2017年12月19日更新

大根仁の世界観が堪能できるおすすめドラマ13選!

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モテキ

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独特の世界観が堪能できる大根仁おすすめドラマを紹介!

テレビ東京の深夜ドラマを中心に、クセのあるサブカル要素を満載した見ごたえある作品を作り続ける大根仁。最近(2017年12月現在)ではゴールデンタイムのドラマや大作映画の監督としても有名です。 『TRICK/トリック』や『モテキ』、『アキハバラ@DEEP』から『ハロー張りネズミ』など、彼のフィルモグラフィを一目見れば、その一筋縄でいかない独特の作家性をみなさんにも感じていただけると思います。どの作品を取ってみても、遊び心があり、個性が強く、実験的な演出のドラマばかりです。 企画やキャスティングにも携わることの多い大根仁は、プロデュ―サー目線を備えたディレクターと自身を評しています。その視点は数多くの深夜ドラマに関わることで培われたそうです。 この記事では、彼の生み出したオススメのドラマを紹介します。

1.超人気深夜ドラマ『TRICK/トリック』にも大根仁は参加していた!

2000年のスタートから2014年のシリーズ完結まで実に14年も継続した人気ドラマ『TRICK/トリック』。仲間由紀恵扮するマジシャンの山田奈緒子と阿部寛演じる物理学教授の上田次郎が、超常現象をよそおった数々の難事件の真相を暴く、サスペンスコメディです。 本作品の演出といえば、堤幸彦監督のイメージが強いですが、ドラマ第1シリーズの第6話、第7話は大根仁の演出だったのです。 学生時代につくったPVが堤幸彦の目に留まり、それが縁で堤幸彦と秋元康の創始した番組制作会社に入社したという経緯があります。 2017年現在、堤幸彦の所属する製作プロダクション「オフィスクレッシェンド」の取締役を務める大根。2人のクリエイターの縁は深いようですね。

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2.大根仁のターニングポイントとなった異色のドラマ『演技者。』

2002年から2004年にかけてフジテレビで放送していた『演技者。』。ジャニーズと舞台で活躍する劇団とのコラボレーションが異色のドラマです。本作品に大根仁は総合演出として参加しています。 現在第一線で活躍するジャニーズのそうそうたるメンバーが、マイナーな小劇場の舞台で演劇を行うという特殊なテレビドラマ。大根はこのドラマに参加したことで、プロデュ―サー目線を持つディレクターという自分の独自性に、より確かな手ごたえを得たそう。 後に監督としてブレイクするきっかけとなった『モテキ』にも繋がっていると発言しています。

3.イケメンホストは吸血鬼?『ヴァンパイアホスト』

由貴香織里の原作コミック『夜型愛人専門店-ブラッドハウンド-』を、2006年に実写化したテレビ東京の深夜ドラマ『ヴァンパイア・ホスト』。 小向美奈子演じる女子高生が、親友の失踪事件により、吸血鬼の働くホストクラブ「クランケンハウス」に関わってゆくというストーリーです。本作にも大根仁は演出として参加しています。キャストは主演の小向以外に『仮面ライダー龍騎』に出演の松田悟志を筆頭として、イケメン揃いです。

4.コント?ドラマ?シュチュエーションコメディ『30minutes』

2004年にテレビ東京で放送されたドラマ『30minutes』。お笑い芸人のバナナマン、おぎやはぎ、個性派俳優の荒川良々が豪華ゲストとともに繰り広げる一話完結のシュチュエーションコメディです。当時まだ無名だったバナナマン、おぎやはぎの演技は新鮮で笑えます。 大根は12話すべての演出を担当。特にバナナマンの演技に惚れこみ、その後の別のドラマでもバナナマンを何度も起用しています。また、"モテてこなかった"バナナマンの2人にシンパシーも感じているとか……。

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5.小ネタ満載のサブカルドラマ『アキハバラ@DEEP』

2006年にTBSで放送されたドラマ『アキハバラ@DEEP』。出演陣が風間俊介、生田斗真、星野源、日村勇紀、本上まなみ、北村一輝と豪華な顔ぶれが揃いました。 あらすじは社会からドロップアウトした若者たちが、高度な人工知能を持つ検索エンジンを開発したことから、組織に狙われるというもの。人気キャストのコスプレや随所にちりばめられたギャグ、アニメの小ネタなどが満載で、まさに大根仁演出の真骨頂と呼べるものです。原作は石田衣良の同名小説。

6.型破りな深夜特撮ヒーローものにチャレンジした『ライオン丸G』

1972年の特撮時代劇『快傑ライオン丸』のリメイク作品である『ライオン丸G』。テレビ東京で2006年に放送された特撮ドラマです。大根仁は監督として参加し、『パッチギ!』を観て一番仕事をしたかった、と言わしめた波岡一喜が主演を飾ります。 ネオ歌舞伎町でうだつの上がらないホストをしている主人公の獅子丸。ホストを襲撃する事件が多発するなか、借金をかたに囮となった獅子丸は襲撃に遭い大ピンチをむかえますが……。 『アキハバラ@DEEP』から継続したキャラクターが登場したり、下ネタや残虐シーンを盛り込んだりと、特撮ヒーローものの枠を超えた、大根仁らしい遊び心のある演出の作品です。

