【リゼロ】エミリアの正体は?サテラとの関係性・両親の謎・過去を考察!
エミリアは『Re:ゼロから始める異世界生活』の正ヒロイン。ちょっぴり世間からズレているところがかわいい銀髪のハーフエルフ美少女です。 主人公・スバルにとっての希望であり原動力となっているエミリアですが、実は謎だらけ。本記事ではエミリアと瓜二つな嫉妬の魔女サテラとの関係性や両親の正体、過去について考察していきます! ※この記事は「リゼロ」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
エミリアは「リゼロ」の正ヒロイン
誕生日 | 9月23日 |
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年齢 | 約107歳(書籍版では114歳) |
身長 | 164cm |
体重 | 羽のよう |
血液型 | A型 |
声優 | 高橋李依 |
『Re:ゼロから始める異世界生活』のヒロイン役である美少女、エミリア。困っている人を見たら手助けするのに、それを「あくまで自分のために行ったのだ」と言い張る、ちょっと不器用で優しい女の子です。 エミリアは人間とエルフの間に生まれたハーフエルフであり、人間よりはるかに長命。7歳の時から6年前まで100年ほど眠りについていたという過去があるため、年齢にしたらなんと、100歳を超えています。誕生日は9月23日。 彼女は物語の舞台となっている親竜王国ルグニカの次代の王選候補の1人。嫉妬の魔女サテラと瓜二つだったり、強欲の魔女エキドナに嫌悪されていたりと、魔女となんらかの関係があることが何度も示唆されている謎多きヒロインです。
【過去】エミリアが氷結の魔女と呼ばれる理由
エミリアが忘れていたエリオール大森林の真実
エミリアが氷結の魔女と呼ばれる理由は、彼女がハーフエルフの里があったエリオール大森林を氷漬けにしてしまったからです。 物語開始時点のエミリアはこの過去を忘れていましたが、彼女は約100年前、叔母のフォルトナとエリオール大森林で暮らしていました。ハーフエルフはその地で、「封印の扉」とその「鍵」を守っていたのです。 そしてエミリアは、世界に2人だけ存在するという「封印の扉の鍵」でした。エミリアたちは魔女教の穏健派に庇護され平和に暮らしており、なかでもジュースという青年は母娘を慕っていました。 ところが虚飾の魔女パンドラが魔女教過激派を引き連れ、森を襲撃。パンドラの権能によって操られたジューズは、エミリアの目の前でフォルトナを殺してしまします。エミリアはショックから暴走し、強大な魔力で森ごと自分や仲間を氷の中に閉じ込めてしまうのでした。
孤独な森暮らしが悪評を広げる
パックは彼女を氷から目覚めさせると同時に、あまりに辛すぎる過去を封印。以降は、人里離れた森でパックと暮らしながら、氷で眠る仲間たちに声をかけ続けます。 そこに現れたのが叡智の書に導かれたロズワールでした。彼から自分が王選候補であること、王になれば「龍の血」によって森の氷を溶かすことができると聞いた彼女は、仲間のために王選参加を決意して森を出ます。 そんな彼女の優しさとは裏腹に、永久凍土の森に住む嫉妬の魔女と同じハーフエルフの少女ということで、エミリアは世間から氷結の魔女として気味悪がられることになってしまいます。
【正体】エミリアと嫉妬の魔女・サテラは同一人物なのか?
