「リゼロ」レムはいつ復活する?記憶が消えた理由から現在までを解説!【早く戻ってきて……】
「リゼロ」レムは鬼がかった有能メイド
誕生日 | 2月2日 |
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年齡 | 17歳 |
身長 | 154cm |
能力 | 鬼族 , 「魔女の残り香」を嗅ぐことができる |
声優 | 水瀬いのり |
レムは水色ショートが印象的なロズワール邸のメイドです。双子の姉・ラムはほとんどメイドの仕事をしないので、広大な屋敷をレムが手入れ・管理しています。 一見するとツンな毒舌キャラですが、実はとても献身的で健気。自分にとって大切な人であるラムやスバルには、とことん愛情を注ぎます。一方で、敵認定した相手には容赦なしでモーニングスターをぶん回すことも。 レムは愛ゆえに暴走しがちなところがあり、ある種の危なっかしさを感じさせるキャラです。
レムの英雄・スバルとの関係性
レムがアニメで初めて登場したのは第4話。スバルと出会ったラムとレムの反応はきわめてネガティブで、あからさまに冷徹な言葉で、軽蔑と不信感をスバルにぶつけていました。 レムは魔女の残り香を嗅ぐことができます。「死に戻り」する度に、スバルが纏う残り香が濃くなっていったため、レムが自らスバルを手に掛けたこともありました。 しかし、魔獣との戦いで鬼化して暴走したレムを、スバルが身を挺して救います。このとき、レムにとってスバルは英雄となるのと同時に、愛する人となりました。 その後、スバルが自暴自棄になると、レムは彼に心からの愛を伝えます。このときの「レムはスバルくんを愛しています」は作中屈指の名シーン。レムはスバルのエミリアへの想いを知ってもなお、スバルへの愛と献身を貫き続け、「ゼロから始めましょう」とその背中を押しました。
レムの記憶が消えてしまう!なぜ起きないのか
三大魔獣の1つ・白鯨討伐戦では、レムは怪我を負いながらもスバルに同行。戦闘力としても精神的支柱としてもスバルを支え、白鯨討伐にも成功します。 ところがレムは、王都に戻る道中で魔女教大罪司教に襲撃されることに。「暴食」担当、ライ・バテンカイトスの権能で、「名前」と「記憶」を食べられてしまうのです。ライに「名前」を食べられた者は存在そのものの記憶が周りから奪われ、「記憶」を食べられることで本人の記憶もすべて奪われます。 誰からも忘れ去られ、自身の記憶も失ったレムは、時が止まったように眠り続けることに。片割れであるラムはもちろんエミリアも彼女を忘れてしまいます。 しかし、魔女の寵愛を受けているスバルは例外でした。スバルは自害して「死に戻り」を試みますが、セーブ地点変更によりすでに手遅れだと判明。スバルは大きな絶望を抱えながら、彼女の「名前」を取り戻すことを決意します。
アニメ3期でレムは復活する?
原作通りであれば、アニメ3期でレムは復活しないでしょう。3期は全16話を使って、原作5章「歴史を刻む星々」を描くと予想されます。レムはこの間、眠り続けたままです。
レムは復活するのか?「暴食」討伐へ動くスバル
「記憶の回廊」でスバルの前に現れたレムの記憶
水門都市プリステラでスバルは再度、「暴食」ライを含む魔女教大司教たちと交戦します。スバルは相対した「強欲」レグルスを倒しその権能を手に入れますが、好き放題暴れた「暴食」は取り逃す形に。しかもライの弟妹だという「暴食」ロイ・アルファルド、ルイ・アルネブまで登場します。 スバルは「暴食」討伐の手がかりを求め、「プレアデス監視塔」へ向かいます。そこで課された試練攻略の最中、スバルはルイの策略で記憶を奪われ、さらに「記憶の回廊」と呼ばれる空間でルイと対峙することに。 ルイとの戦いで心が折れかかったスバルの前に現れたのは、スバルを鼓舞するレムでした。
「暴食」を討伐するもレムの名前と記憶は戻らず
「記憶の回廊」こと「オド・ラグナの揺り籠」は、輪廻転生を司る場所です。「スバルくんはレムの英雄なんです」とスバルを叱咤激励するレムは、ライが喰った記憶の一部だったのでしょう。レムの激励もあり、スバルはライの無力化に成功します。 一方で、塔を襲撃したライはエミリアの名前を喰い、ラムと交戦。鬼族の神童と呼ばれた本来の実力を一時的に取り戻したラムが、最後は風の刃で倒しました。ただ、ライ自身も名前と記憶の解放方法を知らなかったようで、肝心の情報は聞き出せていません。
【ネタバレ】レムの完全復活はまだ遠い?
