2017年11月30日更新

映画『ローガン/LOGAN』キャスト・キャラまとめ【最後のウルヴァリン単独作】

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『ローガン』 ヒュー・ジャックマン
© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX
アメリカの老舗コミックレーベル、マーベルコミックに登場するキャラクター、ローガン(=ウルヴァリン)。 X-メンやアベンジャーズなど、複数のヒーローチームに所属している人気キャラクターですが、彼が主役の単独映画が2017年6月1日に公開されます。
この記事では、2009年公開の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』、2013年公開の『ウルヴァリン:SAMURAI』に続く第3弾の情報をまとめてご紹介します。

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映画のあらすじは?

『ローガン』
© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX
舞台は2024年メキシコ国境付近。 治癒能力が弱まったローガン(ウルヴァリン)とアルツハイマーを患い記憶が薄れていってしまうプロフェッサー・チャールズ・エグゼビアが人目を忍ぶようにひっそりと生活していました。 ある日、ナサニエル・エセックス率いる闇の組織に追われる看護師がローガンのもとに現れます。 彼女は少女ラウラ・キニーをエデンと呼ばれる場所まで無事送り届けて欲しいと依頼。なんと、ラウラはローガンのクローンだったのです。

ウルヴァリンではなくローガンの物語…?

本作のウルヴァリンは超人的能力が弱まり、人間味が強調されていると言います。これを考慮すると、本作は超人的能力を発揮するど派手ヒーロー映画とは一線を画した作品になりそうです。 ヒュー・ジャックマンは以下のように意気込みを語っています。
これまでの『X-MEN』シリーズの歴史や年表に必ずしも関連しない作品をつくりたかった
引用:eiga.com

最終話『ウルヴァリン:ローガン』キャスト・スタッフ

ローガン=ウルヴァリン役/ヒュー・ジャックマン

『ローガン』 ヒュー・ジャックマン
© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX
ローガンを演じるのは、オーストラリア出身の俳優ヒュー・ジャックマンです。 ジャックマンは2000年の『X-MEN』でも同役を演じており、それがきっかけで俳優として注目を浴び始めました。 この役は、当初ダグレイ・スコットが演じる予定でした。しかし、『ミッション:インポッシブル2』の撮影が2か月も延長し、疲労困憊だったスコットが降板したことでジャックマンにチャンスが回ってきたと言います。 また、『X-MEN』のブライアン・シンガー監督はラッセル・クロウを推していましたが、クロウは断り、代わりに同じオーストラリア出身だったジャックマンを推薦していたことも後押しとなりました。 カメオ出演も含めるとヒュー・ジャックマンのローガン役は9回目。そして本作がシリーズ最後の出演になります。

プロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア)役/パトリック・スチュワート

プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアは、今作では高齢のためかなり衰えています。アルツハイマー病を患い、自身の能力をコントロールできなくなってしまいました。 2029年の初め、エグゼビアは発作を起こして無意識に能力を発動させてしまい、何人かのX-MENが命を落としてしまいます。 またこの25年ほど新しいミュータントは誕生しておらず、人間とミュータントが共生する世界を目指していたエグゼビアの夢も風前の灯火に。 しかし、エグゼビアはコントロールは難しいものの能力を完全に失ったわけではなく、未来の希望を見通していました。 そんなチャールズ・エグゼビアを演じるのはイギリス出身の俳優パトリック・スチュワートです。 スチュワートが一躍有名になったのは、1987年のテレビドラマ『新スタートレック』のジャン=リュック・ピカード艦長役です。 同役で世界的に有名になった彼は、2000年の『X-MEN』でエグゼビア役を演じ、以降映画X-メンシリーズには欠かせない存在となりました。 パトリック・ステュアートも本作を最後にプロフェッサー役を引退することを明言しています。 また、スチュワートは声優としても活躍しており、アメリカ版の『風の谷のナウシカ』ではユパの声を演じていました。

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ラウラ・キニー役/ダフネ・キーン

ローガンのクローンの少女、ラウラ・キニーを演じるのは、注目の子役ダフネ・キーンです。 彼女は2014年、BBCのドラマ『リフュージーズ(原題)』がデビュー。本作で2作目の出演となります。 大抜擢された彼女の演技にも期待したいところです。

