスティン博士の休眠中のアバターから生まれた養女キリと末娘タクティレイ。そして人間の戦災孤児スパイダーは、サリー家の子どもたちと兄弟同然に育っていました。 しかしそんな幸せは長く続かず、惑星パンドラは再びスカイ・ピープルの襲来を受けます。オマティカヤ族は森を去り、洞窟網をハイ・キャンプとして身を潜め、そこを拠点にRDA社の設備を襲撃することに。 RDAはわずか1年で拠点となるブリッジヘッド運営本部を建て、フランセス・アードモア大佐の指揮下で「リコン計画」を遂行。遺伝子組み換えで生み出された人間とナヴィのハイブリッド兵「リコン」を製造していました。その1人として蘇ったのがジェイクの宿敵クオリッチ大佐で、ジェイクを追う任務についています。 ジェイクは自分が標的であると知り、サリー一家はオマティカヤ族を離れることを決断。リーフ・ピープルと呼ばれる海の部族・メトカイナ族を頼り、一家はそこで新たな生活を始めます。

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【承】メトカイナ族との出会い

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年)
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

メトカイナ族のリーダー、トノワリと彼の妻ロナルは戸惑いながらもサリー一家を受け入れることに。トノワリの娘ツィレヤはジェイクの子どもたちに海の生物イルの乗り方や、海の中での呼吸法を教えてくれました。 飲み込みが早いキリは海の神「エイワ」と通じ、「魂の木」につながることで母と再会を果たします。自分が周囲と違うことを感じていたキリは、この出来事でその思いを強くします。 一方ロアクは海で危険な領域に入ってしまい、巨大魚に襲われそうになったところを巨大なクジラ・トゥルクンに助けられます。ロアクが出会ったトゥルクンは片方のヒレを失った「パヤカン」と呼ばれるトゥルクンで、「殺人を犯していけない」という掟を破って仲間から孤立していました。

【転】クオリッチの攻撃とネテヤムの死亡

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年)
@ 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

トゥルクンの脳から出る採れる物質は、人間の老化を遅らせるとして高値で取引されていました。クオリッチはトゥルクン狩りの船に乗り込み、ジェイク探しをつづけます。そんななか、彼はスパイダーを捕らえました。 このときはちょうどトゥルクンがメトカイナ族のもとに戻ってくる季節でした。しかしロナルの魂のパートナーであるトゥルクンが人間に狩られてしまいます。復讐を果たそうとするメトカイナ族を止めるジェイク。彼はまずは家族を守ることが大切、とトゥルクンに逃げるように説得します。 一方ロアクはパヤカンを心配し、危険を知らせるために海に入ります。それを追うネテヤム、キリ、トゥク、ツィレヤ。しかしロアクが駆けつけたときにはすでにパヤカンは発振器を打ち込まれていました。必死に抜こうと全員でもがきますが、彼らはクオリッチに捕まってしまいます。 子どもたちを助けるため、再び銃を手にしたジェイク。メトカイナ族も彼につづきます。しかし激しい戦闘のなか、ネテヤムが命を落としてしまいました。

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【結】ジェイクとクオリッチの戦い

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年)
@ 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

「息子には息子を」とネテヤムを失った怒りのあまりスパイダーを盾にするネイティリ。父親の心を取り戻したクオリッチがキリを離した隙をつき、ジェイクがクオリッチを海の中へ突き落とします。 転覆した船の中、出口を見失ってしまったネイティリとトゥク。ジェイクもまた次第に水に沈んていく船内に閉じ込められてしまいます。溺れそうになった彼のもとにロアクが現れ、メトカイナ族に教わった水中での呼吸法を教えます。そして2人は船からの脱出に成功しました。 キリがネイティリとトゥクのもとへ行くと、彼女たちを助けるために海の生き物たちが力を貸してくれます。一方スパイダーは「一緒に帰ろう」と言うクオリッチに背中を向け、無言で立ち去りました。 戦いが終わり、メトカイナ族の風習に従ってネテヤムの葬儀を行うジェイクたち。島を去ろうとするサリー一家をトノワリとロナルは「魂の木」に案内します。ジェイクはそこでネテヤムを感じることができました。 そして彼らはメトカイナ族に迎え入れられたのでした。

