岸谷五朗出演のおすすめドラマ10選

2017年7月6日更新 6630view

1996年のドラマ『みにくいアヒルの子』で熱い教師を演じた岸谷五朗。ドラマ・舞台で活躍し、コミカルな役からシリアスな役まで、幅広い役を演じる味のある俳優です。2016年は個性的なキャラが光る『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』にも出演!

人情味のある役から狂気の役まで、幅広い役を演じる名優・岸谷五朗

岸谷五朗は1963年9月27日生まれ、東京都の出身です。大学生の時に三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアターに入団し、演技の世界に入り、看板俳優として活躍。1987年に同じ劇団の寺脇康文、山田幸伸とユニット”SET隊”(せったい)を結成し、ラジオドラマやコント活動も始めます。

役者として独り立ちしようと1994年に劇団を退団し、寺脇と演劇ユニット”地球ゴージャス”を立ち上げ、2016年現在も活動は続いています。その後TBSラジオ『岸谷五朗の東京RADIO CLUB』でDJを務めた事をきっかけに一気に人気者になり、以降テレビやドラマで活躍するようになりました。

2009年にはサスペンス映画『キラー・ヴァージンロード』で初めて映画監督に挑むなど、俳優以外にも仕事の幅を広げています。私生活では1996年にプリンセス プリンセスのヴォーカリスト奥居香と結婚しており、現在は2児の父親です。

1:『この愛に生きて』(1994)

『この愛に生きて』は1994年に放送された純愛とサスペンスの入り混じった作品で、テーマは「主婦が女に変わる時」。平凡な家庭で生活する主婦の不倫、子供の誘拐、殺人事件、と重たいテーマの中、女を自覚した主婦と不倫相手の純愛も描いています。

当時、実力派俳優として注目を集めていた岸谷五朗は 刑事・標悠作役として安田成美演じる植草曙美の不倫相手を演じています。悠作は少々型破りな熱い性格をしており、同時に優しさも持ち合わせている男。どん底にいる時に出遭った2人が愛を追い続ける姿は感動と涙を呼びました。

2:『恋人よ』(1995年)

2つの夫婦を巡る愛憎劇を描いたドラマです。結婚式を目前にして、恋人に裏切られた愛永(鈴木保奈美)と航平(岸谷五朗)。偶然式場で出会った2人は心を通わせますが、結ばれる事はなく、半年後の再会を約束して互いの元々の恋人と結婚します。航平が愛永の事を忘れかけた半年後、航平の隣に引っ越してきたのは愛永と夫だったのです。

1994年放送の『この愛に生きて』と同じ脚本家が手掛けた作品で岸谷は連続出演となりました。どちらも愛とは、を問いかける作品ですが航平と愛永の繋がりは精神的な繋がりを強調した正に純愛。2人の苦しくも切なく思わず見入ってしまう姿が共感を呼び、人気ドラマとなりました。

3:『みにくいアヒルの子』(1996年)

1996年に全11話が放送され、その後1997年と1988年にSPドラマも放送されました。

小学校の教師・平泉玩助は北海道の教師でしたが、生徒の自殺を機に東京の学校へ赴任します。小規模でアットホームな学校に馴染んでいた玩助が都会の学校で生徒たちと向き合い、戸惑いながら成長していく姿を描いた作品です。

岸谷が演じたのは通称「ガースケ」こと平泉玩助。熱血漢で真っ直ぐな性格をした人物です。素朴で素直だけれど全力で生徒にぶつかる姿は思わず熱いものがこみ上げてきます。

4:『らせん』(1999年)

日本の代表的ホラー作品として名高い、鈴木光司原作のホラー『リング』の続編に当たるドラマです。超能力者貞子を巡る呪いと恐怖の連鎖を描いた壮絶な物語でゾっとするような怖さがあります。

岸谷は事件に巻き込まれていく主人公、高校教師の安藤満男を演じました。単純にホラーというだけではなく、安藤と貞子には密接な関わりがありヒューマンドラマ的要素も込められていた事から、岸谷の人情味ある演技を見る事もできます。