ドナルド・ピアース役/ボイド・ホルブルック

ネットフリックスのドラマ『ナルコス』で知られるボイド・ホルブルックが本作のヴィラン、ドナルド・ピアースを演じます。ピアースは、トランシジェン研究施設からローラを追うために送られた武装組織リーヴァーズの主任です。体の一部をサイボーグ化して強化しています。 ケンタッキー州出身のボイド・ホルブルックは、ガス・ヴァン・サント監督の『ミルク』(2007)で俳優デビューしました。

ザンダー・ライス役/リチャード・E・グラント

ザンダー・ライスは、トランシジェン遺伝子研究所でクローンの開発をしている科学者で、外科主任でもある人物です。 演じるのは、イギリス出身のリチャード・E・グラント。 グラントは、近年では映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2011)やテレビシリーズ『ダウントン・アビー』(2014)、『ゲーム・オブ・スローンズ』(2016)などにも出演しています。

キャリバン役/スティーヴン・マーチャント

ローガンやエグゼビアとともに廃工場で暮らしている色白のミュータント、キャリバンは他のミュータントの居場所を感知する能力を持っています。 キャリバンを演じるのは、イギリス出身のスティーヴン・マーチャントです。 マーチャントは脚本家やプロデューサーとして活躍します。 俳優としては、映画『ホット・ファズ-俺たちスーパーポリスメン!』(2007)やテレビシリーズ『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』(2015)などに出演しています。

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ガブリエラ・ロペス役/エリザベス・ロドリゲス

ローラをローガンのもとに送り届けた研究施設の看護師ガブリエラを演じるのは、ニューヨーク出身のエリザベス・ロドリゲスです。 ロドリゲスは、『マイアミ・バイス』(2006)や『クライム・ヒート』(2014)などの映画をはじめ、テレビシリーズ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』(2015〜2016)や『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』(2013〜)などに出演しています。

監督・脚本を担当するのはジェームズ・マンゴールド

本作でメガホンを取るのは『ウルヴァリン:SAMURAI』でヒュー・ジャックマンとコンビを組んだジェームズ・マンゴールド。 X-メンの大人気キャラクターを主役とした今作。常に注目を集めるシリーズなだけに、新たな展開が気になるところです!

『ローガン/LOGAN』の見どころ

映画『ローガン』のポスターが衝撃的!

『ローガン』 ポスター
© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX
前述の通り、ウルヴァリンはケガからすぐに回復をできる超人的治癒能力を持っています。しかしこのポスターを見ると彼にはしわがあり、傷だらけの肉体であることが分かります。 本作はX-メンが伝説となった世界が舞台で、彼は年齢と共に治癒能力が弱まっていました。 そして、超金属アダマンチウムを手に入れる前のローガンという名を再度名乗ることになったようです。 どうして治癒能力が衰えてしまったのでしょうか。謎は深まるばかりです。

最も過激なウルヴァリン?!

2016年公開、過激な描写と下ネタが話題となった『デッドプール』は世界中で異例の大ヒット。そんなトレンドを受け継いだのか、映画『ローガン/LOGAN』はR15+指定を受けるほど過激な作品に仕上がっているようです。

ウルヴァリン=ローガンの能力

Logan. March 3rd.

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ウルヴァリンは傷ついた細胞を、人間よりも早く再生する治癒能力を持っています。命にかかわるような箇所でなければ、銃弾を受けた傷も数分で治せます。 またこの治癒能力のため、投薬してもすぐに解毒され、老化が遅くなるため寿命も長いのです。 高い治癒能力がある彼ですが、不死身ではありません。致命的な傷を負ったり、多量の出血があれば、死に至る可能性はあります。 人間離れした鋭い感覚を持ち、超人的視力や、臭いだけで人や物を判断できるほど敏感な嗅覚も大きな特徴です。 また両手に3本ずつある大きな爪は手の甲から自在に出すことができます。 地球上のあらゆる戦闘方法に精通しているウルヴァリンは、武器、乗り物、コンピューターシステム、爆弾、暗殺のエキスパートでもあり、日本語やロシア語、中国語など複数の言語を話す能力をも保持しているのです。

