海外ドラマ『ER緊急救命室』の魅力を徹底解剖!あらすじ・キャストまとめ

2018年3月8日更新

病院の緊急救命室を舞台に、医療ドラマだけでなくそこで働く医師や看護師たちの人間ドラマを描いて大ヒットしたドラマ『ER緊急救命室』。15年にもわたる大作となった本作品の魅力を徹底解剖してご紹介します。

医療ドラマを超えて医師達の人間模様も描いた人気シリーズ『ER緊急救命室』

『ER緊急救命室』は、アメリカはシカゴにある病院の緊急救命室を舞台にした人気ドラマリシーズです。1994年にシーズン1の放送が開始し、2009年の放送終了まで全15シーズン331エピソードが制作されました。

緊急救命室という24時間中命のやり取りが行われる場所での息をつくような医療ドラマ要素に加えて、そこで働く医師や看護師たちの人間関係も描いたことが人気につながり、アメリカだけではなく全世界の視聴者をくぎ付けにしました。

そんな『ER緊急救命室』の魅力を徹底解剖してご紹介します。

ドラマ『ER緊急救命室』のあらすじは?

『ER緊急救命室』のストーリーは、ジョン・カーターが医学部3年の研修医としてカウンティ総合病院のERにやってくるところから始まります。

そのERでは日々、緊急事態で運ばれてくる患者たちと彼らを救おうと奮闘する医師や看護師達が働いていました。また、医療現場以外でも医師や看護師たちはそれぞれに問題をかかえており、様々な人間ドラマが繰り広げられていきます。

『ER緊急救命室』の魅力的なキャスト達

ジョン・カーター/ノア・ワイリー

ERを舞台にした物語スタートのきっかけとなる医大生であり、後にドクターとして成長していくジョン・カーターを演じたのはノア・ワイリーです。

ジョンは弁護士の職を進める親の反対を押し切って医者を目指します。研修医として初登場した際は、初日に患者の傷をみて具合が悪くなってしまうほどでしたが、インターンやレジデントを経てスタッフドクターへと成長していきます。シーズン9で難民キャンプで医療活動に従事するためアフリカ・コンゴ民主共和国へ渡航、そこで知り合ったフランス出身の女医と結婚します。

ワイリーは1991年から俳優として映画出演など活動をしていましたが、1994年の『ER緊急救命室』出演で一躍有名になりました。その他の出演作としては1999年に制作されたスティーブ・ジョブスやビル・ゲイツを描いたフィクションドラマ『バトル・オブ・シリコンバレー』や、2001年公開の『ドニー・ダーコ』が有名です。

プライベートでは2000年にメイクアップアーティストの女性と結婚して2児に恵まれており、家族との時間を大切にしたいとの理由からドラマもシーズン11で降板しています。しかしその女性とは2010年に離婚。2014年に別の女性と二度目の結婚をしました。

ケリー・ウィーヴァー/ローラ・イネス

シーズン2でチーフレジデントとしてカウンティ総合病院に転任し、以降シーズン13までレギュラー出演していたケリー・ウィーヴァーを演じたのはローラ・イネスです。

ケリーの知能指数は145とされ、能力は優れているものの上昇志向が高く周囲から反感を買うこともあります。母親が10代で出産したため養子に出されていたり、右足に障害を持っているなど複雑なバックグラウンドも抱えています。シーズン7では、自身が同性愛者であることに気付き、パートナーの女性との間に人工授精で子供ももうけています。

イネスは舞台女優として活動したのち、1986年からテレビドラマにも出演するようになりました。1995年『ER緊急救命室』への出演以降女優としても注目され、ケリー役で2回エミー賞にノミネートされています。

1998年公開の映画『ディープ・インパクト』に出演しているほか、監督としてのキャリアも持っており、テレビドラマ『ザ・ホワイトハウス』では脚本及び監督を担当しています。

