2021年6月25日更新

サノスについて知っておきたい驚きの事実13選【アベンジャーズ最強のヴィラン】

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アベンジャーズ エンドゲーム
ⓒ2018 MARVEL

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アベンジャーズ最強のヴィラン、サノスを徹底紹介【ネタバレ注意】

2018年公開の映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で圧倒的強さを見せつけたヴィラン、サノスは圧倒的な力と野望を持って、多くのヒーローと戦った存在です。 2019年に公開された続編『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』にも再び登場するサノスについて、驚くべき13の事実を紹介します。 ※本記事には『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』のネタバレが記載されています。未鑑賞の人は注意してください。

1.サノスって、そもそもどんなキャラ?

サノスは、土星の衛星タイタンの統治者の息子として生まれました。彼の父は宇宙の原始的存在セレスティアルズが生み出した種族のひとつエターナルズ。しかし他の種族の遺伝子を有していたサノスは巨大な体、そして明らかに他のエターナルズとは異なる醜い姿をしていたのです。 幼少期は平和主義者でしたが、成長するにつれ死の概念に憑りつかれたニヒリスト(虚無主義者)になります。 コミックで初登場したのは、『アイアンマン』第55号。アイアンマンに対して自分が高貴な存在であると自己紹介しつつ、口喧嘩をします。しかし、この時はまだ暴れ出していませんでした。 MCUでの初登場は2012年の映画『アベンジャーズ』のエンドロールでした。その後、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』から本格的に登場します。

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2.虚無主義になったのは幼少期のトラウマが原因

サノス

先述の通り、サノスは突然変異によって醜い姿に生まれました。母親は、そのいびつな姿から彼を殺そうとした過去があります。この時のことをサノスは忘れることができず、次第に彼の心に闇を落としていくのです。 そして、思春期には虚無主義に倒錯します。これは、のちに死の概念を具現化した存在、デスへの恋心に繋がっていくことに。 それがきっかけとなり、自分を殺めようとした自分自身の家族をその手で殺害。それだけでなく、故郷であるタイタン星に原子爆弾を投下し、何千人もの民を虐殺したのでした。 全てはデスの関心を引きたいから。そんな彼の気持ちは一層大きくなり、コミック『キャプテン・マーベル』第25-33号では、宇宙の全生命を殺して彼女への愛情を表現しようとする目論見を明らかにしました。

3.映画版サノスは原作から設定が変更されている?

サノス

原作ではサノスはデスのために、宇宙の“全”生命を消し去ろうとしていました。しかし、映画版では彼の動機と野望が変わっています。 というのも、そもそもデスが登場しません。これは映画の中で彼女を登場させ説明する時間よりも、それぞれのヒーローたちの戦いを描くことを優先してカットしたからです。 そして、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で明かされた彼の野望は、宇宙の“半分”の生命を消し去る事。その動機は、増長した数多の生命によって宇宙の資源が食い尽くされる事を阻止し、均衡を保つためでした。 原作版のサノスは、とにかく“怖い”存在でした。野望でさえ、好きな女に振り向いてもらうためという非常に利己的なもの。しかし映画版のサノスには、その野望がどこか理解できるものであるという違いがあります。

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4.サノスと娘・ガモーラの関係性

サノスはガモーラとネヴュラを誘拐し、勝手に養子として彼らを育てました。 しかしコミック版では、ガモーラをただの人殺しマシーンにしないために、サノスは他の普通の子供たちと同じような生活を与えるように努めていたのです!そのためサノスはガモーラの誕生日を毎年祝います。それだけでなくクリスマスの時には、ツリーを飾り、サンタクロースからのプレゼントも用意するのです。 また、できるかぎり休戦するように努め、一緒に過ごす時間を作ろうとするような意外と優しい一面も。 しかし、映画版ではそういった事が語られていません。ネヴュラもそうですが、ガモーラは特にサノスを恨み、彼を殺そうとします。しかし、ソウル・ストーンを手に入れる時、愛するものを失うことが入手の条件という中で、サノスがガモーラを犠牲にします。 この時のサノスは、本当に胸が裂けそうな辛さを味わっている表情を見せました。ガモーラも、彼が何も愛することがないと信じていたが故にショックを感じていました。

