『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8徹底予想 最終章の結末はいかに?【ネタバレ注意】
シーズン8で『ゲーム・オブ・スローンズ』がいよいよ最終章へ!
2011年の放送開始から世界中で熱狂的なファンを獲得してきた『ゲーム・オブ・スローンズ』。ジョージ・R・R・マーティンの小説『氷と炎の歌』を原作とし、壮大な世界観と複雑な人間描写、先の読めない展開で、視聴者を釘付けにしてきました。 そんな本作も、2019年4月から放送されるシーズン8で完結します! あのキャラクターの運命は!?そして鉄の玉座は誰のものになるのか……? 気になることだらけの『ゲーム・オブ・スローンズ』完結に向けて、第七章までを振り返りながら、最終章の主要キャラクターや展開について予想していきます。
『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8の主要キャラクター
北の王:ジョン・スノウ(演:キット・ハリントン)
ジョン・スノウは、ロバート王統治時代に北部ウィンターフェルを守っていたエダード・スタークの落とし子です。 「冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)」総帥にまでのぼりつめたジョンは、野人をはじめ多くの仲間を獲得。ホワイトウォーカーを倒すため、王座奪還を狙うデナーリスと同盟を組むことになりました。
ドラゴンの母:デナーリス・ターガリエン(演:エミリア・クラーク)
ロバート王の前にウェスタロスを統治していたエイリス・ターガリエンの娘、デナーリス。数々の困難を乗り越え、強く風格のある女性に成長しました。 3匹のドラゴンを操るドラゴンの母で、各地で奴隷を解放するなど民のための政策を実行してきました。しかし、一方で冷酷な一面も。 父が反乱によって王座を追われたため、デナーリスは自分が正当な王位継承者だと信じています。
現ウェスタロス女王:サーセイ・ラニスター(演:レナ・ヘディ)
前王ロバート・バラシオンの妻サーセイ・ラニスター。なによりも権力を求めた彼女は、その結果、自分の子供たちを含む大切なものを全て失いました。 サーセイにとって、玉座は最後に守るべきたったひとつのものです。
ウィンターフェルを守るスターク家長女:サンサ・スターク(演:ソフィー・ターナー)
スターク家の長女であるサンサは、お嬢様育ちでありながら過酷な運命にさらされ、シリーズで最も成長したキャラクターの1人です。 幾多の苦難と命の危険を乗り越えたサンサは、故郷ウィンターフェルの守護者になりました。
復讐に燃えるスターク家次女:アリア・スターク(演:メイジー・ウィリアムズ)
サンサとは正反対のおてんばな性格だった次女のアリア。家族を殺された復讐のために“顔のない男”になる修行をし、その能力を手に入れました。 長らく離ればなれになっていたサンサとウィンターフェルで再会し、共に戦っていくことを誓います。
デナーリスに仕える参謀:ティリオン・ラニスター(演:ピーター・ディンクレイジ)
その体格のため家族から見放されたティリオン・ラニスター。放蕩の限りを尽くしてきた彼ですが、デナーリスに玉座に就くものの資質を見出します。そして、その明晰な頭脳を活かしてデナーリスの参謀になりました。
<三つ目の鴉>スターク家次男:ブラン・スターク(演:アイザック・ヘンプステッド=ライト)
スターク家の数少ない生き残りブラン・スタークは、<三つ目の鴉>という幻視の力を持っています。 ブランはその力で、ジョンの出生の秘密を知ってしまいました。
【ネタバレ注意!】シーズン7の内容を振り返り!
