2019年6月10日更新

X-MEN映画全シリーズ一覧【今後公開作品・スピンオフ含む】

xmen ファースト・ジェネレーション
© Twentieth Century Fox Film Corporation/zetaimage

ウルヴァリンやプロフェッサーX、マグニートーなど魅力的なミュータントが多数活躍するX-MEN映画シリーズ。2000年に公開された「X-メン」から2019年までづついた本シリーズの作品を総まとめ!合わせてスピンオフ、今後公開予定の作品も紹介します。

映画「X-MEN」シリーズ全作を復習しよう

2000年に第1作目が公開された「X-MEN」は、今なおつづくアメコミヒーロー映画ブームの先陣を切ったシリーズです。2019年6月までにスピンオフを含む12作が公開され、マーベルを代表するヒーローチームは世界中で人気を博しています。 今回はそんな膨大な作品数がある「X-MEN」シリーズを全作紹介していきましょう。今後公開予定の作品の最新情報もお伝えします。

まずは「X-MEN」メインシリーズを紹介

X-MEN 2
©MARVEL

「X-MEN」シリーズは、マーベル・コミックの同名スーパーヒーローチームをベースにしたスーパーヒーロー映画です。 X-MENのメンバーたちは、突然変異によって特殊な力を手に入れたミュータント。人類から迫害されていた彼らを、自らもミュータントであるプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアが集めて人類を救うために戦うチームを結成します。 映画では、コミックですでに知名度を得ていたウルヴァリンを中心に三部作がスタート。その後、X-MENが結成されるまでの経緯が描かれる新シリーズが製作されました。 それではまず、メインシリーズを公開年順に振り返ってみましょう。

『X-メン』(2000)

記念すべきシリーズ第1作目

記念すべきシリーズ1作目となった『X-メン』は2000年に公開されました。ブライアン・シンガー監督がメガホンをとった本作は、勧善懲悪ものではないヒーロー映画として、アメコミ映画の観客層を大人にまで広げることに成功しています。 本作では、記憶を失ったミュータント・ウルヴァリンとプロフェッサーX率いるX-MENとの出会いから、ミュータントによる人類の支配を目指すマグニートーらとの戦いまでが描かれます。 公開初週興行収入で1位のヒットを記録。続編への期待も高まりました。

『X-MEN2』(2003)

社会的メッセージが色濃くなった2作目

前作にひきつづきブライアン・シンガーが監督した『X-MEN2』。本作ではミュータントを殲滅しようとするアメリカ政府対ミュータント対策本務顧問ストライカー将軍が登場。彼の部隊とX-MEN、そしてマグニートー率いるブラザーフッドの三つ巴の戦いが展開されました。 また、現実に差別される人たちの境遇をミュータントたちが直面する苦悩と重ね合わせた、深みのあるメッセージも本作の特徴。もちろんアクションシーンや変身能力を持つミュータントの描写など、映像技術にも注目です。

『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』(2006)

オリジナル三部作完結編

オリジナル三部作完結編となった『X-MEN:ファイナル・ディジジョン』では、底知れない能力を持つジーン・グレイの変貌と、ミュータントの能力を消す治療薬“キュア”を巡る物語が展開されます。 「ミュータント能力=他人との違いとは治療すべきことなのか」という深遠なテーマと痛快なアクションが融合された本作。アメコミ映画らしい要素をさらに盛り込み、三部作の終幕としてふさわしいものになっています。

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)

新たなキャストを迎え、前3部作の前日譚を描く

新シリーズはオリジナル三部作の前日譚となっており、X-MEN結成までの経緯が描かれます。オリジナルでパトリック・スチュワートが演じたプロフェッサーXをジェームズ・マカヴォイが、イアン・マッケランが演じたマグニートーをマイケル・ファスベンダーが演じています。 対象的な環境で育ちながらも運命的に出会った2人のミュータントの青年たち。彼らは友情を育み、自分たちと同じような仲間を探しはじめます。しかし次第に2人の考えには違いが生まれるようになり……。 人類とミュータントの平和共存を目指すプロフェッサーXと、人類殲滅を目論むマグニートーの出会いから決別までを描く本作は、ヒーロー映画としてだけでなく、青春群像としても楽しめます。

『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)

過去を変えて未来を救え

『X-MEN:ファイナル ディシジョン』及び『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』両方の続編とされている新シリーズの第二弾。 2023年の近未来。センチネルという対ミュータント兵器によって、ミュータントたちは絶滅の危機に瀕していました。そこで彼らは起死回生を図って、あるミュータントの能力によってウルヴァリンの精神を過去へ送り、センチネル開発のきっかけとなった過去の出来事を阻止しようとします。 オリジナルシリーズのプロフェッサーX、パトリック・スチュワートとマグニートー役のイアン・マッケランが再登場しファンを喜ばせた本作。ここで映画「X-MEN」の世界は過去改変が起こり、オリジナルシリーズとは違う未来を歩むことになります。