5.「インフィニティ・ガントレット」誕生秘話

サノスはインフィニティ・ジェム(無限の遺伝子)を集めインフィニティ・ガントレットを創り出します。インフィニティ・ガントレットとは、所有者に無限の力を与えるもの。そこには6つのインフィニティ・ストーンが装着しており、それぞれのストーンのパワーを使うことができるのです。 スペース・ストーンは瞬間移動や、空間を操ることを可能に。マインド・ストーンは、人の心を操ることが可能に。リアリティ・ストーンは、触れたものを暗黒物質に変える事が可能に。タイム・ストーンは時間を操る力と無限の可能性を持つ事ができます。パワー・ストーンは、接触しただけでその星の生命を破滅させるほどの力を持っています。ソウル・ストーンは、魂を司るものです。 元々このガントレットは、恋する相手デスへの貢物のようなものでした。彼女に振り向いてもらうために力を誇示する必要があると考えたサノスは、6つのストーンを手に入れ、全知全能の存在となる。そして、デスへの愛を証明するために多数の人々を殺害するのです。

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6.なぜ最強と言われるのか。サノスの能力を解説

サノス

サノスはエターナルズに共通する不老不死という能力を持つほかに、コズミック・パワーを自在に操ることができます。その他にも超人的な力耐久力常人とはかけ離れた頭脳を持っています。 彼は、インフィニティ・ガントレット発明の他にも、瞬間移動、タイムトラベル、平行世界への移動を可能にする機能を備えた椅子を発明しています。彼の知能は地球上の誰よりも優れていると言えるでしょう。しかし、発明者という観点でいうとサノスとアイアンマン(トニー・スターク)は、共通点を持つ存在かもしれません。 ガントレット抜きですでにそこまでの力を有するサノス。彼がインフィニティ・ストーンを手に入れれば、宇宙で最強の存在であることは歴然としています。

7.MCUファンのトラウマとなった“指パッチン”について【ネタバレ注意】

サノス

そして、これを語らずしてサノスを語れないと言っても過言ではないのが「インフィニティ・ウォー」のラストでやった“指パッチン”です。 ソーがサンダーストームで彼に致死的なダメージを与えたにも関わらず、「頭を切り落とすべきだった」とこれを実行されてしまい、約束通り宇宙の半分の生命が塵になりました。 実はこの“指パッチン”には正式名称があるのです。公式が発売する『Marvel Tie-In Book』では、これを「The Decimation(ザ・デシメーション)」と名付けています(※MCUの世界観のみ)。デシメーションの意味は「大量殺戮」。そのまんまです。

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8.MCUでは顔が何度も変わっている

サノス

『アベンジャーズ』(2012)のクレジットや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)の劇中シーンにも少しだけ出演していたサノス。まさに極悪人というふうなニヤつき顔や、いかにも暴君な強面でした。 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)はサノス視点の作品ともいえる作品。初めてはっきり姿を現したわけですが、ジョシュ・ブローリン扮するサノスは、これまでとは全く雰囲気の違う顔立ちをしていますね。 彼の内面を深く掘り出すため、大きなデザインチェンジを図ったそうです。さらに俳優とキャラクターを馴染ませるため、監督のルッソ兄弟は時間をかけて自然な演技を引き出しました。

9.演じる俳優も変わっている

MCUでサノスを演じた俳優はジョシュ・ブローリンが有名ですが、実はダミオン・ポワチエという俳優が1回だけ演じたことがあります。

ダミオン・ポワチエ

『アベンジャーズ』(2012年)のポスト=クレジットで、ロキがテッセラクトを入手するため地球に向かうときに契約を交わした人物として登場する男。名前はあげられていませんがサノスに相当するこの人物を演じた俳優はダミオン・ポワチエです。 スタントマンとして活躍するポワチエは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)にも名前のない役で出演しています。

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ジョシュ・ブローリン

ジョシュ・ブローリンはMCUでサノス役を4回務めています。 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)ではジョシュ・ブローリンが演じる「ザ・マッド・タイタン」がガモーラとネビュラの養父として登場します。 次に『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)のミッド=クレジット・シーンでブローリンは、インフィニティ・ガントレットを装着するサノス役で登場しました。 この後『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)と『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)でジョシュ・ブローリンが正式にサノス役を演じることになりました。

10.サノスの「子供たち」はガモーラとネビュラのほかにもいた!?

