2018年9月13日更新

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で注目!ルッソ兄弟を徹底解剖!

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アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ ゼータ
©WENN.com

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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で注目!ルッソ兄弟!

マーベル・コミックの『アベンジャーズ』の実写版映画シリーズの第3作でメガホンを取ったルッソ兄弟。映画監督のほか、脚本家、プロデューサー、そして俳優としての顔をも持つマルチな才能を持ち合わせた兄弟監督です。 監督としては映画のほか、人気ドラマもいくつも手掛けており、その才能は映画界のみならずテレビドラマ界からも注目され、高く評価されています。 今回はマルチに活動するルッソ兄弟を徹底解剖していきます。

テレビドラマそして映画界で大躍進中のルッソ兄弟

ルッソ兄弟は1970年生まれのアンソニー・ルッソ、1971年生まれのジョー・ルッソからなる兄弟監督で、ともにアメリカ国内でもトップレベルにランクされるケース・ウェスタン・リザーブ大学出身です。 そして二人は大学在学中に製作費をクレジットカードや学生ローンで調達した『Piece』を発表します。これが映画祭で上映され、「オーシャンズ」シリーズの監督で知られるスティーブン・ソダーバーグ、ジョージ・クルーニーの目に止まり、二人からか次回作の製作を持ちかけられます。そしてその「次回作」が2002年に公開された『ウェルカム・トゥ・コリンウッド』です。 その後二人は順調にテレビドラマ界、映画界でキャリアを広げていきます。2003年から2006年にかけて放送された人気ドラマ『アレステッド・ディベロプメント』でエミー賞監督賞の受賞を果たしました。 また2014年公開のマーベル映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で見事監督に抜擢され、同作の成功に導きます。その後も2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』や2018年公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を手がけ、そして2019年公開予定の「アベンジャーズ」シリーズ最新作を監督することも既に発表されています。

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スティーブン・ソダーバーグとジョージ・クルーニーが話を持ちかけた!『ウェルカム・トゥ・コリンウッド』

アカデミー賞監督賞受賞経験を持ち、人気映画「オーシャンズ」シリーズの監督として知られるスティーブン・ソダーバーグ。現在のハリウッドを代表する俳優として多くの映画に出演するほか、人道的活動にも積極的なジョージ・クルーニー。その二人が設立した製作会社の第一弾として公開された2002年公開の映画『ウェルカム・トゥ・コリンウッド』でルッソ兄弟はメガホンを取りました。 本作はお金も知識もないコソ泥たちが大金庫強奪というとてつもない大計画に挑んでいく様子を面白おかしく描いた犯罪劇。ルッソ兄弟は『Piece』を見たソダーバーグ監督によって、本作の監督・脚本も手がける事になりました。

初マーベル作品!『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』

2014年に公開されたマーベル・コミックの実写映画作品『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』。マーベル・コミックの映画作品は公開されるたびに世界中で大ヒットするといっても過言ではありません。 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』はマーベル・コミックのスーパーヒーローのひとりキャプテン・アメリカが活躍する実写映画作品の第2弾にあたり、暗殺者ウィンター・ソルジャーとの戦いの様子を描いた作品です。 主役キャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスのほか、ケイト・ハドソン、ロバート・レッドフォードなど豪華俳優陣の共演も話題となり、また俳優としても活動するジョー・ルッソ監督が医師役で出演しています。 本作のメガホンを取ることはルッソ兄弟にとってかなりのプレッシャーであったことは間違いありませんが、本作はアメリカを始め、各国で週末興行収入の1位を獲得し、また批評家の反応もロッテン・トマトで支持率89パーセントを得るなど、大成功となりました。

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週末興行収入の記録更新!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

エミー賞受賞!『アレステッド・ディベロプメント』

2018年公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。ルッソ兄弟は本作でも監督として本作の大成功に貢献しました。 本作はマーベル・コミックのスーパーヒーローたちがこぞって出演。マーベルヒーローたちが、世界を滅ぼすことのできる力を持つインフィニティ・ストーンを手に入れようとするサノスと戦う様子を描いた作品です。 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は週末3日のオープニング興行収入が世界合計で6億4千万ドルを超える大ヒットとなり、史上最高記録を打ち出しました。また批評家の評価も概ね良く、ロッテン・トマトで支持率84パーセントを得ました。

2003年から2006年にかけてアメリカで放送されテレビドラマ『アレステッド・ディベロプメント』。 製作総指揮、ナレーションを2001年公開の映画『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞監督賞を受賞したロン・ハワードが務めた話題作で、変人ばかりの家族を養う羽目になった男性とその息子の奮闘ぶりを描いた作品です。 残念ながら視聴率は振るわなかったものの、批評家からは高い支持を得て2003年のエミー賞のコメディ部門の作品賞受賞を果たしました。また2013年からはNetflixで新シーズンが配信されています。(日本語タイトルは『ブル〜ス一家は大暴走!』に変更して配信。)

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人気ドラマ『恋するブライアン』を手がける!

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などの監督や「ミッション’インポッシブル」シリーズの製作で知られるJ・J・エイブラムスが製作総指揮を手がけたアメリカの人気ドラマ『恋するブライアン』。 本作は30代の「いい人」ブライアンが結婚相手を求めて奮闘する姿を描いた作品で2006年から2007年にかけてアメリカABC局で放送され、大ヒットとなりました。ルッソ兄弟は本作でエグゼクティブ・プロデューサーを務め、本作のヒットに多大に貢献しました。

2009年からの放送中の『コミ・カレ!!』ではそれぞれ単独でメガホンを取る!

2009年からアメリカNBC局で放送されたシットコムのコメディシリーズである『コミ・カレ!!』。 本作はグリーンデールという架空のコミュニティカレッジを舞台にしたコメディシリーズで、ルッソ兄弟はそれぞれが単独で各エピソードの監督を務めました。 なお、シットコムとは、ドラマに出演する人物の状況によって観客を笑わせるシチュエーション・コメディの略称です。ルッソ兄弟はこのジャンルで多大にその手腕を発揮していると言われています。

今後の活躍に注目!

テレビドラマ界、映画界で大活躍中のルッソ兄弟。2019年公開のアベンジャーズシリーズ続編の監督就任も決定しています。ルッソ兄弟の今後の活躍に注目です。