「リゼロ」アナスタシア・ホーシンの正体は?襟ドナとの関係や死亡説まで徹底解説
アナスタシア・ホーシンは「リゼロ」に登場する王候補の1人。アニメ3期のプリステラ編でも活躍する彼女はどんな人物なのでしょうか。 この記事では、アナスタシアのプロフィールや能力、過去、活躍をまとめて紹介。さらに常にアナスタシアと共に行動する「襟ドナ」こと人工精霊エキドナとの関係性についても解説していきます。 ※この記事は『Re:ゼロから始める異世界生活』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
「リゼロ」アナスタシア・ホーシン
年齢 | 22歳 |
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身長 | 155cm |
体重 | 54kg |
陣営メンバー | エキドナ(襟ドナ) , ユリウス・ユークリウス , ヨシュア・ユークリウス , 傭兵集団「鉄の牙」 |
王選候補者の1人として登場するアナスタシア・ホーシン。カララギ都市国家出身のやり手の大商人で、国を代表する一大商会・ホーシン商会を築き上げた女性です。 自分のことをウチと呼び、関西弁風のカララギ弁で喋ります。名字も持たない最底辺の身分に生まれた彼女がホーシンを名乗っているのは、カララギを一代で建国した英雄「荒地のホーシン」に憧れていることが理由です。 小柄な体格と童顔から幼い少女に見えますが、王候補の中では年上組に入る22歳。商魂たくましい合理主義者であると同時に、商人だからこそ人との縁を大切にしています。
竜の巫女としてプリステラに他陣営を集める
自分がどこまでいけるのか、そして何者になれるのか。それを確かめるのがアナスタシアの夢です。所信表明演説では「ウチの国がほしい」と宣言していました。 そんな彼女は5章開始時点で拠点を水門都市プリステラに移しています。王選開始から1年後、彼女は他陣営をプリステラに招待しました。彼女はその目的を情報交換としていますが、真意は不明のまま。 プリステラはかつて「荒地のホーシン」が「傲慢の魔女」テュフォンを殺すための罠として設計した街です。テュフォンの遺骨は地下大神殿に保管されており、魔女教が狙う可能性の高い場所でした。アナスタシアは魔女教の襲撃を察知して、各陣営の戦力を集めて備えていたのかもしれません。
アナスタシアの正体?襟ドナとは何者なのか
襟ドナの正体はエキドナの人工精霊
アナスタシアが首に巻いている狐の襟巻きの正体は、エキドナが自分をモデルに生み出した人工精霊のエキドナ、通称「襟ドナ」です。エキドナそっくりですが、中身は本物より人格者です。 襟ドナは実験的に作られた人工精霊とあって、人と契約ができない、魔法で自分を守れないといった欠陥があります。 アナスタシアが商会を立ち上げる以前、彼女が11歳の頃、ミーティア回収任務をきっかけに襟ドナと出会いました。襟ドナが死を覚悟していることを知ったアナスタシアは、彼女を買うことに。 そこに魔女教大罪司教「色欲」担当のカペラが、「魔女の遺産」である襟ドナを回収しようと、刺客のライゼルを送り込んできます。共闘してこの危機を脱したアナスタシアは襟ドナに、家族になろうと提案。以降、2人はずっと一緒に過ごしています。
アナスタシアと襟ドナが入れ替わる
2人はピンチの際に何度か同化してきました。同化する理由は、2人の能力的な欠陥にあります。アナスタシアは生まれつきゲートに欠陥があり、空気中のマナを体内に取り込めません。一方で襟ドナは人と契約できず、魔法での戦闘が不可。 そんな2人が強敵に対抗する手段が一体化することです。アナスタシアが体の支配権を一時的に襟ドナに渡し、襟ドナが主人格となれば魔法で戦うことができます。しかしアナスタシアは常にマナ不足の状態なので、襟ドナが魔法を使うには、アナスタシアのオドを使うしかありません。 プリステラで「色欲」カペラと対峙したアナスタシアは、襟ドナに主導権を渡しました。窮地を脱した襟ドナは主導権をアナスタシアに返そうとしましたが、アナスタシアはオドの奥で眠ったままに……。 襟ドナが表にいる間はアナスタシアのオド、つまり命が削られ続けている状態です。襟ドナはアナスタシアに体を返す方法を求め、賢者に会いに行くスバルたちと行動を共にすることになります。
プリステラ編でアナスタシア陣営は壊滅寸前?
