2018年8月19日更新

夏夜のホラー映画上映会にうってつけな映画16選【皆で観れば怖くない】

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夏を乗り切れ!名作ホラー映画大集合!

夏と言えばやっぱりホラー映画の季節。背筋の凍るような映画を見て、納涼している人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、ぜひ1度は見て欲しいホラー映画をピックアップしました。大勢で楽しめる明るい作品や、思わず黙り込んでしまうほど恐ろしい名作まで、一挙に紹介! ホラー映画の力を借りて、夏を乗り切りましょう!ただし、もしかすると鑑賞後に本当に何かが起こるかもしれませんよ……。

コメディチック!?フラグを楽しむホラー

スプラッターとコメディが程よくミックスされた『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』

『悪魔のいけにえ』などの名作のパロディーを存分に盛り込んだ本作は、ホラーファンなら更に楽しめる内容です。 強面ながら優しい性格のタッカーと、弱気な彼の事を気に掛けているデイルの二人は、湖で溺れた大学生の女の子アリソンを保護します。親切なタッカーたちに心を開くアリソンでしたが、彼女の友人グループは彼らがアリソンをさらったと勘違いしてしまい……。 タッカーたちと、彼らをサイコキラーだと誤解した学生たちの死闘を描きます。全編に渡ってコミカルな空気を漂わせながら、スプラッター描写も手を抜いていません。 ホラー映画へのリスペクトを感じさせる隠れた良作です!

単なるパロディーには終わらない野心作!『キャビン』

古びた山小屋を訪れた大学生集団は、地下室で見つけた日記に書いてあった怪しい文章を読み上げたことによって、蘇った死者に襲われることに。一見、『死霊のはらわた』そっくりなストーリーですが、実は事件の裏にはある組織が関わっており……。 日本の作品も含む、様々なホラー映画のパロディーに満ちた本作。ホラー映画ファンに向けた内容であり、元ネタを知っている人ならニヤリとできるシーンばかりです。 想像以上に壮大な展開を見せるシナリオは良い意味で大雑把で、肩の力を抜いて楽しめる作品と言えるでしょう。後に『オデッセイ』の脚本を担当したドリュー・ゴダートが、監督と脚本を兼任しています。

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新しい視点のホラーとしてヒットした『ファイナル・デスティネーション』

高校生のアレックスは、修学旅行のために搭乗した飛行機が大爆発するという夢を見てパニックになり、先生や数人のクラスメイトと共に飛行機から降ります。すると、夢の通りに飛行機は爆発し、アレックスたちだけが間一髪で危機を逃れることに。 しかし、その後も彼らに容赦なく死の運命が襲い掛かります。果たしてアレックスは助かることが出来るのでしょうか!? 幽霊やモンスターなどではなく、実体の無い「死」自体を敵に設定した独自性が人気を呼び、5作目まで続編が作られた人気シリーズとなりました。死亡フラグだらけのスリル満点なジェットコースター・ムービーです。

バイオレンスたっぷりの問題作!『フロム・ダスク・ティル・ドーン』

悪事を重ねながら、ボスと落ち合うためにメキシコの国境を目指す、リッチーとセスのゲッコー兄弟。道中で出会った元牧師の一家を強引に同行させながら、何とか待ち合わせ場所のクラブに辿り着いたゲッコー兄弟でしたが、実はそこは吸血鬼たちのアジトで……。 『シン・シティ』などの作品で知られるロバート・ロドリゲスが監督し、クエンティン・タランティーノが脚本を書いた1996年の問題作。ホラーというよりバイオレンス映画と言った方が正しいかもしれませんが、吸血鬼たちとの戦いは迫力満点です。 ジョージ・クルーニーやハーヴェイ・カイテルなどの豪華俳優が多く出演しているのもポイント!

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この機会に観ておきたい!名作ホラー

世界中に衝撃を与えた金字塔『悪魔のいけにえ』

『悪魔のいけにえ』は、低予算で作られたことによる迫真性や美しいラストシーンなどが評価され、ホラー映画ながらニューヨーク近代美術館に保存されています。 帰郷中の5人の男女が狂った一家によって惨殺されていくという、シンプルながら不気味なストーリーは後の『13日の金曜日』などに計り知れない影響を与えました。また、殺人鬼のレザー・フェイスは、そのインパクトの強さから映画史に残るキャラクターとなっています。 意外にも、本作にはあからさまなスプラッター描写は無いため、グロシーンが苦手な人でも安心です。まとわりつくような不快感のある恐怖は、現代のホラー映画に慣れた人には新鮮でしょう。

