福田雄一作品にハズレなし!いつの間にか惹きこまれるおすすめドラマ・映画12選をランキング形式で紹介【コメディの帝王】
タップできる目次
- 福田雄一の脚本が面白い!おすすめドラマ・映画を紹介!
- あの名作ヤンキー漫画を実写化!新作ドラマ『今日から俺は』
- 12位:パンツを被ったヒーロー?「HK」シリーズ
- 11位:何歳からだって本気モードにシフトチェンジできる『俺はまだ本気出してないだけ』
- 10位:彼女に愛されているヤツは一体誰?『大洗にも星はふるなり』
- 9位:彼の災難は超能力故か、それとも……?『斉木楠雄のΨ難』
- 8位:真相よりも何よりも、尺が大事!『33分探偵』
- 7位:人気ブログの映像化に話題沸騰!『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』
- 6位:ファン必見!柳楽優弥連続ドラマ初主演作『アオイホノオ』
- 5位:気が付けば、この3人の空気と会話のトリコ「THE3名様」シリーズ
- 4位:おじさんスーパーマン大活躍?『スーパーサラリーマン左江内氏』
- 3位:キャスト陣のビジュアルと「顔芸」がスゴイ「銀魂」シリーズ
- 2位:名作ラブコメをリメイク!胸キュン必至の『50回目のファーストキス』
- 1位:パロディ、脱力、冒険、会話劇……。福田雄一の魅力のすべてが詰まった「勇者ヨシヒコ」シリーズ
福田雄一の脚本が面白い!おすすめドラマ・映画を紹介!
昨夜、シティオブエンジェルズを三谷幸喜さんが観に来てくださいました????神様が雲の上から突如降臨されたため、本番中、口の中がパッサパサになりました????とにかく自分が演出したものを観て頂いたのが初めてだったため、意味分かんなかったです。大学生の頃から憧れ続けた神様が客席にいることが???? pic.twitter.com/dxQAJsWpbu
— 福田 雄一 (@fukuda_u1) September 28, 2018
シリアスで重厚なヒューマンドラマや、手に汗握る戦慄のホラー&サスペンス作品も良いけれど、肩の力を抜いて楽しめるコメディ作品がやっぱり大好き、という人におすすめなのが福田雄一監督作品です。 人気バラエティ番組の構成作家としてそのキャリアをスタートさせた福田雄一は、2002年ごろからドラマや映画の脚本も手掛けるようになります。2009年には、自身が座長を務める劇団・ブラボーカンパニーの作品である『大洗に星はふるなり』で映画監督としてデビューします。 子どものころから大のお笑い好きだったという福田雄一の手掛けた作品は、そのどれもが独特の空気感を持つ笑いに満ちています。
あの名作ヤンキー漫画を実写化!新作ドラマ『今日から俺は』
福田雄一監督の最新作は、漫画『今日から俺は!!』の実写化作品。2018年10月より放送開始される連続テレビドラマです。原作の『今日から俺は!!』は、三橋と伊藤の二人の少年がぱっとしない高校を不良たちに一目置かれる存在にしていく、痛快ヤンキーギャグ漫画。 主人公の三橋を演じるのは賀来賢人で、その相棒の伊藤役は伊藤健太郎が努めます。 90年代を代表する人気ヤンキー漫画の今作を、福田雄一がどのように実写作品として再現するのか、また、意外なキャスティングの出演者(お笑いコンビ・シソンヌの二人を起用)の演技など、見どころいっぱいのドラマとなりそうです。 ここから、福田雄一が手掛けた過去作品のランキングを発表していきたいと思います。
12位:パンツを被ったヒーロー?「HK」シリーズ
「HK」シリーズは、あんど慶周の『究極!!変態仮面』を原作としています。頭にパンティを被った異色のヒーロー・変態仮面の活躍を描く、ちょいエロコメディとして仕上がっている本作。 大胆な肉体改造を行って主役に挑んだ鈴木亮平の肉体美と振り切れたコミカルな演技に注目です。 SMクラブの女王様を母に、警視庁の名物刑事を父に持つ、主人公の色丞狂介(しきじょう きょうすけ)。彼は普通の男の子として育ち、高校に入ると剣道をたしなむようになりました。ある日、狂介の通う高校に転校生・愛子(清水富美加)がやってきて、彼女の美しさと愛らしさに狂介はすっかり夢中になってしまいます。 狂介のスクールライフは華やかなものになるかに思えましたが、転校早々、愛子は立てこもり事件の被害者となってしまいます。 彼女を何とか助けたいと焦る狂介。颯爽と彼女の前に現れて、ヒーローとなりたいところでしたが、何の間違いか、狂介は女性のパンティを頭に被ってしまい、「変態仮面」として覚醒してしまうのでした。
