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ヴェノム驚きの事実18選【スパイダーマンへの憎しみで強くなる?】

2018年11月2日更新

マーベルコミックが誇る大人気ヴィラン、ヴェノム。この記事では、ヴェノムの基本情報やコミックでの活躍など魅力的なトピックを18選にして紹介しています。

ヴェノムとは一体何者!?

マーベルコミックのなかでも高い人気を誇るスーパーヴィラン、ヴェノム。主にスパイダーマンの敵として登場するこのキャラクターは、不可解で邪悪な存在として知られています。 果たしてその実態はどんなものなのでしょう。 この記事では、ヴェノムの基本情報やあまり知られていない真実、現在のコミックでの活躍、またスピンオフ映画の情報などをまとめてご紹介します。

1.そもそもヴェノムってなに?種族名はシンビオート

大人気ヴィランであるヴェノムの正体は、シンビオートと呼ばれる地球外の寄生生命体です。「ヴェノム」は固有名詞で、人間にシンビオートが寄生したことによってそう呼ばれるようになりました。 他にもシンビオートが寄生・共生した「カーネイジ」などのキャラクターもいます。また、これらの名前はシンビオートにつけられているため、寄主が変わっても引き継がれる場合が多いです。 シンビオート自身にも意志があり、寄主と会話をすることも可能。寄生された人間は超人的な腕力や俊敏性、回復力を得ることができ、感情や衝動をシンビオートと共有することで、さらに強い力を発揮するようになります。

2.長い歴史をもつキャラクターのひとり

シンビオートのアイディア自体は、1984年から1985年のクロスオーバー作品『シークレット・ウォーズ』で、スパイダーマンのブラック・コスチュームとして登場しました。 その後、人間との共生体ヴェノムとして初登場したのは、1988年5月に刊行された『アメイジング・スパイダーマン #300』です。 次々と新キャラクターが登場する中で、約30年にわたって人気を保ち続けているヴェノム。寄主によって性格や能力が変わる、意外な真実の姿などミステリアスな部分が多くのファンを惹きつけているのかもしれません。

3.ヴェノムとピーター・パーカー、エディ・ブロックの関係

ヴェノムといえば、サム・ライミ監督の『スパイダーマン3』(2007)で知った人も多いのではないでしょうか。 映画版でシンビオートは隕石とともに地球に飛来し、ベンおじさん殺害の真犯人への恨みにかられたピーターに寄生。その結果、ブラック・スパイダーマンが誕生しました。 その後、寄生体の存在やその危険性に気づいたピーターは、なんとかシンビオートを自分の体から引き剥がすことに成功します。 シンビオートが次に寄生したのは、デイリー・ビューグル紙のカメラマンとして活躍するピーターを妬むエディ・ブロックでした。 エディはシンビオートと共生してヴェノムとなり、もともと持っていたスパイダーマンに対する執着から戦いを挑むことになります。

4.スパイダーマンへの憎しみで強くなる!

シンビオートは共生する人間の能力を最大限に増大させ、そのバランスも操ることができます。意志や記憶もあるので、前の寄主の能力や性格を受け継ぐことも。 ヴェノム・シンビオート自体が、スパイダーマンから無理やり分離させられたことで彼に憎しみを持っています。 そして、同じようにスパイダーマンを恨んでいたエディを寄主としたことで、その力が途方もなく強大化。そのうえにシンビオートがもともと持つ破壊衝動が加わり、凶悪な存在となってしまいます。 ほかの寄生体がエディの時ほど凶暴でないのは、その憎しみの度合いによるものです。

5.スパイダーマンを最も手こずらせた相手

シンビオートは自ら寄主に影響を与えるのと同時に、寄主からも大きな影響を受けます。 エディに寄生しヴェノムとなったシンビオートは、もともとスパイダーマンに寄生していたため、その能力を受け継いでいました。 そのため、スパイダーマンは自分の能力を増大させた相手と戦うことになります。 スパイダーマンに登場したすべてのヴィランの中で、最もスパイダーマンを苦しめたヴィランのひとりと言えるでしょう。

6.『スパイダーマン3』には登場しない予定だった?

映画『スパイダーマン3』のサム・ライミ監督は、もともと本作のヴィランはヴェノムではなかったと語っています。最初に予定されていたのは、ハゲワシのような羽根のついた装置で空を飛ぶ老人のヴィラン、ヴァルチャーでした。 しかし、制作会社であるソニー・ピクチャーズ側に押し切られ、ファンの人気が高いヴェノムに変更されたということです。

7.『アメイジング・スパイダーマン3』に登場予定だった!