テンションがやばい!伝説のカルトホラー『死霊のはらわた』

『スパイダーマン』シリーズで世界的に知られるようになったサム・ライミが若手時代に作った、傑作スプラッターホラー。本作や続編はカルト的人気を獲得し、2015年には『死霊のはらわた リターンズ』というドラマ版まで制作されました。 主人公のアッシュは、休暇を過ごすために仲間たちと古い山小屋を訪れます。しかし、怪しい書物とテープがきっかけで森の悪霊を蘇らせてしまい……。 やはり、悪霊とアッシュたちの血みどろの戦いが本作の見所でしょう。つい笑ってしまう程のテンションの高いスプラッターシーンの連続! 好き嫌いは大きく分かれますが、思わずクセになるような中毒性の高い名作です。

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映画史に燦然と輝く有名ホラー『エクソシスト』

少女リーガンに取り憑いた悪魔パズズと2人の神父の戦いを壮絶に描いた、アメリカのホラー映画を代表する歴史的名作。 宗教的な色が強く、冷たく緊張感に溢れた雰囲気が本作の特徴です。不意を突いてビックリさせるようなタイプではなく、じっくりと恐怖感を与えてくるタイプのホラーでしょう。 リーガン役を演じたリンダ・ブレアは、本作での迫真の演技によりゴールデングローブ賞の助演女優賞を獲得しました。彼女の圧倒的な演技だけでも必見! 役者の演技力、衝撃的なシナリオ、ただならぬ空気感の全てが揃った、ホラー映画を語る上では絶対に外せない作品です。

あなたは耐えられるか!倫理観ぶち壊しの衝撃作『食人族』

カニバリズムを題材にした映画が多く制作されたイタリア。そんな中でも、ショッキング描写満載な映像が話題を呼び、日本でも大ヒットした作品が『食人族』です。 実際に起きた事件を記録したフィルムだと嘘の宣伝をされたこともあり、モキュメンタリーでありながら本作を実話だと勘違いした人も多かったとか。本作は、食人は勿論強姦や動物虐待などの過激で倫理的に問題のあるシーンが多く、ホラー映画と捉えるか否かは賛否が分かれるでしょう。 食人映画というジャンルを代表する作品であり、普通のスプラッター映画では物足りなさを感じている人にオススメです。

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「この野郎!」とみんなで罵倒・絶叫!?なホラー

その結末に何を思うか……『ミスト』

モダンホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの小説を、『ショーシャンクの空に』などを手掛けたフランク・ダラボンが実写化。 主人公のデヴィッドは、息子や隣人と一緒にスーパーマーケットへと買い出しに出かけます。買い物をしている最中、街は謎の霧に包まれ始め、正体不明のモンスターまで出現するという事態に。 怪物に怯える中、徐々に正気を失い始める人々も現れ始めます。果たして、デヴィッドたちの運命は……。 霧や怪物だけでなく、狂信的な人間の恐ろしさも描いた本作。パニックホラーを見慣れている人ほど、エンディングには衝撃を受けるかもしれません。

引き取った少女に隠された恐ろしい秘密とは?『エスター』

主人公のケイトは、夫のジョンや2人の子供と一緒に暮らしています。彼女は、3人目の子供を死産してしまったことで心に傷を負っていました。 そんな彼女を見て、ジョンは孤児院から子供を引き取ろうと提案。彼らは孤児院でエスターという利発な9歳の少女と出会い、養女に迎えます。 しかし、共に暮らしていく内にエスターは徐々に本性を現し始め……。サスペンスの色が強い作品ですが、エスターによって少しづつ家族が壊されていく様子が非常に恐ろしいです。 悪役のエスターよりも、全く役に立たないジョンにイライラするはず!

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生きてる人間が一番怖い!?狂気のサイコホラー『黒い家』

人気作家の貴志祐介が1997年に発表し、日本ホラー小説大賞を受賞した作品の実写化。保険金殺人をテーマに、金のためなら手段を選ばないサイコパスの恐ろしさを描いています。 監督は『家族ゲーム』や『失楽園』などで知られる森田芳光。映画オリジナルの要素を盛り込み、原作とは違う新たな『黒い家』を作り出しました。 内野聖陽や大竹しのぶの鬼気迫る演技も大きな見所。幽霊やモンスターよりも、何より悪意を持った人間が一番怖いということを痛感させられるでしょう。 ちなみに、原作は2007年に韓国でも映画化され大ヒットとなりました。韓国版は日本版よりも原作に忠実に作られています。

