2017年7月6日更新

ウォシャウスキー姉妹(元兄弟)の関わった6つの映画たち

マトリックス

『バウンド』、『マトリックス』、『スピード・レーサー』での革新的な映像センスで映画ファンの度肝を抜いたラリー&リリーのウォシャウスキー姉妹。兄弟から揃って姉妹になったという経歴も話題を呼んだ、2人のフィルモグラフィを振り返ります。

目次

ウォシャウスキー姉妹のプロフィール

ラナとリリーのウォシャウスキー姉妹は、以前はラリーとアンディという男性として、自身が愛する日本のアニメやマンガをモチーフとしたコミックを自主出版しながら、映画の脚本も執筆していました。

最初に映画化された脚本作『暗殺者』の高評価を受け、1996年の『バウンド』で監督デビューを果たし、続く第2作『マトリックス』でヒットメーカー入りを果たします。

兄のラリーは2008年の『スピード・レーサー』撮影後に性別適合手術を受けラナ・ウォシャウスキーに、弟のアンディも2016年3月に性転換手術によりリリー・ウォシャウスキーとなりました。

ウォシャウスキー姉妹の監督デビュー作【1996年】

chaco0219 女と、マフィアの女が恋仲となって、金持ち出してトンズラこく話。レズビアンがエロティックでドキドキさせてくれる。暴力的な描写があるので苦手な人は要注意。
Ken_Chang レズビアンの強盗犯がマフィアの愛人と画策して大金持ち逃げしようとします。

まさかこの後あのマトリックスを撮るとは当時は思いもしなかった。

女泥棒とアパートの隣人だった女とのレズビアンカップルが、逃避行をすべく大金をめぐりマフィアと壮絶な死闘を繰り広げます。

ウォシャウスキー姉妹(製作当時は兄弟)の監督デビュー作ですが、スタイリッシュな映像センスは既に確立されており、本作の評価が次作『マトリックス』につながります。

ウォシャウスキー姉妹の名を一躍知らしめた超ヒットシリーズ

全てはここから始まった、サイバーパンクSFの大ヒット作【1999年】

chuuri23 ほんとにこんなことあるんじゃ?みたいに思ってしまうくらいよくできたすごいsf。 小さい頃見てたときは理解できなかった内容もいまではすごくおもしろい。 ネオかっこいいーー
Munenori_Tanituji 最初は少し理解しにくかったけど、だんだん慣れた感じ。運命は必然か、何が現実なのか、など哲学的な内容も多く、かつアクションも多くあるので非常に面白い作品だと思いました。

凄腕ハッカーとして活躍していたトーマスが、現実とされていた仮想世界「マトリックス」の真実を解き明かす救世主・ネオとして活躍します。

SF、アニメ、カンフーといったウォシャウスキー姉妹(製作当時は兄弟)たちの好きな要素を徹底的に詰めこんだビジュアルとアクションが大好評を博し、彼らの名を世界的に広めた一本となりました。

人類の救世主となったネオを待つ新たな脅威【2003年】

Munenori_Tanituji ネオが強くなりすぎ笑モーフィアスが戦ってるシーンはほんとにかっこいいな。 愛をテーマにした映画はたくさんあるけど、この映画は楽しさ、平和、愛、自由はすべて人間の幻想という。そうかもしれないと思う一方で自分が幸せと感じるならそれはそれで良いのではないだろうか
fuyu 前作で綺麗にまとまったのに、続篇を作って嫌な予感がする。アクションは圧巻。高速道路での攻防は見応えあり。プログラムの擬人化でさらにキャラが出て、話が宗教ちっくや哲学ぽくなり難解に。

人類の救世主となったネオが、マトリックスの中枢に捕らわれた人間たちを救うべく、反乱組織に加わり活躍します。

前作のスタッフ&キャストが再結集して製作されたシリーズ第2作で、ネタバレを防ぐため、最終作の『マトリックス レボリューションズ』と同時進行で撮影するという手法も話題となりました。

人類vsマトリックスの最終闘争【2003年】

cumulus0618 機械とは和解に落ち着いた理由が分かりませんでした。そして救世主が万能すぎる。でもキアヌ様がイケメンな映画。(人´∀`*)キアヌ!
Yukari__Nakao 難しくて何度も見ました

