ウォーマシンは、アベンジャーズの一員としてアイアンマンとともに活躍
『アイアンマン2』に初めて登場し、新たなメンバーとしてアベンジャーズに加入したヒーロー・ウォーマシン。もとはアイアンマンことトニー・スタークの屋敷から持ち去られたスーツであるため、アイアンマンの色違い程度に思われがちですが、その後、米軍基地で改造を施され新たなヒーロー・ウォーマシンとして生まれ変わっています。 それでは、そんなウォーマシンがどんなヒーローであるのか、詳しく見ていきましょう。
正体はジェームズ・“ローディ”・ローズ
アイアンマン・アーマーをスターク邸から持ち去り、アーマーを着用してウォーマシンとして戦うのはジェームズ・“ローディ”・ローズです。ローズはアメリカ空軍の中佐で、トニー・スタークとは付き合いの長い友人でもあります。 『アイアンマン2』で、ローズはスタークのアイアンマンスーツを奪うように政府から圧力をかけられていました。ある日、トニーはパーティで泥酔したうえにスーツを着て暴走し、ローズはやむを得ずアイアンマンマーク2を装着し、トニーを止めに入ります。 その後、ローズはマーク2をそのまま空軍基地へ持ち去り、改造の末にウォーマシンが誕生しました。それからはローズがウォーマシンとして活動しているのです。
ローディを演じた個性派俳優ドン・チードル
#IronMan and the #IronPatriot will return in a new trailer for @Marvel’s #IronMan3! pic.twitter.com/VAHgByL6It
— Iron Man (@Iron_Man) March 2, 2013
ウォーマシンの正体であるジェームズ・“ローディ”・ローズを演じるのは、アフリカ系アメリカ人の俳優ドン・チードル。2004年のルワンダ虐殺を題材にした映画『ホテル・ルワンダ』でアカデミー主演男優賞にノミネート、その他『クラッシュ』や「オーシャンズ」シリーズにも出演する名優です。 シリーズ1作目の『アイアンマン』ではテレンス・ハワードがローズを演じていましたが、契約上のトラブルで降板となり、彼の友人であったドン・チードルが新たにキャスティングされました。
アイアンマンとはこんなに違う! ウォーマシンの各バージョン
ウォーマシンはまず見た目からしてアイアンマンと大きく異なります。赤を基調にヒーロー然としているアイアンマンに比べ、ウォーマシンはミリタリー色の強い武骨なデザインです。 ウォーマシンは劇中で何度か改良を加えられ、その度に外観・兵装ともにパワーアップを重ねてきました。
『アイアンマン2』
初登場時のウォーマシンは、トニー・スタークから奪い去ったアイアンマン・マーク2に改良を加えたものです。外観は黒をメインとする落ち着いたデザインで、装甲も大幅に強化。 アイアンマンと同じく、掌からレーザーを発射するリバーサルレイのほか、背部にはM134ガトリングガン、腕にはアサルトライフル・F2000など軍隊の兵装が追加され、弾幕だけならアイアンマン以上の性能を発揮します。
『アイアンマン3』
『アイアンマン3』には、トニー・スタークによって新たに作られたウォーマシン・マーク2が登場します。軽量化が施され、背部装備は二連砲に変更されています。 なんといっても、さながらキャプテン・アメリカのような星条旗を模したカラーリングが目を引きます。名前もアイアン・パトリオット(愛国者)とグレードアップ。 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に登場するウォーマシンも同バージョンです。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
本作ではさらにマーク3へとパワーアップを遂げます。前バージョンと同じリバーサルレイとアサルトライフルに加え、背部には四連砲、右腕には超音波法、ミサイルポッド多数、近接戦闘用に電磁バトンを装備しています。 火力同様見た目も重厚なデザインに変更され、これまでで一番兵器らしいものとなっています。劇中で、重火器を掃射するシーンは必見です。
トニー・スタークの親友であり、アイアンマンの相棒
「アイアンマン」シリーズを中心に、ウォーマシンは重要な役割を果たしました。ローディはトニー・スタークにとっては数少ない気の置けない間柄の人物で、一方ウォーマシンはアイアンマンの良き相棒といえるでしょう。 『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』では、戦闘で重傷を負ってしまうローディですが、ローディを演じるドン・チードルは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』への出演も決まっており、再び活躍を観せてくれるのではないでしょうか。