レムが遂に復活!だけど記憶が……。
6章90話「英雄」にて、レムは3章ぶりに目覚めます。スバルに名前を呼ばれたレムは「あなたは、だれ、ですか?」と、スバルにとってはあまりにつらすぎる一言を放ちました。 さらに自分自身のことも覚えていません。「暴食」を倒してもなお、レムの喰われた名前と記憶は戻ってこなかったのです。 「俺は、お前の英雄だ。――レム、会いたかった」と返すスバルの姿がしんどすぎる……。 当然、スバルとの関係値もリセットされています。出会った頃のように、スバルから香る魔女の残り香に彼を警戒している状態です。 また、長く眠っていたため、身体能力が著しく低下しています。杖を使って体を支えており、以前のように戦えるようになるまでは相当な時間を要するでしょう。 戦闘という要素が削がれたからか、レムの印象も以前より穏やか。信頼できないスバルへの態度は辛辣ですが、より普通の女の子感が強くなっています。
レム完全復活の糸口は?いつ記憶を取り戻す?
レムの完全復活の兆しは見えていません。糸口となりそうなのは、世界の根源に存在するというマナの貯蔵庫「オド・ラグナ」です。いわば世界の核となる場所なのですが、そこがどこにあるのか、意思を持つのか、どうすればたどり着けるのか、すべてが分かっていません。 記憶の回廊の支配者であるフリューゲルやエミリア、エキドナ、サテラ、アルデバランなどの未だ明かされていない謎が解き明かされ、そこに横たわる問題が解決したとき、ようやくレムがもとに戻るのではないでしょうか。 ただ、レムだけでなく他の「暴食」の被害者も救ってあげる必要があります。そういう意味では、名前と記憶の奪還をラストまで引っ張るとやや解決までが長すぎる印象。作者は以前、全11章構成と発言していたので、9章ラストあたりで本来のレムに戻ってくれると予想します。 もとはルイと考えられる少女スピカや緑の部屋の精霊あたりが鍵となり、レムの記憶が見つかるのではないでしょうか。
姉ラムとの関係は?過去・能力・性格を比較
レムは姉のラムと仲の良い姉妹として描かれています。しかし、彼女たちの心の奥底には、複雑な感情がありました。 鬼族の村で生まれた2人は、双子ということで忌み嫌われました。ゆえに殺される運命にありましたが、ラムの類いまれな素質のおかげで難を逃れます。ですがその後、魔女教の襲撃で一族は滅ぼされ、ラムは角を折られてしまいました。 角を折られたことで「マナ」を吸収する力を失ったラムは、定期的な「マナ」の供給がなければ生きていけません。そして、本来ならば天才だった姉に比べ、何もできない落ちこぼれだったレム。 彼女は、角を折られるべきは自分の方だったと、姉に対してずっと負い目を感じていました。彼女の過度な自己評価の低さは、幼い日の出来事が原因だったのです。 レムはラムの代わりを務められるように努力し、今に至ります。2人の家事スキルの大きな差は、悲しい出来事が背景にあったのです。
強さの面ではラムに及ばない?
