2021年10月29日更新

史上最凶ヴィランのカーネイジ!ヴェノムを超える残忍なキャラを徹底解説

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『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』カーネイジ
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マーベルヒーローの中でも抜群の人気を誇るスパイダーマン! これまで何度も映画化されている「スパイダーマン」シリーズには、そのたびに象徴となるようなヴィラン(敵)が登場しています。強力な武器を使いこなすグリーン・ゴブリンや、スパイダーマンに取りついたヴェノムなどは映画の中でもスパイダーマンを追いつめました。 今回は、コミックスでは最凶を誇りながらも未だ謎に包まれているヴィラン・カーネイジを能力、登場エピソードを中心に紹介していきます。 ※本記事では、2021年10月現在の「スパイダーマン」シリーズのネタバレを一部含みますので、読み進める際はご注意ください。

前作『ヴェノム』はこちら

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『ヴェノム』で登場!寄生生物シンビオートによって生まれる

:『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』カーネイジ
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カーネイジ(Carnage)は日本語に直すと大虐殺を意味し、その名の通り「スパイダーマン」シリーズ随一の凶悪なヴィランです。外見はヴェノムに似ていますが、身体の色は赤がベースになっている点が異なります。 カーネイジを生み出す元となったのは、『スパイダーマン3』や『ヴェノム』に登場したヴェノムと同じく、宇宙からやってきた寄生生物シンビオートです。シンビオートは、まずピーター・パーカーに取りつくことでブラックスパイダーマンとなり、次に新聞記者のエディに取りついてヴェノムとなりました。 その後、投獄されたエディと偶然同じ牢獄になった連続殺人犯クレタス・キャサディにシンビオートの一部が取りつき、より凶悪なカーネイジが生み出されました。 シンビオートは最初に取りついたスパイダーマンの能力を引き継ぎながらも、宿主を変えるごとに強力になっていきます。

カーネイジの強さを解説!最凶たらしめる能力は?

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
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カーネイジはスパイダーマンの能力をベースにしながらも、その戦闘能力においては本家を凌駕しています。 スパイダーウェブを使うことができるのはもちろん、その形状を自在にコントロールし、斧や鞭といった凶悪な武器に変形させて戦う点において、ヴェノムよりさらに進化しています。また、ウェブを敵の頭に巻き付けることで相手に思考を植え付けることも可能です。 スパイダーマンと同様に、あらゆる情報を察知するスパイダーセンスを持っており、一方で自身はスパイダーセンスに捕まらないというのも恐るべき能力です。 シンビオートを変形させることで、変身する能力も持ち合わせており、周囲の環境に自在に紛れることができます。

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カーネイジの原作でのエピソードを紹介!

トキシン

さらに強力な融合体が生まれた!?

ただでさえ手に負えないカーネイジから、さらに強力なシンビオートと人間の融合体が生まれています。その名もトキシン。戦闘能力ではヴェノムとカーネイジのコンビを圧倒しています。 『Venom vs. Carnage』においてカーネイジから分裂したシンビオートの子供が、警察官であるパトリック・マリガンに寄生してトキシンが生まれました。 トキシンは残虐非道なカーネイジと、正義感溢れるパトリックとの間で揺れるキャラクターとして活躍し、のちにトキシンを主役とした単独シリーズも出ています。

DCコミックが誇るあの悪役との共演も果たす

DCコミックとクロスオーバーした『Spider-Man and Batman: Disordered Minds』では、「バットマン」シリーズのスーパーヴィラン、ジョーカーとも共演しています。 なんとカーネイジは同じ狂人としてジョーカーを尊敬しており、脳内にチップを埋め込まれていたジョーカーをカーネイジが助けてから、2人は協力関係を結びます。 ですがカーネイジは、より劇場型の殺人を好むジョーカーと結局決裂し、爆弾で吹き飛ばされる始末でした。悪役としてはジョーカーの方が格上だったかもしれません。

