2018年6月6日更新

Xフォースを徹底解説!【X-MENやアベンジャーズと何が違うの!?】

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X-フォース(コミック)

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映画『デッドプール2』の最強鬼やばチーム「Xフォース」を予習!

2016年に公開された異色のR指定アメコミヒーロー映画『デッドプール』。その続編『デッドプール2』が、2018年6月1日に公開されました。 本作では、無責任ヒーローことデッドプールの前に強敵ケーブルが現れ、彼を倒すためにデッドプールがXフォースというチームを結成します。デッドプールいわく「最強鬼やばチーム」であるXフォースとは、いったいどんなチームなのでしょうか。 映画とコミックでは大きな違いのあるXフォースについて、両者を比較しながらご紹介しましょう。 また、Xフォースの映画の製作も決定していますので、その情報もお伝えします。 ネタバレと捉えられる可能性のある記述がありますので、ご注意ください。

映画『デッドプール2』のXフォース結成の経緯

映画『デッドプール2』では、デッドプールことウェイド・ウィルソンが最愛の恋人ヴァネッサの希望もあり、ケーブルから狙われる少年ラッセルを守ることになります。 しかしケーブルは予想以上の強敵だったため、デッドプールは1人では敵わないと判断し、一緒に戦う仲間を探します。前作に登場したコロッサスやネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドも声を掛けますが、その他にも広く一般からの公募も受け付けることに。 そうした求人に応募してくるミュータントとは、いったいどのようなキャラクターたちなのでしょうか。

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映画『デッドプール2』でのXフォースのメンバーを紹介!

ドミノ(演:ザジー・ビーツ)

驚異的な身体能力で、二丁拳銃と幸運を操るミュータント・ドミノは、コミックでも「Xフォース」のメンバーとして長年活躍しています。 コミックでは、ドミノは本作のヴィランであるケーブルと関係が深いキャラクターだけに、『デッドプール2』では2人の関係がどのように描かれるのかにも注目したいところ。 本作ではザジー・ビーツがドミノを演じ、コミックからの大胆なイメージチェンジが話題になっています。

ベドラム(演:テリー・クルーズ)

筋骨隆々のミュータント・ベドラムことジェシー・アーロンソンは、見た目のとおり接近戦が得意なだけでなく、身体から電気を発し電子機器を破壊する能力を持っています。また、自ら発生させた電気パルスで生物の脳の化学反応に影響を与え、痛みを感じさせたり眠らせたりすることもできます。 ベドラムを演じるのは、元アメリカンフットボール選手のテリー・クルーズです。

シャッタースター(演:ルイス・タン)

異次元のクローン生命体であるシャッタースター、本名ガベードラ・セブンは、遺伝子操作によって作られた戦士です。 超人的な身体能力、治癒力、五感を持つ彼は、二刀流の剣士として特に力を発揮し、超振動で刀の威力を増幅させる力も持っています。

ツァイトガイスト(演:ビル・スカルスガルド)

ツァイトガイストことアクセル・クルーニーは、口から強い酸を吐く能力を持ったミュータントです。 ハンサムでプレイボーイのツァイトガイストを演じるのは、『IT/“それ”が見えたら、終わり。』(2017)で殺人ピエロのペニーワイズを演じたビル・スカルスガルドです。

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ピーター(演:ロブ・ディレイニー)

普通の中年男性としか思えないピーターは、予告編で本人も言っているとおり、なんの特殊能力も持っていないようです。 しかし、もとになったコミックのキャラクターと思われるピート・ウィズダムは、イギリスの諜報機関Mi-13のメンバーで、太陽放射を吸収して指を高熱のナイフに変える「ヒートナイフ」という能力を持ったミュータントです。 ピーターを演じるロブ・ディレイニーは、コメディアンとして活躍しています。