「アバター2」の設定や用語を解説

エイワ

エイワはナヴィが神として崇めている存在です。前作ではジェイクがエイワの力で自身の神経をアバターに移し、完全にナヴィとなりました。 植物のネットワークのようですが、エイワそのものは意思を持たないようで、神秘的で超自然的な力を持っています。神のような存在ですが、実際に存在しており観測可能な生命体であると監督は強調しています。

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リコンビナント

リコンビナントはナヴィと人間の人造ハイブリッド種です。RDAはバックアップを取ってあった死亡した兵士の記憶をその体に移植しました。 前作で死亡したと思われたクオリッチ大佐も、リコンビナントとして蘇り、本作に再登場しています。

メトカイナ族

メトカイナ族はナヴィの部族の1つで、海岸地域に住む“海の部族”です。 水中生活に適応したヒレのような手足や尻尾を持ち、瞬膜を持たない大きな瞳を持っています。「トゥルクン・ウェイ」という哲学により、殺生を禁じる平和的な部族です。

精霊の木

精霊の木はオマティカヤ族の「魂の木」に似ており、エイワとつながることができるメトカイナ族にとって神聖な場所です。 死者とつながることができ、本作ではキリが母であるグレース博士とつながったほか、ジェイクがネテヤムとつながるなど、神秘的な力を持っているようです。

トゥルクン

トゥルクンはナヴィの海に生息する巨大なクジラのような生き物です。特にメトカイナ族と深い絆で結ばれており、本作ではロアクがトゥルクンのパヤカンと強いつながりを持ちました。 その脳から採れる物質は人間の老化を防止するといわれており、乱獲の対象となってしまっています。

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「アバター2」キリの謎を考察!父親は誰?

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年)
©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

キリはオーガスティン博士のアバターから生まれた娘ですが、実の父親は判明していません。ナヴィと違って手の指は5本あり、より人間に近いよう。ところがキリは幼い頃からエイワとの結びつきが強く、メトカイナ族の中で生活を始めた時も、いち早く海に慣れ親しんでいました。 キリは何者なのか。父親は誰なのか。ファンの間では考察が行われています。

考察①父親は続編の新キャラクター?

ファンの間ではまだ登場していないキリの父親が続編のキーパーソンとなるのではと予想されています。 キリはオーガスティン博士の娘ですが、『アバター』では博士の恋愛描写は特にありませんでした。 キリの父親がナヴィ族やRDAの誰かだとしたら、制作が決定している「アバター4」以降の作品で、キリの出生の謎が明かされると予想されます。 キリの父親は味方なのか、敵なのか。今後の展開に注目です。

考察②キリはエイワの力で生まれた?

2つ目の説はキリに生物学的な父親はおらず、魂の木・エイワの力でグレースの胎内に宿ったというもの。 キリはエイワとの結びつきが強く、出生に関しても何らかの関わりがあるのではと予想されています。『アバター』でのグレースに妊娠の様子が見られないことからも、特殊な方法で生まれたのではないかと考察できます。 魂の木・エイワの力によって、グレイスの中に新しい命が宿り、キリとして生まれた。精霊の木でグレイスと再会できたのも、キリの誕生にエイワの力が介在しているからかもしれません。 キリとエイワの繋がりについては続編で言及される可能性が高いと思われます!

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考察③キリはオーガスティン博士の生まれ変わり?

3つ目はキリはオーガスティン博士の生まれ変わりであるという説です。 オーガスティン博士の意識は転送の際に途切れてしまいましたが、その意識の欠片が集まってキリを作り出したのではないでしょうか。既に死んでいるクオリッチ大佐がリコンビナントによって復活したことを考えると、ありえない説ではないように思われます。 まったく年齢の違うキリとオーガスティン博士をシガニー・ウィーバーが1人で演じていることも関係があるのかもしれません。 キリの出生の誕生は明かされるのか。続編の展開に期待が寄せられています!

「アバター2 ウェイ・オブ・ウォーター」のキャスト声優一覧!

「アバター2 ウェイ・オブ・ウォーター」に出演するキャスト、声優をオマティカヤ族・メトカイナ族・スカイピープルの3つに分類し、役どころや俳優情報について解説していきます!

