大ヒットシリーズ『あぶない刑事』キャストたちの現在は?
鷹山敏樹/舘ひろし
大下勇次/柴田恭兵
真山薫/浅野温子
町田透/仲村トオル
松村優子/木の実ナナ
田中文男/ベンガル
キョウイチ・ガルシア/吉川晃司
キョウイチ・ガルシアは、2016年公開の映画『さらば あぶない刑事』に登場する史上最強最悪の敵。バイクを操る中南米マフィアの冷酷なボスを演じたのは、シリーズ初出演の吉川晃司です。 吉川晃司は、1984年の映画『すかぴんウォーク』の主演で俳優デビューし、自ら歌唱した挿入歌『モニカ』も大ヒットしました。一時は音楽活動に専念し、ロックアーティストとしてヒット曲を連発。2000年に俳優業を再開すると、映画『必死剣鳥刺し』で日本アカデミー賞・優秀助演男優賞を受賞しています。 その後も独特の存在感を発揮し、2016年は映画『秘密 THE TOP SECRET』のほか、同年3月から2017年にかけて放送される大河ファンタジー『精霊の守り人』に出演しています。
吉井浩一/山西道広
横浜港警察署所属の刑事で捜査課の指揮官的存在である吉井浩一。破天荒なキャラクターだらけの『あぶない刑事』シリーズにおいて、一番刑事らしいまともな人物。 鷹山たちが無茶をしても吉井がきちんと現場の指揮をとってくれるので、最終的に上手く収まるシリーズに欠かせない存在です。 吉井浩一を演じているのは山西道広。『あぶない刑事』のパパさんの愛称で親しまれた山西は2008年の月曜ゴールデンドラマ『追跡~失踪人捜査官・石森新次郎』への出演を最後に、俳優業を引退しています。 引退後は神奈川県・葉山で飲食店を経営していましたが、2014年に閉店。2016年の映画『さらば あぶない刑事』では一時的という形で俳優業へ復帰しましたが、本作を機にまた俳優業に復帰していただきたいですね。
近藤卓造/中条静夫
横浜港警察署所属の刑事で捜査課の課長。暴力団捜査が専門で、かつては「鬼の卓造」と恐れられていました。 港署の問題児である鷹山と大下に手を焼いており、いつも二人を怒鳴り散らしていますが、心の内では二人を信頼して見守っています。近藤の「瞳ちゃん、お茶」の台詞は全シリーズを通じての定番台詞のひとつ。 近藤卓造を演じているのは1994年に癌による肺不全のため、惜しまれつつこの世をさった俳優・中条静夫。1994年の映画『免許がない!』、TBS系ドラマ『オトコの居場所』に出演するなど亡くなる直前まで俳優人生を全うしました。 1996年の映画『あぶない刑事リターンズ』は中条の死去が映画への後押しのひとつとなり、制作されたと言われており、劇中では近藤の名前が多く登場し、エンドロールには「To The Memory of 中条静夫」のテロップが流されました。
結城梨沙/水川あさみ
横浜港警察署所属の刑事で少年課に所属している巡査の結城梨沙。2005年に公開した映画『まだまだあぶない刑事』に登場。 ITを得意とするが、今時の子で捜査課の捜査には我関せずで、結城の机には常にファッション誌やキャンディーなどが置いてあるマイペース・スタイル。 基本的に明るく元気ですが、同期の水嶋と鹿沼にGPSをつけられデートを邪魔された経験があり、その事を根に持っている様子。 結城梨沙を演じているのは2016年にデビュー以来所属していた事務所から独立し個人事務所を設立した女優・水川あさみ。 独立の関係で、2016年は映画『後妻業の女』、TBS系ドラマ『わたしを離さないで』、Amazonプライムドラマビデオ・ドラマ『東京女子図鑑』と出演が多くはありませんでした。 2017年は4月スタートのフジテレビ系新ドラマ『人は見た目が100パーセント』で女子力ゼロの理系女子(通称:リケジョ)を演じることが決まっています。 大手事務所にいた頃が第一章とするならば、個人事務所を設立した2017年からが水川の第二章の始まりと言えます。コメディーからシリアスまで幅広く演じ分ける水川あさみの今後に期待です。
水嶋修一/佐藤隆太
横浜港警察署所属の捜査課の刑事である水嶋修一。2005年に公開した映画『まだまだあぶない刑事』に登場します。 1998年に公開した『まだまだあぶない刑事』の前作『あぶない刑事フォーエヴァー』で生死不明となった鷹山たちが不在時にエースとして活躍していた水嶋。 プロファイリングを得意とし過去の事件をすべてデータ化しようとしますが、実は犯人グループの一味で、鷹山らに追い詰められ自殺します。 共に行動するうちに大下に敬意を抱いたようで「生まれ変わったら、大下さんの後継者になります。」との言葉を残します。 水嶋修一を演じているのは佐藤隆太。2008年に主演したTBS系ドラマ『ROOKIES』や映画&ドラマ『海猿』シリーズの印象から“熱い男”のイメージがある佐藤。 ここ数年は、2016年に出演したフジテレビ系ドラマ『僕のヤバイ妻』の芸術家役、フジテレビ系ドラマ『ナオミとカナコ』のDV夫役など役柄の幅を広げました。 2017年は映画『ひるなかの流星』『輪違屋糸里』『鋼の錬金術師』への出演、舞台『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』への出演が決まっており、更なる飛躍が期待されています。