あのサブリナがホラーになって帰って来た!Netflix『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』
みんな大好き『サブリナ』がホラーになってNetflixに登場!
ティーン向けテレビシリーズ『サブリナ(原題:Sabrina the Teenage Witch)』は、本国アメリカでは1996年から2003年に、日本では1999年から2003年にかけて放送された作品です。 魔女と人間のハーフ、サブリナ・スペルマンが人間界に住みながら魔法の修行をするこのコメディ・ドラマは、90年代後半にはテレビ映画版が2本製作されるほどの人気作となりました。 そんな『サブリナ』がNetflixにホラー・リブートとなって帰ってきました! 不気味な予告編でも注目を集めた『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』について、キャストやスタッフ、あらすじなどをお伝えします。
懐かしの海外ドラマ『サブリナ』を覚えてる?
アーチー・コミックの『魔女サブリナ』(1971〜)を原作としたテレビシリーズ『サブリナ』。 人間と魔女のハーフであるサブリナ・スペルマンは、16歳になったのを機に魔力が目覚め、同じく魔女である2人のおばの家に居候しながら、魔術の修行に励むことになります。 人間界で魔女であることを隠しながら生活し、おばたちのもとで修行を積む彼女は、自分の未熟な魔法のせいでトラブルを起こしたり、おばや黒猫のセーレムが起こしたトラブルに巻き込まれたりしながら成長していきます。 日本でもNHK教育で放送されていたので、観たことがある人も多いのではないでしょうか。
『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』のキャスト/スタッフをご紹介!
サブリナ・スペルマン役/キーナン・シプカ
本作でサブリナを演じるキーナン・シプカは、6歳のとき家族でロサンゼルスに移り住み、広告モデルとしてキャリアをスタートさせました。 2007年から2016年には、テレビシリーズ『マッドメン』に主人公ドン・ドレイパーの娘サリー役でレギュラー出演。 2012年度にヤングハリウッド賞、2013年度にヤングアーティスト賞をそれぞれ受賞したシプカは、2014年には米タイム誌の「2014年最も影響力のある10代25人」のひとりに選ばれました。 シプカ演じるサブリナは人間界と魔界の2つの世界で育ちました。しかし、16歳の誕生日が近づき、人間界での生活を捨てて完全な魔女になるかどうかの選択を迫られます。 以前のテレビシリーズでのサブリナは、この選択を迫られることはありませんでした。
ヒルダ・スペルマン役/ルーシー・デイビス
サブリナのおばでゼルダの双子の妹であるヒルダを演じるのは、イギリス出身の女優、ルーシー・デイビスです。 デイビスはイギリスの大人気テレビシリーズ『The Office (原題)』(2001〜2003)への出演で知名度を上げ、2004年には映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』に出演しました。 また、映画『ワンダーウーマン』(2017)では、クリス・パイン演じるスティーブ・トレバーの秘書エッタ・キャンディを演じています。 両親を亡くしたサブリナにとってヒルダは母のような存在です。また、ユーモアがあり特技は魔法薬の調合。 以前のテレビシリーズではエキセントリックな性格でしたが、今回は落ち着いた優しい性格になっているようです。
ゼルダ・スペルマン役/ミランダ・オットー
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどへの出演で知られるミランダ・オットーは、本作でサブリナのおばの1人、ゼルダを演じます。 オットーは、オーストラリア国立演劇学院在学中から映画に出演しはじめ、17歳で『Emma's War』(1986)に出演して以来、母国で人気若手女優になりました。 2000年の『ホワット・ライズ・ビニース』でハリウッドに進出。その後も活躍をつづけています。 ゼルダはヒルダよりも厳格な性格で、サブリナに対し少し過保護な面も。また、魔界における神のような存在である「闇の主」の熱心な信者です。
ブラックウッド司祭長役/リチャード・コイル
『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』から登場する新キャラクターのひとりが、ブラックウッド司祭長です。 彼は、魔術師たちが所属する「夜の教会」の司祭で、「幻の魔術学院」の理事長も務めています。本作では、彼がサブリナと対立することになるとか。 ブラックウッド司祭長を演じるリチャード・コイルは、イギリス出身。ヨーク大学在学中に俳優としてのキャリアをスタートさせました。 シェイクスピア劇のテレビ映画を中心に活動していたコイルは、2010年に『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』に出演しています。
制作総指揮を務めるのは『リバーデイル』や『スーパーガール』のプロデューサー
本作の製作総指揮であるロベルト・アギレー・サカサは、同じくアーチー・コミック原作のテレビシリーズ『リバーデイル』(2016〜)や、DCドラマ・ユニバースの『スーパーガール』(2015〜)などのプロデューサーを務める人物です。 また、彼は本作の基になっているコミック『Chilling Adventures of Sabrina (原題)』の原作者でもあります。 『リバーデイル』は、高校生アーチーを中心としたほのぼの系ラブ・コメディ『アーチーと仲間たち』(1941〜)のリブートですが、同じキャラクターを擁しながら、ひとりの高校生の死をきっかけに街や住民の後ろ暗い秘密が次々と暴かれるサスペンスに生まれ変わり、人気を博しています。
原作コミック『Chilling Adventures of Sabriba (原題)』のあらすじ
ドラマ版では変更があるかもしれませんが、原作コミックのあらすじは以下のようになっています。 舞台は60年代。魔女と人間のハーフであるサブリナ・スペルマンは、おばのゼルダとヒルダ、いとこのアンブローズ、そして猫のセーレムとともにグリーンデイルという町で暮らしていました。 16歳の誕生日が近づき、サブリナは完全な魔女になるか、人間として友達や恋人とともに短い人生を送るかの選択を迫られます。 時を同じくして、サブリナの疎遠になっている父のかつての恋人、マダム・サタンが地獄から蘇り、スペルマン家に復讐しようと目論んでた……というストーリーです。
『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』第1話「10月はたそがれの国」の感想
本作は、以前のテレビシリーズをイメージしていると相当な違いに驚くかもしれません。『リバーデイル』と同じくダークな作風となっており、おなじみのキャラクターのイメージもかなり違います。 サブリナは学校でいじめられている友達のために女性団体を組織したり、魔界の掟を盲目的に受け入れることに抵抗したりと、強い意志と知性を持った女の子です。 また人間とのハーフであるサブリナは、他の魔女たちから差別を受けますが、それにも屈しません。 ミステリアスな雰囲気が色濃く漂い、第1話から多くの謎が出てくる本作ですが、社会問題への暗喩も含んでいます。 サブリナのいとこであるアンブローズやサブリナの学校のワードウェル先生、そしてブラックウッド司祭など、新たなキャラクターも魅力的です。
『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』はNetflixで10月26日から全話配信中!
90年代に放送されたテレビシリーズ『サブリナ』とは、かなり趣の違った作品となる本作。同じくアーチー・コミック原作の『リバーデイル』も成功しており、期待が高まっています。 また、キャストの豪華さや原作コミックの脚本家自ら製作総指揮を担当するという点も注目。それが、Netflixオリジナル作品のクォリティで製作されるのですから、かつての『サブリナ』のファンも、ホラー作品のファンも楽しめるでしょう。
Netflixオリジナルシリーズ 『サブリナ ダーク・アドベンチャー』独占配信中