2018年1月15日更新

【ネタバレ】『X-MEN フューチャー&パスト』徹底解説!あのラストの意味とは?

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X-MEN フューチャー&パスト

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『X-MEN フューチャー&パスト』のすべてが知りたい!

「X-MEN」シリーズ第5作目となる『X-MEN フューチャー&パスト』は、「X-MEN」シリーズの最高興行収入成績を塗り替えるなど、大成功を収めた作品と言えます! 初期3部作から人気を博したウルヴァリンと、新3部作となる『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』からのキャストを交えた豪華な出演陣も話題となりました。 そんな『X-MEN フューチャー&パスト』のあらすじ、キャスト、コミックスとの違い、隠れたトリビアまで、すべてを解説しちゃいます!

『X-MEN フューチャー&パスト』のあらすじ

センチネルというロボットがミュータントとその肩を持つ人間を抹殺するようにプログラムされた近未来、X-MEN達はセンチネル達に苦戦し、生き残りもわずかとなってしまいます。ミュータントとして戦うシャドウキャットことキティ・プライドは物質をすり抜けるだけでなく、タイムトラベルを可能にする能力を身に着けていました。 キティの能力を知ったプロフェッサーXは後にセンチネルを作り出すことなる暗殺事件を、タイムトラベルをして止めるという作戦を立てます。そして、驚異的な治癒力を持ったウルヴァリンがキティの力を借り、暗殺事件が起こった1973年にタイムトリップすることとなります。

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「X-MEN」シリーズを作り上げたブライアン・シンガー監督が再びメガホンを握った

アメリカ出身のブライアン・シンガーが「X-MEN」シリーズのメガホンを取るのは、『X-MEN フューチャー&パスト』で3度目となりました。シリーズの過去作品の制作や企画に細かく携わってきたために、映画「X-MEN」シリーズの第一人者と言っても過言ではありません! 『X-MEN フューチャー&パスト』では、パリでのミスティークが逃げだすシーンで、カメラを持った男として監督がカメオ出演をしています。 また、シンガー監督は、人気イギリスTVシリーズの「ゲーム・オブ・スローンズ」のファンであり、ピーター・ディンクレイジを今作のトラスク役に選ぶことを決めたと語っています。

重要な登場人物一覧!

ウルヴァリン/ヒュー・ジャックマン

「X-MEN」シリーズ第1作目から、人気キャラクターとなったウルヴァリンは、『X-MEN フューチャー&パスト』ではミュータント達の運命を変えるために過去に戻ります。 ウルヴァリンは驚異的な治癒力と身体能力をもっており、年を取りません。未来・過去共にヒュー・ジャックマンが演じています。

プロフェッサーX/ジェームズ・マカヴォイ

テレパスの力を持ち、ミュータント達と人間との協力関係を築こうとミュータント達を導いてきたプロフェッサーX。車椅子生活になってしまったこと、ミスティークやマグニートーの裏切りから、ウルヴァリンが戻った過去の1973年で、彼は落ちぶれてしまっています。 未来でのプロフェッサーXをパトリック・ステュアートが、1973年のプロフェッサーXをジェームズ・マカヴォイが演じています。

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マグニートー/マイケル・ファスベンダー

マグニートーは金属を自由に操る能力を持つミュータントで、長年人間達と戦うためにプロフェッサーXやX-MENと対立してきました。未来では、センチネルに打ち勝つためにX-MEN達と協力し、ウルヴァリンが歴史を変える手助けをします。 未来のマグニートーをイアン・マッケランが、過去のマグニートーをマイケル・ファスベンダーが演じます。

ミスティーク/ジェニファー・ローレンス

ミスティークは見た目や声を自由に変えることのできるミュータントで、センチネルが作られるきっかけになる暗殺事件を1973年に起こします。 ジェニファー・ローレンスが、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』に続きミスティークを演じています。

新しく加わった、4人のミュータントの能力は?

