杜王町、「ジョジョ4部」の舞台のモデルとなった街って?

2017年7月22日更新

2017年はジョジョ30周年! シリーズの中でも8月に映画が公開される「ジョジョ4部」は1.2を争う人気エピソードです。 今回はそんな4部の舞台となった杜王町(もりおうちょう)のガイドブックになるべく、様々な情報をまとめました。

杜王町(もりおうちょう)、「ジョジョ4部」の舞台の基本データ

作中で4部の語り部である広瀬康一の言をまとめると、杜王町は1980年代からM県S市のベッドタウンとして急速に発展した町で、1994年時点で人口は58,713人。町の花は「フクジュソウ」で、特産は「牛たんのみそづけ」。 行楽シーズンには観光客でにぎわい、特に7月8月の二か月に観光収入の7割が集中しています。ですが、1999年の行方不明者数は81人で、同規模の町の平均に比べ7~8倍という数。 町並みに緑も多く、のどかで住みやすそうな町ですが、スタンド使いが徘徊していることを考えると住みたくない、そんな町が杜王町です。

熱狂的なファンも多い『ジョジョの奇妙な冒険 第4部』

1986年に『週刊少年ジャンプ』で連載スタートしてから多くの読者に支持されてきた『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。2016年には第8部『ジョジョリオン』で累計発行部数1億冊を突破、TVで目にする機会も増えている「ジョジョ」シリーズは今なお愛されている名作漫画です。 中でも第4部は"日常の中の非日常"をテーマに、日本にある架空の町・杜王町で起こる一連の事件を追っていくストーリー。日本の一つの町という舞台の狭さや、戦闘向きでないスタンドの数々はシリーズの中でも異彩を放っており、読者の中にはそんな第4部にドハマリする人も多いようです。

「杜王町」のモデル、映画版のロケ地は?

杜王町のモデルは作者の出身地仙台市!

杜王町のモデルとなったのは、作者の荒木飛呂彦の出身地である宮城県仙台市。2017年8月から9月にかけて、仙台市では前年に引き続き「ジョジョフェス in S市杜王町」が開催。荒木飛呂彦原画展や杜王町にちなんだイベントが予定されています。 最近ではアニメや漫画とコラボしての町おこしや作品のモデルとなった地を巡る「聖地巡礼」といった言葉も浸透してきました。ファンの方は是非、杜王町×仙台市のコラボにも注目してみてはいかがでしょう。

映画のロケ地はもちろん……?

映画『ジョジョ4部』ロケ地はもちろん仙台……と思いきや、スペインのシッチェス。スペイン北東部カタルーニャ州、あの有名なバルセロナからほど近いリゾート地です。現地の写真を見ると、ベッドタウンである杜王町のイメージにはおしゃれすぎる気もしますが、いずれにせよ映画ではどんな杜王町になっているのか楽しみですね。

「ジョジョ4部」に登場した杜王町の施設をご紹介!

1.ぶどうヶ丘高校

ぶどうヶ丘高校は、主人公である東方仗助や仲間の広瀬康一、虹村億泰らが通う私立高校。歴史のある中高一貫校で、中等部にはスタンド・ハーヴェストの使い手である矢安宮重清(通称しげちー)も通っています。

2.杜王町立図書館

杜王町にある図書館。 仗助のクレイジーダイヤモンドで敵のスタンド使い・宮本輝之輔を融合した本が寄贈されており、それが「杜王町立図書館は生きた本がある」という都市伝説として広まっているとか。

3.カフェ・ドゥ・マゴ

オープンカフェが併設してある杜王町のデートスポット。本編では仗助・億泰・由花子がこの「カフェ・ドゥ・マゴ」でお茶をしているところに、岸辺露伴が遭遇するという珍しい場面も。康一がいなければ話が合わなそうな三人の密会は、読者の間にも謎を残しています。

4.オーソン

この後紹介する杜王町の名所である「少女の幽霊に会える小道」の角にあるコンビニ。モデルは言わずもがなローソンです。 2016年8月に開催された「ジョジョ七夕まつり」では仙台駅近くのローソン仙台柳町店がオーソン仕様になりました。2012年の「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」でも同様でしたので、2017年のジョジョフェスでもお目にかかることができるかもしれません。 作中ではオーソン脇の小道で後ろを振り向くとあの世へと引きずり込まれてしまいますが、ローソン仙台柳町店ではもちろん振り向いても大丈夫です。

作中に紹介された杜王町の名所リスト

名所その(1).アンジェロ岩

コミックスで名所その(1)として紹介されているのがアンジェロ岩です。 4部で仗助と承太郎が最初に戦うことになるスタンド使いがアンジェロこと片岡安十郎。雨や蒸気などの水分に同化して相手の体内に侵入するスタンドであるアクア・ネックレスを操り、仗助たちを大いに苦しめます。ですが、最後は仗助のクレイジーダイヤモンドによって岩と融合させられてしまい、この「アンジェロ岩」の姿になります。 不気味な見た目ですが意外にも待ち合わせスポットとして人気らしく、渋谷のハチ公像的な杜王町のシンボルといえるでしょう。