ジェイク・サリー役 サム・ワーシントン (CV:東地宏樹)
ネイティリ役 ゾーイ・サルダナ (CV:小松由佳)
ネテヤム役 ジェイミー・フラッターズ (CV:畠中祐)
キリ役 シガニー・ウィーバー (CV:早見沙織)
ロアク役 ブリテン・ダルトン (CV:バトリ勝悟)
タクティレイ役 トリニティ・ジョリー・ブリス (CV:香月萌衣)
モアト役 C.C.H・パウンダー (CV:滝沢ロコ)
スパイダー役 ジャック・チャンピオン (CV:内田雄馬)
トノワリ役 クリフ・カーティス (CV:楠大典)
ロナル役 ケイト・ウィンスレット (CV:清水はる香)
ツィレヤ役 ベイリー・バス (CV:内田真礼)
アオノング役 フィリップ・ジェルジョ (CV:福西勝也)
マイルズ・クオリッチ大佐役 スティーヴン・ラング (CV: 菅生隆之)
パーカー・セルフリッジ役 ジョヴァンニ・リビシ (CV:難波圭一)

オマティカヤ族

ジェイク・サリー役/サム・ワーシントン(CV:東地宏樹)

1作目では鉱山搾取を目的とする地球人の1人としてナヴィに接触するも、次第に彼らの生き方を尊重し、地球人の行いに疑問を感じ始める主人公のジェイク・サリー2作目ではナヴィとして生まれ変わり、オマティカヤ族のリーダーとして、サリー家の父親として大きく成長しています。 ジェイクを演じるのはイングランドで生まれ、後にシドニーで演劇を学んだ俳優サム・ワーシントン。彼は2000年に全米で公開された『タップ・ドッグス』で俳優デビュー、2009年には『ターミネーター4』のマーカス・ライト役で注目され、そして『アバター』主役で一気に知名度を上げました。

ネイティリ役/ゾーイ・サルダナ(CV:小松由佳)

ナヴィのオマティカヤ族族長の娘で本作のヒロイン・ネイティリ。初めはジェイクに対して敵意をむき出していましたが、ナヴィとしての生き方を教えていくうちにジェイクに惹かれます。ナイーブながらも、とても勇敢でタフな女性です。 2作目ではジェイクの妻、サリー家の母親として家族を必死に守る姿が描かれています。宿敵であるクオリッチ大佐とも、再び対峙することになりました。 演じたのはドミニカ共和国出身の父とプエルトリコ出身の母を持つ、アメリカ人女優のゾーイ・サルダナ。2000年の映画『センターステージ』で女優デビューし、ネイティリ役の他でも「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のガモーラ役や「スター・トレック」シリーズのウフーラ役でもよく知られています。

ネテヤム役/ジェイミー・フラッターズ(CV:畠中祐)

ジェイクとネイティリの第1子、サリー家の長男ネテヤム。運動神経抜群で狩りも上手く、「生まれながらの戦士」ともいわれる一族の人気者です。 演じるジェイミー・フラッターズは2000年生まれのイギリス出身の俳優で、主にイギリスのTVシリーズで活躍。2017年9月11日にイギリスで放送の始まったTVシリーズ『Liar』に出演中です。ジェイミー・フラッターズの出演作品はあまり日本では知られていないので、「アバター」シリーズへの出演が日本での人気の火種となるかもしれません。

キリ役/シガニー・ウィーバー(CV:早見沙織)

グレース・オーガスティン博士はアバター計画の担当者で、長年パンドラの研究に尽力した植物学者です。前作で衝撃の最期を迎えましたが、2作目では彼女の娘キリ役として、シガニー・ウィーバーが続投しています。 キリはジェイクとネイティリに養女として迎えられ、サリー一家の一員として育ちました。「真の自然児」ともいえる不思議な能力を持ち、エイワとの強い結びつきを持っています。 モーションキャプチャーでキリを演じたシガニー・ウィーバー。アメリカ・ニューヨーク出身の女優で、「エイリアン」シリーズのエレン・リプリー役や「ゴーストバスターズ」シリーズのディナ・バレット役で有名です。

ロアク役/ブリテン・ダルトン(CV:バトリ勝悟)

伝説的英雄である父と完璧な兄の影で、自分の居場所を見つけられないサリー一家の次男ロアク。キリと同じく指が5本あり、普通のナヴィとみなされないことに不満を募らせています。向こう見ずな性格で、家族に迷惑をかけてばかりです。 演じるブリテン・ダルトンは2004年生まれ、アメリカ出身の若手俳優。アメリカのTVシリーズ『弁護士ビリー・マクブライド』や、ジェームズ・フランコの小説を映画化した『アクターズ・アノニマス(原題)』に出演しています。またビデオゲームの『アンチャーテッド 海賊王との最後の秘宝』ではボイスアクターとして出演しました。

