2018年8月29日更新

ネタバレ注意!『デッドプール2』トリビア20選【大物俳優がカメオ出演!】

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デッドプール2
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『デッドプール2』のネタバレトリビアをご紹介!

前作のヒットから2年、「俺ちゃん」こと、あの無責任ヒーローが帰ってきました。『デッドプール2』は、全米では2018年5月18日に公開され、大ヒットを記録しています。 R指定映画史上最高の初日興行収入を獲得し、X-MENシリーズでウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンも絶賛している本作。続編でも過激に暴れまわってくれるであろう俺ちゃんに、期待している人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、すでに鑑賞した方も必見の『デッドプール2』のトリビアをご紹介しましょう。 作品のネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください。

1.完全なる内輪ネタ「レアード、行くぞ!」

Xフォースとともにヘリコプターに乗って奇襲に向かうシーンで、デッドプールは「レアード、行くぞ!」と言っています。しかし、レアードという名前のキャラクターはいません。 実は、レアードとは本作の衣装担当スタッフの名前。彼はライアン・レイノルズがデッドプールの衣装に着替えるのを手伝っているそうです。その名前は、本作の特報でも登場していました。 この特報では、背景に『ローガン』(2017)を上映している映画館があったり、電話ポックスで着替えている間、スーパーマンのテーマがかかっていたりと、さまざまなヒーロー映画のパロディが盛り込まれています。 また、マーベル映画に必ずカメオ出演しているスタン・リーに向かって、本人の名前を呼ぶという禁じ手も披露しました。

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2.前作では「本当のヒーロー」だったのに……?

前作『デッドプール』(2016)では、オープニングクレジットで脚本チームの紹介として「本当のヒーローたち;(The Real Heroes Here;)」と記されていました。 ヒーロー映画としてはかなりの低予算だった前作を、大ヒットさせるための脚本を完成させたチームに敬意を評したクレジットです。 しかし、今回の『デッドプール2』はショッキングなシーンで幕を開け、ウェイドと同じように観客は最初から絶望的な気分になるでしょう。 そんなシーンのあとのオープニングクレジットでは、脚本チームの紹介に「本当の悪役(The Real Villains)」と表記されています。

3.もはやお約束?“あの”デッドプールのパロディも

ウェイド・ウィルソンが初登場したマーベル映画を覚えているでしょうか?ウェイドは、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)でウルヴァリンらとともに「チームX」に加入するミュータントとして登場し、本シリーズと同じくライアン・レイノルズが演じました。しかし、このデットプールはコミックとはかけ離れた姿で、ファンから大不評を買ってしまいます。 『デットプール2』にも、もはやお約束となった「X-MEN ZERO」でのデッドプールいじりは本作でも健在。 「X-MEN ZERO」で、ウェイドが2本の刀だけで敵が撃ってきた弾丸をすべて切り刻むシーンが本作ではパロディになっています。最初の一発目の銃弾をスローモーションで真っ二つにするのも「X-MEN ZERO」と同じ。このシーンは、予告編でも見ることができます。

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4.「片目のウィリー」って誰?

ケーブルと戦うときに、デッドプールは彼のことを「片目のウィリー」と呼んでいます。デッドプールはなぜこんな呼び方をしたのでしょうか。 この真相は、ケーブルを演じたジョッシュ・ブローリンの過去の出演作にあります。ブローリンは、1985年の『グーニーズ』で映画デビュー。『グーニーズ 』は、海賊「片目のウィリー」の財宝を探す物語です。ケーブルが片目であることから、そのように呼んだのでしょう。 また、『デッドプール2』では、ブローリンが『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』(2018)で演じたサノスについても言及があります。なんて自由なのでしょうか。 デッドプールを演じるライアン・レイノルズの他作品でのキャラクターについては、後ほどご紹介しましょう。

5.ウェイドの衣装にも注目!