共通点が多すぎるエミリアとサテラ
まず、2人とも容姿がそっくりです。さらにアニメでは、どちらの役も高橋李依が演じており、同一人物説を押す声がいっそう強くなっています。 サテラの中には、嫉妬の魔女の人格とサテラの人格の両方があるのですが、このうちサテラの人格は言葉遣いなどがエミリアに酷似。 また、魔女教がエミリアをサテラの器と表現している点、実際に聖域内でエミリアがサテラの器となった点も、両者の間になんらかの因果があることを感じさせます。 もう1点、エミリア自身が封印の扉の鍵であることも気になります。この封印は世界の滅亡につながる=サテラと関係している可能性が高く、エミリアのオド(魂)が鍵となるなら、魂レベルでの繋がりがサテラとの間にあるのではないでしょうか。
エミリアの正体はサテラなのか?徹底考察
エミリアはサテラと同じオドを持つ存在ではないかと予想します。 封印の扉の鍵が見えるのは世界に2人だけである点、第6章「記憶の回廊」編でルイ・アルネブが自分のオドを2つに分裂させていた点。これらから考えて、エミリアはサテラから分裂またはコピーしたオドを転写された存在なのではないでしょうか。 前日譚「氷結の絆」にて、「調停者」である四大精霊のメラクェラは、幼いエミリアに「嫉妬の魔女の係累」の力を感じ、「呪われた血」による魔女の再来を危惧していました。これもエミリアの中にあるサテラと同じオドが原因だったと考えると納得がいきます。 ただ、同じオドは持っているものの、エミリア=サテラという単純な構図ではなさそう。エミリアはなんらかの目的のために生み出されたもう1人のサテラといったところでしょうか。 スバルは大賢人フリューゲルとオドが同じだと示唆されています。フリューゲルは400年前、嫉妬の魔女を封印した三英傑の1人。彼はスバルを使ってサテラを助ける計画を遂行しており、その過程でエミリアというサテラのオドを持ったヒロインが必要だったのかもしれません。
【父親・母親】謎に包まれたエミリアの両親
エミリアの両親について判明している情報
エミリアについて確実にわかっているのは、彼女がハーフエルフであること。育ての親だった叔母のフォトナがエルフだったことから、フォトナの兄が実の父親だとすると、エミリアの父はエルフだったと考えられます。 またエミリアに嫉妬を抱いている魔女エキドナは、エミリアに対して「母を知っている」と発言。虚飾の魔女パンドラは初対面のエミリアに対して「どう見ても魔女の娘」だと言い、憤怒の魔女ミネルヴァも彼女の親について知っている素振りを見せていました。 メラクェラはエミリアと嫉妬の魔女の出自が同じだと発言しており、これもエミリアの両親について考える際の手がかりとなりそうです。
エミリアの母親はサテラじゃない?
エミリアもサテラもハーフエルフなため、血の繋がった母娘とは言えないでしょう。ただ、上述した魔女たちの反応から、エミリアの母親は魔女と親交があったことが窺えます。 エキドナとパンドラはその口ぶりから母親ではないでしょう。残る魔女のうち、エミリアと接点がありそうなのが、孤立したエルフの決死戦に助けに駆けつけたミネルヴァです。エミリアもミネルヴァの名前を聞いて懐かしさを感じていたこともあって、ミネルヴァが母親説が囁かれるようになりました。 一方で、そもそもエミリアがサテラの転写体だとすると、生物学上の母親は不在ということに。魔女たちは彼女のオドの持ち主=サテラを便宜上、母親と表現していただけかもしれません。
エミリアの父親の正体を考察
エミリアの父親に関しては、母親以上に情報がありません。手がかりはフォトナの兄ですが、作中での情報はほぼなし。 しかも、400年前にサテラによって飲み込まれて死亡したはずの魔女たちが、100年前に生まれたエミリアの父親を見知っているのも違和感が残ります。フォトナの兄は本当の父親ではないと考えたほうが自然です。 気になるのはパックの存在です。パックはエキドナが創り出した人工精霊ですが、実際のところは何らかの理由でエキドナによって精霊の姿となっているエミリアの関係者とのこと。パックの正体はエミリア、もしくはサテラの父親なのかもしれません。 ほかにも、フリューゲルが父親説もありますが、パック説が有力ではないでしょうか。
【強さ】エミリアは精霊術師!パックを使役するだけじゃない?
