2021年1月18日更新

映画『モービウス』あらすじ・キャスト!原作での能力やヴァンパイア化した経緯とは?

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モービウスは、「スパイダーマン」シリーズに登場するヴァンパイア人間で、スパイダーマンの敵として誕生しました。キャラクターとして人気を得た後には、『モービウス ザ・リヴィング・ヴァンパイア』という単独シリーズ化もされています。 映画版は、スパイダーマン関連の版権を持っているソニー・ピクチャーズが製作。『ヴェノム』(2018年)も好評を博した同スタジオの新たなスパイダーマン関連映画として注目が集まっています。 今回は映画『モービウス』のあらすじやキャスト、原作コミックの情報を一挙に紹介しましょう。

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映画『モービウス』あらすじ

モービウス
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幼少期から深刻な血液疾患を患っていたマイケル・モービウスはコウモリの血清を投与する危険な治療を試みます。 この治療によりモービウスは病を克服しただけなく、超人的なパワーやスピードをなど異次元の能力を手にすることに。しかしその代償として彼は血を渇望する体質になってしまうのでした。 そんなモービウスの前に同じ病を抱えている親友マイロが現れ、血清がほしいと懇願され――。

映画『モービウス』のキャストを紹介 徹底した役作りで知られるジャレッド・レトが難役に挑む

ジャレッド・レト/マイケル・モービウス

ジャレッド・レト
Euan Cherry/WENN.com

実写版でモービウスを演じるのは、ジャレッド・レト。DC映画『スーサイド・スクワッド』(2016年)ではジョーカーという大役に挑んだ彼ですが、ダークヒーローとしてマーベルの世界に参加します。 『ダラス・バイヤーズ・クラブ』(2013年)でアカデミー賞助演男優賞を獲得しているジャレッド・レトは、その役作りの徹底ぶりが毎回話題になりますね。モービウス役にはどんな準備をして挑むのでしょうか。

マット・スミス/ロキシアス・クラウン

マット・スミス
©︎WENN.com

本作のヴィランとなるという、ロキシアス・クラウン。彼は、マイケル・モービウスの友人で同じ血液疾患に悩んでいる人物だとか。クラウンもモービウスと同じ治療を受け、ヴァンパイアになってしまうようです。 映画オリジナルキャラクターと噂されていましたが、原作コミックにおけるヴィラン、ハンガーとなる役どころと見られています。 ロキシアス・クラウンを演じるマット・スミスは、イギリスの国民的ドラマ『ドクター・フー』で11代目ドクターを演じ一気に知名度を上げました。その後、Netflixオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』では、エリザベス2世の夫、フィリップ王配を演じ、高評価を受けています。

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アドリア・アルホナ/マルティーヌ・ブランクラフト

アドリア・アルホナ
© Brian To/WENN.com/zetaimage

マルティーヌ・ブランクラフトは、モービウスの婚約者で、本作のヒロインです。 演じるのはプエルトリコ出身のアドリア・アルホナ。モデルとしても活躍する彼女は、テレビシリーズ『エメラルドシティ』(2017年)の大人になったドロシー役や、映画『パシフィック・リム アップライジング』(2018年)のジュールズ役で知られています。

ジャレッド・ハリス

ジャレッド・ハリス
© FayesVisionWENN.com/zetaimage

イギリスの俳優、ジャレッド・ハリスも本作に出演しますが、役名や役柄は明らかになっていません。しかし、予告編を観るとどうやらマイケル・モービウスに関係する医療関係者のようです。 ハリスは2011年の『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』や2015年の『コードネームU.N.C.L.E.』への出演で知られるほか、2019年のテレビシリーズ『チェルノブイリ』での演技も絶賛されました。

マイケル・キートン

マイケル・キートン
Brian To/WENN.com

『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)でヴィランのヴァルチャー/エイドリアン・トゥームスを演じたマイケル・キートンも本作に出演します。彼の役柄は発表されておらず、再びヴァルチャーを演じるのか、あるいは全く別のキャラクターなのか、注目が集まっています。

監督・スタッフを紹介

「チャイルド44」のダニエル・エスピノーサがメガホンを取る!