5:『てるてる家族』(2003年)

NHK連続テレビ小説ドラマで2003年下期に放送されました。戦後の大阪府池田市の商店街を舞台に石田由利子とその家族をモデルにしたドラマで、岸谷はヒロインの夫・岩田春男を演じています。

春男はコテコテの大阪人で、パン屋を営みながら、成長しそれぞれの道を進んでいく4姉妹を見守るおっとりお父さんです。ほのぼのとした世界の中にミュージカル調の演出がある斬新な作品で、岸谷が「お父さん」を演じた代表作です。

6:『恋空』(2008年)

美嘉のケータイ小説を映像化した、恋愛ドラマです。作者と同じ名前の主人公・田原美嘉を中心とした物語で、彼女がヒロという少年と出会い恋をし、妊娠、流産を経験。最後には想い人であるヒロが病に侵される、など様々なストーリーが詰まった作品となっています。

岸谷の役どころは美嘉の父親・田原勝冶。この頃は役の中の1つとして父親役のイメージが強かった岸谷。この作品では年頃の娘を持つ、厳格ながら実は娘想い、という父親を演じています。

7:『江〜姫たちの戦国〜』(2011年)

NHK大河ドラマ第50作品目に当たり、脚本は2008年に『篤姫』を手掛けた田渕久美子が担当、主演は上野樹里が務めています。江戸幕府2代目将軍・徳川秀忠の正室であった江を中心に、女性の歴史を綴った物語で戦乱の世で大奥を築いていく過程を描いた作品です。

岸谷は羽柴秀吉役で出演。秀吉と言えば名将として天下を収めた男ですが、この作品では欲に忠実で間の抜けたキャラクターで、邪な人物という扱いを受けています。他の作品と比較しても珍しい描かれ方をしており、ヒール役としての一面を見せるユニークな秀吉を見ることができます。

8:『ぼんくら』(2014年)

宮部みゆきの小説を映像化した作品でNHKの木曜時代劇にて放送されました。江戸深川を舞台にした人情時代劇ミステリー作品で、岸谷はちょっととぼけた主人公・井筒平四郎役です。

平四郎は南奉行所の同心で、深川の見廻り方を務めています。無精者で面倒ごとが嫌いな平四郎は、見廻りだと言い張り、いつも市中をぶらぶら。 しかし、自分の信条に合わない時はその重たい腰を持ち上げる事もあり、そういった庶民派な姿が共感を呼び、どこか憎めないキャラクターに仕上がっています。

まさに”ぼんくら”の平四郎がどのように事件を解決していくか、という部分見物な作品です。

9:『残念な夫』(2015年)

子供の出産をきっかけに亀裂が入ってしまった夫婦をテーマに家庭から遠ざかってしまった夫が理想の夫を取り戻すため、奮闘する姿を描いたホームドラマで全体的にコメディ色の強い作品となっています。主演の玉木宏、お人好しで家庭から遠ざかっている「残念な夫」を演じています。

岸谷は主人公陽一の上司である細井茂役にて出演。営業部長である細井はポジティブで明るい性格で何かと陽一についてアドバイスするものの、実は自身も家庭で相手にされない残念な夫ポジションについている男です。

10:『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(2016年)

文書をの誤りを訂正する「校閲」という仕事をテーマにしたドラマです。主人公石原さとみ演じる河野悦子はファッション雑誌に憧れていたのに地味な校閲係りに回されてしまいがっかり。しかし、仕事に打ち込むうちに校閲の凄さに気づき成長していきます。

岸谷は、主人公悦子に才能を感じ、採用した校閲部の部長・茸原渚音を演じています。個性的なキャラクターが多い中、悦子を見守る暖かい上司役といったポジションで、石原さとみとは2003年の『てるてる家族』以来の共演となり、待望の共演を喜んだファンも多かったようです。