カーネイジVSスパイダーマン&ヴェノム

原作ではカーネイジとなったクレタスが脱獄し、街へ出て「大虐殺」を計画します。カーネイジを止めるために動き出したスパイダーマンでしたが、独りでは太刀打ちできないと悟り、宿敵のヴェノムに協力を要請。 ヴェノムも自分と同じシンビオートからカーネイジという怪物を生み出してしまった責任を感じており、カーネイジを倒すため一時的にスパイダーマンと共闘することを決意します。三つ巴の戦いを繰り広げますが、それでもカーネイジの力が勝っていました。 最終的に拡声器で高周波音を浴びせることで、クレタスとカーネイジを引きはがすことに成功。クレタスは収監されますが、実はシンビオートは完全に分離しておらず、再びカーネイジとなって脱走します。 その後もカーネイジはシュリークと手を組んでヴィランチームを結成したり、度々復活してはスパイダーマンを苦しめ、その度にヴェノムと共闘することに。彼らの天敵として存在し続けています。

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『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』では最凶ヴィランに!

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』ポスター
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2021年公開予定の映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』では、そのタイトルの通りカーネイジが主要キャストに大抜擢!タイトルの「レット・ゼア・ビー・カーネイジ(Let There Be Carnage)」は、「大虐殺あれ」というような意味です。 ヴェノム/エディ・ブロック役をトム・ハーディが続投し、カーネイジ/クレタス・キャサディ役は、前作『ヴェノム』(2018年)のラストに少しだけ登場したウディ・ハレルソンが演じます。 その他、原作ではカーネイジの恋人的存在である女性ヴィランのシュリーク(ナオミ・ハリス)や、彼らが収容されていた「レイブンクロフト刑務所」も登場するそう。カーネイジはどんな大虐殺を起こすのでしょうか!

新作は『ヴェノム』(2018年)の続編!前作とヴェノムについておさらい

ヴェノム
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新作映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は、2018年公開の映画『ヴェノム』の続編に当たります。 記者のエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、ライフ財団が隠す人体実験の真実を追及しようとしたことで、仕事も恋人も失うはめに。 その半年後、エディはライフ財団の施設に侵入し「シンビオート」に寄生されてしまいます。その日から頭の中でシンビオートの声が聞こえるとともに、凶暴性や強い空腹感に襲われるようになり……。 単なる凶悪なヴィランとして描かれた映画『スパイダーマン3』(2007年)とは異なり、映画『ヴェノム』では原作通りダークヒーローとして描かれました。シンビオートの本能である「人間を食べたい・暴れたい」という欲望と、寄生主エディの正義の心が併存しているのです。 エディとのテンポの良いやり取りが見どころ!ちなみに映画『ヴェノム』でのヴィランは、身体の一部を変形させて武器にできる「ライオット」というシンビオートでした。

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ヴェノムと何が違う?殺人犯に寄生してより残忍に!

シンビオートは寄生するホストの性質や精神状態に行動が大きく左右されます。そのため、正義感の強さと残酷さを併せ持つ記者のエディに寄生したヴェノムは、完全な悪でも正義でもないダークヒーローになったのです。 カーネイジが取りつく寄生体となったクレタス・キャサディは、サイコパスな連続殺人犯。その残虐性は子供の頃からのもので、幼いキャサディは祖母を階段から突き落として殺し、入浴中の浴槽にドライヤーを投げ込んで母を殺しました。 キャサディが送られた孤児院では、職員と生徒からの虐待を受けますが、その報復として孤児院を焼き払い、院長を殺害。このころの経験がキャサディの人生観に大きな影響を与えています。 そんなキャサディに寄生したうえに、シンビオートとホストの融合が進んでいるため、カーネイジは残忍で良心のない「完全な悪」の存在なのです。

カーネイジの「スパイダーマン」最新作での活躍に期待!

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
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「スパイダーマン」シリーズ史上最凶で残虐なヴィラン、カーネイジがついに実写映画に!最新作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は、2021年中に公開予定です。 アメリカでは9月24日公開予定で、2021年7月時点で日本の詳しい公開日は公表されていません。一体どんな大虐殺を起こし、ヴェノムとどんな激しい戦いを見せてくれるのでしょうか!続報と公開を楽しみに待ちましょう!

前作『ヴェノム』はこちら