- アナスタシアカペラと戦闘。アナスタシアが襟ドナに主導権を渡し、カペラ撤退まで持ちこたえる。体の主導権が戻らず、アナスタシアはオドの奥底で眠ったまま。
- ユリウス「暴食」ロイ・アルファルドと戦闘するも敗北。名前を食べられてスバル以外全員の記憶から消えてしまう。精霊契約も消えて魔法が使えなくなる。
- リカードユリウスと共にロイと戦闘。ユリウスをかばって片腕を失う。
- ミミたちミミがガーフィールをかばって瀕死に。「三分の加護」で弟たちとダメージを分け合い生還する。
- ヨシュアロイによって名前と記憶を食われ、眠り姫状態となる。
プリステラでの戦闘を終え、アナスタシアは中身が襟ドナのままに。ユリウスは人々から忘れられ、魔法が使えなくなってしまいました。 これを受けて、アナスタシア(中身は襟ドナ)とユリウスはもとに戻るための手がかりを求めて、スバルとともにプレアデス監視塔へ向かうことに。 「鉄の牙」メンバーはプリステラに残り、復興メンバーとして動きます。
アナスタシアは死亡する?襟ドナとの入れ替わりは戻るのか
アグリア砂漠でアナスタシアは死亡するも復活
第6章「記憶の回廊」は作中でもダントツにスバルの死亡回数が多く、20回以上の死に戻りをします。監視塔に向かった一行は、アナスタシア含め何度も死亡することに。 監視塔にたどり着く前のセーブポイントでは、アウグリア砂漠で2度死んだ描写があります。1度目は塔からの攻撃、2度目は異常な瘴気にあてられてスバルとラムと三つ巴の殺し合いの末に、ラムに殺されました。 塔に着いて以降も、シャウラの正体である巨大な魔獣・紅蠍の攻撃でアナスタシアは何度か死亡。いずれもスバルの死に戻りにより復活し、最終的に第6章を生き抜きます。
アナスタシアが遂に目覚める!
スバルの最終周回にて、アナスタシアはユリウスと「剣聖」レイドとの戦闘中に目覚めました。 アナスタシアが出てこなかった理由は、暴食の影響を受けてユリウスの記憶を失ってしまうことが嫌だったから。強欲ゆえに、一度手に入れたものを失いたくはなかったのです。 そんなアナスタシアの思いに気づいていた襟ドナは、胸で眠るアナスタシアを説得しました。目の前で戦っている自分の騎士のかっこいい勇姿を見なくていいのか、と。その呼びかけによって、アナスタシアは自らの意思で表に戻ってきました。 表に出たことでアナスタシアは権能の影響を受けユリウスのことを忘れてしまいます。しかし彼女は直感的にユリウスを欲し、再度ユリウスとの主従関係を結びました。
アナスタシア・ホーシンの強さは陣営にあり?
アナスタシア本人の戦闘能力は皆無?