トゥクティレイ役/トリニティ・ジョリー・ブリス(CV:香月萌衣)

サリー家の末っ子タクティレイは、好奇心旺盛な女の子。「トゥク」という愛称で呼ばれ、危険なところへも兄や姉の後をついてまわる自己主張強めな子です。 タクことタクティレイを演じるのは、トリニティ・ジョリー・ブリス。今回の「アバター」シリーズへの出演が映画デビューとなります。サリー家の中で最年少のタクですが、シリーズを通してのメインキャラクターとなる可能性もありそうです。

モアト役/C.C.H・パウンダー(CV:滝沢ロコ)

ゾーイ・サルダナ演じるネイティリの母親であり、オマティカヤ族の巫女モアトを演じるのは、前作に引き続きC.C.H・パウンダーです。2作目ではモアトの出演シーンはわずかで、サリー一家がオマティカヤ族を去る際に見送っていました。 演じるC.C.H・パウンダーはガイアナ出身のアメリカ人女優。代表作として『バグダッド・カフェ』(1987年)のブレンダ役が知られています。

スパイダー役/ジャック・チャンピオン(CV:内田雄馬)

スパイダーは本名マイルズ・ソコロで、両親をハレルヤ・マウンテンの戦いで亡くした戦災孤児です。赤ん坊のため低温カプセルの旅ができずパンドラに残され、それ以来ヘルズ・ゲートで育ちました。ナヴィと過ごすことを好み、サリー家の子どもとは兄弟同然で、ナヴィ語も流ちょうです。 演じるジャック・チャンピオンはアメリカ生まれの俳優で、アメリカの映画とTVシリーズで活躍しています。日本でも話題を呼んだ『アンダー・ザ・ドーム』にも出演しました。2017年公開のホラーコメディ映画『ナイトシッター(原題)』や、アメリカのTVシリーズ『ゴーン』(2018年)などに出演しており、これからが注目の俳優です。

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メトカイナ族

トノワリ役/クリフ・カーティス(CV:楠大典)

トノワリは海岸に住む海洋民族・メトカイナ族のリーダーです。アオノンとツィレヤの父である彼は、ロナルとともにジェイクたちに聖域を提供するかどうかの厳しい判断を下します。また、それによる一族からの反発にも苦悩することになりそうです。 トノワリを演じるのは、マオリ族出身のクリフ・カーティスです。1990年代から数多くの作品に出演しており、2015年から2017年にはドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』にレギュラー出演。2019年の『ワイルド・スピード/スーパー・コンボ』では、ドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスの兄弟ジョナ・ホブス役を演じました。

ロナル役/ケイト・ウィンスレット(CV:清水はる香)

トノワリの妻で、メトカイナ族のシャーマン「ツァヒク」であるロナル。ツィレアとアオノンの母親で、もう1人の子を身ごもっています。初めはサリー家を受け入れることに反対し、RDAとの戦いにも消極的でしたが、同胞のタルカンを殺されて戦いに参加します。 ロナル役を演じるのは、イギリス出身の女優ケイト・ウィンスレット。ジェームズ・キャメロン監督とタッグを組んだ『タイタニック』(1997年)のローズ役で有名です。2008年の『愛を読むひと』ではアカデミー主演女優賞を獲得しています。

ツィレヤ役/ベイリー・バス(CV:内田真礼)

トノワリとロナルの娘ツィレヤは、サリー一家のガイド役を務め、メトカイナ族の中で暮らす術を教えます。常に冷静な落ち着いた性格で、サリー家の子どもたちにとっては良き「海の先生」です。 演じるベイリー・バスはアメリカを拠点とする女優で、主にアメリカ映画に出演しています。出演作品にはケイト・ハドソン主演の『私だけのハッピー・エンディング』や、2013年にアメリカで公開され『ピット・ストップ(原題)』があります。

アオノング役/フィリップ・ジョルジョ(CV:福西勝也)

トノワリとロナルの息子アオノングは、メトカイナ族のダイバーでハンター。サリー一家のことは初めはあまり快く思わず、ツィレヤとともに案内人を命じられると不満気で、ロアクに対して意地悪な行いもしていました。 演じるフィリップ・ジョルジョは2002年生まれ、カナダ出身の俳優。主にアメリカのTVシリーズで活躍しており、アメリカとカナダで放送され映画化もされたTVシリーズ『オッド・スクワット(原題)』でメインキャラクターを務めました。

ロトクソ役/デュアン・エバンス・Jr.

