2022年5月31日更新

ミズ・マーベルってなにもの?ドラマの見どころや原作のトリビアを紹介

ミズ・マーベル
© 2022 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新ヒーロー、ミズ・マーベルを描くドラマシリーズが、2022年6月8日からディズニープラスで配信となります。 今回新たにヒーローとなるのは、なんとオタクな女子高生!キャプテン・マーベルにあこがれる彼女は、いかにしてミズ・マーベルというヒーローになっていくのでしょうか。 ここでは、ドラマ『ミズ・マーベル』の見どころやキャスト、コミックでの活躍などを紹介します。

ドラマ『ミズ・マーベル』のあらすじ・概要

ドラマのあらすじ・概要

キャプテン・マーベルにあこがれるカマラ・カーンは、アベンジャーズオタクの高校生。家でも学校でも居場所を見つけられず、「スーパーパワーさえあれば……」としばしば妄想の世界に浸っています。 しかしあるとき、謎の腕輪をはめた彼女は強大な力を得ることに。妄想したことが現実になり、はしゃいでいたカマラでしたが、彼女はヒーローの力をコントロールすることができず、次々と問題を起こしてしまいます。 カマラの力に隠された謎は、彼女の生活を一変させ、やがて世界をも変えていくことに。ヒーローである前にごく普通の高校生であるカマラは、家庭や学校、社会のさまざまな問題に直面し、力に伴う責任に悩みながらも、ヒーロー“ミズ・マーベル”として目覚めていきます。

予告編で使われていた楽曲はザ・ウィークエンドの「Blinding Lights」

『ミズ・マーベル』の予告編では、BGMとして人気アーティスト、ザ・ウィークエンドの「Blinding Lights」が使われています。高校生のカマラのフレッシュさを感じさせる、このぴったりのチョイスにはファンも納得。ティーンのヒーローらしさを演出するポップな雰囲気に期待が高まっています。

復習したほうがよいマーベル作はある?

『キャプテン・マーベル』(2019年)
© MARVEL STUDIOS\DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

『ミズ・マーベル』では、カマラがアベンジャーズオタクということで、小ネタが散りばめられる可能性大。しかし新たなヒーローの誕生がメインのストーリーになるので、基本的にこれまでのMCU作品を復習しておく必要はなさそうです。 ただ、カマラがあこがれるキャプテン・マーベルについては、単独映画『キャプテン・マーベル』を観ておくのをおすすめします。カマラがコスプレしているのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』のときのキャプテン・マーベルですので、単独映画とは少し見た目が違っています。

ドラマ『ミズ・マーベル』の見どころ

マーベルオタクの高校生が主人公

『ミズ・マーベル』の見どころの1つは、なんといっても主人公カマラのキャラクターです。 アベンジャーズオタクの高校生である彼女。すでに予告編でも、カマラがキャプテン・マーベルのコスプレを披露しています。 オタク主人公ならではの、MCUファンにとって楽しい小ネタが期待できるのではないでしょうか。

スパイダーマンのようなヒーロー×青春ストーリーに?

マーベルの高校生ヒーローといえば、ピーター・パーカー/スパイダーマンを思い起こす人が多いのではないでしょうか。MCUの「スパイダーマン」シリーズは、ヒーロー物としてだけでなく、青春ストーリーとしても高い評価を受けました。 『ミズ・マーベル』でも、カマラの学校生活や家族との関係が描かれます。もともと家や学校になじめずにいる彼女は、スーパーパワーを手に入れたことでヒーローとしての責任も背負うことに。「親愛なる隣人」として大切な人々を守っていたスパイダーマンと、重なるところがありますね。 カマラが街灯の上に座り、ハドソン川を隔ててニューヨークを見つめるキービジュアルも、スパイダーマンを意識しているようです。地元のヒーローとしての彼女と、都会にあこがれを持つ高校生としての両面が表現されていますね。

まるでルフィ?身体を収縮・巨大化させるスーパーパワー

ミズ・マーベルは、身体の一部を巨大化させたり縮小したりすることができるの特徴的な能力を持っています。予告編では拳そのものというよりも、エネルギーとして巨大化させているようにも見えますね。 この能力は、尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE』の主人公ルフィに似ています。「ゴムゴムの実」を食べた彼は、身体をゴムのように急激に伸縮させることで、強力な打撃を与えることができるというもの。 カマラもまた、ルフィのように伸縮自在の身体を使って、敵と戦います。

『ミズ・マーベル』キャスト・キャラ紹介

カマラ・カーン(ミズ・マーベル)役/イマン・ヴェラーニ

『ミズ・マーベル』(2022年)イマン・ヴェラーニ
© DISNEY+/All Star Picture Library/Zeta Image

本作の主人公、カマラ・カーンはアベンジャーズオタクの高校生。勉強や趣味、恋に夢中になる普通の女の子ですが、学校では変人扱いされ、家でも「いつまでも夢を見ているんじゃない」と言われています。居場所を見つけられない彼女は、あるとき謎の腕輪を発見し、スーパーパワーを手に入れるのですが……。 カマラを演じるのは、2002年9月3日生まれのイマン・ヴェラーニ。パキスタンでムスリムの両親のもとに生まれた彼女は、1歳のときにカナダに移住しました。2020年には2本の短編映画に名前のない端役で出演。『ミズ・マーベル』で主演デビューを果たします。