キティやコロッサスと共に戦う『X-MEN フューチャー&パスト』で初登場したミュータントは、ビショップ、サンスポット、ウォーパス、ブリンクです。彼らの能力は詳しく紹介されませんでしたが、それぞれが最後の希望であるウルヴァリンを守るために戦います。 ブライアン・シンガーは、センチネルの支配が広がる近未来でX-MENに新しく加わっている4人は、新しくリクルートされたというよりも、センチネル達から逃げる途中で新しく仲間に加わったと語っています。

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ビショップとサンスポット

ビショップは様々なエネルギーを体に貯めることができ、また貯めたエネルギーを使い光線を出すことが出来ます。優れた身体能力を持っており、物理的な戦いも得意とします。 サンスポットは名前のとおり太陽の力を集め、その力で火を出したり空を飛ぶことが出来ます。太陽の力という無限大の力を見方にすることでセンチネルの支配する世界を生き残れたのではないでしょうか。

ウォーパスとブリンク

ウォーパスは、超人的な反射神経を持ったミュータントで、敵を探知することに優れています。映画内では、ブリンクと協力してセンチネルと複雑な戦いを繰り広げました。 ブリンクは、テレポートを可能にするポータルを使うことができ、ウォーパスや他のX-MENが戦う手助けをします。コロッサスを空中にテレポートさせて重力の力を使って戦ったりと、チームワークが見れる戦い方が映画では印象的だったのではないでしょうか。

ミスティークが助けたミュータントの中にトードーが!

初期3部作の第一作目である『X-MEN』で登場し、ウルヴァリン達X-MENと戦ったトードーを覚えているでしょうか?この作品のラストで、ストームによって雷に撃たれてしまうのですが、実は『X-MEN フューチャー&パスト』に若い頃のトードーが出演しています。 トードーは驚異的な脚力と長い舌を持つミュータントです。ウィリアム・ストライカーがリストにしていたミュータント達を助けるためにミスティークが戦うシーンで、トードーが舌を延ばし銃を奪うのを見ることが出来ます。

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センチネルとミスティークの関係を解説!

1973年にミスティークは、ボリバー・トラスクという軍事科学者の暗殺を企てます。トラスクは、人間をミュータントから守るためにセンチネルが重要だと考えます。この暗殺が成功することで、ミスティークのDNAが採取され、後にセンチネルがミュータントのパワーをコピーする事につながってしまいます。 『X-MEN フューチャー&パスト』の未来では人間までにも攻撃を加えるようになり、破滅的な世界を作り出す原因となったセンチネルの開発を中止するためにXMENが活躍しました。 センチネルは実は、前作『X-MEN2』でのシミュレーション・トレーニングの敵として登場していました。

『X-MEN フューチャー&パスト』の時系列はどこに?

『X-MEN フューチャー&パスト』では、センチネルが世界を乗っ取っている近未来と1973年の2つの時間の出来事が描かれてます。それぞれ、近未来は『X-MEN: ファイナル ディシジョン』の後、1973年の世界は『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』の後の出来事となっています。 『X-MEN フューチャー&パスト』が公開されたのは、初期三部作、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』の後で、「X-MEN」シリーズ第5作目となります。今作は、『X-MEN: ファイナル ディシジョン』と、新シリーズ『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』2つの続編と言えます。

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クイックシルバーとマグニートーの共演

ペンタゴンに囚われたマグニートーを救うために、ウルヴァリンはクリックシルバーに力を借ります。実は、クイックシルバーはマグニートーの実の息子であるのですが、そのことをほのめかすシーンが『X-MEN フューチャー&パスト』にありました。 クイックシルバーが、ペンタゴンから救い出したマグニートーに彼が金属を操れることを聞き、”母親が金属を操れる人を知っていた”と一言......このシーンは、マーベル・コミックスファンにとっては、ニヤッとする展開だったのではないでしょうか。

ネタバレ注意!ラストにウルヴァリンが目覚めた未来は何か

マグニートーに突き落とされた水の中で気を失ったウルヴァリンが次に目覚めたのは、Xマンションでした。このXマンションでのラストシーンには、ローグ、アイスマン、キティ、そしてストームの姿があります。 このラストシーンは、ウルヴァリンが1973年にで歴史を変えたことによって現れた新しい未来と言うことが分かります。そして、この新しい未来では初期3部作で描かれた内容も少し変わったようで、ウルヴァリンは『X-MEN: ファイナル ディシジョン』で死んでしまったはずのサイクロップスやジーン・グレイが生きている事を知ります。 センチネルと戦っていた未来と比べると、とても平和そうに見えるこの世界で、プロフェッサーXはウルヴァリンに、歴史を教える授業があるのでは?と訪ねます。ウルヴァリンが歴史の先生になっているというところから、世界はかなり平和な場所になっているのではと考えられます!