『グーニーズ』といえば、もうひとつ注目したいのはウェイドの衣装です。 戦いのあとブラインド・アルとともに再生を待っている間、ウェイドが着ているのは花柄のアロハシャツ。これは『グーニーズ』に登場するキャラクター、チャンクの衣装とよく似ています。 この衣装でチャンクが腹踊りをする場面は、映画ファンの間でも人気が高いシーン。これもやはり、ケーブルを演じるブローリンを意識した内輪ジョークでしょう。 また、Xマンションを訪れるシーンでは、ウェイドは猫柄のTシャツを着ています。このTシャツに使われている写真は、テイラー・スウィフトの飼い猫のもの。 ウェイドを演じるレイノルズは、妻ブレイク・ライブリーがスウィフトと親友であるため交流があります。俳優の私生活もネタにしているわけですね。 映るのはほんの一瞬ですので、ぜひ注目してみてください。

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6.X-MENはウェイドに会いたくない?

ケーブルと戦う仲間を募るため、Xマンションを訪れたウェイド。中にはコロッサスら数名しかいないように見えましたが、実はほかにもX-MENがいたようです。 現実的には、彼らは権利の関係で登場できないわけですが、作中ではなにか別の理由で姿を見せないのかもしれません。 X-MENは、ウェイドがXマンションを訪れると、彼を避けるように1つの部屋に集まって隠れたようです。その部屋にはプロフェッサーXをはじめ、ビーストやサイクロップス、クィックシルバーなど、おなじみの面々がおり、彼らはウェイドが見ていないほんの短いカットの間に、そっと扉を閉めてしまいます。ひどいですね。

7.『ローガン』の最後のシーンを再現

デッドプールは、ウルヴァリンと同じヒーリングファクターを持っているため、前作でもウルヴァリンや彼を演じたヒュー・ジャックマンについてのジョークがふんだんに盛り込まれていました。これは、本作でもファンの期待するところなのではないでしょうか。 『デッドプール2』は、『ローガン』(2017)のエンディングからつながっているようです。 本作のオープニングでは、年老いたタンクトップ姿のウルヴァリンのフィギュアが木の枝に刺し貫かれ、切り株のおもちゃの上に横たわっている姿が再現されています。 また、エア・サブライの曲「オール・アウタ・ラブ」が『ローガン』に登場したオルゴールから流れてきます。

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8.『デッドプール2』以外のタイトルも多数検討されていた!?

本作は、制作決定時に仮タイトルとして発表された、『デッドプール2』のまま公開されました。しかし、ここに落ち着くまでには100通り近いタイトル候補が検討されていたそうです。 ライアン・レイノルズによれば、それらのなかには『デッドプール:ユニコーン・マウンテンからの脱出』や『デッドプール:エレクトリック・ブーガルー』、『デッドプール:郊外のコマンドー2』など、わけのわからないものが多数あったとか。 また、脚本を担当したレット・リースとポール・ワーニックも、最初はバカバカしいタイトルをつけるつもりだったと語っています。しかしそれは、ここ数年のヒーロー映画の傾向と同じであるため、むしろ『デッドプール2』の方が新鮮に聞こえると判断したそうです。 日本の観客としては、邦題もそのままになったことがうれしいですね。

9.ドミノたちにMCUキャラクターにちなんだあだ名をつける?

デッドプールは、どうやらマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品を個人的に鑑賞して楽しんでいるようで、MCUに関連した発言も多く見られます。 ある場面では、黒いレザーの服を着ているドミノを見て、彼女のことを「黒人のブラック・ウィドウ(black Black Widow)」と呼んでいます。 また、ドーピンダーのことは「ブラウンパンサー」、ケーブルのことを「ウィンター・ソルジャーみたな腕の不機嫌クソじじい」と呼ぶ場面も。 デッドプールが巨体の敵と戦う際には、ブラック・ウィドウがハルクをなだめるときのような戦術をとるシーンがあります。

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10.ピーターのツイッターアカウントが大人気!

「午後からXフォースの練習。みんないい奴だ。本当にいい奴。有酸素運動しなきゃな」

スーパーパワーを持っていないにも関わらず、Xフォースに加入することになったピーターという中年男性。予告編に登場したときから彼には大きは注目が集まっていました。 実はピーターは秘密のツイッターアカウントを持っており、その微妙なツイートの数々が話題になっています。 アカウント名はPeter W.(@PeterW_1974)。2018年3月ごろからおかしなツイートを投稿しつづけている彼のアカウントを見ると、彼のキャラクターが少しわかるようになっています。 どうやらピーターは養蜂をしており、スーザンという妻がいるもよう。また、なつかしのドラマ『フレンズ』のファンのようです。 気になる人はチェックしてみてください。

11.ウェイドはケーブルの義理の母のファン!?

