ゲームキャラクター大集合「シュガー・ラッシュ」のヒロイン!
ヴァネロペは映画『シュガー・ラッシュ』にて初登場したキャラクター。『シュガー・ラッシュ』におけるヒロインとして主人公のラルフと共に冒険を繰り広げます。
映画『シュガー・ラッシュ』とは
『シュガー・ラッシュ』は2012年に海外で初公開され、翌年2013年に日本での公開を果たしたウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオ製作の長編アニメーション映画。監督を務めるのは、『ザ・シンプソンズ』の製作などに携わっていたリッチ・ムーア監督です。 本作は、「スーパーマリオ」シリーズのクッパや「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のソニックなど実在のゲームキャラクターが多数登場すことでも話題になった映画です。
『シュガー・ラッシュ』のあらすじ
舞台は、ゲームセンターにあるゲーム機の中の世界。映画の主人公を務めるのは、そんなゲームの悪役を務めているラルフという大男。ラルフは悪役という立場から自身のゲームのキャラクターにも邪険に扱われてしまうことに耐えかねて、みんなを見返すためにと、ほかのゲームの世界でヒーローの証であるメダルを手に入れようとします。 見事メダルを手にいれることに成功したラルフでしたが、偶然迷い込んだゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界で出会ったヴァネロペにメダルを盗まれてしまいます。 ラルフはメダルを返してもらうことを条件に、ヴァネロペの夢であるレースゲームへの出場に協力することになるのですが、ラルフとヴァネロペのその行動は「シュガー・ラッシュ」に隠されていたある秘密を明らかにする重大な事件へと発展していくのでした。
ヴァネロペのプロフィール
ヴェネロペの本名はヴェネロペ・フォン・シュウィーツ(Vanellope von Schweetz)。天真爛漫で冗談好きな9歳の女の子です。 時折身体にノイズが走る性質を持っており、それを利用した瞬間移動をすることができます。ただし、そんな状態のためか、同じゲームの住人たちからはゲームのバグ扱いを受けており、表舞台に立つことを許されないという悲しい境遇にあります。 そんな彼女の夢はレーサーになること。レースゲーム「シュガー・ラッシュ」のレースに出場を夢見て、日々頑張っているのですが、車の運転がまったくできないことも物語の中で後々明らかになります。実はそれには、とある理由が隠されているのでした。
ヴァネロペのモデルは日本の可愛い女子高生!?
ヴェネロペを始めとしたゲーム「シュガー・ラッシュ」の住人達は、主に二頭身で、それぞれがイチゴやアイスといった甘いものをモチーフにしたファッションに身を包んでいます。そのビジュアルは、他のディズニーキャラクターともまた違った独特の可愛さを持っています。 そんな彼女たちのデザインは、日本のアニメキャラクターのスタイルや、日本のティーンエイジャーや女子高生ファッション、原宿ファッションなどを参考に制作されたことが公言されています。まさにヴァネロペの雰囲気のルーツは日本にあったとも言えるのかもしれません。 海外で発売されたアートブックでは、ヴァネロペを始めとしたキャラクターたちがどう生まれたのか、デザインの変遷を垣間見ることもできます。
日米で大きく違う?声優(原語版・吹き替え)比較!
ヴェネロペの特徴の一つに日米で吹き替えの印象が大きく異なるということがあります。ただ声の印象が違うだけでなく、海外と日本でヴァネロペの性格をどんなものにしているのかという違いが垣間見える部分でもあります。
日本語吹き替え:諸星すみれ
数年ぶりにプール行ってきたった!
— 諸星すみれ (@smileysuu) August 17, 2018
サングラスは寿美菜子さんに誕生日プレゼントで頂いたものです☺︎︎ pic.twitter.com/Alc0nSLKu5
日本でヴェネロペの声を演じているのは声優の諸星すみれ。小学生の頃から声優活動を開始しており、現在進行形で最前線で活躍しています。 『シュガー・ラッシュ』以外にも「トイストーリー」シリーズでウッディの現在の持ち主であるボニーを始め、『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルや『アナと雪の女王』のアナなどの各キャラクターの少女期なども務めていました。 まさに“可愛い声”担当としてディズニー御用達の逸材となっている彼女。その声で演じるヴァネロペは元気で純粋なキャラクターが前面に出た印象を与えてくれています。
英語版:サラ・シルバーマン
Visited my ol pal, Jimmy tonight. Awkward is always our sweet spot @JimmyKimmelLive pic.twitter.com/WLRRbE69Or
— Sarah Silverman (@SarahKSilverman) September 6, 2018
一方で英語版でヴァネロぺの声を演じているのはTVや映画で活躍するタレントのサラ・シルバーマン。日本では10代の諸星すみれが演じているのに対し、サラ・シルバーマンは40代ですので、圧倒的な年齢差があります。 そんなサラ・シルバーマンさんが演じるヴァネロペはかすれ声が特徴的。口調にも違いがあり、日本のヴァネロペよりもスラングなどのやや汚い言葉づかいをするキャラクターとなっています。 元気な女の子であることには日本版と違いはないのですが、英語版の方が“悪ガキ”なニュアンスも含んだキャラクター造形となっているようです。
ネタバレ注意:実はヴァネロペはディズニープリンセスの一員!?
そんなヴァネロペには大きな秘密があります。映画『シュガー・ラッシュ』のクライマックスで、キャンディ大王ことターボによって、ゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界はデータが書き換えられていたことが明らかになります。 無事、悪役を倒し事件を解決するとともに「シュガー・ラッシュ」の世界は元の正しいデータに戻るのですが、その際、ヴァネロペ自身をも光が包みます。その結果、ヴァネロペは「シュガー・ラッシュ」の世界のお姫様であったことが判明するのでした。 まさにディズニーお得意のシンデレラストーリーをなぞったようなオチとなっているのですが、ヴァネロペはすぐさまドレスを脱いで自分は自分であることを主張し、民主主義を謳います。単純なお姫様に落ち着かないところがヴァネロペの性格を表しています。
最新作『シュガー・ラッシュ:オンライン』にも登場!
そんな『シュガー・ラッシュ』の続編が2018年の年末に公開されることが発表されています。タイトルは『シュガー・ラッシュ:オンライン』。日本での公開は2018年12月21日です。 前回はゲームの世界を股にかける冒険が描かれていた作品でしたが、今度の舞台はインターネットの世界。TwitterやAmazonなどの実在の企業のコンテンツなどが登場する他、ダンボやストームトルーパーなど他のディズニーキャラクターも続々登場することも発表されています。中でもディズニープリンセスが一堂に会する場面が用意されていることも発表されており、プリンセスの一員であるヴァネロペも一緒に女子会をするという珍場面もあるとか。 監督は前作に引き続きリッチ・ムーア監督が務めるということもあり、前作のファンも楽しめる作品が期待できそうです。