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【ネタバレ】ウルヴァリンを引き取ったストライカー

ミュータントを人体実験のターゲットとし、ウルヴァリンの骨格をアダマンチウムにしたウィリアム・ストライカーは『X-MEN2』でウルヴァリンに倒されるまで、ミュータント達を非道な実験の対象にしていました。そして、『X-MEN フューチャー&パスト』のラストで気を失っていたウルヴァリンを川の底から引き上げたのは、やはりウィリアム・ストライカー........と思いきや、彼の目が黄色に光ります! ミスティークは、どのような目的でウルヴァリンを連れ帰ろうとしているのでしょうか。ウルヴァリンが過去を変えたことによって、ストライカーの人体実験までも止めるきっかけを作り出したのではという疑問も生まれます。『X-MEN フューチャー&パスト』のラストシーンのその後が気になりますね!

難易度高め!マーベル作家のカメオ出演

マーベル・コミックスの映画でのカメオ出演の定番であるスタン・リー。『X-MEN フューチャー&パスト』でのカメオ出演は残念ながら見ることが出来ませんでした。しかしながら、アメリカの議員役でマーベル・コミックスの作者達がちゃっかり出演していたのをご存知でしょうか? 出演したのは、今作の脚本のベースとなったストーリーである『デイズ・オブ・フューチャーパスト』のコミックスを書いたクリス・クレアモントと、あのウルヴァリンを考え出した作家であるレン・ウェインです!

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『X-MEN フューチャー&パスト』の続編?

『X-MEN フューチャー&パスト』が2014年に公開され、その続編となっているのが『X-MEN: アポカリプス』です。『X-MEN: アポカリプス』を見る上で重要になってくるのが、『X-MEN フューチャー&パスト』でウルヴァリンが歴史を変えたという事実です。 『X-MEN: アポカリプス』では、1983年が舞台になっており、ウルヴァリンが過去に戻った1973年から10年後の出来事が描かれます。この作品は第1作目の『X-MEN』の時代へとつながるまでの物語となっているのですが、歴史の改変によって『X-MEN』での出来事は少し変わってくると考えられます。

原作ではキティが過去へ戻る

『X-MEN フューチャー&パスト』の物語のベースになったのが、「X-MEN」コミックスの「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」というストーリーです。映画では、シャドウ・キャットことキティの力を借りてウルヴァリンが過去へと戻りますが、コミックではキティ自身が過去のティーンエイジャーの自分へとタイムトリップする内容になっています。 『X-MEN フューチャー&パスト』の未来では、キティは20代という設定で、過去に戻ることが出来ないためウルヴァリンが選ばれました。

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ローグエディションとは?

初期3部作から登場していたローグが『X-MEN フューチャー&パスト』で重要な役をこなす予定でしたが、実際にはほとんどのシーンがカットされてしまい、カメオ出演となりました。 ローグのカットシーン17分間が加えられたローグ・エディションでは、アイスマンとマグニートー、そしてプロフェッサーXが、捕られているローグを救い出すシーンを見ることが出来ます。肌に直接触れることで、エネルギーやパワーを一時的に借りることの出来るローグによって、負傷したキティの代わりにウルヴァリンのタイムトリップを維持するというストーリーがオリジナルには考えられていました。 実際には、センチネルのいる未来の緊迫さを減らしてしまうということからカットされてしまったローグ・エディションですが、DVD版でちょっと違ったバージョンの『X-MEN フューチャー&パスト』を楽しんでみるのもいいですね!