マーベル映画、年2本→年3本へ公開数を増加。その理由とは。
マーベル映画が年間映画公開数を年3本へと増加させている!
2016年以降、マーベル・スタジオは1年を通じて公開する映画の本数を年2本から年3本へとし、映画公開頻度を増やす施策を取っています。 2016年に全米公開しているマーベル映画の本数が、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『ドクター・ストレンジ』の二本なのに対し、2017年の公開本数は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『スパイダーマン:ホームカミング』『マイティ・ソー バトルロイヤル』の三本。 2018年も、すでに日本でも公開された『ブラックパンサー』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と、8月31日に日本公開となる『アントマン&ワスプ』を合わせて計3本の公開となっています。
その理由をマーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギが語る
上記にも説明した、マーベル・スタジオの公開頻度アップ。その理由をマーベル社長のケヴィン・ファイギが米映画メディアのCinemaBlendのインタビューで語りました。 ケヴィンは、知名度の低いキャラクターにもスポットライトを当て、マーベルファンにそのキャラを紹介することも、すでに人気を獲得したキャラのストーリーの続きを作ることもどちらも面白いからだと述べています。 つまり、映画公開頻度をあげることで、すでにファンから人気があるキャラの映画のみならず、まだファンが注目していないキャラの映画もコンスタントに製作することができます。 もし、まだ知名度のないキャラの映画ばかり作っていると(たとえその映画が面白かったとしても)すでに人気のあるキャラのファンは、続編を待ちくたびれて離れていってしまいそうです。しかし、人気のあるキャラの映画ばかりでも、マーベル・シネマティック・ユニバースの広がりが狭められてしまう、ということではないでしょうか。
年三回にわたって人気キャラの映画と新しいキャラクターの映画のどちらも網羅的に公開することで、マーベル・シネマティック・ユニバースを広げることができ、より深みのある世界観を実現することができるはずです。 例えば、2018年などは、『ブラックパンサー』が初めてスポットライトを当てられたキャラの映画で、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アントマン&ワスプ』は既に人気のあるキャラの映画となっていますね。 様々なキャラクターがクロスオーバーすることがマーベル・シネマティック・ユニバースの面白さの一つでもあるので、どちらもマーベルにとって重要な要素と言えます。 しかし、年3本公開がファンにとっても、マーベルにとっても一番良いペースだそうなので、これ以上のペースをマーベル・スタジオに望むのは難しそうです。 2019年も『キャプテン・マーベル』『アベンジャーズ 4(仮)』『 Spider-Man:Far From Home(原題)』の3本の映画公開が決まっているマーベル・スタジオ。今後も映画公開を楽しみに待ちましょう!