2017年12月26日更新

思わず同情してしまうストーリーを持つヴィラン15人

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1. ポイズン・アイビー

人をヴィランにしてしまうものは人間に限らないことを教えてくれるのは、植物と地球への愛に突き動かされた、エコ・テロリストのポイズン・アイビーです。 ポイズン・アイビーの起源であるポストクライシスシリーズでは、彼女がジェイソン・ウッドルー教授への愛のために、どのように植物ヴィランになっていったのかを紹介しています。ウッドルーは彼女の大学の先生で、若きパメラ・アイズリーを実験のために誘惑しました。 その実験は植物の毒を用いたもので、彼女を殺しそうになるようなものでした。その結果彼女をポイズン・アイビーに変えてしまいましたが、そんな彼女をウッドルーは見捨て、彼女は今日のポイズン・アイビーになってしまったのです。

2. ドクタードゥーム

ヴィクター・フォン・ドゥームは、幼い頃に両親を失うという悲劇に遭いました。科学の才能に恵まれた彼は、アメリカで成功した科学者になりえたのですが、彼の母への愛がそれを妨げてしまいました。 シンシア・フォン・ドゥームは強力な魔女でしたが、デーモン・メフィストが現れたときに死んでしまいます。 母の魔術本と魔術道具を使い、ドゥームは魔術の訓練をし、母の命に報いるためにメフィストと戦おうとし始めたのです。 しかし、学校に通っていた頃に彼の母を生き返らせようとしたことが、彼を悪の道に走らせることとなりました。 ヴィクターは冥界から母を呼び戻す装置を発明しましたが、彼はリードに間違いを警告されたにもかかわらず耳を貸しませんでした。装置は爆発し、彼は大怪我を負い、大学からも追放されてしまいました。その屈辱と不名誉が彼を悪の道へと駆り立てたのです。

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3. キャプテンコールド

フラッシュの最も有名な敵のレナード・スナートは、子供時代の貧困と復讐への欲求により、犯罪者としての人生を選んだ凶悪犯です。 しかし『フラッシュ』では、キャプテン・コールド(ウェントワース・ミラー)は親近感の持てるヴィランとして描かれており、『レジェンド・オブ・トゥモロー』でヒーローになる前は、レナードは妹のリサ(ペイトン・リスト)を守ろうと必死でした。 シーズン2の「家族の呪縛」では、リサはレナードが誘拐された後に助けを助けを求めたことでフラッシュチームを驚かせます。チームはレナードは彼の父ルイス・スナートと再び動き始めていることを知ります。ルイスはレナードが彼を手伝わないとリサを殺すと脅しをかけていたのです。 このことはレナードにとってリサがどれだけ大きな存在であり、彼の人生がいかに妹のリサへの愛と父からリサを守る必要性に左右されているかをはっきりさせるものとなります。

4. ゾッド将軍

クリプトン星での最も危険なヴィランであり、スーパーマンの最もよく知られた敵、ゾッド将軍の最初の動機は権力です。しかし、彼が最初にスーパーマンと戦うために地球に来たときは、彼の息子のロー・ゾッド(クリストファー・ケント)への愛のためでした。 ロー・ゾッドはファントム・ゾーンで生を受け、そして彼がそこから脱出できたときに、彼は地球にたどり着き、クラーク・ケントと、ロー・ゾッドを引き取ったロイス・レインに出会いました。しかしゾッド将軍は、息子の脱出を自分の脱出のために利用することができ、ロー・ゾッドを追って地球に来ました。 ゾッド将軍と妻のアーサは息子がスーパーマンに育てられたことに激しく怒り、スーパーマン(とロイス)を攻撃し、息子を取り戻そうとしたのです。彼らは世界征服をたくらんでいたものの、彼らの息子を取り戻したいという欲求は少なくともいくらかは親の愛がそうさせるものでした。結局ロー・ゾッドは育ての親を選び、成長してからは地球のヒーローになっていたのですが。