アイシクルライン | 氷雪結界を展開して、四方八方から氷で作った武器を降り注がせることができる |
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アイスブランド・アーツ | 氷の魔法で武具を生み出す。イメージを共有すればスバルの世界の道具も作り出せる |
コキュートス | 氷の牢獄を出現させる |
アブソリュート・ゼロ | 広範囲を凍らせる |
エミリアは、火を司る大精霊であるパックと契約している精霊術師です。エミリアは意外と好戦的で、パックをはじめ、契約した精霊たちを使って何度か敵と交戦しています。氷系統の魔法が得意。 相棒として常にエミリアに寄り添っている猫の形をした精霊のパックは、ふだん可愛い姿をしていますが、正体は「エミリアが死んだとき終焉の獣として世界を滅ぼす」という契約をしている大精霊です。 エミリアは、パックがいない時は自らの魔法で戦うこともあります。集団戦や遠距離戦では、かなりの腕前を誇っているようです。 聖域編後ではパックとの契約解除に伴い、本来持つ膨大なマナを使って魔術師として魔法も使えるように。精霊魔術と魔法を組み合わせて、オリジナルの攻撃を習得。マナ量が大きいため、いずれも大魔法に匹敵する威力を誇ります。
意外?スバルがエミリアの本名を知るまでの道のり
中二病全開の主人公・ナツキスバルは、自身がオタクだったこともあり、異世界転移もすぐに受け入れました。そして一番最初に出会ったのがエミリアです。 スバルは「エミリアこそが自分の世界物語のヒロインだ」と認識し、その後エミリアと行動を共にすることにします。 スバルは不器用ながらも一生懸命エミリアのために死力を尽くします。エミリアも、スバルが何かを抱えながらも必死で自分のために行動してくれる姿に胸を打たれます。 すれ違ったり喧嘩することもあるふたりですが、互いを大切に思っていることが随所から感じられます。
1周目の世界で“サテラ”とスバルとが出会う
エミリアとスバルの最初の出会いは、スバル1周目の世界。フェルトに徽章を盗まれたエミリアは、路地裏でスバルと出会い、チンピラに絡まれていた彼を助けたのです。 ハーフエルフとして差別を受けてきた彼女はスバルにも最初は無関心な態度をとっていました。しかし、差別なく接してくるスバルを邪険にすることもできず、一緒に迷子を送り届けたり徽章を探したりすることに。ここでエミリアは偽名“サテラ”を名乗ります。 一方でスバルは、彼女こそこの世界における自分のヒロインと認識。すっかり彼女に惚れ込み、なんとか力になろうとします。 しかし、1周目は盗品蔵で遭遇したエルザによって2人共切りつけられ死亡してしまいました。
1周目のような出会いイベントが発生しない2周目・3周目
死に戻りによって、スバルはエミリアと出会う前のセーブポイントに戻ります。2周目は先回りして盗品蔵に向かったものの、エルザと対峙し再び死亡。 3周目でスバルは再び町なかでエミリアと出会いますが、1周目の記憶があるのは彼のみ。唐突に馴れ馴れしくしてしまったせいで、彼女からは訝しがられ、さらには盗人の仲間だと思われてしまいます。 彼女を怒らせてしまったため、スバルは去ってしまったエミリアを追いかけました。その先の路地裏で、3人組のチンピラに遭遇し、そのうちの1人に背中を刺され死亡してしまいます。
3度の死を乗り越えエミリアの本名と笑顔を知る
4周目では、彼女を巻き込まないように行動をとったスバル。ところが、フェルトがエミリアを盗品蔵に連れてきたことで彼女と遭遇してしまうことに。そこでエルザとの戦闘が発生しますが、パックの活躍とスバルの奮闘、ラインハルトの助けによりエルザを撃退します。 ここで改めてスバルは“サテラ”に本当の名前を聞き、初めてエミリアという本名と彼女の笑顔を手に入れるのでした。 しかし、スバルが彼女に惚れるきっかけとなった1周目の「エミリアがスバルを助ける」というイベントの記憶があるのはスバルのみ。エミリアは盗品蔵で出会った以降の記憶しかありません。
アニメ「リゼロ」でのエミリアの死亡回数は?
貧民街、エルザとの戦い
貧民街のセーブポイントでは、エミリアの死は1周目で描かれています。このルートでは、生き残った4周目も含めて、もっともスバルと良好な関係が築けていました。 最初のスバルをチンピラから助けるシーンに始まり、一緒に町中を散策したり2人で語り合ったり。2人は短い時間ながら言葉を交わし、警戒心の強い彼女もスバルに対して少し心を開いていました。 彼女がヒロインだと確信したスバルは、盗まれてしまった徽章探しを手伝い、盗品蔵に行き着きます。そこで2人を待っていたのは、蔵の主・ロム爺の死体でした。そのまま2人も闇のなかでエルザに切られ、死を迎えます。 2・3周目ではエミリアが死んだ描写はなく、4周目でエルザを撃退し生存ルートに入ります。
魔女教との戦いでの死
3つ目のセーブポイントで繰り返される対白鯨・魔女教との戦い。このセーブポイントでは、エミリアは3度死んでいます。 1周目は、スバルが王都からロズワール邸に帰り着くと、隠し通路が凍っていました。スバルは奥の小部屋のドアノブに触れた瞬間凍死してしまいましたが、この力はパックによるものと考えられます。パックが終焉の獣になっているということは、すでにエミリアが死んでいるということです。 2周目も魔女教の手によってエミリアは死亡、パックが巨大化しスバルは凍死します。3周目では彼女が生きている間に屋敷に帰り着くことができますが、気が狂いかけているスバルは死に戻りのことを彼女に伝えようとし、罰として彼女が呪い殺されてしまいました。 4周目にして、ようやくスバルは白鯨討伐を成功させ、エミリアも死なないルートに入ります。
エミリアとレム、真のヒロインはどっち……!?
