2017年7月6日更新

ブラックカルチャーを感じる映画12選

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パム・グリア 『コフィー』

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喜怒哀楽が詰まったブラックカルチャー映画

パム・グリア 『コフィー』
ファンキー、バイオレンス、人種問題に端を発するルーツを探るドラマに、スタッフやキャストが黒人で占められたブラックスプロイテーションなどなど、アフリカ系ならではの映画を12作品チョイスします。

パム・グリアの魅力爆発のブラックスプロイテーションムービー

hitomisnotebook 所謂ブラックスプロイテーションと呼ばれるジャンル パム・グリアがカッコいい 音楽もカッコ良くて♪ 低予算がモロだしだけど面白い映画
昼は看護師、夜は自警団員の仕事をする女性コフィーが、妹を麻薬中毒にさせた犯罪組織に復讐を計るアクション。黒人の観客層の取り込みを狙って作られたブラックスプロイテーション映画の代表作となりました。 コフィー役のパム・グリアの大ファンだったクエンティン・タランティーノ監督は、自身の作品『ジャッキー・ブラウン』に彼女を起用することとなります。

自由を求めて奔走する黒人ドラッグディーラー

masamitsu ストーリーは今ひとつだったけど、雰囲気が好き。 あとカーティス・メイフィールドの音楽が最高にクール! ★★★☆☆
ニューヨークのハーレムで麻薬組織のトップとして君臨するプリーストが、恋人との新天地を求めてある計画を相棒に打ち明けますが…。 『コフィー』と並ぶブラックスプロイテーション映画の代表作と評されており、高級車を乗り回してド派手な服を着るプリーストは黒人たちのアイコンキャラとなりました。ソウルシンガーのカーティス・メイフィールドによる楽曲も有名となり、彼自身もカメオ出演しています。

悪霊に憑りつかれた黒人女性の恐怖

アビィ
アフリカの史跡研究のために現地を訪れた博士とその息子夫婦は、古墳を調査中に箱を見つけます。ところが箱を開けて吹き出た強風に巻き込まれた息子の妻アビィが、次第に異常な行動を取るようになってしまうのでした…。 『エクソシスト』の亜流ともいえるオカルトホラーで、実際に『エクソシスト』の製作元のワーナー・ブラザースから訴訟を起こされたりもしています。

夏の暑い日に起こった大暴動

ドゥ・ザ・ライト・シング
eigamirudesu 赤っぽい映像、音楽とかセンスが良い雰囲気! 後半につれ空気が変わりゆくストーリーも面白いです。 最近は議論が活発になってきていますが、日本に住んでるとアメリカほど馴染みない人種問題について考えるきっかけになる映画だと思います。
tmmyon 白人から逃れた黒人街のブルックリンでの、異人種間問題を取り扱ってます。 すごくわかりやすいし、平凡な内容とも言えない。 この映画から派生させて考えることはたくさんある。(そういう映画が好き)
その年で一番の暑さを記録したブルックリンの黒人街にあるピザ屋で発生したいざこざが、様々な人種を巻き込んだ大暴動へと発展していく様を描いた群像ドラマ。一貫してニューヨークを舞台にした作品を撮り続ける、アフリカ系監督スパイク・リーの代表作となりました。

白人を敵視する過激な黒人運動家の生涯

Kenta_Kawamura スパイク・リー監督の映画は初めてですが、マルコム・Xへのリスペクトが感じられます。3時間と長いですが、勉強になりました。良かった。
ボストンのスラム街で育った青年マルコム・リトルが、刑務所でイスラム教に改宗しマルコムXと改名し、出所後は黒人解放を訴える過激運動家として頭角を現していきます。 『ドゥ・ザ・ライト・シング』のスパイク・リーが、実在した黒人解放運動家の生涯をパワフルに描いた3時間強の大作です。デンゼル・ワシントンの鮮烈な演技と、アメリカの裏側を描く監督の手腕を堪能してください。

型破りなクラブ・シンガーが修道院で巻き起こす大騒動

カジノのクラブ・シンガーのデロリスが、自身の愛人でマフィアのボスの殺人現場を目撃したために、サンフランシスコの修道院に身を隠すことに。そこで彼女は厳格な修道院長に負けることなく、聖歌隊のリーダーとしてソウルやロックナンバーを加えていきます。 ウーピー・ゴールドバーグがデロリスを演じて大ヒットしたコメディで、続編も製作されました。2011年にはブロードウェイミュージカルにもなっており、プロデューサーをウーピーが務めています。

美人キャビンアテンダントが仕掛けるコンゲーム

sogo_hiroaki クエンティン・タランティーノの作品。 特別に面白い映画ではないけど、なにか心に情が残る映画。 主題歌のAcross 110th streetの歌詞を映画にしてる様。 他の挿入歌も「street」が入っているタイトルが、目立つ。 それを、象徴しているのかな? しかし、2時間半は、長かったな^^; 長く、感じた。 テンポも、アジアっぽい感じが出てるから、そこが親近感を感じたのかも。
Pit7775Pit タランティーノらしい作品だったと思う。どこかパルプフィクション要素が含まれている。後半の3人目線の構成が印象的だった。
キャビンアテンダントのかたわら、武器密売人オデールの金の運び屋をしていたジャッキー・ブラウンは、心を許す関係となった白人の保釈屋マックスと組み、オデールやFBIを巻き込んだ一攫千金の勝負に打って出ることに。 『パルプ・フィクション』で一躍時の人となったクエンティン・タランティーノが、エルモア・レナードのクライム小説を映画化。原作では白人キャビンアテンダントが主人公だったのを、タランティーノの幼少時のミューズだった黒人女優のパム・グリアに充ててキャスティングしました。