レムは癒やしを司る水魔法の使い手。攻撃と同時に癒やすことができる、献身的な彼女にぴったりの力です。一方のラムは、広範囲攻撃の風魔法を使う他、鬼族に伝わる「千里眼」を使うことができます。 レムも鬼化すればかなり強くなりますが、6章の対ライ戦で見せたラムの本来の力は別次元でした。 ただ、角を失ったラムが本来の力を使えたのは、ロズワールが保管していた折れた角を触媒に、レムの角の力を「共感覚」で引き出したから。つまりレムがいて初めてラムは鬼の力を存分に使えるのです。 そう考えると、どこまでいってもレムとラムは2人で1人なのでしょう。
ラムとの性格の違いも推せるポイント
レムとラムは、初めこそコピーのように似通った印象でしたが、実際には微妙に違います。 姉妹とロズワール以外の他人を信用しないところは2人の共通点です。それでも姉だからこそより頑なで気丈に振舞っているのがラム。一方のレムは姉に対する依存度が強い分、精神的な弱さがあります。 そんな弱さが、レムの他人に対する優しさにつながっているのでしょう。のちにスバルはさまざまな場面で主人公らしからぬ醜態と見苦しさをさらけだしてしまいます。 それでもレムが彼を大切にし続けることができるのは、髪の色でも胸のサイズでもなく、彼女だけが持つ弱さ=優しさがあるからこそなのでしょう。
「リゼロ」レムの萌える名言
レムのもうひとつの才能が、包容力に満ちたデレ系発言を嫌味なしに使いこなせること。 たとえば第11話はタイトルそのものが「レム」。スバルの前でとことん弱さをさらけ出した彼女がつぶやく「レムはとっても弱いです。ですからきっと寄りかかってしまいますよ」の破壊力は相当なものです。 第18話「ゼロから」は自分の無力を思い知ったスバルが、なんとレムにプロポーズ。レムの返事が名言です。「未来のお話は笑いながらじゃなきゃダメなんですよ」と微笑みながら、「今一緒に逃げてしまったら、レムが一番好きなスバル君を置き去りにしてしまう」と諭します。 第11話とは正反対の立場で、弱さをさらけ出すスバルに対して「レムは知っています」と、彼の魅力をいくつも語りかけます。さらに「スバル君の◎◎が好きです」のフレーズでホメ名言連発。 とどめはやっぱり「ここから始めましょう。ゼロから!」、物語を貫くテーマを凝縮した名言です。
「リゼロ」レムの活躍をふりかえる
蘇るたびに繰り返される無残な死。重なる怒りがペテルギウスを討つ!
レムはアニメ1期25話の中で何度も死亡します。そのつどスバルの死に戻りによって復活するのものの、繰り返される彼女の死は否応なく無残で悲惨。とくにペテルギウスとの直接対決が始まった頃からは、目を覆いたくなるような惨劇がスバルの目の前で繰り返されます。 第15話「狂気の外側」は、ファンの間でも“鬼がかった”エピソードとして神回扱いされています。冒頭から血まみれのレムが登場、死に戻りで復活するものの半ばからはペテルギウスによってボロクズのように殺されてしまいます。 それでもスバルに向けて「生きて」とつぶやきこと切れる瞬間は、この物語でもっとも美しいレムの姿かもしれません。生きていても死んでしまってもレムはやはり、スバルにとって「ファム・ファタール(運命の女)」のようです。 この回で、スバルのペテルギウスに対する憎しみと怒りは、間違いなく頂点に達しました。この第15話の後もスバルの空回りと鬱エピソードが続きます。 けれどすべては、白鯨討伐戦を経て打倒ペテルギウスを成すための、壮大な布石でした。第19話からは疾風怒濤の大反攻が始まります。
まるで夢のように幸せなテレビ未公開のエピソード「第三章断章」
テレビアニメ1期は、ペテルギウスとの最終決戦で幕を閉じます。しかしその場には、レムがいません。彼女は白鯨との戦いでの負傷がひどく、傷ついた戦士たちとともに王都へと強制的に帰らされてしまったのでした。思い切り濃厚なスバルとのつながりは、第22話以降ぷっつり途切れてしまいます。 レム派のファンにとって新作エピソードへの期待は高まるばかりですが、一方でWeb小説版には涙なくして読めない特別な物語があります。それが「第三章断章」。タイトルは「ナツキ・レム」と言います。ナツキとレム、ではありません。わかりやすいのに意味深です。 冒頭に出てくるのは、スバルの元気な子供たち。男の子がリゲル、女の子がスピカと呼ばれています。そこに現れるのがふたりのお母さん。つまりスバルの奥さんです。イメージ的にはテレビ版第18話プロポーズシーンからの別ルートと考えてください。 締めくくりの一文は「レムは今、世界で一番—幸せです」。
「リゼロ」レム復活に期待!元気な姿を早く見たい
レムは本作でも特に人気の高いキャラクターの1人。原作では塩レムが再登場し、レムに飢えたファンを癒やしてくれています。 が、やっぱりスバルを英雄と呼ぶレムに会いたい!「リゼロ」の今後に期待しましょう。