メインヒロインはエミリアとなってはいるものの、本編でスバルが長い時間ともに行動したのは、ロズワールのメイドである鬼属のレムという少女です。レムは最初は毒舌でクールな雰囲気でしたが、スバルに少しずつ心を許し、その後は献身的にスバルを支えるようになります。 スバルがエミリアに振られて追い詰められたときや、命をかけた白鯨との戦いの際、スバルの隣にいたのはレムでした。そのためネットでは、「真のヒロインがエミリアなのかレムなのか」という話題で盛り上がることもしばしば。 ですがアニメの最終回では、スバルの気持ちがやはりエミリアに向いていることが明らかになっています。
エミリアが放った名言を紹介!
私の名前はエミリア。ただのエミリアよ。ありがとうスバル、私を助けてくれて。
最初のセーブポイントの4周目。エミリアもフェルトもロム爺も死なずに、エルザを撃退した生存ルートでのエミリアのセリフです。 エルザの攻撃から身を挺してエミリアを守ったスバル。命は助かったものの、大きな傷を負いました。彼女は助けてもらったお礼をしたいと申し出、それに対して彼が要求したのが本当の名前を教えて欲しいというものでした。 命を救ってくれたお礼にしてはあまりに欲がないことに彼女は笑いながら、柔らかな笑顔で本名とお礼を告げました。それがこのセリフです。
私が好きなのはパック、パックが好きなのは私。ハイお話おしまい。
ロズワール邸での朝がセーブポイントとなってから5周目の朝。正体の分からない呪術師に呪い殺され、レムやラムに殺され。どう振る舞うことが正解なのかが分からなくなっているスバルが、必死に明るく脳天気な自分を演じている際に、エミリアとのやりとりで登場したのがこのセリフです。 恋バナを持ちかけられたエミリアは、自分と相思相愛なのはパックだと言い放ちます。それを聞いたスバルは、自分の入る余地はないのかと軽口を叩き、賑やかなやりとりが繰り広げられるワンシーン。 エミリアの可愛さが際立つセリフでもあり、同時に5周目で憔悴しているスバルの心中を思うと複雑な心境になるセリフです。
もう、スバルのおたんこなす!
「もう、スバルのおたんこなす!」は、アニメ1話から登場するエミリアの可愛さが凝縮されているセリフです。彼女はハーフエルフとしてパックと森の中で長い年月生活していた影響なのか、ときどき時代遅れの言葉を使うことがあります。 その度にスバルが「きょうび聞かないな」とツッコミを入れていますが、この「おたんこなす」もそのひとつです。時世とちょっとズレたところがあって、一見クールにしようとするものの意外と子供っぽい一面もある。そんな彼女の魅力がつまっているセリフのひとつです。
ごめんって何度も言われるより、ありがとうって1回言ってくれたほうが相手は満足するの。謝って欲しいんじゃなくて、してあげたくてしたことなんだから。ね。
ロズワール邸での5周目の朝。前回のルートで全員を助けたいと覚悟を決めたスバルは、パックに魔法の指南を受けます。ところがうまくいかず……。 繰り返す死に戻りで精神的にも疲弊しているスバルは、何度も謝罪の言葉を口にしました。そんな彼に対して、エミリアが優しく伝えた言葉がこのセリフです。 誰にも秘密を明かせず1人で背負い込んで苦しくなっている彼にとって、大きな救いとなったセリフのひとつ。彼女は死に戻りのことはもちろん知りませんが、優しさあふれるこの言葉によって折れかけていたスバルの心をそっと包んであげたのでした。
「リゼロ」エミリアの声優は高橋李依
エミリアを演じたのは、声優の高橋李依(たかはしりえ)です。2013年活動開始した彼女は、2015年にはアニメ初主演を務め、翌年には「リゼロ」や『この素晴らしい世界に祝福を!』のめぐみん役で活躍。 第10回声優アワードの新人女優賞や、第3回アニラジアワードの最優秀女性ラジオ賞なども受賞しています。 『魔法使いプリキュア!』の朝比奈みらい役や『Fate/Grand Order -First Order-』のマシュ・キリエライト役、『【推しの子】』のアイ役、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の神谷薫役などが有名です。
「リゼロ」エミリアの正体に今後も注目!
原作もまだまだ継続中とあって、エミリアの謎がどう着地するのかはわかっていません。果たしてエミリアの正体や魔女との関係性、スバルとの物語はどうなっていくのでしょうか。アニメ新作も楽しみつつ、原作の今後の展開に注目したいですね!