ロトクソ(Rotxo)はメトカイナ族の若者で、フリーライダーでハンターです。いつもアオノンと一緒に行動を共にしています。 演じるデュアン・エバンス・Jr.は、ニュージーランド出身の俳優。ニュージーランドで1992年から放送されており、ニュージーランドで最も続いているソープ・オペラTVシリーズ『ショートランド・ストリート』への出演で知られています。

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RDA

マイルズ・クオリッチ大佐役/スティーヴン・ラング(CV: 菅生隆之)

マイルズ・クオリッチはジェイクと同じ元海兵隊の大佐。RDA社(資源開発公社)の傭兵部隊を率いて、ジェイクや先住民の前に立ちはだかりました。2作目ではリコン兵として蘇ってパンドラに再上陸し、RDAの敵となる反乱軍リーダーのジェイクを追う任務を遂行します。 演じたスティーヴン・ラングは軍人役のイメージが定着し、映画『ドント・ブリーズ』(2016年)でも盲目の元軍人を好演しています。本作ではなんと、前作で死んだはずのクオリッチ大佐役を続投!続編4作すべての出演契約を結んでおり、メインの悪役を務めます。

パーカー・セルフリッジ役/ジョヴァンニ・リビシ(CV:難波圭一)

パーカー・セルフリッジは、パンドラに眠る希少鉱物を発掘するRDA社の鉱物資源開発責任者。前作では実力行使に出たため、先住民の反撃に遭い星を追われました。2作目には過去の映像のみに登場し、彼の交代としてチャールズ・ストリンガーが責任者となっています。 セルフリッジを演じるのは、子役からキャリアをスタートした俳優ジョヴァンニ・リビシです。彼も続編4作すべてに出演する契約を結んだことが明らかになっています。

監督はジェームズ・キャメロン!

ジェームズ・キャメロン監督
GettyImages

続編「アバター2 ウェイ・オブ・ウォーター」でも、監督、共同脚本・製作・編集をジェームズ・キャメロンが担当します。 代表作にして恋愛映画の金字塔『タイタニック』は、2010年に『アバター』が更新するまで世界歴代興行収入1位に君臨しており、自ら記録を塗り替えました。 「アバター2」では、“映画であること”にこだわり抜いたキャメロン監督。彼は「人類のパンドラへの帰還を特別な体験にするために、すべてのショットが、映画館の大スクリーンでの、高画質で、没入感のある3D映像体験のために創られている」と語り、映像の限界への挑戦に自信を覗かせました。

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続編「アバター2」の見どころはあっという間の映像体験!?

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』

キャメロン監督は1作目公開後には既に続編の制作を示唆しており、数年の年月をかけて脚本家らと共に惑星パンドラの文化や生活、動物や植物など様々な要素を細かく構築していたそうです。そのため、1作目以上に徹底的に構築された世界観は見どころの1つでしょう。 また1作目の公開時には「パンドラのあまりの自然描写の美しさから惑星に移住したい」という観客の声も多く聞かれました。1作目公開から約13年経っての続編であり、現代の最先端映像技術を駆使して作られた驚異の映像美が第1の見どころであることは間違いなし! 3時間超の長さにもかかわらず、次々に展開する波乱含みのストーリーにものめり込んでしまいます。もちろん、圧倒的な映像美は前作を凌ぐもの。今作は特に海の描写が素晴らしく、本当に自分も泳いでいるかのような錯覚さえ生まれます。 また今作でも服者スカイ・ピープルとナヴィ反乱軍との戦いが大きな見どころ。この構図は地球の歴史上どこの植民地支配でも見られるもので、その批判も込められていると感じます。さらに今回は鯨に似た海洋生物タルカンが登場し、捕鯨問題にも焦点が当てられているようです。

続編「アバター2 ウェイオブウォーター」の映像美はネタバレできない!

神聖なる森から海の世界へ舞台を変え、家族の物語を描く『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。世界が待ち望んだ『アバター』の続編が、ついに2022年12月16日に公開されました。森を追われたジェイクたちは、新しい居場所を得られるのでしょうか? 全5部作となる「アバター」シリーズの今後の続編にも注目です。