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、サノスの忠実な手下たちが登場しました。 ブラック・オーダーと呼ばれる彼らは、異次元の剣を持ったコーヴァス・グレイヴ、女戦士プロキシマ・ミッドナイト、魔術使いのエボニー・マウ、巨体をもつブラック・ドワーフで構成されています。 興味深いのは、サノスが彼らを自分の「子供たち」と呼んでいるところ。ガモーラやネビュラのような関係性かと思いきや、そうではありません。ルッソ兄弟によれば、サノスは破壊した星々で、その土地の最も強い戦士たちを集めてきたのだそう。 彼らを「子供」と呼ぶのは、ブラックオーダーたちがサノスに捧げた忠誠心ゆえなのですね。

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11.【ネタバレ】パワーストーンを使いこなすサノス

サノス

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の冒頭、サノスとブラック・オーダーに襲撃され壊滅したアズガルドの宇宙船のなか。囚われたソーを前に、ロキがサノスに得意の奇襲を仕掛けるものの、あっさりとかわされてしまいます。なぜ、サノスはロキのナイフを止めることができたのでしょうか? その理由は、パワーストーンの力を応用したから。パワーストーンといえば凄まじいエネルギーで触れるもの全てを破壊しつくす強力なインフィニティ・ストーン。けれども、そのパワーは様々な用途に変化させることができるのです。 あのシーンでサノスは、防御力としてストーンの力を使ったのですね。ガントレットをしているとはいえ、パワーストーンを使いこなすなんて、つくづく恐ろしい敵です。

12.【ネタバレ】ネビュラのための涙はある?

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、サノスとガモーラの関係。サノスの流した涙やマンティスに流れ込んだ悲しみが、彼の娘への愛情を物語っていたように思います。 では、ネビュラとの関係はどうでしょう。ガモーラの口を割るため拷問されていましたが、彼はネビュラのこともガモーラと同様に愛しているのでしょうか。 コミックスの歴史を振り返ると、彼はネビュラを意思のないゾンビにしたこともあるのです。デスに憧れを持っていた彼のことですから、新しいオモチャを作るような感覚だったのかもしれません。 『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、前作でサノスの「ザ・デシメーション(大量殺戮)」を生き延びたネビュラは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に加わります。その後彼女はサノスと和解することはなく2人は対立することになるのでした

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13.【ネタバレ】サノスにも罪の意識がある?

タイムストーンで時間を巻き戻し、ヴィジョンから無慈悲にストーンを奪って、ついに指を鳴らすシーン。あの衝撃的な瞬間、サノスはどことも知れない空間にトリップしていました。 何もない、けれど美しい場所にいるのはサノスとガモーラの2人だけ。それが意味するところは何なのか、映画公開後から様々に考察されていました。 ルッソ兄弟曰く、あの空間が表しているのはサノスの罪の意識と悲しみ。幼いガモーラと言葉を交わすところからして、彼はきっと娘を失ったことへの深い喪失感を抱えているのでしょう。

ゲスト出演として復活再登場の噂もあるサノスに今後も注目!

『アベンジャーズ/エンドゲーム』の結末でアイアンマンに消されてしまったサノス。いなくなってみるとファンから憎まれているどころか、意外と支持率が高いキャラだったようで、彼の復活を求める声も聞かれます。 2021年1月、サノスの生みの親であるマンガ家・ジム・スターリンがポドキャストで、MCUがブローリンのサノスを登場させる可能性を模索していると語って話題になりました。しかも2021年11月に公開予定の『エターナルズ』に登場する可能性が高いのだとか。 あくまで噂話ですが、サノス復活の可能性は無きにしもあらず!サノスの今後に注目です。