冒頭のショッキングな出来事で落ち込んだウェイドは、1983年映画『愛のイエントル』を見て、劇中歌『パパ、見守ってください(原題:Papa, Can You Hear Me?)』を聞いています。 『愛のイエントル』の主演は、ミュージカル女優として有名なバーブラ・ストライサンド。このギャグは、ウェイドが彼女のファンであるということだけでなく、メタ的な要素も含んでいます。 実は、ストライサンドはケーブル役のジョシュ・ブローリンの義理の母にあたる人物です。ブローリンの父ジェームズは、最初の妻との間にジョシュを授かりましたが、1984年に離婚。その後、ストライサンドが彼の3人目の妻となりました。

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12.【ネタバレ注意】ケーブルは自分の家族に興味なし!?

未来からやってきたケーブルは、本名ネイサン・サマーズ。サイクロップスことスコット・サマーズとジーン・グレイのクローン、マデリン・プライアーの息子です。ケーブルの左目が光っているのは、サイクロップスからの遺伝によるものです。 コミックでは、未来の世界は映画『X-MEN:アポカリプス』(2016)に登場したミュータント、アポカリプスに支配されており、それを変えるためにケーブルが過去(現代)へとやってきます。そこで父親であるサイクロップスに会うのですが、本作のケーブルは自分の家族に会おうとしません。 しかし、実はここにはコミックとは違う映画だけのストーリーが隠されています。ケーブルは本当に自分の家族に興味がないのでしょうか。 また、ケーブルの腰にはテディベアがつけられています。それは彼の娘ホープのものなのですが、それについてもほとんど言及がありません。ホープについては、ケーブル以上に複雑な背景がありますので、ここでは説明しないでおきましょう。

13.【ネタバレ注意】ケーブルに命を狙われる子供の正体は?

ケーブルに追われているのは、14歳のラッセルというミュータントの少年です。彼はいったいどんな能力を持っているのでしょうか。 手から火の玉を放つことができるラッセルは、ミュータントを集めた孤児院で暮らしていました。彼は将来、「ファイヤーフィスト」と名乗ると決めているようです。 コミックでのファイヤーフィストは、2代目のXフォースにあたるXファクターのメンバーになります。Xファクターは、Xフォースと同じくケーブルが結成したチーム。本作で対立することになる彼とケーブルは、コミックでは同じチームで戦っているのです。 コミックでも『デッドプール2』でも、ケーブルは未来を変えるためにやってきました。彼がラッセルを殺そうとするのは、未来でのラッセルのある行動が理由です。

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14.【ネタバレ注意】もうひとりのヴィラン、ジャガーノートはあの人の兄弟!?

本作には、他にもヴィランとしてジャガーノートというキャラクターが登場します。 ジャガーノートは『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』(2006)にも登場しましたが、今回のジャガーノートはよりコミックに忠実なキャラクターとなっており、ファンをよろこばせました。 ラッセルとお互いの過去について語り合っていたとき、ジャガーノートは自分の兄弟について話します。 ジャガーノートは鉄製のヘルメットをかぶっていますが、それは自分の弟に考えを読まれないためであること、弟は車椅子に乗っていることを明かしました。これらを合わせて考えると、ジャガーノートの弟はあのプロフェッサーXということになります。 コミックでは、ジャガーノートことケイン・マルコは、父親の再婚によってチャールズ・エグゼビアの義兄となりました。子供の頃から優秀だった義弟を妬み、いじめていたようです。

15.【ネタバレ注意】ブラッド・ピットがカメオ出演している!?

実はブラッド・ピットは、ケーブル役の候補に挙がっていました。しかし、スケジュールの都合で断念。それでもピットは本作への出演を熱望し、カメオ出演することに。 彼が演じたのは、デッドプールと対立するバニッシャーというミュータントです。バニッシャーは、コミックにも登場するキャラクターですが、その能力は本作では全く違っています。コミックのバニッシャーはテレポート能力を持っていますが、『デッドプール2』に登場するバニッシャーは姿を消すことができます。その能力ゆえに、ピットの姿は見えません。 また、デッドプールの友達であるタクシー運転手ドーピンダーは作中で、1994年にブラッド・ピットが出演した『インタビュー・ウィズ・ヴァンパンア』(1994)が好きだと発言しています。