『X-MEN:アポカリプス』(2016)

人類を守るため最強の敵に立ち向かう

シリーズ6作目となる本作は、新シリーズの3作目でもあります。 時系列的には『X-MEN: フューチャー&パスト』過去部分の続編であり、新たな時間軸の新たな歴史を人類が踏み出した1983年が舞台です。 ミュータントを神と信仰するグループによって、世界最初にして最強のミュータント・アポカリプスが復活。発展した文明を数100年ぶりに目にし、人類は間違った方向に進んでいると考えた彼はマグニートー率いるブラザーフッドを部下として、人類の殲滅に乗り出します。それを知ったX-MENは人類を守るため立ち上がります。

『X-MEN:ダークフェニックス』(2019年6月21日公開)

X-MEN最終章

「X-MEN」シリーズ最終作となる『X-MEN:ダーク・フェニックス』。本作はX-MENがX-MENと戦う、という異色のストーリーとなります。 テレキネシス(念動力)とテレパシー能力を持つジーン・グレイは、宇宙でのミッション中に起きた事故が原因で自分の能力を制御できなくなってしまいます。プロフェッサーXをも上回る能力を持つ彼女の別人格"ダーク・フェニックス”が解き放たれ、地上の生命体が全滅しかねない事態に。この最大の危機にX-MENはどう立ち向かうのでしょうか。

スピンオフシリーズも絶好調のX-MEN

「X-MEN」シリーズには最初の三部作で存在感を示してきたウルヴァリンのスピンオフが3作あります。また、異色のヒーロー「デッドプール」も本シリーズのスピンオフであり、スーパーヒーロー映画では異例のR指定で製作・公開され、大ヒットを記録しました。 ここではスピンオフ作品をそのシリーズごとに紹介し、今後公開が予定されている作品も紹介しましょう。

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)

人気キャラクター、ウルヴァリンのオリジンを描く

ウルヴァリンを主人公としたスピンオフ第一弾。19世紀、ジェームズ・ハウレット少年のミュータント能力が覚醒し、どのような経緯をたどって“ウルヴァリン”になっていったのかを描きます。 ウルヴァリンを演じるのはもちろんヒュー・ジャックマン。 アダマンチウム合金の爪を持つミュータント、ウルヴァリン誕生までの歴史をたどる本作では彼が記憶を失った理由が明らかに。 また『X-MEN2』に登場したストライカーや、のちに「デッドプール」として人気を誇るウェイド・ウィルソンも登場しますが、本作では“ウェポンⅪ(イレブン)”と呼ばれ、原作とはかけ離れたシリアスなキャラクターでファンからは大不評でした。

『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)

ウルヴァリンの日本での日々を描く

ウルヴァリンが主人公のスピンオフ2作目。時系列としては「ファイナル ディシジョン」後の話です。 「ファイナルディシジョン」の戦いによって心に傷を負ったウルヴァリン。そんな彼は第二次世界大戦中の長崎でひとりの日本兵を救ったことがありました。戦争を生き延びたその男は日本の大企業グループ「矢士田産業」の総裁となっていました。死の床にいた彼はウルヴァリンを日本に呼び寄せ、「助けてもらったお礼に不老不死の生き地獄から解放する」と告げますーー。 日本が舞台となっている本作では新宿駅や秋葉原、広島県福山市など全国各地でロケが行われました。

『LOGAN/ローガン』(2017)

1本の映画としてクオリティ高し!老いたウルヴァリンの行く末とは?

ウルヴァリンのスピンオフ3作目にして最終作となった『LOGAN/ローガン』は、R指定で製作・公開され話題となりました。 老化とアダマンチウムの影響で能力が著しく低下してしまった彼は、テキサス州でリムジンの運転手として生計を立てていました。ミュータントのキャリバンとアルツハイマーを患ったプロフェッサーXとともに暮らすローガンは、ある日自分と同じ能力を持つ少女ローラと出会います。 ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じる最後の作品となった「ローガン」は、ハードボイルドなウェスタン調のロードムービーとなっています。興行的にも批評的にも大成功をおさめ、有終の美を飾りました。

『デッドプール』(2016)