サーセイへの復讐のためオレナ・タイレルとエラリア・サンドは、デナーリスと三者同盟を組みます。しかし、オレナ・タイレルは本拠地ハイガーデンをジェイミー・ラニスターに陥落させられ死亡。王都に攻め込んだエラリアもサーセイに幽閉されました。 一方、鉄諸島に戻ったヤーラとシオンは、支配権を叔父のユーロンに奪われてしまいます。ユーロンはサーセイと同盟関係に。ヤーラはユーロンに囚われ、シオンはその場から逃げてしまいました。そのことを悔やんだシオンは鉄諸島とヤーラ奪還のため、ジョンと同盟を結びます。 ジョンは北の「亡者」の存在をサーセイに示し、休戦協定を結ぶため「亡者」捕獲の任務へ。そこで多くの仲間を失いますが、デナーリスの協力で任務は成功。 「亡者」を伴って王都に出向いたジョン・デナーリス一行は、なんとかサーセイと休戦協定を取り付けますが、実際にはサーセイは彼らがホワイトウォーカーと戦っている間に北部に攻め込もうと企みます。 一方、ともに困難を克服してきたジョンとデナーリスは愛し合うように。
そのころブランは、幻視によってジョン誕生の瞬間を見ました。彼はエダード・スタークの落とし子ではなく、その妹リアナとレイガー・ターガリエンの子だったのです。
鉄の玉座は誰のものに!?シーズン8の展開・結末を予想!
意味深なティーザー第1弾……氷と炎がぶつかり合う意味とは?
2018年12月、『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章の最初のティーザーが公開されました。 この40秒程度の短い動画では、ざっくりとした最終章の内容が示されています。 冷気に包まれ凍りついていく狼とドラゴンの像。そしてライオンの像の後ろから迫る炎。やがて冷気と炎は激しくぶつかり、壁のようなものがせり上がっていきます。 言うまでもないことですが、狼はスターク家、ドラゴンはターガリエン家の紋章です。この2つは同じ方向を向いており、協力し合っていくいくことを暗示しています。しかし、ホワイトウォーカーを象徴していると考えられる冷気が彼らを包み、凍りついていくのです。 一方、2つの像と対峙するように立つラニスター家の象徴・ライオンの像。その背後から迫る炎は、彼らの戦いを示していると考えられます。 しかし気になるのは、炎とぶつかった冷気の正体。スターク・ターガリエン軍は、ホワイトウォーカーに取り込まれ「亡者」となってしまうのでしょうか。
ティーザー第2弾では団結するスターク家の姿が!
落とし子であるジョンとはもともと距離のあったサンサ。復讐のために過激な道を選び、姉からも恐れられるようになったアリア。第七章では、リトルフィンガーがサンサとアリアの対立を画策しましたが、彼女たちはそれを見抜き、リトルフィンガーを処刑しました。 ティーザー第2弾では、スターク家の3人がウィンターフェルの地下墓地で家族の墓を見て回っています。この映像は、生き残ったスタークの強い団結を示しているのでしょう。
ジョンとデナーリスの愛の行方は……?
第七章の最後で結ばれたジョンとデナーリス。しかし同時にブランの幻視によって、ジョンの父はレイガー・ターガリエンであることがわかりました。レイガーは、エイリス・ターガリエンの息子でデナーリスの兄。つまり、デナーリスはジョンの伯母だったのです。 この事実はまだブランしか知りませんが、2人が真実を知ったときなにが起こるのでしょうか。 彼らが選ぶのは別れか、それとも……?
アリアは復讐を果たせるのか?
家族を殺された復讐のため、“誰でもない者”の能力を手に入れたアリア。その力を使って、第七章では家族のほどんどを殺したウォルター・フレイに復讐を果たしました。 しかし、やはりアリアがもっとも自らの手で殺したいのはサーセイでしょう。 スターク家とデナーリスらが一丸となってホワイトウォーカーを倒した後、王都奪還に向かうとなれば、アリアにとっては絶好のチャンスです。 ここで気になるのは、まずホワイトウォーカーとの戦いで彼女が生き残れるかどうか。生き残れたとして復讐を果たせるのか、物語はどちらに展開していくか気になります。
ジェイミー・ラニスターの行方が気になる!
ジョン、デナーリスと休戦協定を締結したサーセイ。しかし彼女は、彼らがホワイトウォーカーたちと戦っている間にウィンターフェルに攻め込もうと考えているようです。 サーセイの双子の弟で愛人でもあるジェイミーは、その思惑を知り彼女のもとを去りました。一体ジェイミーはどこへ行ったのでしょうか? 第七章でジェイミーは、弟のティリオンがデナーリスの使者として彼らがサーセイに謁見する許可を求めてきた際に、こっそり手を貸しています。彼がジョン&デナーリス側につくことも考えられるかもしれません。
【予想】最後に玉座を手にするのは一体だれ!?