ウルヴァリン=ローガンの性格

愛する人を何人も亡くした過去がある、ウルヴァリンは一匹狼として知られています。 長年軍人として悲惨な戦争に参加した彼は、敵には容赦無く殺すことをためらいません。 一方でモラルを重んじる一面もあり、罪のない人々には危害を加えません。また弱い者を守り、彼らの敵を討つ強い正義感の持ち主でもあります。 人間でもミュータントでも、他者と深く付き合うことが苦手な彼ですが、一度信頼し尊敬した人物は自分の命を犠牲にしてでも守ろうとする義理がたいキャラクターともいえるでしょう。

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ウルヴァリン=ローガン誕生の経緯

Final Logan poster 3.3.17

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カナダ生まれのジェームズ・ハウレットは病弱な子供でした。ある日、育ての父ジョンを殺された怒りで生まれ持った能力が覚醒。 そして、実の父親トーマス・ローガンの名を継いでローガンと名乗るようになります。 兄ビクターに恋人ケイラを殺された彼は復讐のためストライカーの提案に乗り、骨格に世界最硬金属であるアダマンチウムを移植しました。 そしてケイラの祖先のネイティブアメリカンの言い伝えにちなんで、ウルヴァリンと名乗るようになります。

ウルヴァリン=ローガンと主要キャラクターとの関係性

『ローガン』
© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX
他人に心を開くことが苦手なところがありますが、X-メンには心を許す存在が多くいます。特にはみ出し者という共通点のあるローグとは父と娘のような関係です。 さらに自身もミュータントでありX-MENを結成したプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアは、彼にとってメンターのような存在。 Xメンのオリジナルメンバーで生真面目なサイクロップスとは衝突することが多く、同じくX-メンのメンバーであるジーン・グレイをめぐって三角関係になった過去もあります。

ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン=ローガンについて語る

『ローガン』 ヒュー・ジャックマン
© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX

幅広い観客とファン層。ヒュー・ジャックマンより知名度が高い!?

このキャラクターには老若男女大勢のファンがついている。僕が世界各地に行って顔を知られてるってこともあるんだろう。ただしヒュー・ジャックマンとしてよりも、作品の役としてだけど。だって街に出かけるとほとんどの人たちから「ウルヴァリン!」って呼ばれるんだ。

様々な性質と要素を併せ持つ

コミックのファンは意識しているよ。撮影がスタートした当初、僕は原作コミックをとにかく読み込んだ。監督のブライアン・シンガーは、原作の役に引きずられるあまり、原作ファンに批判されないかって心配してたけどね。だからとにかく読み込んだ後、自分なりのウルヴァリンを作っていったんだ。原作、映画、監督によって違うキャラクターが生まれるけど、それでいいのさ。彼には様々な性質や要素があるって分かったからね。

悲しみを克服するウルヴァリンの旅

彼は多くの後悔と痛みを抱えて生きてる。不気味で暗い闇の部分でね。でもそれらはほとんどの人たちにもあると思うんだ。後退したり、一匹狼になったり、頼らないよう、信頼しないよう、世の中から外れようっていう部分がね。彼の旅は、そういう悲しみを克服しようとする旅なんじゃないかな。

ジャックマンが感じるウルヴァリンの魅力

『ローガン』
© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX
僕は、ウルヴァリンが完全に欠点を克服できないところに魅力を感じるんだ。人を信じたり頼ることがいかに難しいかってことに、みんなも気づくんじゃないかな。それは素晴らしいことだと思う。人間はそういう複雑な性質を持ってるものだからね。最初にも言ったけど、彼には多様な面がある。彼の性質を演じ分けて何かを伝えるという以上に、観た人が自然に感じられるよう、僕は彼の本能に従っていきたい。そうできるなら役者冥利につきるね。

パトリック・スチュワートが『ローガン』でプロフェッサーXを引退!!

Professor X. #Logan @SirPatStew

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先日、映画『X-MEN』ファンにとって大変ショッキングなニュースが飛び込んできました。なんと本シリーズで長年プロフェッサーXこと、チャールズ・エグゼビアを演じてきたパトリック・スチュワートが本作を最後にシリーズから引退するとのこと。 パトリックといえば、2000年ブライアン・シンガーがメガホンを取った第1作からチャールズを演じ、X-MENシリーズ6作品に出演してきた人物です。イギリスの名門劇団出身の彼の演技には定評があり、ファンからの支持も絶大でした。 そんな、彼がX-MENシリーズ最後の作品に選んだのがこの『ローガン/LOGAN』!きっと並々ならぬ決意で本作の撮影に臨んだはずです。 パトリック・スチュワート演じるプロフェッサーXの勇姿を目に焼き付けましょう。

鈴木梨央が吹き替え声優として参加!