7.星野源、怪演。秀作ショートコメディ『去年ルノアールで』

作家・せきしろの脱力系コラムを星野源を主演にむかえ、2007年に実写化したドラマ『去年ルノアールで』。10分ドラマのショートコメディ全12話を大根仁がディレクションしています。 星野源を筆頭にレギュラー陣が西村雅彦、山里亮太、日村勇紀、ANI(スチャダラパー)、浜野謙太と、演劇、お笑い、音楽界から多様なキャストが顔を揃えました。ゲスト陣も山崎静代、遠藤憲一、本上まなみ、劇団ひとり、と個性的なキャラクターが毎回登場します。 たった10分のドラマのなかにシュールな笑いがちりばめられ、クセになる魅力に満ちた秀作としておすすめです。

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8.1話完結の"オトナのドラマ"『週刊真木よう子』

2008年に製作・放送、毎回異なるスタッフと共演者を迎えた全13話のオムニバスドラマ『週刊真木よう子』。タイトルが表すようにすべての放送回の主演は真木よう子です。大根仁は企画と第1、2、5、7、8、11話の演出を担当しています。 それぞれが独立したドラマの本シリーズは、放送話ごとに異なるテーマが扱われ、ラブストーリーからシリアス、コメディなど、主演のヒロイン・真木よう子の魅力をあらゆる角度から照射します。 共演者は田中哲司や中村達也、阿藤快、阿部サダヲ、大久保佳代子、星野源などバラエティに富んだ顔ぶれ。大根仁の企画らしい、実験的な要素が観る者を飽きさせない高評価の作品です。

9.初の連ドラ全話の脚本・演出を担当『湯けむりスナイパー』

それまでVシネマの悪役が主だった仕事の遠藤憲一が、2009年、連続ドラマに初主演として抜擢され話題となった本作。原作は漫画サンデーに連載されていた、ひじかた憂峰のコミックです。 演出・脚本で本作に参加していた大根仁は『モテキ』の映画版の監督を引き受けるにあたり、湯けむりスナイパーのスペシャルを作らせて欲しいと依頼するほど、本作に特別な思い入れがあったそう。40代になって初めて作ったドラマであり、連ドラ全話の脚本・演出を担当したのも本作が初めてです。 缶ビールを飲みながら柿ピーを食べて、何も考えずに観れるドラマを、という自身の望むコンセプトに見合ったエンターティメント作品として人気を博しました。

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10.大根仁の出世作となった社会現象ドラマ『モテキ』

久保ミツロウの大人気コミックを実写化した『モテキ』。主演に森山未來、脇を固めるのが野波麻帆、満島ひかり、松本莉緒、菊地凛子、新井浩文、リリー・フランキーと豪華な顔ぶれを揃え、テレビ東京で2010年に放送されました。大根仁は脚本・演出で参加しています。 80年代から2000年代初期のヒットソングが挿入歌として用いられ、ドラマを盛り上げます。草食男子が突然モテモテになり、右往左往するストーリーですが、サブカルネタが満載で大根仁らしい情報量の多い大人気ドラマであり、彼の出世作といえるでしょう。

11.瑛太と松田龍平の大ヒット人気シリーズをディレクション『まほろ駅前番外地』

三浦しをん原作の小説である「まほろ駅前」シリーズの2013年のドラマ化作品。物語の時系列的には劇場公開された『まほろ駅前多田便利軒』の続編にあたります。主演に瑛太と松田龍平を迎えた本作は、原作小説と異なるオリジナルストーリーも多く登場します。 『湯けむりスナイパー』『モテキ』の成功により、ディレクターとして注目を集めていた大根仁。本作でも脚本と演出を担当します。原作のあるドラマですが、大胆な解釈を加え、シリアスな描写が少なく、コメディ要素がより前面に押し出された意欲作です。瑛太と松田龍平との初タッグにプレッシャーを感じつつも、誰も見たことのない瑛太と松田龍平の魅力を引き出したいと、意気込みを語っています。

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12.深夜枠でオダギリジョーと初タッグ『リバースエッジ 大川端探偵社』

『湯けむりスナイパー』のひじかた憂峰の原作コミックを2014年に大根仁脚本・演出でドラマ化した『リバースエッジ大川端探偵社』。大根とひじかたの二度目のタッグとなります。主演はオダギリジョー。 ドラマの製作記者会見において、民放で低視聴率を取ってしまったため、ゴールデンのドラマは嫌だなと思っていた、という旨のコメントをしたオダギリジョー。深夜枠の本作では持ち前のセクシーな魅力を十二分に発揮しています。また大根仁も、おもしろくならないわけがない、と本作に自信のコメントを寄せています。

13.大根仁が深夜ドラマの実験性をゴールデンに持ち込んだ『ハロー張りネズミ』

弘兼憲史の原作コミックを2017年に実写ドラマ化した『ハロー張りネズミ』。主演は瑛太、脇を固めるのが深田恭子、森田剛、山口智子と実力派キャストが揃います。本作は、監督を務める大根仁にとってTBS「金曜ドラマ」枠という初のゴールデンタイムの連ドラ作品です。 原作コミックの連載第一回からの愛読者である大根仁は、7、8年前から企画を温めていたとのこと。探偵ドラマのなかでラブストーリーからアクション、サスペンスとあらゆるジャンルを横断するストーリーは、現在の視聴者のライフスタイルに合わせて、既存のドラマのフォーマットを崩したかったそう。大根仁らしい冒険心に満ちた作品といえるでしょう。