マーク・グリーン/アンソニー・エドワーズ

シーズン1でチーフレジデントとして登場し、シーズン8までドラマの主要キャストだったマーク・グリーンを演じたのはアンソニー・エドワーズです。

初登場時マークは、20歳で結婚した妻しか女性を知らない男性でしたが、後に離婚すると病院内外問わず様々な女性と関係を持つプレイボーイに転身します。しかし、シーズン8で脳腫瘍が再発し、ERも退職。最初の妻との間に生まれた娘と共にハワイで暮らしたのちにこの世を去っています。

エドワーズは1982年頃から俳優としてテレビドラマや映画に出演を始めます。彼の名前を有名にした作品は、1986年公開でトム・クルーズ主演の映画『トップ・ガン』グースことニック・ブラッドショウ役でしょう。

『ER緊急救命室』への出演は、彼を俳優としてより有名にしただけでなく、シリーズの演出を担当する機会にもなりました。また、エドワーズはマーク役として3つのシーズンに出演した間に35万ドル(約4000万円)稼いだとされており、最も出演費が高いドラマ俳優としても知られています。

ピーター・ベントン/エリク・ラ・サル

シーズン1で、ジョンの指導役として登場したピーター・ベントンを演じたのはエリク・ラ・サルです。

ピーターは妥協を許さない堅物の外科レジデントとして、シーズン1でジョンの指導役となります。少ない給料で長時間の勤務をこなしつつ、空いた時間は母親の介護にあてるという苦労人です。強い上昇志向の持ち主でしたが、難聴の息子が誕生すると、彼の親権を得るために時間の融通が利く研究機関に転職し、シーズン8でERを去っています。

ラ・サルは舞台俳優としての経験を積んだのち、1988年のエディ・マーフィー主演映画『星の王子 ニューヨークへ行く』へ出演します。そこでマーフィ演じるザムンダ王国のアキーム王子の恋敵となる、ダリル・ジェンクスを演じ、有名になります。

ピーター役はシーズン8で降板となっていますが、シーズン15にはゲスト出演しているほか、ドラマの製作総指揮を担当したマイケル・クライトンがなくなった際は番組内で追悼コメントを読んでいます。

大ヒット『ER緊急救命室』の原作者は?

『5人のカルテ』

製作総指揮を担当し、パイロット版の脚本も執筆したマイケル・クライトンは、医学や化学の知識に基づいたミステリーを得意とする世界的なベストセラー作家です。『ER緊急救命室』も、クライトンが医学生だった時の経験をもとに執筆した『五人のカルテ』が原案となっています。

クライトンは『ジュラシック・パーク』の原作者としても知られています。実は、『ER緊急救命室』は当初映画企画として立ち上がり、スティーブン・スピルバーグと話を進めていたそうです。しかし、その際スピルバーグが‟恐竜とDNA”に関するクライトンの次回作の方に興味を持ってしまい、『ER緊急救命室』の企画から降りてしまったというエピソードがあります。

『ER緊急救命室』に出演していた映画スター達

『ER緊急救命室』には、ドラマを中心に活躍する俳優に加えて、有名な映画スターも出演しています。

ジョージ・クルーニー

ジョージ・クルーニー

2000年の『パーフェクト ストーム』や、2001年の『オーシャンズ11』で知られているジョージ・クルーニーは、シーズン1から5までプレイボーイな小児科医ダグラス・ロス役として出演していました。

クルーニーがドラマに出演決定したのは彼が32歳の時で、当時は鳴かず飛ばずだった彼が最後のチャンスと思って受けたオーディションに合格しての配役だったそうです。

しかしドラマに出演後、映画俳優としての運気も好転し、ハリウッド映画の仕事に専念したいという理由でドラマは降板しています。

ユアン・マクレガー

ユアン・マクレガー

1999年の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でオビ=ワン・ケノービ役を演じて、一躍世界的に有名な俳優になったユアン・マクレガーも、1996年当時放送されたシーズン3第15話にゲスト出演していました。

ユアンが演じたのは、ダンガン・スチュワートというスコットランド人で、夢を持ってアメリカにやってきたもののアメリカ人の従兄弟に誘われるがまま強盗になってしまった青年です。