型破りな無責任ヒーロー登場

マーベルきってのおふざけヒーロー、デッドプール。彼はX-MENのメンバーではありませんが、ウルヴァリンと同じくアダマンチウムを体内に埋め込むことで不老不死になりました。 元特殊部隊員で現在はニューヨークでトラブルシューターとして暮らしているウェイド・ウィルソン。恋人のヴァネッサと婚約し有頂天だった彼は、末期がんに侵されていることが明らかになります。その治療のため「ウェポンXプログラム」の人体実験に志願するのですが……。 「X-MEN ZERO」で原作コミックとはかけ離れたキャラクターになって登場したウェイド・ウィルソンを同じくライアン・レイノルズが演じリベンジを果たした『デッドプール』。アメコミヒーロー映画としては初のR指定作品としても話題になり、その後「ローガン」などの作品へ道を開きました。

『デッドプール2』(2018)

最強鬼やばチーム結成

『デッドプール』の続編『デッドプール2』では、キャラクターの魅力はそのままにさらにその世界観が拡がっています。本作には、原作コミックでX-MENの決死部隊として知られる「X-Force」が登場。映画独自のメンバー編成でしたが、ケーブルやドミノといった中心キャラクターがスクリーンデビューを果たしました。 ある事件で悲嘆に暮れていたウェイドの前に突然現れたケーブルというミュータント。彼が14歳の少年ラッセルの命を狙っていると知ったウェイドは、少年を守ることを決意し“最強鬼やばチーム”X-フォースを結成します。

『ザ・ニュー・ミュータンツ(原題)』(2020年4月3日全米公開予定)

若きミュータントたちを襲う恐怖

『ザ・ニュー・ミュータンツ(原題)』はマーベル、そして「X-MEN」シリーズ初となる本格ホラー作品です。他のシリーズと同じ世界線にあるようですが、舞台は現代。 施設に集められ、パワーを自覚し始めた10代のミュータントたちが描かれます。『スプリット』や『ウィッチ』で注目を浴びるアニヤ・テイラー=ジョイ、『ストレンジャー・シングス』のチャーリー・ヒートン、『ゲーム・オブ・スローンズ』のメイジー・ウィリアムズらが出演します。 本作は度重なる再撮影のため公開が何度も延期になっており、一時は劇場公開さえ危ぶまれました。しかし、2019年内に再撮影を完了し、2020年4月3日に公開予定となっています。

俺ちゃん3作目は「デッドプール3」?「X-フォース」?(公開年未定)

デッドプール
©20TH CENTURY FOX

1作目、2作目と立て続けに大ヒットとなった「デッドプール」シリーズは、さらなる続編の製作が計画されているようです。2019年1月、米Varietyが報じたところによると、主演とプロデュースを務めるライアン・レイノルズは『デッドプール3(仮題)』の企画が進行中と認め、「完全に新たな方向性を目指しています」と語りました。 しかし『デッドプール2』以降、レイノルズは本シリーズの次回作は「X-フォース」になると強調してきました。「X-フォース」にはデッドプール/ウェイド・ウィルソンを演じるレイノルズはもちろん、『デッドプール2』で登場したジョシュ・ブローリン演じるケーブルやザジー・ビーツ演じるドミノが登場するといわれていました。 今回レイノルズが製作に入ったという企画は「デッドプール3」なのか「X-フォース」なのかははっきりとしていません。どちらにしても、シリーズの新たな魅力を模索しているとのことなので、楽しみに待ちたいですね。

映画「ガンビット」は製作中止の憂き目に……

X-MENのなかでも恋多きイケメンとして知られるガンビット。2015年から単独映画の製作が予定されていましたが、本作は3度の監督降板、度重なる公開日延期を経て、2019年5月に製作中止が決定したようです。 「X-MEN」シリーズは、ディズニーに買収された20世紀FOXがつづけてきました。しかし今後、X-MENが同じくディズニー傘下のマーベル・スタジオが製作しているMCUに合流する可能性が囁かれています。その余波でさきほど紹介した「ニュー・ミュータンツ」以降のX-MEN作品の製作はいったん白紙となりました。 主人公ガンビット役には、人気俳優チャニング・テイタムが決定していただけに残念ですね。

今後のX-MENはどうなる?スピンオフにも期待

2019年6月公開の『X-MEN:ダーク・フェニックス』にて、20世紀FOXが製作・配給する「X-MEN」シリーズはひとまず終了となります。まずは、20世紀FOX最後のX-MENを楽しみたいですね。また、「デッドプール」シリーズをはじめとするスピンオフ作品も今後製作・公開が予定されており、そちらも注目が集まっています。 今後、MCUに合流する可能性が噂されているX-MEN。これまでのシリーズを楽しむとともに、新たなX-MENに期待しましょう!