「スパイダーマン」シリーズのスピンオフとして制作される映画『モービウス』は、『デンジャラス・ラン』(2012年)や『チャイルド44 森に消えた子供たち』(2015年)、『ライフ』(2017年)などで知られるダニエル・エスピノーサが監督を務めます。

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脚本は『パワーレンジャー』のバーク・シャープレスとマット・サザマが担当

本作の脚本を担当するのは、『パワーレンジャー』(2017年)のバーク・シャープレス&マット・サザマのコンビ。同作では、壮大なスケールで戦隊ヒーローの結成までを描いた2人は、人気キャラクターであるモービウスの物語をどのように書き上げたのでしょうか。期待したいですね!

原作コミックのモービウスとは?

1.なぜヴァンパイアになったのか?

モービウスは、マーベルのクリエイターであるロイ・トーマスとギル・ケインによって生み出されました。1971年に出版された『The Amazing Spider-Man』101号でコミックス初登場を果たします。 モービウスは吸血鬼として知られていますが、生まれながらの吸血鬼ではありません。もともとは、マイケル・モービウスというギリシア人の人間でした。ノーベル賞を受賞するほどの優秀な科学者でしたが、非常に稀な血液の病気を患ってしまいます。 病気を治すために、吸血コウモリの血清と電気ショックを用いた治療を試みることに。ところが、その治療は思いもよらぬ結果を招き、結局彼はヴァンパイアのような肉体へと変異してしまったのでした。

2.モービウスの能力と弱点

モービウスの能力は一般的にイメージされるヴァンパイアの能力とほとんど変わりません。スーパーヒューマン級の怪力やスピード、俊敏性、驚異的な視力や回復力、するどい牙と爪を備えています。また本物のヴァンパイアと同じように、他者を噛むことで新たなヴァンパイアをつくることもできます。 本物のヴァンパイアではないがゆえに、十字架や銀に弱いということがないのも強みかもしれません。もちろん、優秀な科学者としての頭脳も彼の強みです。 弱点は光に過敏であること。焼け死にはしませんが、夜のほうが活動しやすいようです。

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3.親友を殺してしまった罪の意識

モービウスにはエミル・ニコスという親友がいました。幼い頃から多くの時間を共に過ごし、同じ大学へと進んだ彼らは研究仲間でもあり、エミルはモービウスのために珍しい血清を見つけることに人生を捧げていました。ノーベル賞をとったのも、そうした彼らの研究が評価されてのことでした。 ヴァンパイア化の突然変異が起きたときも、2人は一緒にいました。それが悲劇につながります。 ヴァンパイアになった彼は衝動を抑えきれず、そばにいたエミルを殺害してしまったのです。この事件はモービウスの心に大きな傷を残し、罪の意識に苛まれることになります。

4.スパイダーマンの敵だけど、根っからの悪ではない。

はじめてスパイダーマンと遭遇したのは、彼がギリシアからアメリカへ渡ってきたとき。ちょうどその頃、スパイダーマンことピーター・パーカーは実験の失敗で腕が6本になってしまっていました。 もとの身体に戻る方法を探していたピーターはモービウスの血が鍵であることに気づきます。そして、トカゲの姿から人間の身体に戻る方法を探していたドクター・コナーと協力して、モービウスと対立するのです。 それ以後、モービウスは「スパイダーマン」シリーズでヴィランとして扱われてきました。アニメシリーズ『アルティメット・スパイダーマン』ではヒドラの科学者として登場しています。 しかし、彼は根っから悪に染まった人物ではないのです。悪の組織から少女と助け、その両親を探す手伝いをするなど、ヒーロー的な一面を持っています。