2019年3月18日更新

ジェニファー・ローレンスの才能と度胸に溢れた人生に迫る トップをひた走る女優

ジェニファー・ローレンス
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2008年に女優デビューし、映画「ハンガー・ゲーム」シリーズや、『世界でひとつのプレイブック』などで知られるジェニファー・ローレンス。トップ女優の豊かな才能と、自由奔放で度胸あふれる素顔に迫ります。

今最も愛されるべき女優のひとり、ジェニファー・ローレンス

2008年のデビューからハリウッドの第一線で活躍し、現在も映画主演を務めるなど精力的に活動している女優ジェニファー・ローレンス。映画「ハンガー・ゲーム」シリーズや、『世界でひとつのプレイブック』などの作品で知られ、2015年から2年連続で「世界で最も稼いだ女優」ランキングで1位に輝いた経験を持つなど、演技派女優として知られています。 そんな才能あふれるジェニファー・ローレンスは、メディアインタビューでの自由奔放な発言や、チャーミングな言動を繰り広げるなど、親しみやすいキャラクターとしても愛されています。今回は彼女のキャリアを振り返りながら、度胸と愛嬌に満ちた素顔に迫ります。

女優デビュー作にして映画祭で最優秀演技賞を受賞『早熟のアイオワ』

2008年のデビュー作『早熟のアイオワ』では、演技経験がないままオーディションを勝ち抜き、主演の座を獲得。 監督・脚本を担当したロリ・ペティの少女期の壮絶な体験談に基づいて製作されたこの作品で、ジェニファー・ローレンスは「ポーカーハウス」と呼ばれる家で暮らす三姉妹の長女・アグネス役を熱演。女優としてのキャリアが無い状態でありながらも、その高い演技力が認められ、2008年のロサンゼルス映画祭にて最優秀演技賞に輝きました。

「メリル・ストリープの再来」と評された名演技で話題に『あの日、欲望の大地で』

シャーリーズ・セロン主演、『21グラム』や『バベル』の脚本家と知られるギジェルモ・アリアガ監督の2008年の映画『あの日、欲望の大地で』では、ジェニファー・ローレンスはアメリカ人主婦のジーナの娘であるマリア―ナ役を好演し、ヴェネチア国際映画祭で新人賞を獲得。 また、本作で長編作品監督デビューを果たしたギジェルモ・アリアガ監督からは「メリル・ストリープの再来かと思った」とも評されるなど、またしても演技力を高く評価され、世界的ビッグ女優への大きな一歩を積み重ねました。

アカデミー賞主演女優賞にノミネート『ウィンターズ・ボーン』

ダニエル・ウッドレル著作の同名小説を原作とした、2010年の主演作『ウィンターズ・ボーン』。 麻薬密造で逮捕され、釈放されたあと行方不明となっている父親を探す少女・リーを主人公に、アメリカの中西部のミズーリ州の「ヒルビリー(丘のスコットランド人)」を描いたヒューマン・サスペンス作品。本作はアカデミー賞で作品賞、脚色賞、主演女優賞、助演男優賞にノミネートされるなど、各映画賞で高い評価を得ました。 また、ジェニファー・ローレンスは本作でのアカデミー賞主演女優賞へのノミネートをきっかけに、若手実力女優として世界中で注目の的に。トップ女優としてのキャリアを着実に積み上げました。 ジェニファー・ロレンスは、「できるだけ醜い姿でいなきゃならなかったの。その1週間髪も洗わず、メイクももちろんなし。ボロボロに見えてたはず。きっと眉毛からはツララが下がってたわ!」と当時の状況を赤裸々にインタビュアーに語っています。

人気スーパーヒーローシリーズに満を辞して出演『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』

大ヒットスーパーヒーローシリーズ「X-MEN」シリーズ通算4作目となる2011年公開作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』。本作でジェニファー・ローレンスは変身能力を持つレイヴン・ダークホルム / ミスティークを好演し、自身初となるSF作品への出演でも話題となりました。 その後も同シリーズの『X-MEN: フューチャー&パスト』、『X-MEN: アポカリプス』、『X-MEN: ダーク・フェニックス』にミスティーク役で起用されています。 また、本作で共演したニコラス・ホルトとはのちに交際に発展。さらに交際中は「イギリスの紳士的な対応とイギリス訛りが好き!」という、彼女らしいオープンマインドな発言も見受けられ、ニコラス・ホルトへのべた惚れぶりがうかがえました。

代表作と言えばこれ「ハンガー・ゲーム」シリーズ

シリーズを通して主役に大抜擢

24名の男女が強制的に殺し合いをさせられるという、衝撃のサバイバルゲームを描いたアクションシリーズ。本作品では主人公のカットニス・エヴァディーンを演じ、またシリーズを通して主演を務めるなど、大抜擢の配役となりました。 本作の撮影中のエピソードとして、ジャンクフードが大好きなジェニファー・ローレンスは、共演者のリアム・ヘムズワーズと現場入りした際にフランス料理が口に合わず、しきりに「ジャンクフードが食べたい!」と発言していたとのこと。 またプロモーション会見では、「この作品の私は怪物みたいで恥ずかしいから映画を見ないで!」とおちゃめな一面を見せ、記者を沸かせました。 さらに違うインタビューでは、本作をきっかけに女優として突然大活躍したことについて「“あれは早すぎたわ。もう少しメール室で郵便の仕分けをしていてもいいかしら?”なんて言ってられない。前に進むしかないの。」と、ジョークを交えながらも前向きに振り返っています。