1200人の命を救った1人のホテルマン

ホテル・ルワンダ
deracine3301 悲痛な気持ちになった。月並みな言葉だけど、戦争反対という気持ちが強くなりました。日本が安全に、誰のシングルがミリオン売れただの言ってた頃にこういった事が起こっていた事実。 #ネタバレ
Kouji_Tomida ルワンダの大虐殺を題材にした映画。 紛争時の混乱や家族愛、そして様々な利害関係の元で決断を迫られている人々がリアルに描かかれていた。 1日約1万人のペースで殺されていたというのは恐ろしい
1994年にアフリカはルワンダで発生したフツ族過激派によるツチ族虐殺事件。その悲劇の際、自身が支配人を務める「ホテル・ルワンダ」に1200人以上のツチ族難民をかくまったホテルマン、ポール・ルセサバギナの実話を映画化しました。 ポールを演じたドン・チードルは、本作の演技でアカデミー主演男優賞にノミネートされました。

過酷な境遇下にある黒人少女が見出す生きる希望

1980年代後半のニューヨーク・ハーレムを舞台に、あらゆる虐待を受けてきた16歳の黒人少女プレシャスが、絶望的な状況の中で生きる希望を見出していくさまを描く感動作。 プレシャスを演じたガボレイ・シディベは、本作がデビュー作になるとともに2009年のアカデミー主演女優賞にもノミネート。さらにプレシャスの母親を演じたモニークはアカデミー助演女優賞を受賞しています。

黒人ガンマンが悪徳白人どもを皆殺し!

Kyohei_Fukuba かっこいい!! ジャンゴが銃撃戦をするシーンでラップ音楽が流れ始めたところが最高にかっこいい! タランティーノ作品は好き、嫌い、好き、嫌いってなるんですけどこれに関しては好き! ジャンゴ!
Pit7775Pit 奴隷の黒人が賞金首ハンターとなり引き離された妻を見つける。 西部劇での銃撃戦であれほどまでの血しぶきは強烈でした。また妻が目の前に変わり果てた姿で現れた時は衝撃的でした。後半に繋がる復讐劇は爽快でした。
奴隷制下のアメリカ南部を舞台に、元奴隷ジャンゴと賞金稼ぎの歯科医シュルツが、ジャンゴの生き別れた妻ブルームヒルダを救いに奔走します。 アメリカの汚点といえる奴隷制度を真っ向から断罪し、クエンティン・タランティーノによる痛快西部劇として大ヒットしました。 ジャンゴ役のジェイミー・フォックスやシュルツ役のクリストフ・ヴァルツに加え、奴隷主を演じたレオナルド・ディカプリオの演技に注目です。

突然奴隷にされてしまった男の地獄の12年間

アメリカ北部に住む自由黒人のソロモンが突如誘拐され、南部に奴隷として売られてしまった12年間を、実話をベースに描いたアカデミー作品賞受賞作。 監督のスティーブ・マックイーンやソロモン役のキウェテル・イジョフォーなど、主要スタッフやキャストがイギリス人で占められているのは、アメリカ人が関わるにはあまりにもテーマが重すぎて手が出しづらかったからと云われています。

伝説のヒップホップグループN.W.Aを描いた伝記ドラマ

YU66 良いに決まってると思い観て、良いに決まっていました。 ギャングスタラップのルーツをのぞき見て、いかに醜い差別が渦巻いていたのか吐き気を感じました。 そして今もKKKが活動を活発化したり不穏な幕開けをしたアメリカ。 本当の事を叫ぶ人間は重んじるべき。 ドクタードレーが好きでしたが、より好きになりました。
myania N.W.Aについて知らなくても楽しめたし これから知っていこうと思った。
1980年代の暴力と売人がはびこる黒人街・カリフォルニア州コンプトンで結成されたヒップホップグループ「N.W.A.」の軌跡を綴った伝記映画。 卓越したラップを武器に、社会や警察へのメッセージを発表し一躍注目を集める彼らでしたが、その過激なパフォーマンスはやがてトラブルへと発展していきます。 ラップを通したもう一つのアメリカ現代史ともいえる作品です。Gラップファンじゃないあなたもぜひ。

あらゆるマイノリティ要素を内包した人間ドラマ

kochinchan なんか幼少期ツライ系 ゲイなんだ〜って思ったときな 演技◎
マイアミの貧困地域に生まれたアフリカ系少年シャロンが成長していく姿を、ドラッグ、人種、セクシャリティの問題を絡めて描きます。 2017年のアカデミー賞で、『ラ・ラ・ランド』を抑えて見事作品賞を受賞したのに加え、シャロンの面倒を見る麻薬ディーラーを演じたマハーシャラ・アリが助演男優賞を受賞しています。 3人のシャロン役のハマりっぷりも凄いです。