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5. デッド・ショット

多くのヴィランのように、フロイド・ロートンは悲惨な子供時代を過ごしました。彼と兄弟と母は皆、父により虐待を受けており、そのためロートンは父を殺そうとするも愛する兄弟を誤って撃ち殺し、父は助かってしまうという悲劇も経験しました。 凄腕の射撃手として訓練してからは、ロートンは狙った獲物は外さない報償目当ての暗殺者、デッド・ショットとなったのです。デッド・ショットは金目当てで動きはしますが、彼の行動は娘のゾーイへの愛によるものもあります。 例えば彼の娘が誘拐された時には、バットマンとタッグを組み、ゾーイを救うためにコブラと戦いました。 最近の映画の『スーサイド・スクワッド』では、この愛がさらにデッド・ショットの人生の強い動機になっています。 ロートン(ウィル・スミス)は娘にいい暮らしをさせるために暗殺者となり、そして政府が彼を追い詰めた時に娘といたために彼は捕まってしまい、収容されてしまいます。 娘のゾーイ(シャイリン・ピエール=ディクソン)はロートンの人格のキーとなるものですが、それがアマンダ・ウォーラー(ヴィオラ・デイヴィス)に彼を支配しスーサイド・スクワッドのメンバーとして言いなりになるよう利用されてしまうのです。

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6. スターサファイア

キャロル・フェリスは自分の持つスターサファイアのパワーをコントロールし、今やDC界のヒーローとなっていますが、初期の頃は彼女はむしろヴィランでした。そしてそれはハル・ジョーダン(グリーン・ランタン)への愛からくるものでした。 このとき、彼女のスターサファイアのペルソナはほとんど完全に彼女の日々の生活からは離れていました。ハルへの好意があったキャロル・フェリスと悪の分身のように。 彼女のハルを魅了しようという試みは時にハルを救うこととなりますが、彼女はそれでもグリーン・ランタンの強迫観念に駆られたヴィランでした。 もちろん、全ての場面において、スターサファイアは愛により動かされる者です。彼女と彼女のスターサファイアは感情として愛によって行動しています。ランタン・コープの一人として、彼らのチームカラーは紫で、彼らのパワーと指輪は愛によって力を得るのです。キャロル・フェリスはスターサファイアとして健在です。

7. バーバラ・キーン

アニメでは、バーバラ・キーンはジム・ゴードンと結婚し、ヒーローらしいヒーローでもなく、悪でもなく、微妙なキャラクターです。しかしテレビシリーズの『ゴッサム』では、バーバラ・キーンは瞬く間にゴッサムの悪のトップとなりますが、それは全て愛によるものです。 彼女は若きジム・ゴードンのフィアンセとして始まりますが、二人の関係は崩れ始め、すぐに終わってしまいます。 バーバラの狂気への凋落は"The Ogre(人食い鬼)"として知られる連続殺人犯との関係から始まります。 ジムは彼女が彼女の意思に反して行動していると信じていますが、オーガは実はバーバラの暴力的な気質を目覚めさせてしまったのです。彼女はオーガと恋に落ち、彼の助けによって彼女の両親を殺してしまうのです。 ジムがバーバラを救った後は、彼女は狂ってしまいます。 オーガの喪失とジムの新しい恋愛関係が組み合わさり、それは彼女をゴッサムの悪の一員としてしまいます。ジムの新しい彼女を殺し、どうにか彼を取り戻そうと、犯罪人の人生をスタートさせるのです。 バーバラはタビサ・ギャラバンという新しい恋人ができますが、彼女は今もジムを愛しているか、タビサへの愛のために犯罪組織を築き続けているのです。時間だけが、彼女の愛が次に何を始めさせるのかを教えてくれるのでしょう。

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8. ブラック・アダム

ブラック・アダムのルーツはエジプト神話にあり、彼女の愛はアドリアナ・トマズにあります。ブラック・アダムは時にヒーローでもあり、悪でもあった古代戦士です。 インターギャングがブラック・アダムの助けを得ようと奴隷の少女であったアドリアナを差し出したとき、アダムは激怒してその党首らをその場で殺してしまいました。 解放されたアドリアナとアダムはその後恋に落ち、彼女はアイシスの力を得ました。しばらく2人は幸せで、アドリアナ/アイシスは統治者としてのブラック・アダムの荒々しい一面に対し良い影響となっていました。 しかし、アイシスがホースメンのメンバーに殺されてからは、ブラック・アダムはアイシス殺害の仕返しと彼女を生き返らせるため暴徒と化します。この暴動は混乱を引き起こし、ブラック・アダムの後に死の道を残します。アイシスは最後には蘇りますが、アダムと彼女は銅像となって終わってしまうのです。ハッピーエンディングとは程遠い最期です。

