深田恭子のおすすめ出演映画10選

いまだに初々しい可愛らしさを失わず、それでいて大人っぽくなってきた深田恭子。今回は映画界で深田恭子が残してきた偉業を振り返ってみたいと思います。
目次
- もともと歌手志望だった深田恭子
- 1:ホラー映画『リング2』で映画デビュー【1999年】
- 2:初主演映画『死者の学園祭』はまるで往年のアイドル映画のよう【2000年】
- 3:『Dolls』で演じたアイドルの栄光と失墜【2002年】
- 4:女優としてのキャリアを決定づけた『阿修羅のごとく』【2003年】
- 5:写真集にもなった『下妻物語』【2004年】
- 6:夢のような実写化『ヤッターマン』 【2009年】
- 7:脇役なのに主役を食っている『ステキな金縛り』【2011年】
- 8:『ワイルド7』に登場する謎の女【2011年】
- 9:和服もいけます、『超高速!参勤交代』での情け深い飯盛女【2014年】
- 10:『ジョーカー・ゲーム』での美しい女スパイ役【2015年】
もともと歌手志望だった深田恭子
深キョンの愛称で知られる深田恭子は1982年、東京都出身の女優、歌手、タレントです。華原朋美に憧れ、ホリプロスカウトキャラバンを経て、芸能界入りしました。
芸能活動としては女優デビューが先ですが、本人たっての希望があったのか歌手デビューも果たしています。アルバムを数枚リリースしていますし、ピアノ演奏のCDもあるので、音楽に関する造詣の深さがうかがわれます。
1:ホラー映画『リング2』で映画デビュー【1999年】


実質的には『新宿少年探偵団』(1998年)というライトノベル原作の映画がデビュー作です。相葉雅紀、松本潤、加藤あい、酒井彩名という豪華キャストなのですが、残念ながらレンタルDVDで見かけることがほとんどありません。
そして次に出演した映画が『リング2』です。言うまでもなく中田秀夫監督の『リング』の続編なのですが、本来『リング』の続編は『らせん』です。
『リング2』は『らせん』とは異なる展開をするパラレルワールドとも言うべき作品で、深田は呪いのビデオに取り憑かれてしまう女子高生を演じています。
深キョンはまだまだ知名度がなかったせいか、今観ると、「え?あの深田恭子がこんな顔であんなことになっちゃうの?」という、新人故の過酷な演技を魅せました。
2:初主演映画『死者の学園祭』はまるで往年のアイドル映画のよう【2000年】
2000年に初主演映画『死者の学園祭』が公開されます。本作は原作が赤川次郎で、深田恭子が主題歌(上のビデオクリップ)を歌うという、黄金時代の角川映画のような作りで、まさにアイドルの存在感を発揮しています。
実際、彼女はこの映画で日本アカデミー賞、新人俳優賞を受賞しています。
3:『Dolls』で演じたアイドルの栄光と失墜【2002年】


2002年に北野武の『Dolls』に出演しています。この映画は大きく分けて3つのパートで進行していきます。1つは菅野美穂と西島秀俊のエピソード、2つ目は三橋達也と松原智恵子の老いらくの恋、そして3つ目が深田恭子がトップアイドルを演じるパートです。
自身のようなアイドルが不幸のどん底に突き落とされたとき、ファンの1人がとった意外な行動が見どころです。
4:女優としてのキャリアを決定づけた『阿修羅のごとく』【2003年】


2003年に森田芳光監督の『阿修羅のごとく』に出演します。この作品は、向田邦子原作のテレビドラマの映画化。長女・大竹しのぶ、次女・黒木瞳、三女・深津絵里という演技派女優に囲まれて、深田恭子は四女を演じるのです。
相当なプレッシャーではないかと想像されますが、堂々たる演技を披露しています。これで女優としても自信がついたのではないでしょうか?
5:写真集にもなった『下妻物語』【2004年】


続いて翌年(2004年)に『下妻物語』で主演をつとめます。ロリータ服に身を包んだ深田恭子とヤンキーの土屋アンナの対比が素晴らしく、評価の高い作品です。
2001年のフランス映画『アメリ』に影響を受けていると思われる、メタ・フィクション的語り口や、原色を強調した画面構成や、CGを多用した非現実感が特徴的。
深田はこの作品で日本アカデミー賞、優秀主演女優賞を受賞しています。また、『深田恭子in下妻物語』という写真集も発売されました。
6:夢のような実写化『ヤッターマン』 【2009年】


タツノコプロのアニメ、「タイムボカン・シリーズ」の1つ『ヤッターマン』の実写映画化です。子どもの時に同シリーズを見ていたファンにとっては夢のような企画かもしれません。特にドロンジョ様を深田恭子が演じることは話題になりました。
監督の三池崇史は『ガッチャマン』の企画を持ちかけられたそうですが、「『ガッチャマン』は難しいが、『ヤッターマン』なら勝算がある」と、企画を変更したそうです。ドロンジョ様以下、「ドロンボー一味」の声優たちもカメオ出演しています。
深田恭子はこの作品で2009年ブルーリボン賞、助演女優賞を受賞しました。
7:脇役なのに主役を食っている『ステキな金縛り』【2011年】


2011年は『セカンド・バージン』(主人公・長谷川博己の本妻役)、『ワイルド7』(後述)と映画出演が多い年でしたが、三谷幸喜監督の『ステキな金縛り』にも少し、印象的な役で出演しています。
ファミレスのウエイトレス役なのですが、その絶妙な演技に劇場が爆笑で包まれました。主演の西田敏行と深津絵里が食われそうでした。
8:『ワイルド7』に登場する謎の女【2011年】


望月三起也原作の漫画の実写映画化作品。「ワイルド7」とは7人の犯罪者が警察官として集められたチームの名です。
深田恭子が演じるのは「ワイルド7」の周辺に出没する謎の美女、「ルパン三世」における峰不二子のような役柄です。『ワイルド7』のようなアクション映画、しかも影のある役もできることが証明された一作です。
9:和服もいけます、『超高速!参勤交代』での情け深い飯盛女【2014年】


2014年の話題作『超高速!参勤交代』で、牛久の飯盛女(つまり女郎)お咲役で出演しています。
主人公、内藤政醇(佐々木蔵之介)が身分を隠して牛久に宿泊した際、深田恭子演じるお咲は政醇を貧乏浪人(実は藩主)だと思い込んでいましたが、家紋からお尋ね者(老中に付け狙われている)だと分かり、優しさにほだされて匿います。
そして、後に政醇の側室に迎えられるという、『マイ・フェア・レディ』的な展開になります。
10:『ジョーカー・ゲーム』での美しい女スパイ役【2015年】


人気シリーズ『SR サイタマノラッパー』の監督、入江優がメガホンをとった2015年の『ジョーカー・ゲーム』は、KAT-TUNの亀梨和也主演のスパイ映画です。
深田恭子の役どころは敵なのか味方なのか分からない女スパイで、『ワイルド7』の時と同様に峰不二子的な活躍が見られます。亀梨も深キョンもとにかく「カッコイイ!」の一言に尽きます。
2人はこの後、テレビドラマ『セカンド・ラブ』でも共演して熱愛が噂されました。