『あぶない刑事』に出演していたキャストの現在

2017年7月6日更新

1986年の誕生以来、タカとユージの名コンビなどが人気を博した『あぶない刑事』シリーズ。長きに渡る歴史の中で、今や名俳優・名女優揃いとなったキャストたちのその後、現在に迫ってみたいと思います。

大ヒットシリーズ『あぶない刑事』キャストたちの現在は?

あぶない刑事リターンズ

『あぶない刑事』シリーズは、1986年10月にTVシリーズ第1作目『あぶない刑事』が放送開始し、その後も劇場版やSPドラマなど計80作以上が制作された大人気作品です。

神奈川県警察横浜港警察署の捜査課に所属する、タカこと鷹山敏樹とユージこと大下勇次の破天荒な活躍、独特の台詞回しやお洒落な演出が好評を博しました。広域暴力団「銀星会」との抗争なども描かれた、足かけ30年に及ぶ歴史の中で、様々な話題と流行を生んだ名作として有名です。

そして2016年、完結編と銘打った映画『さらば あぶない刑事』でシリーズは終幕を迎えることに。そこで、今や名俳優・名女優揃いのキャストたちのその後、現在についてまとめてみました。

鷹山敏樹/舘ひろし

舘ひろし

「ダンディ鷹山」こと、横浜港警察署捜査課の巡査部長(または巡査長)の鷹山敏樹。横浜の悪党たちにも恐れらる名コンビの片割れ、タカを演じるのはダンディな魅力あふれる舘ひろしです。

舘ひろしは、1975年にロックバンド「クールス」のボーカルとしてデビューしました。翌年に映画『暴力教室』で俳優デビューした後、主演を務めた『あぶない刑事』で大ブレイク。大河ドラマ『功名が辻』などに出演する一方で、歌手として『泣かないで』を始めとするヒット曲を発表しています。

2016年は映画『さらば あぶない刑事』のほかに、土曜ドラマ『夏目漱石の妻』や月曜名作劇場『天下御免トラック野郎 銀ちゃんの事件街道!』などに出演しました。

大下勇次/柴田恭兵

柴田恭兵

「セクシー大下」こと、横浜港警察署捜査課の巡査部長(または巡査長)の大下勇次。相棒のタカと共に数々の事件を解決してきたユージを演じるのは、実力派俳優の柴田恭兵です。

柴田恭兵は、舘ひろしとW主演した今作『あぶない刑事』で大ブレイクを果たしました。1996年の『はみだし刑事情熱系』などをヒットに導き、主演を務めた連続ドラマの本数は20本を超えるとのこと。2006年7月に肺がんが発覚し一度休養に入ったものの、翌年2月放送のドラマ『ハゲタカ』で復帰しています。

復帰後、壮年期以降は重厚な役柄を演じることも増え、作品に重みと深みを与えています。2014年には大河ドラマ『黒田官兵衛』にも出演、2016年は映画『64 -ロクヨン-』などの話題作に出演しました。

真山薫/浅野温子

101回目のプロポーズ

鷹山と大下の親友かつ悪友、おてんばで個性的な真山薫を演じたのは浅野温子です。当初は少年課所属の巡査でしたが、紆余曲折を経て少年課課長・警部、重要物保管所所長へと昇進しています。

1986年に『あぶない刑事』シリーズが開始した後、1988年のトレンディドラマ『抱きしめたい!』を機に、若い女性たちの憧れの的になったそう。W主演を務めた浅野ゆう子と共に「W浅野」と称され、その後も月9ドラマ『101回目のプロポーズ』を始めとするヒット作にも恵まれました。

また2003年からは、『古事記』が題材の一人語り舞台『日本神話への誘い』も開始。映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍しており、2017年は4月放送のドラマ『この世にたやすい仕事はない』に出演予定です。

町田透/仲村トオル

仲村トオル

鷹山と大下の後輩で、女好きなキャラクターの町田透を演じたのは仲村トオルです。捜査課の巡査から捜査課長・警部、最終的には横浜港警察署所長に出世し鷹山・大下の上司になっています。

1985年の映画『ビーバップハイスクール』の主演でデビューし、日本アカデミー賞・新人俳優賞を始め、数々の新人賞を受賞した仲村トオル。『あぶない刑事』シリーズで一躍有名になると、韓国映画『ロスト・メモリーズ』などにも出演し、国内外で活躍する人気俳優になりました。

2016年は話題の映画『64 -ロクヨン-』のほか、ドラマ『家売るオンナ』などに出演。2017年以降は、公開日未定の映画『ヘンリ・ミトワ 禅と骨』でナレーションを務める予定です。

松村優子/木の実ナナ

デビュー50周年記念アルバム SHOW GIRLの時間旅行~my favorite songs

鷹山と大下の良き理解者で、長い間少年課で活躍した松村優子を演じたのは木の実ナナ。スケジュールの都合上、TVドラマは2作とも序盤までの出演ですが、劇場版は強い存在感を放っています。

1972年に本格的にミュージカルの道に進み、1974年からの『ショーガール』でゴールデン・アロー賞大賞ほか多数、2001年の『ロス・タラントス』などで多くの受賞歴があります。2015年にはデビュー50周年を迎え、記念コンサートや新作ミュージカルなど、様々なイベントも行ったそうです。

主な活動の場は舞台ですが、刑事ものやミステリードラマ・映画でも活躍しており、2016年は『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』などに出演しました。

田中文男/ベンガル

『軍師官兵衛』

捜査課の最古参で、取締官を務めることが多い田中文男を演じたのはベンガルです。独自の方法によりひたすら犯人の自白を待って落とすことから、「落としのナカさん」という異名を持ちます。

1976年に柄本明らと劇団「東京乾電池」を旗揚げし、国内で舞台に出演する一方で、フランスやロシアを始め世界各国で公演を行っています。ドラマ・映画の主演は少ないものの、大河ドラマ『黒田官兵衛』や火曜サスペンス劇場など多くの作品に出演し、名脇役として人気を博してきました。

2017年は、1月14日公開の『トマトのしずく』、5月13日公開予定の『いぬむこいり』に出演します。

キョウイチ・ガルシア/吉川晃司

必死剣鳥刺し

キョウイチ・ガルシアは、2016年公開の映画『さらば あぶない刑事』に登場する史上最強最悪の敵。バイクを操る中南米マフィアの冷酷なボスを演じたのは、シリーズ初出演の吉川晃司です。

吉川晃司は、1984年の映画『すかぴんウォーク』の主演で俳優デビューし、自ら歌唱した挿入歌『モニカ』も大ヒットしました。一時は音楽活動に専念し、ロックアーティストとしてヒット曲を連発。2000年に俳優業を再開すると、映画『必死剣鳥刺し』で日本アカデミー賞・優秀助演男優賞を受賞しています。

その後も独特の存在感を発揮し、2016年は映画『秘密 THE TOP SECRET』のほか、同年3月から2017年にかけて放送される大河ファンタジー『精霊の守り人』に出演中です。