アンドリュー・ガーフィールド主演で製作された『アメイジング・スパイダーマン』(2012)と『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)。 残念ながら興業不振のため製作が打ち切られてしまったこのシリーズですが、ヴェノムを3作目のヴィランとして登場させる予定だったと、マーク・ウェブ監督は明かしています。 エディはデイリー・ビューグル紙の記者で、口コミでのマーケティングを確立した人物として登場し、シンビオートはオズコープの元で管理されるというアイディアだったそうです。 『アメイジング・スパイダーマン』のヴェノムも見てみたかったですね。

8.初代ヴェノムはスーパーヒーローになった!?

そのほかのシンビオート共生体に「トキシン」というキャラクターがいます。 正義感の強い警察官パトリック・マリガンは、シンビオートに寄生されトキシンとなります。しかし、この時、その残虐性を抑えることに成功したパトリックは力を正義のために使うと決意しました。 コスチュームは黒ではなく、上半身は赤から茶色系、下半身は青や濃いグレーになっています。また、ヴェノムやカーネイジなどよりも戦闘力が高いのも特徴です。 トキシンはマリガンから分離したあと、初代ヴェノムだったエディ・ブロックに強制的に寄生させられてしまいます。 そのときシンビオートをコントロールする力を得たエディは、アンチ・ヒーローとして活動し、スーパーヒーローたちの能力を奪っていく存在になりました。

9.もともとは女性ヴィランになる予定だった!

初期のアイディアでは、初代ヴェノムは女性になる予定でした。スパイダーマンに気を取られたタクシー運転手に夫が轢かれてしまったある妊婦は、自身も怪我をし、夫を失い、子供を失い、正気も失い、スパイダーマンに責任があると考えるようになります。 エディと違い、彼女の女性性がスパイダーマンへの憎悪と分裂し、象徴的にシンビオートを産む案まであったとか。残念ながら、マーベルの編集者であるジム・サリクラップはこのキャラクターはスパイダーマンの脅威にはならないと考えたため、男性であるエディに変更されました。 このとき考案されたコスチュームは、2代目スパイダーウーマンが着用しています。

10.ヴェノムのアイディアはファンから買い取ったもの!?

ヴェノムのアイディアの原型は、イリノイ州のコミックファンであるランディー・シェラーからマーベルが220ドル(当時のレートで約80万円)で買い取ったと言われています。 もともとのアイディアでは、それは不安定な分子でできたスパイダーマンの黒いコスチュームで、彼の能力を強化するというものでした。 この設定に興味を持った当時のチーフエディター、ジム・シューターは、このアイディアを売って欲しいとシェラーに手紙を書きます。 そこから多くのクリエイターの手を経て、現在の人気キャラクターへ成長を遂げました。

11.本来の姿は崇高な究極の戦士?

ヴェノム・シンビオートが3番目に寄生したのは、高校時代にピーターをいじめていたフラッシュ・トンプソンです。 のちにピーターと和解して親友になった彼はベトナム戦争で従軍し、イラク戦争にも出兵。仲間を救うために両足を失ってしまいます。 その功績が認められ、政府のスペシャルエージェントとしてシンビオートと結合することになったトンプソンはエージェント・ヴェノムとなります。 シンビオートがトンプソンの両足を補い、ここからヴェノムのヒーローとしての活躍が始まります。 その後、シンビオートの本来の姿はクリンターという魂の闘士だとわかります。だたし、崇高な戦士となるためには、寄主も高潔な肉体と精神の持ち主でなければいけません。 兵士として徳を積んだトンプソンは、シンビオートと共生している時間を調整しながらエージェントととして活動。 寄主が元軍人のため、銃器を操ることができるのも特徴です。

12.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーだった!?

このキャラクターがヴィランだったことを知らない若い読者のために作られた新しいシリーズでは、エージェント・ヴェノムは2012年からホークアイ率いる第2期シークレット・アベンジャーズに参加しています。 2013年からはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーとして、スターロードやロケットたちと共に戦うことに。 このときはシンビオートの母星にたどり着き、さきほどご紹介した真実の姿を知ってパワーアップしました。 その後、2015年からは宇宙を守るスペースナイトとして単独で活動しています。

13.スピンオフ映画の脚本はアメコミ作家のトッド・マクファーレン!