9. ヴァンダル・サヴェージ

サヴェージは原作では力への渇望に動かされていますが、『レジェンド・オブ・トゥモロー』では全く新しい背景設定をもたらしました。本作では、サヴェージ(キャスパー・クランプ)の人生は隕石によって現れた蛮人として始まっていません。 代わりに、彼はエジプトの僧侶で、作中ではホークマン(フォーク・フェンチェル)とホークガール(シアラ・レネ)の原作とサヴェージが関係しています。 『アロー』では、サヴェージは巫女のチャイ・アラと猛烈に恋に落ちましたが、彼女は王子クフだけを愛していました。サヴェージは彼女の裏切りを見て、彼は怒りと嫉妬に任せてチャイ・アラもクフも殺してしまい、それがすべての終わりでした。 しかし、二人の死のときに流星群が起こり、それがサヴェージを不死身にし、ホークマンとホークガールをつくりだし、終わりのない輪廻転生の運命となったのです。生き返るたびにサヴェージは生き返ったチャイ・アラとクフを殺し、しかしいつも彼がチャイ・アラを自分のものにすることを願い、彼女を愛しているのです。

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10. ヴェントリロクイスト

ペイトン・ライリーはゴッサムシティの犯罪のボスの娘として生まれ、そのため彼女自身も犯罪人としての人生を歩んでゆくことには驚きはありません。荒々しいギャングと結婚して、彼が最初のヴェントリロクイスト、アーノルド・ウェスカーだったとき、ペイトンは初めてスカーフェイスのダミーに会いました。 ペイトンは夫がさらわれたときに命を助けてもらうように懇願しました。 そして、スカーフェイスがペイトンを好きだと感じたとき、その願いは聞き入れられました。その後ウェスカーが死んだとき、ペイトンはスカーフェイスの人形を助け、彼女自身がヴェントリロクイストのマントを手にしたのです。 ペイトンは復讐のために行動していますが、自分が命を救った夫が彼女を殺そうとしたことに憤慨し、ペイトンもスカーフェイスの人形が彼女を愛していると確信したのです。 このように、スカーフェイスのペルソナが彼女を乗っ取ることを許し、彼女の愛する人のために罪を犯すように、ペイトンは人形のためならなんでもするつもりです。スカーフェイスには完全に従順で、彼女はこの関係において本物のペットになってしまっているのです。

11. デッドプール

ウェイド・ウィルソンは純粋なヴィランとは考え難いですが、間違いなく本物のヒーローとも言えません。狂った賞金稼ぎはその金額にふさわしいだけの無実の人々を殺し、善良な人々と戦いました。ウェイドのモチベーションは彼の精神構造のように複雑ですが、彼がウェイド・ウィルソンだったときは愛によって動きますし、(比較的)まともな男なのです。 アニメでの彼は複雑な人間ですが、ここで焦点を当てる最近の作品、『デッド・プール』での彼は単純に描かれています。本作では、彼の原点(これはアニメでの彼の話と同じではないものの、かなりリンクしています。)ウェイド(ライアン・レイノルズ)は娼婦のヴァネッサ(リーナ・バッカリン)と恋に落ちます。 彼が手術不能なガンだと診断され、彼はヴァネッサを自分の体のことで傷つけまいと、ウェポンX計画が彼の病を治すことを願って彼女の元を去るのです。そしてウェポンXは彼の病を治しますが、彼を醜く傷つけることになります。このときからウェイドは全てを元に戻し、彼の愛を取り戻すことを願って破壊、暴力、殺戮に走ることとなるのです。