鈴木梨央
先日、本作の日本語吹き替えキャストとして大人気子役の鈴木梨央が参加していることが明らかになりました。 吹き替えを担当したのは本作のキーを握る少女ローラ。ローラはスペイン語と英語を話す設定のため、英語パートは日本語で吹き替え、スペイン語パートはスペイン語のままセリフを話す必要があったようです。

ウルヴァリンと名乗るのをやめたローガン

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)で描かれたとおり、ミュータントのローガンはウェポンX計画で特殊な金属アダマンチウムで骨格を強化し、ウルヴァリンと名乗るようになりました。 今作では、そのアダマンチウムが徐々に身体を侵食し、もともとのミュータント能力である超治癒能力も低下させてしまっています。 そのため老化が進み、日に日に身体の衰えを感じているローガンは、もはや自分は”ウルヴァリン”ではないと感じているのでしょう。 ローガンは人間として、最後のミッションに就くことになります。

ローラ・キニー/X-23 誕生の経緯

普通、男性のDNAから作られたクローンは男性になります。しかし、ローガンのクローンであるローラは女の子。コミックではその経緯が語られています。 サンプルのDNAが損傷していたため、難航していたウルヴァリンのクローン製造計画。ある日、サラ・キニー博士は抽出できるX染色体だけを使って女性型のクローンを製造することを提案します。 試行錯誤を繰り返し、23番目の実験体”X-23”が生存に成功します。しかし、ライスから嫉妬を買っていたキニーは、強制的に”X-23”の母胎となることに。 キニーは無事に出産。殺人兵器として育てられる”X-23”に母として接し、"ローラ"と名付けました。

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なぜキャリバンが登場しているのか

キャリバンは、前作『X-MEN:アポカリプス』(2016)に登場しています。ウルヴァリンが戻った1973年の世界で闇商人をしていました。 しかし、今作の舞台は2029年。前作から56年経っています。超回復能力を持たないキャリバンが若い姿のままでいるのは少し変ではないでしょうか。 これは、前作の監督ブライアン・シンガーと今作のジェイムズ・マンゴールド監督との間で脚本の統率が取れていなかったためです。お互いにどのキャラクターが登場するのか把握していなかったのだとか。 演じている俳優も違うので、別人を考えた方がいいかもしれません。

ザンダー・ライス博士の人物像

トランシジェン研究施設でクローン製造計画の責任者を務めているザンダー・ライスは、優秀ではありますが独善的な人物です。 クローン製造に情熱を傾けているライスは、ミュータントを絶滅の危機に追い込んだ張本人。 兵器としてミュータントのクローンを製造し世界各国の軍隊と取引するため、生まれつきのミュータントの数を抑制。クローンたちを管理・売買しようとしています。 また、父であるデール・ライスもウェポンX計画に携わっていたため、ウルヴァリン=ローガンとの因縁があり、そのクローンであるX-23にも必要以上につらく当たっていました。

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ヒュー・ジャックマンが号泣!?

本作公開を記念して制作された新たな映像が公開となりました。ウルヴァリンの歴史をこれまでのX-MEN作品とともに振り返るファン必見の映像。 本作を最後にウルヴァリンを引退するヒュー・ジャックマンは、撮影終了と同時に感極まり大粒の涙を流しました。

『ローガン/LOGAN』を観る前に、ウルヴァリンのカッコいいシーン9選を紹介

1.金網の中の戦い『X-メン』(2000)

『X-MEN』
演じるウルヴァリンの初登場シーンです。これはファンにとっては忘れることができないシーンでしょう。 触れた者の力を奪う能力を持った少女ローグは家出し、ミュータントの楽園を目指す道中、非合法の格闘場で日銭を稼ぐウルヴァリンと出会います。 ローグは、はじめて自分以外のミュータントを目にし、行動を共にすることとなるのでした。

2.対レディ・デスストライク 『X-MEN2』(2003)