どう捉えるかはあなた次第。オリジナリティ溢れる『柔らかい殻』

田園が広がるアメリカの田舎を舞台に、主人公の少年の妄想や殺人事件、そして人々の狂気を、豊かな風景を織り交ぜながら幻想的に描写した異色の作品。小説家や劇作家としても活躍しているフィリップ・リドリーが監督と脚本を手掛けました。 曖昧で掴みどころのないシナリオは一般的なホラー映画とは一線を画したもので、独特の映像表現と合わせて印象に残ること間違いないでしょう。 後に「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで大スターとなるヴィゴ・モーテンセンが出演していることでも知られる作品です。

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皆と観ないと観れないガチ怖ホラー

最恐の邦画ホラーとして君臨する伝説の映画『震える舌』

『砂の器』や『八つ墓村』など、日本映画の傑作を数多く生み出した野村芳太郎。そんな名監督が世に送り出した本作は、日本のホラー映画でもトップクラスの怖さです。 破傷風に掛かった女の子の闘病を描いた作品ですが、破傷風という病気の恐ろしさをこれ以上ないほど強烈に映像化しています。ちょっとした物音や光が原因で発作を起こし、白目を剥きながら激しく体を痙攣させる少女のショッキングな姿は、1度見たら忘れられないでしょう。 いつ来るか分からない発作に怯え徐々に疲弊していく少女の両親と同じく、観終わる頃にはグッタリとなる映画です。色んな意味で見るのが辛い、正に最恐ホラー。

あの恐怖人形の誕生の秘密を描いた『アナベル 死霊人形の誕生』

2014年の『アナベル 死霊館の人形』へと繋がるストーリーとして公開された本作は、アナベル人形誕生の経緯を明かす重要な一作です。 1人娘のアナベルを失ったことを嘆く人形師と妻は、アナベルのふりをした霊体に騙され、人形に悪魔を降臨させてしまいます。夫妻や神父によって人形は封印されましたが、その12年後、孤児院となった彼らの家で暮らしている少女が封印を解いてしまい……。 本作のメガホンを取ったのは、『ライト/オフ』で衝撃のデビューを飾ったデヴィッド・F・サンドバーグ。シリーズの大ファンである彼は、古き良きホラー映画を参考に本作を制作したようです。

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新たなホラーとして世界をビビらせた!『ライト/オフ』

YouTubeで公開され凄まじい反響を呼んだショートフィルムを、長編映画として新たに作り上げた作品。 電気を消すと近づいてくる謎の影の恐怖を描いた新感覚ホラーです。電気を点けて影から逃げるという分かり易い設定と、視聴者を驚かせることに特化した洋画ホラーの王道とも言える内容が本作のポイント。 幽霊とは思えないほど積極的に攻撃を仕掛けてくる影は、ショートフィルム版とは違いどこか親しみやすさもあります。新たな要素を盛り込みつつ、しっかりとハラハラドキドキな展開も見せてくれる、作り手のホラー映画への愛を感じられる作品です。

日本のホラーと言えばやっぱりコレ!『呪怨』

『リング』と共に日本を代表するホラー映画として知られるのが『呪怨』。元々は2000年にビデオ作品として発表された『呪怨』がシリーズの1作目であり、そのあまりの怖さが話題を呼んだ結果、劇場版『呪怨』が2003年に公開されました。 ストーリーはビデオ版を見ていないと理解できないかもしれませんが、圧倒的な強さの呪いで人々が殺されていく様子はインパクト抜群です。日本のホラーらしいジメジメとした空気感は、やはり1人で見るには辛いでしょう! ビデオ版を見てからの方が楽しめますが、そちらは本作よりも更に恐ろしいので覚悟が必要かもしれません。

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今年の夏はホラー映画で思う存分ゾッとしよう!

いかがだったでしょうか?古今東西、様々なホラー映画をご紹介しました。 ホラー映画と一口に言っても、怖がらせ方にも数多くのタイプがあります。また、ただ怖いだけではなく芸術的にも優れている作品も多いです。 今回ご紹介した作品以外にも、ホラー映画の名作は数え切れないほどあります。隠れた名作を発掘するのもホラー映画ファンの楽しみの1つです。 1人でじっくり見るのも良いですが、友達と一緒に騒ぎながら楽しめるのもホラー映画の醍醐味。夏には、ホラー映画大会を開いて楽しんでみてはいかがでしょうか!