2018年4月13日更新

阿部寛主演!映画『のみとり侍』が気になる【原作のネタバレも】

(C)2018「のみとり侍」製作委員会

主人公がたどり着いた「のみとり」とは猫の蚤を取る仕事……ではなく、床で女性に「愛」を届ける仕事でした。江戸の浮世を懸命に生きた侍が本物の「愛」と「人情」に出会う物語とは!?

阿部寛主演の映画『のみとり侍』とは?

江戸の浮世を懸命に生きた侍が、本物の「愛」と「人情」に出会った物語、『のみとり侍』とは?今回の記事では、映画『のみとり侍』のあらすじやキャスト、スタッフと原作のネタバレまでを紹介します。

ひょんなことからたどり着いた「のみとり」の仕事

のみとり侍
(C)2018「のみとり侍」製作委員会

長岡藩のエリート藩士である小林寛之進は、ひょんなことから運悪く、上司の藩主の機嫌を損ねてしまい、猫の「のみとり」の仕事に就くように命じられました。 「のみとり」は言葉の通り、猫のノミをとって小銭を稼ぐ仕事だったのですが、それは表向き。実は、女性に夜のご奉仕をして、愛を届けるという裏家業でした。 長屋で暮らす「のみとり」の親分・甚兵衛のもとで働き始め、最初の仕事をすることに。その初めてのお相手は、驚くことに寛之進の亡くなった妻に瓜二つな女性のおみね。 寛之進は運命を感じ、「のみとり」に取りかかりました。しかし、開始数分、おみねから「下手くそ!」と罵声を浴びせられてしまいます。 心に傷を負った寛之進は、色男・清兵衛に「女性を悦ばすテクニック」の指導を仰ぎ、みるみると「のみとり」の技術を上達させていきました。 しかし、そんな中、時の老中・田沼意次が失脚。のみとり禁止令が発令され、寛之進をはじめ「のみとり」たちは窮地に立たせれることになるのでした……。

『のみとり侍』の主演を務めるのは阿部寛!

のみとり侍
(C)2018「のみとり侍」製作委員会

阿部が『のみとり侍』で演じるのは、越後長岡藩のエリート藩士・小林寛之進。ひょんなことから運悪く、藩主の機嫌を損ねてしまい、「のみとり」にされてしまうという役柄です。 阿部は、本作への出演に際してのインタビューで「鶴橋監督とはずっとご一緒したかったので、今回のオファーをいただいたことは、夢が叶ったようです」と、並ならぬ意気込みを語っています。 また、「観た人が『のみとり』をされたように気持ちのいい時代劇になればいいな」というコメントも。「のみとり」というテーマで、濡れ場も多いと思われる本作で、数々の作品で主演を務めてきた阿部は、どのような演技を見せてくれるのでしょうか。

『のみとり侍』の脇を固める超豪華講師陣

おみね/寺島しのぶ

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(C)2018「のみとり侍」製作委員会

寛之進の亡くなった妻・千鶴にそっくりで、寛之進の「のみとり」のはじめての相手になる武家屋敷の妾・おみねを演じたのは、寺島しのぶ。 気が強く、「のみとり」開始数分後に、「下手くそ!」と罵り、寛之進を失意のどん底に落とします。

清兵衛/豊川悦司

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寛之進に「のみとり」の技術を教える代わりに、自分の不倫の手助けをさせる人物・清兵衛を演じるのは豊川悦司。清兵衛は、欲求に忠実な人物であり、寛之進の「のみとり」としての技術を、みるみるうちに上達させます。

佐伯友之介/斎藤工

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寛之進が身を寄せることになる長屋の隣人である、佐伯友之介を演じたのは、斎藤工。佐伯は、自らも貧しい身でありながら、子供たちに無償で読み書きを教える心優しい人物という役柄です。

甚兵衛/風間杜夫

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「のみとり」家業の親分・甚兵衛を演じるのは、風間杜夫。助べえな人物という役どころです。

お鈴/大竹しのぶ

甚兵衛の妻・お鈴を演じるのは大竹しのぶ。お鈴は、イケメンが大好きだ人物という役柄です。

おちえ/前田敦子

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清兵衛の妻・おちえを演じるのは前田敦子。清兵衛の浮気を封じ込める恐妻家という役どころです。

田沼意次/桂文枝

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歴史上に実在する人物である田沼意次を演じたのは、桂文枝。物語が進む中で、田沼が失脚し、寛之進をはじめとする「のみとり」たちを苦境に立たすことになります。

『のみとり侍』の監督を務めるのは鶴橋康夫監督!

『のみとり侍』のメガホンをとったのは、鶴橋康夫監督です。鶴橋監督が、2006年に監督を務めた映画『後妻業の女』は大ヒット。 第40回モントリオール世界映画祭・World Greats部門でも上映され、上映前に約200人の行列ができました。これほどの行列ができたのは、映画祭がはじまって以来のことだと、映画館のスタッフが証言したほどです。 鶴橋監督は、『のみとり侍』の原作小説を40年前に読んだときから、興味を持っていたこともインタビューで明かしています。

原作『蚤とり侍』の作者は歴史小説に定評のある小松重男さん

『のみとり侍』の原作小説を書いたのは、歴史小説家で時代小説家の小松重男さん。小松さんは新潟県生まれで、1977年に「年季奉公」で第51回オール読物新人賞を受賞し、デビューしました。 1987年には『鰈の縁側』、1988年には『シベリア』と、2年続けて、作品が直木賞候補になります。時代小説の分野では、綿密な時代考証を基にして、封建社会の現実をユーモアを交えて表現した「侍」シリーズが有名です。 小松さんは、2017年3月18日に、満86歳で亡くなりました。

原作の結末はこうだった【ネタバレ】

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(C)2018「のみとり侍」製作委員会

のみとり禁止令が発令された後、寛之進は真っ向から反対します。牢に捕らわれた寛之進に処されることになった刑は、「晒の上引き」というものでした。 寛之進は橋に連れていかれ、「通行人の誰でも勝手に咎人の首を引くべし」と書かれた看板と竹で作られた鋸の近くに、2日間晒されました。 しかし、寛之進に鋸を引くものは誰もいないまま、2日が過ぎます。刑期を終えた寛之進を「のみとり」の旦那が迎えに行くと、藩がそのまま寛之進を連れて行ってしまいました。 そして、1年後。旦那のもとに招待状とお金が届きます。旦那は妻を連れて、招待状で支持される場所に向かうと、そこには立派な屋敷に住む寛之進の姿が。 寛之進は藩校の長に就任していたのでした。

『のみとり侍』は2018年5月18日公開!

のみとり侍
(C)2018「のみとり侍」製作委員会

映画『のみとり侍』は2018年5月18日に公開予定です!ぜひ、劇場で豪華俳優陣たちの熱演ぶりをチェックしましょう。