アナスタシア自身には戦闘力はありません。先天性のゲートの欠陥でマナを取り込めないため、魔法も使えません。 一方で、孤児の身から商人として大成したとあって、頭脳戦では作中トップクラスでしょう。交渉術にも長けており、第3章ではスバルに交渉のイロハを教えていました。 第5章プリステラ編では、アナスタシアが表に出ている間は都市庁舎奪還作戦を立案し、作戦本部の司令役として活躍します。 対色欲戦では、体の主導権を襟ドナに渡すことで戦闘に参加。魔法攻撃は色欲相手には通じなかったものの、事前に仕掛けた罠によって色欲を地下深くに落とすことに成功しました。 彼女自身には戦闘力はないものの、襟ドナとの連携によって強い力を発揮することが可能です。
騎士・ユリウス
アナスタシアの一の騎士が「最優」ユリウス・ユークリウスです。「誘精の加護」を持ち全属性の精霊に愛されるだけでなく、たゆまぬ努力で「最優」の騎士であり続ける人格者。 全種類の精霊による虹色の精霊魔法はとくに強力。第6章では剣聖レイドとの戦いでさらに一皮むけました。 ユリウスはアナスタシアに対して強い忠誠心を持っています。アナスタシアも熱心に王選参加を説くユリウスを「欲しい」と感じており、アナスタシア彼を一の騎士に任命したことで、2人の信頼関係はいっそう強いものとなりました。 第5章で暴食に名前を食われて、スバル以外の人間の記憶から消えてしまいますが、変わらずアナスタシアに忠誠を誓っています。
鉄の牙
「鉄の牙」はアナスタシアが私兵として雇っている獣人傭兵集団。 団長のリカードは、路上生活をしていたアナスタシアを拾った人物で、彼女とは長い付き合い。高い戦闘力を持ち、大ナタを振るってワイルドに戦う大柄な獣人です。 副長を務めるのは3つ子のミミ、ヘータロー、ティビーの3人。小柄でかわいらしい見た目をしていますが、傭兵稼業をしているとあって高い実力の持ち主。 とくにミミは作中でもトップクラスのマナ保有量を誇ります。弟とともにマナ100%を放つ技を持ち、疲労や苦痛を兄弟で分け合うことも可能。バリアや治癒魔法も使えます。 3人は義賊をしていた頃に、恨みを買って奴隷商に売り飛ばされたアナスタシアを助けました。これをきっかけに彼女の仲間となり、後に結成された「鉄の牙」の副長を務めるに至ります。 「鉄の牙」は白鯨戦や魔女教討伐戦に参戦。この4名以外では、ラジアンという小隊のリーダーが登場しています。
アナスタシアの意外な過去とは?ホーシンを名乗る理由
最底辺層に生まれ「荒れ地のホーシン」に憧れる
アナスタシアはカララギの第2都市バナンの出身。最下層民「ハイエナ」として生活しており、リカードとの出会いをきっかけにバナンの商会「チュデン商会」で小間使いとして働くようになります。 幼い頃から彼女が憧れていたのは、交渉と商才でカララギを建国した英雄「荒地のホーシン」。ホーシンは力ではなく商才で、複数の国が乱立する西方地方をまとめた人物です。幼いアナスタシアは、ホーシンの英雄譚を話してほしいと何度もリカードにねだっていました。
ミミたちとの出会い
アナスタシアは奴隷商から救ってくれたミミ、ヘータロー、ティビーの身請けをしたいと考えますが、3姉弟の育ての親のローシがこれを拒否。元暗殺者であるローシは、最後の任務として人工精霊エキドナの回収を任されていました。 ローシが死ぬ覚悟でこの任務に挑むと知ったアナスタシアとミミたちは、ローシを出し抜き自分たちで任務を遂行することに。この一件で、アナスタシアは襟ドナと家族になることを決め、ミミたちも正式にローシから託されることとなります。 こうして襟ドナは襟巻きとしてアナスタシアに寄り添い、ミミたち姉弟も仲間となりました。
ホーシン商会を設立
リカードに拾われてから6年後、アナスタシアはバナンでホーシン商会を立ち上げます。名前は彼女が憧れる「荒地のホーシン」から取ったもの。 チュデン商会の当主も驚くほどの商才で、アナスタシアは瞬く間にカララギを代表する一大商会を築き上げることに。商会立ち上げ時にユリウスの父とも出会っており、これが後のユリウスとの出会いにつながります。
「リゼロ」アナスタシアの声優は植田佳奈
アニメ「リゼロ」でアナスタシアを演じているのは植田佳奈(うえだかな)です。「Fate」シリーズの遠坂凛役や『咲-Saki-』の宮永咲役などが有名。 ツインテールキャラや関西弁キャラを演じることが多く、アナスタシア役では関西弁に似たカララギ弁を披露しています。アニメ1期と3期でアナスタシアの声が変わったというネットの声もありましたが、1期から継続して彼女が演じており、キャスト変更はありません。
「リゼロ」アナスタシア・ホーシンの正体を解説しました
プリステラ編、プレアデス監視塔編でメインキャラクターの1人として活躍する王選候補者の1人・アナスタシア。ユリウスやヨシュアの名前が奪われた状態で、陣営としてどう動いていくのか。今後の動向にもぜひ注目していきましょう!