11位:何歳からだって本気モードにシフトチェンジできる『俺はまだ本気出してないだけ』
42歳で突然漫画家を目指し始める男の日常をコミカルに描いた『俺はまだ本気出してないだけ』は、青野春秋の同名漫画が原作。映画は2013年に公開されました。 バツイチで娘と父親と暮らしている42歳の大黒シズオ(堤真一)は、何を思ったか突然会社を辞めてしまい、自分探しを始めます。実際は毎日だらだらと過ごしているだけでしたが、ある日漫画家を目指したいと思い、家族にもそれを宣言。 高校生の娘・鈴子(橋本愛)にも父親の志郎(石橋蓮司)にも呆れられ、冷ややかな目で見られますが、早速夢に向かって進み始めるシズオ。原稿を書き上げ、出版社に持ち込むという驚きの行動力を見せます。 一見、いい年をしたおっさんが一念発起して人生を起動修正する話に見えますが、主人公・シズオの周りには、よくも悪くも彼に影響を受けてしまう人であふれています。 夢を追うのに遅すぎるということはないでしょうが、ある程度の年齢になると本人の考えてもいなかった責任やしがらみが付きまとうということでしょうか。 シズオの、鑑賞者の想像をはるかに超えてくる言動に思い切り笑えて、最後には少し切なくなる本作。若い世代にも、シズオ世代にも胸を打つ作品であることは間違いなさそうです。
10位:彼女に愛されているヤツは一体誰?『大洗にも星はふるなり』
福田雄一が座長を務める劇団ブラボーカンパニーの代表作『大洗にも星はふるなり』が、2009年に映画化されました。 茨城県大洗でヒロイン・江里子を巡って7人の男たちが熱いバトルを繰り広げるドタバタコメディで、江里子のハートを射止めようと必死になる姿がテンポの良い会話劇で描かれています。 夏に海の家でアルバイトをしていた杉本(山田孝之)は、ある日バイト仲間であった江里子(戸田恵梨香)から、意味深な手紙をもらいました。 イブの夜にバイトをしていた海の家で会いたいと書かれており、自意識過剰な杉本は、江里子に告白されるに違いないと思い込み舞い上がります。 約束の日、喜び勇んで海の家を訪れた杉本でしたが、そこにはかつてのバイト仲間・猫田(ムロツヨシ)らがいて、皆同じ内容の手紙をもらったと言いました。混乱する5人の男たちは、我こそが江里子に思われているに違いないと、自分たちの思いをぶつけあいます。
9位:彼の災難は超能力故か、それとも……?『斉木楠雄のΨ難』
超能力を持つ高校生・斉木楠雄の奇妙な学園生活を描く漫画『斉木楠雄のΨ難(さいきくすおのさいなん)』が、2017年に実写映画化されました。ピンク色の髪に頭の装置が特徴的な斉木楠雄を山崎賢人が完全再現しています。 PK学園高校に通う斉木楠雄は実は超能力の持ち主で、周りの人間に自分の力が知られないよう、目立たず地味な高校生活を送りたいと思っていました。しかし、楠雄のクラスメイト達は、強烈なキャラクターの一筋縄ではいかない人間ばかり。 特殊な能力を持っている斉木よりもある意味すごいクラスメイトたちのおかげで、彼の高校生活は非常ににぎやかなものとなるのでした。 原作漫画の持つ独特の空気と世界観を、見事実写化作品として再現した本作。福田雄一ならではの、ゆるいながらも心地よいテンポが、斉木が被る哀しくもおかしい災難に拍車をかけています。
8位:真相よりも何よりも、尺が大事!『33分探偵』
誰の目にも真相が明らかな、そんな簡単すぎる事件を探偵が無理やり33分持たせるという、逆転発想のミステリーが『33分探偵』です。 2008年に連続ドラマとして放送され、翌年には続編の『帰ってこさせられた33分探偵』が放送。さらにパワーアップした福田雄一ワールドが展開されました。 推理小説マニアの探偵・鞍馬六郎(堂本剛)の担当する事件は、すぐに解決できてしまうような簡単なものばかり。探偵としてものたりないのか、放送時間を気にしているのかはわかりませんが、六郎はどんな事件も33分きっちり持たせることが、自分の使命だと思っています。 謎の使命感にかられる探偵・六郎を演じたのは堂本剛。多数のバラエティ番組で司会を担当する堂本だけに、六郎役は、研ぎ澄まされた想像力と冴えわたるトーク力が魅力のキャラクター。そんな六郎を実に魅力的に演じていました。 自身が手掛けた作品で大胆なパロディを多用することで知られている福田雄一。主演の堂本の代表作『金田一少年の事件簿』でお決まりとなっていた「あのセリフ」も、最終回には登場することとなりました。
