大人気青年漫画『監獄学園』が実写化ドラマ化!
大人気青年漫画『監獄学園』が、2015年に実写化されました。
キャストも脚本も、原作の魅力を損なわないほどの完成度となっており、キャストのビジュアルだけでなく、ストーリーも原作の面白さを完全に再現しており、原作ファンも楽しめるドラマであること間違いありません。
この記事では、『監獄学園』のあらすじと登場人物、また、『監獄学園』に登場する個性的な登場人物を演じるキャストをご紹介します。
『監獄学園』あらすじ紹介
元女子高であり、女子1016人に対し、男子5人という生徒数の私立八光学園。本校で女子と仲良くなれることを期待していた主人公・キヨシは、同じく男子生徒であり、女子と仲良くなることを夢見ていた、ガクト、シンゴ、アンドレ、ジョーの4人と、女子風呂を覗こうとしました。
これが見つかってしまい、裏生徒会・通称「プリズン」と呼ばれる「懲罰棟」での1か月の懲役が処されます。
デートのために脱獄をしようと計画を立てたり、男子に恨みを持つ生徒会長に男子全員退学をさせられそうになることを阻止する計画などが描かれる、シチュエーション・コメディ作品です。
『監獄学園』男子生徒キャスト紹介
キヨシ(中川大志)
主人公・キヨシを演じるのは、スターダストプロモーション所属の中川大志です。俳優デビューは2009年。『わたしが子どもだったころ 沢村一樹編』で、沢村一樹の幼少時代の再現VTRでデビューしています。
漫画はあまり読まないそうですが、『監獄学園』はキヨシ役決定後に単行本でちゃんと読み、一瞬で原作のファンになったそうです。監獄学園でキヨシを演じるにあたり、実写化の意味を考えながら撮影をしたという中川大志は、インタビューでこうコメントをしています。
不安はあります。正直なことを言うと怖い(笑)。原作はぶっ飛んでるというか、過激な描写が多いし、僕の周りの友達からも『どうなるの?』と言われました。しかもテレビドラマという、色々な縛りの多いフィールドで。原作ファンの方に受け入れてもらえるのかという不安もめちゃくちゃある。ただ、完成した1話を観て思ったのは、やっていたことは間違ってなかったな、と。胸を張って届けられるものが出来たので、反響が楽しみです。引用:mdpr.jp
ガクト(柄本時生)
男子達の司令塔的な存在のガクトを演じるのは、柄本時生。2003年、Jam Films S『すべり台』のオーディションに合格し、俳優デビューしました。
2016年には、売れないピン芸人役として、連続テレビドラマ『初恋芸人』の主人公を演じています。この『初恋芸人』は、柄本時生の初主演作品となります。どんな役でもやってみたいと意気込みながら役者活動をしている柄本時生は、ガクト役が決まった時の感想をインタビューでこう答えています。
原作を読んだことはなかったのですが、読んでみたらすごく面白くて、(出演できて)良かったです。うれしかったです。
シンゴ(矢野聖人)
金髪リーゼントというヤンキー系男子のシンゴを演じる矢野聖人は、2010年、ホリプロ創業50周年記念として開催された、舞台『身毒丸』主演オーディションでグランプリを受賞しました。この舞台『身毒丸』は、演出家・映画監督や俳優として活躍していた、蜷川幸雄が演出をしています。
また、2010年のテレビドラマ『GOLD』で、主人公の息子・早乙女廉役で俳優デビューをしています。作中のキャラの中で、シンゴが一番自分に似ていると感じる矢野聖人はシンゴ役が決まった時の感想をインタビューでこう答えています。
真面目過ぎるところが自分にはあるので、(高校生男子らしい)ハジけられない部分があって、それを打破したくてこの作品をやりたいなって思いました。オーディションを受けて役が決まったので、自分で役をつかんだっていう感じでモチベーションがすごく高いです。また、これまで学園モノをあまりやったことがなかったので、新たな自分を引きだすいい機会だと思いました。
アンドレ(ガリガリガリクソン)
気は優しい男子高生ですが、男子の中でも群を抜いて被虐体質であり、副会長からのお仕置きに喜びを感じている、アンドレ役のガリガリガリクソン。
出不精で親に甘やかされているニートを演じる「ニート漫談」を代表ネタにしている、吉本興業の大阪本部所属のピン芸人です。
アンドレを演じやすいと語りドMの気持ちが分かるようになってきたというガリガリガリクソンは、アンドレの見どころをインタビューではこう答えています。
(第5話で副会長が愛し過ぎて)発狂しちゃうシーンは見てほしいです(笑)。 あと、僕のおっぱいシーン! 他にも女性は出てますけど、唯一乳首出してるのは僕だけなので(笑)、そこは注目です!