#QueenCersei #ForTheThrone
— Game of Thrones (@GameOfThrones) February 28, 2019
Pledge your allegiance and tweet who you think will rule the realm. pic.twitter.com/AUCJXuHFwk
サーセイが王座を守り抜くためには、どんなことを達成しなければいけないのでしょうか。 ジョン・デナーリス同盟と休戦協定を結んだものの、それを守るつもりは全くないサーセイ。なにか重要な理由がなければ、彼女は北部へ攻め込む計画を実行するでしょう。ホワイトウォーカーとの戦いで余裕のない北部を陥落させれば、彼女の計画は半分は成功です。 その後はホワイトウォーカーを制圧、北の壁の向こうに追いやることができれば、サーセイの地位は安泰です。
Will #DaenerysTargaryen rule the realm?
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Break the wheel #ForTheThrone pic.twitter.com/0gfKZLzIPS
王座奪還に執念を燃やすデナーリス。計画通りジョンとともにホワイトウォーカーを倒すことができれば、サーセイとの最終決戦に突入するでしょう。 ホワイトウォーカーとの戦いはやはり厳しいものになることが予想され、とくに「亡者」となってしまったドロゴンをどうするのかが最終章での彼女の大きな試練になると思われます。 また、その戦いの間にはサーセイの裏切りが予想されるので、それをどうかわすかもポイント。 北部の混乱を収めることができれば、王都奪還は比較的簡単になるかもしれません。
アリアやジョンとともに北部を守ると決めたサンサ。シリーズを通してもっとも成長したキャラクターのひとりである彼女は、物語が進むにしたがって視聴者の心をつかむようになっていきました。 サンサを応援する視聴者も多いようですが、彼女にとっては故郷を守り、家族の復讐を果たすことが優先で、そもそも王座は望んでいないようにも見えます。 サンサが玉座を手に入れるには、ジョン・デナーリス同盟がホワイトウォーカーおよびサーセイに勝利したうえで、デナーリスがいない(死亡?)、という条件がそろう必要があります。
Win or die #ForTheThrone.
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Retweet this Tweet to see who remains in the realm. pic.twitter.com/6b5GYM5GWQ
ジョンも積極的に玉座を望んではいないようです。彼はあくまでもホワイトウォーカーを倒すために、多数の軍勢を誇るデナーリスと同盟を結びました。無事に北部を安定させたあとは、デナーリスが王座を奪還する「手伝い」をすると約束しているのです。 ジョンが玉座につく条件として考えらえれるのは基本的にサンサと同じです。しかし本人も知らない事実ですが、ジョンはスタークではなくターガリエンの人間なので、サンサと玉座を奪い合うことになってしまう可能性も。
Winter is here.
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Use #ForTheThrone to pledge your allegiance to the #ArmyoftheDead. pic.twitter.com/2z5OdhrJMG
最悪のバッドエンドとして考えられるのは、この結末です。 ジョン・デナーリス軍がホワイトウォーカーに破れ、壁を突破して王都まで侵攻するという可能性もあります。そこでサーセイは王都を守ることができるのでしょうか?ジョンとデナーリスの同盟が勝てなかった相手に、王都の軍勢、しかも「亡者」たちとの戦いの経験がない兵士たちが勝てる可能性は、非常に低いのではないでしょうか。 あまりにも救いのないエンディングですが、それが起こり得るのが『ゲーム・オブ・スローンズ』です。
『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章は日本時間2019年4月15日から世界同時放送スタート!
最終章の放送開始に向けて、期待が高まる『ゲーム・オブ・スローンズ』。これまでも予測不可能な展開で視聴者を驚かせてきましたが、最終章はさらに目が離せない内容になりそうです。 一体どのような戦いが展開されるのか、どのような陰謀が張り巡らされるのか、どのような裏切りが起こるのか、そして一体だれが玉座を手に入れるのか……。これまでの集大成に期待は高まるばかり。 『ゲーム・オブ・スローンズ』は2019年3月現在、スターチャンネル オンデマンドで全7章が配信中。また、Huluではシーズン5までが全話配信されています。最終章放送開始前に復習しておくのもいいのではないでしょうか。