7位:人気ブログの映像化に話題沸騰!『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』
ブログから書籍化されたエッセイ『僕たちと駐在さんの700日戦争』を福田雄一監督が実写映画化!田舎町で繰り広げられる少年たちと警官の、バカバカしくもほほえましいいたずらバトルが描かれます。 主人公のママチャリ(市原隼人)は、大のいたずら好きの男子高校生。毎日仲間たちと子どものようないたずらを繰り返しています。お気楽な高校生活を送るママチャリでしたが、ある日仲間の西条がスピード違反で捕まり、退学処分にさせられてしまいました。 「駐在さん」(佐々木蔵之介)のやり方が卑怯だと感じたママチャリは、仲間を集めて得意のいたずらで復讐しようと決めました。その日から、ママチャリ達と「駐在さん」のあくなき戦いが始まったのです。 口コミで広まった人気ブログの映像化作品とあって、大変な注目と話題を集めた本作。後に福田作品の常連となる賀来賢人など、フレッシュな魅力あふれる若手俳優も多数出演していることも見逃せません。
6位:ファン必見!柳楽優弥連続ドラマ初主演作『アオイホノオ』
大阪の芸術大学を舞台に漫画家を目指す学生たちの奮闘を描く漫画『アオイホノオ』が、2016年に連続ドラマとして放送されました。時代背景が80年代となっている原作に合わせて、キャストの髪型や服装、劇中音楽までも当時の雰囲気を忠実に再現しています。 芸大生の焔燃(ホノオモユル)は、漠然と漫画家を目指していますが、なかなか具体的な行動を起こせないでいました。画力がないにも関わらずなぜか自信たっぷりの燃は、周りの才能豊かな学生たちに実力の差を見せつけられ落ち込む日々を送ります。 やがてオリジナル作品を創作するようになり、東京の出版社に持ち込みをするまでに。一生懸命だけど、どこか空回り気味の燃とキャラの濃い仲間たちのやり取りに、毎回爆笑してしまうこと間違いなし! 子役として活躍してきた柳楽優弥の連続ドラマ初主演となった本作。これまでにない表情を見せながらも、子役時代からの独特の雰囲気も見せてくれます。柳楽優弥のコメディ初挑戦ともなった本作は、絶対に押さえておきたい1作です。
5位:気が付けば、この3人の空気と会話のトリコ「THE3名様」シリーズ
3人の青年のファミレスでの会話をゆるーく描いた漫画『THE3名様』を、福田雄一が良質のコメディ作品として実写化!深夜のファミレスで繰り広げられるとりとめのない会話と不思議なテンポにいつの間にかハマってしまう作品となっています。 ジャンボ(佐藤隆太)、まっつん(岡田義徳)、ミッキー(塚本高史)のフリーター3人組は、毎度のように3人で深夜のファミレスに集まってはダラダラと目的のない時間を過ごす日々を送っていました。3人のゆるいけれど時々鋭い会話には、気づいた時には惹きこまれていることでしょう。 「THE3名様」は、これまでたくさんの作品がDVDとして発表され、シリーズ化されています。しかし、そのどれもがこれといったストーリーはなく、深夜の男3人の会話を中心に物語が展開していきます。 特別なことは起こらないしどこにでもありそうだけれど、でもここにしかない、そんな会話劇が楽しめるのは本シリーズだけかもしれません。
4位:おじさんスーパーマン大活躍?『スーパーサラリーマン左江内氏』
藤子・F・不二雄の漫画『中年スーパーマン左江内氏』を、福田雄一が連続ドラマとして実写化!突然正義を守るヒーローとなった中年サラリーマン左江内には、堤真一が扮しました。 主人公の左江内英雄は、どこにでもいるような平凡な中年サラリーマン。真面目で控えめな性格ですが、責任を負いたくないという気弱な一面もあります。 妻と二人の子供と暮らしていますが、妻の円子(小泉今日子)は気の強い性格で何かと強く当たられ、子ども達にもないがしろにされていました。 そんな左江内ですが、ある日謎の老人から、スーパーマンに変身できるスーツを託され、街の正義を守るヒーローとなります。目立つことや責任の重い事が何より苦手な左江内ですが、ちゃっかりスーツや力を自分の生活に利用するなど、なかなか楽しんでいるようで……。 脱力系のおじさんヒーローという前代未聞のキャラクターを演じた主演の堤真一はもちろん、本作ではキャスト陣の演技が光ります。表向きはキュートな美魔女妻、しかし実態は強烈な鬼嫁という小泉今日子や、可憐なルックスとは裏腹に毒舌すぎる「ぱるる」こと島崎遥香など。 ゆるく展開していくストーリーと対照的なキャラクターの強烈さのコントラストが心地よい作品です。
