2018年6月4日更新

『デッドプール2』のツァイトガイストの人生が壮絶!【口から酸を吐くミュータント】

このページにはプロモーションが含まれています
デッドプール2
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

AD

口から酸を吐くツァイトガイストとは!?

「もう、ぼっちじゃない」。そんなキャッチコピーのとおり、『デッドプール2』ではXフォースが結成されました。 スーパーヒーロー集団といったら、アベンジャーズやX-MENなどが思い浮かぶわけですが、そこは流石デッドプール、一味違うチームをつくりましたね。特殊能力をもたない一般人ピーターが参加しているというだけでも、かなり風変わりです。 Xフォースの構成は?という疑問にピーターのツイートや予告映像が答えてきましたが、なかでも驚きだったのがビル・スカルズガルトがツァイトガイストを演じていたこと! 実はこのツァイトガイストというキャラクター、かなり壮絶なバックグラウンドのある人物なのです。

女の子の顔を溶かしたトラウマ

ツァイトガイストの本名はアクセル・クルーニー。特殊能力は口から強酸の液体を吐き出すことです。 ヴィジュアル的にも凄まじい力なのですが、初めて能力が出現したシチュエーションもかなり恐ろしいものでした。 彼が自分の能力に気づいたのは海辺で女の子をナンパしたとき。キスをしようと顔を近づけた瞬間に酸を吐きだしてしまいます。酸液の強度がどれくらいかというと、厚さ10センチの鋼鉄を30秒で溶かしてしまえるほど。それだけの酸を至近距離で顔にかけられたら……。 ナンパされたばっかりにとんでもない目にあった女の子が気の毒ですが、ツァイトガイスト自身も、この惨憺たる事件に悩まされ続けます。毎晩悪夢に見るほどトラウマになってしまったのです。

AD

Xフォースのリーダーだった!?

能力を自覚した彼はツァイトガイストとして活動を始めます。メディアへの出演も積極的にこなした彼は、コーチやスパイクフリーマンとともにミュータント集団Xフォースを結成。そのリーダーになります。Xフォースといっても『デッドプール2 』に登場するのとは同名の別物です。 けれども、人々がミュータントを恐れ、その力を市民のために使ってほしいと考えていた世の中。真の善意に基づいていたというより、人間たちの態度を軽蔑しながら「ヒーロー役のミュータント」を演じていたというほうがいいかもしれません。

腸を撒き散らして死んだ

実をいうと、原作でのツァイトガイストは登場回で死亡したキャラクター。Xフォースの新メンバーをお披露目しようというときテレビ局で襲撃にあい、ほとんどのメンバーが殺されてしまいます。 ツァイトガイストは腹を割かれ、辺りに腸を撒き散らすことに。しかし、即死ではなかったようで、最期の瞬間にかつて酸をかけてしまった女の子の名前を思い出したといいます。真っ二つになりながらじわじわと……オリジンも強烈ですが、最期も壮絶でした。 ところが、後にウルヴァリンが衝撃の事実を暴きます。なんと襲撃は世間の注目を集めるためにツァイトガイストとコーチが仕組んだものだったのです。ヒーローミュータントを囃し立てる人間たちへの冷めた態度が、やがて彼を残忍な裏切り者にしてしまったのでした。

AD

映画ではビル・スカルズガルト版のツァイトガイストに!

デッドプール2
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

彼がマスクをつけているのは酸液から自分を守り、あるいはもう二度と悲惨な事件を起こさないため。簡単には溶けない特殊な素材が使われているそうです。 Xフォースがヘリから降りてくるシーンでは、後列にマスク姿のツァイトガイストを確認できますね。『It それが見えたら終わり』のペニーワイズ役でも類まれな不気味さを見事に演出していたビル・スカルズガルトですが、本作でも異様な出で立ちが似合っているように思います。 また、原作は短髪ブロンドの青年ですから、ドミノらと同様キャラクターデザインが一新されました。体中のタトゥーやファッションでよりクールな印象に。能力と見た目のギャップでキャラクターファンを獲得しています。