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16.【ネタバレ注意】忽那汐里演じるユキオの謎

今回新たに登場するミュータント、ユキオは日本人女優・忽那汐里が演じています。この「ユキオ」という名前を、別のX-MEN関連映画で聞いたことがあるという人もいるでしょう。 ユキオは、『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)でやはり日本人女優、福島リラが演じたキャラクターと同じ名前です。この作品のユキオはコミックと同じくミュータントではないものの、優れた暗殺者でした。 『デッドプール2』に登場するユキオは、X-MENの一員ですのでもちろんミュータント。電気を操る能力をもつミュータントはX-MENユニバースには多くありませんので、コミックのサージことノリコ・アシダをベースとしているのは間違いなさそうです。 今回なぜこのキャラクターの名前がユキオになったのか、なにか『ウルヴァリン:SAMURAI』との関連があるのか、議論を呼んでいます。

17.【ネタバレ注意】ライアン・レイノルズの黒歴史を抹消!

ライアン・レイノルズがスーパーヒーローを演じた作品といえば、「デッドプール」シリーズの他に『グリーン・ランタン』(2011)があります。 この作品は、DCエクステンディッド・ユニバースの起点となるはずでしたが、あまりにも酷評され、興業面でも振るわなかったため、2年後の『マン・オブ・スティール』(2013)から仕切り直しに。 『デッドプール2』のエンドクレジット後のシーンでは、デッドプールが『グリーン・ランタン』の脚本を受け取ったばかりのレイノルズのもとにタイムスリップし、その眉間に銃弾を打ち込みます。 これでデットプールは、過去の幻影に悩まされることはなくなったわけです。

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18.【ネタバレ注意】X-MENの宿敵の影が……。

ファイア・フィストことラッセルが脱走してきたミュータントの孤児院「エセックス・ハウス」。「エセックス」と聞いてピンとくる人は、かなりのX-MEN通でしょう。 2016年の映画『X-MEN:アポカリプス』のポストクレジットシーンでは、「エセックス・コープ」と書かれたカバンが登場しています。これは、X-MENの宿敵、ミスター・シニスターことナサニエル・エセックスの登場を予感させるシーンでした。 「エセックス・ハウス」は、ミュータントの矯正と称して彼らを監禁、実験、拷問などをしている極悪組織。X-MENユニバースでは非常に重要な存在です。 また、2019年公開の最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』には、ミスター・シニスターのクローンであるミス・シニスターが登場するのではないかと噂されています。

19.【ネタバレ注意】完全版ではデッドプールが「死んでみる」!?

デヴィッド・リーチ
©JC Olivera/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

『デッドプール2』の上映時間を、119分と絶妙な長さにまとめた立役者であるデヴィッド・リーチ監督は、インタビューで『デッドプール2』完全版の作業を進めていることを明かしました。その際には、劇場公開版からはカットされたジョークやギャグを復活させるとか。 リーチ監督が最初に制作したディレクターズ・カット版は、2時間12分という劇場公開版に近いタイトなものだそうですが、それとは別に「未公開シーン」として公開したい映像が約20分あるとも語っています。 監督、脚本家チーム、そしてレイノルズが口をそろえて復活させると言っているのは、映画冒頭でウェイドが「死んでみる」シーン。劇場公開版よりもさらにバイオレンスな方法で、何度も自殺を試みる様子が見られるようです。 これらは新たに劇場公開になるのではなく、ソフト版の特典映像として収録される可能性が高いと言われています。

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20.【ネタバレ注意】もう1人ハリウッドスターがカメオ出演!

マット・デイモン
WENN.com

本作にはブラッド・ピットがカメオ出演していることはすでにお伝えしましたが、実は他にもハリウッドの一流スターがカメオ出演しています。 それは、オスカー俳優のマット・デイモン。デットプールと同じ画面には写っていませんが、ケーブルとは共演シーンがあります。 特殊メイクと衣装で本人とはわかりづらくなっていますので、彼が出演していると知っていないと気がつきにくいかもしれません。気がつかなかった、という人はもう一度観て探してみるのもいいかもしれませんね。 ちなみに彼の役は「Redneck(白人労働者) #2」とクレジットされています。

『デッドプール2』のトリビア20選でした!

いかがでしたでしょうか。『デッドプール2』のトリビアをネタバレ込みでご紹介しました。 『デッドプール2』は、2018年6月1日日本公開です。