『X-MEN2』で彼のキャラクターの背景、特にウィリアム・ストライカー大佐との関係がより深く明らかになりました。 アダマンチウム製錬室でストライカー大佐を見つけ、記憶の一部を取り戻したウルヴァリン。そこで同様の能力を持ったレディ・デスストライクと対峙。 すべてがはじまった部屋に彼が再び戻り、格闘するという運命の皮肉を感じさせるシーンです。

3.対サイクロップス  『X-メン』(2000)

『X-MEN』
自分の姿を変えることができる能力をもつミスティークがウルヴァリンに化けたため、サイクロップスは混乱。 サイクロップスの光線に標準を合わせられ、「俺だ、馬鹿野郎」と訴えたことによって本人だと理解されます。 ジーンをめぐる三角関係など普段から二人のそりが合わないことが背景にあり、興味深いシーンとなっています。

4.フェニックスを葬る 『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006)

『X-MEN ファイナル・ディシジョン』
彼はジーンのことをずっと思い続けていました。『X-MEN2』のラストでジーンは死にますが、『X-MEN: ファイナル ディシジョン』で復活します。 それはまるでもう一度彼女に会いたいという彼の願いが伝わったかのよう。しかしフェニックスとなったジーンは、破壊衝動に飢えた手に負えないミュータントになっていました。 そんな彼女を止められるのは彼しかいません。愛した女性を手にかけるというとても悲しいシーンとなっています。

5.新幹線上での戦い 『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013)

『ウルヴァリン:サムライ』
日本を舞台に展開された同作のハイライトは、高速で走行する新幹線上でのヤクザとの格闘です。真田広之がヤクザ役で出演しているほか、プロレスラーの小川直也もカメオ出演を果たしています。 格闘は最初、客車の中で始まりますが、ウルヴァリンの鋼鉄を切り裂く能力によって、列車の屋上へ。 高速で走行する列車の上で、迫りくる看板をかわしながらのバトルは手に汗握ること間違いなし。

6.「ファストボール・スペシャル」 『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006)

「ファストボール・スペシャル」は、コミックではウルヴァリンの象徴的な技ですが、映画版では『X-MEN: ファイナル ディシジョン』になってはじめて登場しました。 ディストピア的な未来の瓦礫の山の中での戦いで、対ミュータント兵器がXメンたちに襲いかかります。 Xメンたちが窮地に陥ると、コロッサスとともに「ファストボール・スペシャル」を繰り出しました。

7.X-マンション防衛戦 『X-MEN2』(2003)

『X-MEN2』
ウルヴァリンが存分に暴れまわったのが『X-MEN2』。 ストライカーはXメンの本拠地を特殊部隊に襲わせました。Xメンは生徒たちを退避させて安全を確保するなか、彼はその野獣性を存分に解放して戦います。 その戦いぶりはまさにファンが待ち望んでいたものでしょう。

8.ウルヴァリンの目覚め 『X-MEN: フューチャー&パスト』(2014)

近未来、対ミュータントロボット「センチネル」の開発によって、世界中でミュータント狩りが行われていました。 ミュータントを救う道は、過去に戻って、センチネルが強大になる前にプログラムを破壊することでした。 タイムトラベルに耐え得るミュータントは、ウルヴァリンしかいません。彼の両肩にミュータントの未来が懸かっていたのです。 1973年、男たちに襲われ、銃弾の洗礼を受けた彼は反撃しますが、その時点の彼はまだ象徴とも言えるアダマンチウムの爪を装備していませんでした。

9.小粋なカメオ出演 『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011)

『X-MEN ファーストジェネレーション』
『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』での登場シーンは一瞬ですが、最高のシーンの1つです。 1960年代、チャールズとエリックはまだ敵同士となっておらず、CIAの極秘研究施設「デヴィジョンX」に入り、協力して活動していました。 彼らはミュータントのための世界を作ろうとするセバスチャン・ショウと戦うため、多くのミュータントをリクルートしようとします。 ウルヴァリンもリクルート対象の一人でした。チャールズとエリックが自己紹介しようとすると、彼は短く一言、「くたばりやがれ」と言い放ちます。 短いですが、その後のチャールズ、エリックとの関係を考えると非常に感慨深い瞬間です。