それくらい難解な映画

前作のラストで、現実世界とマトリックスのはざまに陥ってこん睡状態となったネオの復活と、人類が暮らすザイオンとマトリックスを支配する人工知能との最終闘争が描かれるシリーズ最終作。

マトリックスの支配から逃れ暴走したエージェント・スミスとネオとの決着も見ものです。

ウォシャウスキー姉妹の偏向愛がさく裂【2008年】

shinogu 吹替の為に観た、普段は見ない映画だけど、疾走感が良い!
na2ki_na2ki レースシーンの実写とCGが独特の組み合わせでワクワクした。

日本アニメ『マッハGoGoGo』の海外版『スピード・レーサー』を実写化。元々アニメの大ファンだったというウォシャウスキー姉妹(製作当時は姉弟)による、カラフルかつスピーディーだったアニメのテイストをそのまま再現することに尽力したビジュアルは、観客のアドレナリンをも高めました。

ハッカー集団のアイコンにもなった仮面騎士の反乱【2005年】

epocheche とにかくVが格好良い。「仮面の下にあるのは肉体ではない。そこにあるのは理念だ。理念は決して死なない」と言ったVの覚悟に惹かれます。 Vをメインに描きつつもイヴィーがVの残忍性を指摘することで、善悪の価値を置かず、ただ国と戦った一人の男を描いているのかな、と私には感じられました。(そうだとしたらすごく良心的!) そしてナタリー・ポートマンの坊主頭にする覚悟が凄い! Vの吹き替えが菅生隆之なのにも気分が高まりました。

アメコミ界の鬼才アラン・ムーアのグラフィック・ノベルを、ウォシャウスキー姉妹(製作当時は姉弟)が脚本と製作により映画化。独裁国家となった近未来のイギリスを舞台に、独裁者へのテロを仕掛ける仮面の男“V”と、彼に助けられ行動をともにする事になったテレビ局員のヒロインの活躍を描きます。

Vがかぶるマスクは、後にハッカー集団「アノニマス」のアイコンとなりました。

6つの話が壮大に絡み合う一大叙事詩【2012年】

1050Carnival 何も知らず見始めたら、トムハンクス。あれ、トムハンクス。え!?またトムハンクスと…。 なるほど時代ごとに劇団のように演じているのかと面白くなった。 6つの時代それぞれの良さがあり、シーンの切り替わりは休むことなく早いけど置いてけぼりにならない上手さがあった。 演じる側も、制作する側も作るの楽しかったんじゃないのかなと感じた。
eru3 DVD:2015.07.29

6人の物語があり最初は時代が行ったり来たりして混乱したけど、1人ひとりの話が濃いので、長時間でも楽しめた。 エンドロールでは1人何役もやっていたのを知り、びっくり。 名前を覚えたり理解してから2回目を観ると、細かいところや繋がりがよりよく見えてきておもしろかった。

6つの異なる時代、異なる登場人物たちが繰り広げる冒険を、入れ子構造で描いていく2時間52分の大作。トム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒューゴ・ウィーヴィングといったキャスト陣に特殊メイクを施し、時代別に兼役を演じさせるというチャレンジを試みました。

壮大な失敗作と言われるも…【2015年】

sogo_hiroaki つまらなくはないが、話が突然過ぎる展開。 服のデザインが非常に残心
tetsuaki 世界観が壮大すぎ… 設定がごちゃごちゃしすぎ… 内容も1日もすれば忘れちゃうレベル… 全3部昨作品をギュット2時間ダイジェスト版にしました感大(*_*)

間違いなく、ミラ・クニス、エディ・レッドメイン、チャニング・テイタムのキャリアに傷がついたね(笑)

地球で貧しく暮らしていたヒロインが、実は宇宙最大の王朝の血を受け継ぐ者と知り、王朝の王位継承争いに繰り出していくSFアドベンチャー。

妹のリリーがオリジナル脚本を手がけましたが、内容的に『マトリックス』と似通っていたり、既視感が強いビジュアルなどがマイナスとなって興行的に失敗してしまいました。しかし、『博士と彼女のセオリー』のアカデミー賞主演男優賞者エディ・レッドメインの悪役ぶりなど、見るべきポイントもある作品です。