悲願のアカデミー賞主演女優賞を獲得 『世界にひとつのプレイブック』

ブラッドリー・クーパー演じる躁うつ病のパットと、夫との死別が原因で性依存症となったティファニーのの、ふたりの交流と病を克服するまでの姿を描いた作品。本作は第85回アカデミー賞で作品賞を含む8部門にノミネートされ、そのうち主演女優賞をジェニファー・ローレンスが受賞……! 惜しく評を逃していた『ウィンターズ・ボーン』から約2年後に悲願の受賞を果たしたことで、世界的大女優としての地位を若くして確固たるものにしたのです。

名優たちと共演し、いい感じの化学反応を起こした『アメリカン・ハッスル』

クリスチャン・ベイル主演の、実在の詐欺師と事件に基づいてつくられたコメディ映画『アメリカン・ハッスル』。主演のほかにもブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムスといった豪華なキャスト陣が話題となりました。 本作でジェニファー・ローレンスは、第79回ニューヨーク映画批評家協会賞で助演女優賞、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞。衣装や、脚本、音楽など、すべての面で高い評価を得ましたが、特に彼女の演技が評判を集める結果となりました。 またこの頃ジェニファーは、マガジン誌で「世界で最もセクシーな女優」に選ばれましたが、本人は「世界を駆け巡ってるデマよ。私は真実を知ってるもの。この世界の女王は、ビヨンセだってことをね」と彼女らしいチャーミングで歯に衣着せぬ発言も話題となりました。まさに、愛すべきキャラクターです。

野心あふれる女性発明家を熱演した『ジョイ』

アメリカの実在の女性発明家、ジョイ・マンガーノの伝記映画。シングルマザーのジョイが、割れたグラスの掃除の際に手を使わないで絞れるモップのアイデアを思いつき、モップの販売実現のために奮闘するストーリーです。 本作でジェニファー・ローレンスは、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞では主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を獲得しました。

SEも板についてきた『パッセンジャー』

広大な宇宙でたったふたりが目覚めた理由とは

宇宙移民を乗せた宇宙船の中で、人工冬眠ポッドの故障により、予定より90年早く目覚めてしまったふたりの男女を描いたSF作品。作品としては批評家からは酷評も目立ったものの、実力派人気俳優のクリス・プラットとジェニファー・ローレンスの演技は高評価を獲得しました。 また、本作は2016年アカデミー賞にて、作曲賞と美術賞にノミネートされた作品でもあります。 本作でジェニファーは過酷なアクションシーンにも挑戦しており、水中での撮影時を「すごくたくさんの水を飲んでしまった!」と明るく振り返っています。

『マザー!』はやばい。日本未公開にせざるを得なかった問題作に主演

全世界を騒然とさせた、衝撃の問題作『マザー!』。『レクイエム・フォー・ドリーム』、『ブラック・スワン』を手掛けたダーレン・アロノフスキー監督の最新作で、その賛否両論の内容から、日本公開は中止になったほど。 一組の夫婦のもとに次々とやってくる訪問者と、彼らが引き起こす悲劇を描いた本作。ジェニファー・ローレンス演じる妻が、妊娠し母となりながらも奇妙な訪問者に翻弄されていく、覚悟必須の衝撃作となっています。

セクシーなスパイ役でヌードシーンに挑戦した2018年作『レッド・スパロー』

バレリーナになるという夢を立たれ、絶望と怒りに燃えるドミニカは、ロシア政府のスパイとなることに。その美貌と明晰な頭脳を使い、誘惑と心理操作でスパイ行為を順調に成功させていきますが、新たな任務として命じられたのは、CIA捜査官の調査で……。 本作でジェニファー・ローレンスは大胆なヌードシーンに挑戦。本人曰く、2014年に起きたプライベート写真の流失により、心に深い傷を負っていたため、当初はヌードシーンへの出演を断ろうとしていたものの、過去のトラウマを乗り越えるために出演を決意したとのこと。 彼女はさらに自身のみならずハリウッドセレブを次々に襲ったこの事件について、「誰も私たち(ハッキングにあったセレブたち)を助けようとしないのは、みんな“金持ちは黙ってろ”って思ってるからなのよ」と発言するなど、強い怒りと不安感、世間への疑念を正直に露わにしました。 ジェニファー・ローレンスの役者魂が光る、彼女を新境地に導いた作品です。

ハリウッドを駆け抜ける若き才能

ジェニファー・ローレンス
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演技未経験のまま、17歳で映画の主演女優デビューを果たし、以降その高い演技力でアカデミー賞主演女優賞をはじめとする多くの映画賞に輝き、一流ハリウッドスターの地位を築きあげてきたジェニファー・ローレンス。 1990年生まれの現在28歳の若さでありながらも、「2014年に最も興行収入の高かった俳優のリスト」の第1位で世界興行収入14億ドルを記録するなど、ハリウッドセレブとして名声を手にしてきました。 作中の演技のみならず、インタビュー中に見せるおちゃめな姿や親しみやすいキャラクターでも人気を集め、世界中で愛される女優として常にトップに君臨してきました。 そんな才能と度胸あふれたトップ女優、ジェニファー・ローレンスの活躍からまだまだ目が離せません!