ジョー(宮城大樹)
フードを被って顔を隠している物静かな男子高生のジョーを演じる宮城大樹は、元格闘家・キックボクサーです。
2013年にはリアリティ番組「テラスハウス」に入居し、モデルの今井華と付き合い知名度があがりました。くも膜嚢胞にかかっていることが発覚し、のちに格闘家を引退しています。
普段フードを被っており顔の見えないジョーですが、彼を演じるにあたり1か月で10キロの減量を行ったそうです。ジョーという役を演じることに気合いをみなぎらせていた宮城大樹は、自身を冷静に分析しこう語っています。
"ジョー"になりたいという思いから、苦痛と感じることはありませんでしたキックボクシングではチャンピオンが称号だと思いますが、今回、"ジョー"という役の称号が欲しかったので、がんばれたと思います。
『監獄学園』裏生徒会キャスト紹介
栗原万里(山崎紘菜)
裏生徒会生徒会長であり、学園を裏から支配する美女である万里を演じる山崎紘菜は、東宝「シンデレラ」オーディションで、2011年に審査員特別賞を受賞。
2014年の映画『神さまの言うとおり』では、作品の第一部当初、主人公と別のクラスでゲームをクリアした、秋元いちか役として初のヒロインを務めました。
絶対的権力を持ち学園をまとめている存在を演じるため、声の出し方や姿勢・佇まいを意識して演じそうです。万里の見どころについてインタビューでこう答えています。
万里は男子生徒と敵対していてクールでせりふもそんなに多くないのですが、キヨシたちと触れ合うことによって、今までの彼女の人生の中で経験したことないような刺激を受けて、万里自身も成長していくと思うのでそういう部分ですね。 回を重ねるごとに万里の人間らしさ、クールな表情の裏にあるものが見えてくると思うのでそこに注目してほしいです。
白木芽衣子(護あさな)
抜群のスタイルや強い命令口調で生徒を圧倒する裏生徒会の副会長である芽衣子を演じる護あさなは、グラビアモデル。これまでに何冊か写真集を発売しています。2012年の映画『ゾンビアス』で女優デビューし、女優としても活動しています。
「グラビア史上最強の巨乳」とも言われている護あさなは、芽衣子を演じるにあたり、原作を知る友人から好評だったことをインタビューでコメントしています。
原作ファンの友人がわざわざ連絡をくれて、「すごくいい!」と言ってもらったことがとても自信になりました引用:mdpr.jp
緑川花(森川葵)
裏生徒会の書記であり、一見ふわふわした女子ですが、全国4位の空手の実力を持っており、芽衣子とは違う怖さを男子達に抱かれている花を演じる森川葵。
2010年に人気女性ファッション雑誌「Seventeen」の専属モデルオーディションでグランプリに5500人の中から選ばれた、スターダストプロモーション所属のファッションモデルです。
監督するのは井口昇
この作品を監督する井口昇は、2007年、『片腕マシンガール』のヒットにより世界的に注目されました。また、アメリカ最大の映画祭『ファンタスティック・フェスト』で、映画『電人ザボーガー』を出品し、ファンタスティック部門の監督賞を受賞したこともあります。
他の監督作品には、2004年のテレビドラマ『ケータイ刑事 銭形泪・セカンドシーズン』や、2013年のテレビドラマ『神様のイタズラ』があります。
再現度が高すぎると話題に!
キャストのキャラクターのビジュアルや演技での再現度の高さはもちろん、原作でも人気の高いシーンの再現度が非常に高く、過激すぎる場面などは多少カットされていますが、原作であった物語がそのまま実写化しているというドラマになっています。
脱獄計画のためのガクトの脱糞や、副会長の指だけの懸垂後のアクシデント、退学を阻止するために理事長に直談判し交渉のために尻について熱く語るシーンなど、原作ファンも納得の出来であることは間違いありません。