2018年11月公開の映画『ヴェノム』ですが、ファンが期待を寄せている理由は、そのスタッフにあります。 というのも、脚本を担当するのはアメコミのクリエイターとして多くの作品を手がけてきたトッド・マクファーレンだからです。マクファーレンは主にダークヒーロー、『スポーン』の原作者として知られ、映画版でも脚本を執筆しました。 また、『アメイジング・スパイダーマン』、『アルティメット・スパイダーマン』シリーズにも参加し、ヴェノムのエピソードも多数書いています。 アメコミ、とくにスパイダーマンに精通したマクファーレンの脚本には、ファンならずとも注目ですね。

14.映画『ヴェノム』主演はトム・ハーディ!

トム・ハーディ
wenn.com

映画『ヴェノム』で主人公ヴェノムことエディ・ブロックを演じるのは、トム・ハーディです。 1977年イギリス生まれのハーディは、リドリー・スコット監督の戦争映画『ブラックホーク・ダウン』で2001年に映画デビュー。クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』(2010)や、2012年公開のスパイ映画『裏切りのサーカス』などに出演しました。 DCコミック作品『ダークナイト ライジング』(2012)でバットマンの因縁の敵ベイン役に抜擢。2015年には『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で主人公マックスを演じるなど、話題作で続々と高い評価を得たことから、人気俳優としての地位を確固たるものとしました。 DCコミック映画で悪役を演じた俳優が、マーベル映画でダークヒーローを演じるとのことで、注目が集まっています。

15.トム・ハーディがヴェノム役の参考にした人物とは?

ヴェノム(ゼータ)
©Supplied by LMK

映画では、エディ役だけでなく変身後のヴェノムの声とモーションキャプチャーも担当しているトム・ハーディ。彼は役づくりのために3人の有名人を参考にしたと語っています。 1人目はウディ・アレン。痛めつけられノイローゼ気味になっているにもかかわらず、そこからユーモアをわき起こす演技を参考にしたようです。 総合格闘家のコナー・マクレガーの並外れた暴力性、そして映画『ビー・バッド・ボーイズ』(2001)への出演でも知られるラッパーのレッドマンの、頭の中に何者かが住み着いたかのようにコントロール不能な様子を参考にしたとのことです。 また、ヴェノムの声を演じる際には、ファンクの帝王と呼ばれる歌手のジェームス・ブラウンを参考にしたそうです。

16.映画『ヴェノム』のヴィランはライオット

映画『ヴェノム』では、ヴィランとしてライオットが登場することも発表されています。 コミック版のライオットは、ライフ財団がヴェノムから摘出した「人工シンビオート」5体のうちの1体で、他の4体と共にヴェノムとスパイダーマンを襲います。 シンビオート同様に人間の身体に寄生して活動するライオットですが、寄主はライフ財団のリーダー、カールトン・ドレイク。『ナイトクローラー』(2015)や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)への出演で知られる俳優リズ・アーメッドが演じます。

17.映画版では胸の蜘蛛マークが無くなっている

映画『ヴェノム』に登場するヴェノムのビジュアルで最も特徴的な点は、原作では胸にあるはずの白い蜘蛛のマークが無くなっていることです。 これは、本作のテーマとなるヴェノムの起源にはスパイダーマンは関与していないためとされています。しかし『ヴェノム』はすでにシリーズ化することが決定しており、2作目以降でMCUと関連を持つことやスパイダーマンが登場する可能性もまだゼロではないとされています。

18.ヴェノムファンの息子から演技のアドバイスを受けたトム・ハーディ

トム・ハーディは当初、ヴェノムのことをよく知らなかったと語っています。しかし彼の息子はヴェノムの大ファンで、息子のために役を引き受けたとのことです。息子は父親にヴェノムとエディ・ブロックについて熱心に説明し、どう演じるべきかをアドバイスしたとのことです。 息子からヴェノムの魅力をたっぷり聞かされたトム・ハーディはすっかり魅了され、ヴェノムを今までで最もクールなヒーローだと感じたとのこと。彼はヴェノムというキャラクターを、誰もが欲しくない能力を手にしてしまい、故に人々を惹きつける悲劇のピエロでありアンチヒーローだと分析しています。