【X-MEN】Xフォース以外の仲間たち

前作でデッドプールの手助けをしたX-MENのコロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド。彼らも本作に再登場します。さらに今回は、もうひとりの新たなミュータントが登場。忽那汐里演じるそのキャラクターの名前はユキオです。 ユキオは『ウルヴァリン: SAMURAI』にて福島リラが演じたキャラクターと同名ですが、本作に登場するユキオとは別人のよう。 映画公開前は、原作に登場するノリコ・アシダという日本人ミュータント・サージがベースになったキャラクターと考えられていましたが、劇中ではビジュアルや設定が多少異なっており、オリジナルキャラクターとして解釈したほうが良さそうです。

コミックでのXフォースの始まりと変遷

コミックでのXフォースは、X-MENのプロフェッサーXが訓練のために結成した若いミュータントチーム「ニューミュータンツ」をもとに、未来から来たミュータント・ケーブルが再編成したチームです。 初代X-フォースは、1980年代から出版され始めた『ニューミュータンツ』シリーズの第100号(1991)で初登場しました。その直後、90年代初頭から単独シリーズが始まり大人気を獲得します。しかしその後、人気低下が理由で廃刊。全く別のチーム『X-Statix』として新たなシリーズが始まります。 『X-Statix』の廃刊後、2004年からはオリジナルのXフォースをもとにして再出発しました。

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X-MENやアベンジャーズとの違いとは

メンバーの入れ替わりが激しい

Xフォースがマーベルのその他のヒーローチームと違う点のひとつは、メンバーの入れ替わりが非常に激しいことです。 X-MENは、プロフェッサーXが編成したミュータントヒーローチーム。サイクロップスやビースト、ジーン・グレイ、ストーム、ウルヴァリンなどが中心となっています。 アベンジャーズは「ビッグ3」と呼ばれるキャプテン・アメリカ、アイアンマン、ソーが中心となり、アントマンとワスプ、ハルク、ブラックパンサーなどが初期のメンバーとして参加。また、X-MENやファンタスティック・フォーなど、他のチームから掛け持ちのメンバーもいます。 両者ともに加入、脱退、死去などでメンバーが変わりますが、Xフォースほどではありません。 Xフォースは、ケーブルが「ニューミュータンツ」をもとに編成したチームですが、再編成のたびにもはや別のチームと言えるほどメンバーががらりと変わります。

死ぬかもしれない危険な任務を担当

コミック版のXフォースはX-MENの裏戦闘部隊のような扱いで、より積極的な戦闘、つまり命がけのミッションを担当します。死ぬかもしれない危険な任務を負い、相手を殺すことをためらわない点も特徴。 Xフォースが負う「危険な任務」とは、強大な力が暴走したミュータントの制圧、もしくは手に負えなくなる前に根絶することなどです。

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コミック版のメンバーは?ウルヴァリンも参加していた!?

先述したとおり、コミックのXフォースはメンバーの入れ替わりが激しいのが特徴です。 ケーブルが編成した初代Xフォースは、前身である「ニューミュータンツ」からキャノンボールことサム・ガスリー、サンスポットことロベルト・ダ・コスタなどが参加。映画『デッドプール2』で登場するドミノ、ベドラム、シャタースターは、コミックでも初期からXフォースで活躍しています。 なかでもドミノは、何度かの再編成を経てもチームに留まりつづけました。 また、その他には映画「X-MEN」シリーズに登場したカリバンやウルヴァリン、「ファンタスティック・フォー」のヒューマン・トーチやザ・シングもXフォースに参加しています。

映画『Xフォース(原題)』が製作予定!

2018年5月現在、デッドプールも登場する映画『X-Force (原題)』の製作が発表されています。 正式に出演が決定しているのは、デッドプール役のライアン・レイノルズとケーブル役のジョッシュ・ブローリン、そしてドミノ役のザジー・ビーツのみ。正式な公開日のほか、『デッドプール2』のXフォースのメンバーのうち誰が登場するのか、ストーリーがどのようなものになるのかなど、まだほどんどなにもわかっていない状態です。 しかし『デッドプール2』公開後には、なにかしら明らかになるかもしれません。また、2019年公開予定の映画『ニューミュータンツ (原題)』との関連も気になるところですね。