名所その(2).ボヨヨン岬

仗助の相棒・広瀬康一と山岸由花子の激闘の中で生まれた名所。 激しい戦いで崖っぷちに追い込まれ転落してしまった由花子を、康一はスタンド「エコーズ」の能力で「ボヨヨオン」の擬音を張り付けて救います。その場面を地元漁師が目撃し、一躍、杜王町の名所に仲間入りを果たしました。厳密には「ボヨヨオン」ですが、漁師の証言で「ボヨヨン」になっています。

名所その(3).岸辺露伴の家

ネット上では「だが断る」のフレーズが有名な岸辺露伴の家です。露伴は杜王町出身の人気漫画家で、彼が住む家も名所化されています。ただし、客人が訪れても居留守を使われるらしいです。

名所その(4).少女の幽霊に会える小道

オーソンの隣に出現する通称「振り向いてはいけない小道」。この世とあの世の間に存在するため、この小道で振り向くとあの世に引き込まれてしまいます。吉良吉影に殺害された杉本鈴美と愛犬アーノルドが地縛霊として留まっており、杜王町で死んだスタンド使いはこの道を通っていきます。

名所その(5).送電鉄塔に住む男

スタンド使い・鋼田一豊大(かねだいちとよひろ)が自給自足して暮らしている鉄塔。鉄塔自体が豊大のスタンド・スーパーフライであり、その能力で鉄塔の敷地に入ると誰か代わりに入れ替わるまで外に出ることができません。仗助たちに敗れた後も豊大は鉄塔に住み続けており、杜王町の名所となっています。

アニメ版で追加された杜王町の新名所

1.イタリア料理店・トラサルディー

イタリア人シェフのトニオ・トラサルディーが一人で切り盛りするイタリア料理店。彼のスタンドであるパール・ジャムは、食べた人物の身体の不調を治療することができます。 メニュー表はなく、訪れた客の体調・健康状態に合わせた料理が出てきます。仗助と億泰が来店した際も、二人に絶品なイタリア料理の数々を振る舞い、グルメな億泰を唸らせました。

2.杜王グランドホテル

プライベートビーチも備えた高級感あふれるホテル。第3部の主人公である空条承太郎もこのホテルの324号室に長期滞在しました。モデルとなった江陽グランドホテルでは2016年に展示会が開催されています。

3.パン屋・サンジェルメン

杜王駅近くのグリーンロードに位置し、サンドイッチが人気のパン屋。吉良吉影も通っていたパン屋で、あの女性の手首を隠した紙袋もサンジェルメンの紙袋です。

4.二つ杜トンネル

杜王町からS市に向かう国道にあるトンネル。若者の間では心霊スポットとして知られています。噴上裕也のスタンドであるハイウェイ・スターとの戦いで、岸辺露伴がバイクで乗り込み、捕まった場所として知られています。

第8部「ジョジョリオン」での杜王町

ジョジョシリーズの第8部にあたる「ジョジョリオン」の舞台も杜王町です。ですが、8部はパラレルワールドのため、4部と同じような人名・地名も登場しますが全く別物とされており、杜王町もいろいろと設定が変わっています。 8部の杜王町はS市紅葉区に属し、人口は2011年時点で47,228人、主要産業もマイクロチップ部品製造業に変わっています。また、震災で被害を受け地面の下から隆起した「壁の目」と呼ばれる壁が重要な設定として登場します。

ジョジョファンのための飲み屋「ジョジョバー杜王町」

A県N市ではなく、愛知県名古屋市には「ジョジョBar杜王町」という店があります。店内ではジョジョにちなんだメニューや、ジョジョグッズ溢れる内装を楽しめるコンセプトバーとなっています。入口のドアはエコーズによって「ドジュゥゥゥ」と熱されていたり、トラサルディーのメニューが再現されていたりと4部ネタも盛りだくさん。ジョジョファンならば一度は足を運んでみたいですね。 ▼ジョジョBar杜王町 住所:愛知県名古屋市中区栄3-9-22 グランドビル 3-1 座席:10席 電話: 052-253-5156 営業時間:18:00~2:00

杜王町のガイドブック『るるぶ特別編集 杜王町』

2016年にはジョジョとあの有名旅行雑誌るるぶがコラボし、『るるぶ特別編集 杜王町』なるものが発刊されました。コミックス購入者に数量限定で配布された『るるぶ 杜王町』は今では入手困難な代物。ここでしか読めない荒木先生のインタビューや杜王町情報が盛り沢山だとか。ファンならばぜひ手元に置いておきたい1冊です。