カリーム (レッド・ダガー役)/アラミス・ナイト

カリームはカマラの親戚で、「レッド・ダガー」として知られるビジランテです。コミックではカマラと協力して犯罪者と戦い惹かれ合っていきますが、ドラマではどんな関係性になっているのでしょうか。 カリームを演じるのはアラミス・ナイト。1999年10月3日生まれの彼は、ロサンゼルスでインドとパキスタン系の両親のもとに生まれました。2005年ごろから子役としてテレビCMなどに出演。同年、ドラマシリーズ『Invasion -インベイジョン-』でテレビデビューを果たし、2007年にはジェイク・ギレンホール主演の『レンディション』でスクリーンデビューしました。

ブルーノ・カレッリ役/マット・リンツ

カマラの親友ブルーノ・カレッリ。コミックでは天才少年で、カマラがミズ・マーベルであることを知る唯一の人物です。 ブルーノを演じるマット・リンツは、2001年5月23日生まれ。ジョージア州ファーゴ出身です。2009年の映画『ハロウィーンⅡ』スクリーンデビューした彼は、人気ドラマ『ウォーキング・デッド』のシーズン9からヘンリー役を演じています。

原作コミックのミズ・マーベルはどんなキャラクター?

本名 カマラ・カーン
国籍 アメリカ
出身地 ニュージャージー州 ジャージーシティ
宗教 イスラム教
家族構成 父 , 母, 兄 , 義姉 , 甥
参加チーム アベンジャーズ

ここでは原作コミックでのミズ・マーベルのプロフィールを紹介。ミズ・マーベルことカマラ・カーンは、ニュージャージー出身の高校生。パキスタン系でイスラム教徒の家庭で育っていますが、アメリカ生まれです。宗教だけでなく、「移民」というアイデンティティも彼女のストーリー上で重要なテーマとなっています。 また、活躍の場も地元ニュージャージーという珍しいヒーロー。初登場時は16歳の高校生で、ヒーローもののネットゲームなどを愛するオタク少女です。

ミズ・マーベルの能力は?

変形・変身能力

ミズ・マーベルは身体の一部を巨大化、または縮小化する能力を持っています。拳や腕を巨大化させて攻撃したり、脚だけを伸ばしてキックや移動をするなど、さまざまな場面での応用も可能。縮小化は逃亡や隠れるときに使用されます。 また、服装は自由に変えることができ、他人の姿に変身するときは髪型や服装までコピーできるのです。

ヒーリングファクター

彼女はマーベルヒーローにはおなじみの超人的な回復力、ヒーリングファクターを持っています。戦闘中に怪我を負っても、身体の変形さえ解けば傷や怪我を瞬時に治癒することができるのです。

スーパーパワーを獲得した経緯

オタクで地味な性格のカマラは、クラスメートにからかわれたことがきっかけで、高校生が集まる深夜のパーティにでかけます。そのとき能力を与える秘薬の煙、テリジェン・ミストが偶然流出し、それに巻き込まれ特殊能力を得ました。

ミズ・マーベルのトリビア!無許可でヒーロー名を踏襲していた?

クリエイターのひとりはカマラと同じくイスラム教徒

ミズ・マーベルのクリエイターのひとりである原作者(ライター)のG・ウィロウ・ウィルソンは、カマラと同じくイスラム教徒の女性です。 彼女は「ミズ・マーベル」のシリーズをはじめ、女性ヒーローだけのチーム「A-Force」など女性ヒーローを中心とした作品に多く携わっています。 ヒーローと同じバックグラウンドやアイデンティティを持つクリエイターの参加が、物語にリアリティを与えているのではないでしょうか。

あのヒーローの昔の名前を勝手に名乗る!?

キャプテン・マーベル
©︎MARVEL STUDIOS

「ミズ・マーベル」という名前は、じつはキャロル・ダンバースが「キャプテン・マーベル」を名乗るようになる前に使っていた名前です。 カマラは以前から彼女の大ファンで、能力を与える煙に巻き込まれ気絶したときにもキャプテン・マーベルの夢を見たことから、特にだれに許可を得るでもなく「ミズ・マーベル」を名乗るようになりました。

アベンジャーズメンバーの恋愛小説を創作!?

『アベンジャーズ/エンドゲーム』
©Supplied by LMK

オタク少女であるカマラは「スロースベイビー (Slothbaby)」のペンネームで、憧れのキャプテン・マーベルやアベンジャーズをネタにした同人小説を書くのが趣味。 2015年の「Secret Wars」後の世界でついにアベンジャーズ入りを果たしたあとも、メンバーの恋愛小説を書いてはネットに投稿しています。

新世代のヒーロー、ミズ・マーベルの活躍が待ち遠しい

性別や人種といった時代に合わせたテーマを巧みに取り入れ、長く愛されてきたマーベルコミックス。 『ミズ・マーベル』は、デザインのキュートさや軽快なストーリーのなかに、「移民」「宗教」という重要なテーマを持つシリーズです。またミズ・マーベル/カマラ・カーンというキャラクターは、マーベルの現代社会へ向けたメッセージなのかもしれません。 テレビシリーズ化が決定したミズ・マーベルは、今後MCUで大活躍を見せてくれるのではないでしょうか。新世代ヒーローの活躍に期待しましょう!