3位:キャスト陣のビジュアルと「顔芸」がスゴイ「銀魂」シリーズ
14年に渡り『週刊少年ジャンプ』で連載されてきた大人気漫画であり、何度もアニメ化されてきた、空知英秋原作の『銀魂』を、福田雄一が実写映画化したのが「銀魂」シリーズです。 江戸の世で万事屋を営む銀さんこと坂田銀時を主人公とするドタバタSF時代劇。強烈なキャラクターが繰り広げる奇天烈なやり取りからは目が離せません。 2017年に『銀魂』が公開され大ヒットを記録。その年の実写邦画で1位の興行収入となりました。その勢いのまま、翌年の2018年には続編の『銀魂2 掟は破るためにこそある』が公開され、こちらも話題となりました。 原作の世界からそのまま抜け出してきたような、メインキャスト達のビジュアルに注目。主人公・坂田銀時を演じる小栗旬を始め、志村新八役の菅田将暉、神楽役の橋本環奈など、それぞれのキャラクターそのままです。
2位:名作ラブコメをリメイク!胸キュン必至の『50回目のファーストキス』
事故の後遺症で記憶障害が残ってしまった女性と恋に落ちた男性の奮闘を描く『50回目のファーストキス』は、2005年に公開された同タイトルのアメリカ映画のリメイク作品です。 主人公・弓削を演じるのは、福田作品の常連でもある山田孝之。弓削が恋に落ちる女性・瑠衣には長澤まさみが扮しています。 オアフ島でツアーガイドをしている弓削(山田孝之)は、自他ともに認めるプレイボーイ。恋に仕事に、毎日充実した生活を送っています。ある日、カフェで魅力的な女性・瑠衣(長澤まさみ)と出会い、瞬く間に恋に落ちます。 しかしもう一度会った時には、瑠衣は弓削のことを全く覚えておらず変質者扱い。彼女は事故の後遺症で脳に障害があり、一日経つとすべてを忘れてしまうのでした。 これまで、気になる女の子を落とすことなんてどうってことなかった弓削ですが、瑠衣との恋では初めての事ばかりで、そのすべてに悪戦苦闘します。瑠衣もまた、気が付けばいつもそばにいる謎の男・弓削と毎日新たな恋に落ちていくのでした。 これまでコメディの天才として名を馳せてきた福田が、純愛ラブストーリーで観客を泣かせにかかってきます。
1位:パロディ、脱力、冒険、会話劇……。福田雄一の魅力のすべてが詰まった「勇者ヨシヒコ」シリーズ
大人気RPGゲームの「ドラクエ」シリーズを大胆にパラディした連続ドラマが、「勇者ヨシヒコ」シリーズです。第1作である『勇者ヨシヒコと魔王の城』は2011年に放送され、深夜枠の時間帯であったのに話題と注目を集め、一躍人気ドラマとなりました。 これまで「勇者ヨシヒコ」シリーズは3作品が放送され、全作で主演を務めた山田孝之は2016年発売の「ドラクエ」作品で、キャラクターの声優にも抜擢されています。 第1作のオープニングで「予算の少ない冒険活劇」と入れたり、強烈なキャラクターがよくわからない旅を続けたりと福田雄一ワールド全開の今シリーズ。彼の世界に浸りたい人は、絶対に外せない作品です。 カボイの村で生まれ育ったヨシヒコ(山田孝之)は真面目で純粋な青年。村で流行っている疫病を鎮めるために勇者となり、村人の期待を背負って旅に出ます。 途中、話がやたら長い暑苦しいキャラクターの戦士・ダンジョー(宅麻伸)や、人違いばかりの仇討少女・ムラサキ(木南晴夏)、お調子者のイカサマ魔術師・メレブ(ムロツヨシ)といった、愉快な仲間たちに出会います。 愉快な仲間たちと様々な問題を解決していくヨシヒコの不思議な冒険。ヨシヒコたちの不思議な冒険は、2012年の『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』、2016年の『勇者ヨシヒコと導かれし七人』へと続くのでした。
肩の力を抜いてマイペースに楽しむことができる福田雄一作品。どの作品も、一度見たら独特の空気感と店舗に引き込まれてしまう作品ばかりです。邦画や日本のドラマで良質のコメディが見たいな、と思ったときは、ぜひこのランキングを参考にしてみてください。