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12. キューピッド

スーパーヒーローの中には驚くほど熱狂的ファンがいることもありますが、キューピッドことキャリー・カッターもその一人です。グリーン・アローと熱烈な恋に落ちる元特別軍事作戦ソルジャーのキューピッドは、彼への気持ちを示す手段として罪を犯します。ソルジャーとしての訓練とともに、キューピッドは恐怖心を取り除く実験にも自ら参加しました。 実験は成功しましたが、それは彼女の身体能力や他の感情も強めました。 スター・シティでグリーン・アローがキューピッドがトラブルに巻き込まれたと考え彼女を救おうとしたとき、ある行動が彼女の傷ついた心を歪め、そして彼女の強迫観念が始まりました。 その日以来、キューピッドはアローを救い、「守る」ために彼の敵を殺し始めました。しかし彼女はそれ以外の人々も無意味に殺し、グリーンアローをも殺し、死に至らしめようとしたのです。

13. サノス

マッド・タイタンは自分の愛を強調するために犯罪を止めるものではありません。代わりに、このミュータントのエターナルは彼の愛する女性のために銀河を壊滅させてしまいました。そしてこの何十億人もの死の代償によって求愛される女性はミストレス・デス以外にいません。 彼のデスへの愛は確固たるたるもので、彼の最も有名な2作品でもデスの注目を引き、彼女の愛を得ようと考えていたのです。 最初サノスはコミック・キューブを使って彼の思い通りに宇宙をねじ曲げ、地球をデスにプレゼントしようとしていました。 しかし、彼の計画はアベンジャーズによって失敗に終わります。 その後、彼はインフィニティ・ガントレットがデスのためにコミック・キューブで星を消し去り新しい宇宙を彼女のものにしようとしていると考えました。 サノスは再びマーベルのヒーローたちに邪魔されてしまいましたが、デスをとても深く愛しているのです。デッドプールがデスと浮気した時も彼は嫉妬し、デッドプールに呪いをかけてしまったのです。

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14. ミスター・フリーズ

ヴィクター・フライズはアニメの中でも最も悲しい過去を持つ人物の一人です。彼は人生とも言える愛を救おうとしてヴィランになっただけなのです。優秀な科学者のヴィクターは不幸な子供時代を送りましたが、ノラと出会ってついに幸せを見つけたと思っていました。ヴィクターとノラは結婚し、しばらくの間は全てがうまくいっていました。 しかしノラが不治の病を診断されてしまいます。妻を救う方法を探すため、ヴィクターはノラを冷凍睡眠させることを決めます。彼はいつか妻を蘇らせ、一緒にいられることを願います。 しかしヴィクターは冷却チャンバーを作るために彼の勤務先から盗みを働きかなくてはなりませんでした。 そして彼のボスがそれを見つけたとき、ヴィクターを攻撃するため暴徒を差し向けました。彼らはヴィクターを殺そうとしましたが、彼を逃してしまい、氷点下以下でしか生きられないようにしかできませんでした。 そしてヴィクターは冷却スーツとフリーズガンをまとい、ミスター・フリーズとなったのです。それ以来、ヴィクターのすることは全てノラを救う方法を見つけること、あるいは彼を変えてしまった男たちへの復讐につながっています。

15. ハーレイ・クイン

もともと精神科医だったハーリーン・クインゼル博士がジョーカーに出会ったとき、彼女はアーカム精神病院で働いていました。 その診察の際、ジョーカーは若き医師を操り、猛烈に彼女を自分に恋させてしまいます。「猛烈に」というのはまさに文字通りで、ジョーカーはハーレイを狂わせ、彼女がジョーカーの脱出を手伝い相棒になるほどです。 ハーレイは全てジョーカーの言う通りにしており、明るくそのわるだくみに参加して、利用されることを喜んでいました。 多くの人はジョーカーが時にハーレイを気にかけていると言ったりしますが、大抵はただの使い捨ての召使のようにハーレイを扱います。 一方彼女はジョーカーに完全に恋に落ちています。その愛は正気の沙汰とは思えませんが、壊れた心からそのようになってしまっています。しかしその後はジョーカーは脇に追いやり、ポイズン・アイヴィーとマシな関係(とはいえヴィラン仲間としてですが)を築いています。