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時は、1971年(昭和46年)。岐阜県東部の小さな町には、ひとりの元気な少女がいました。彼女の名前は、楡野鈴愛(にれのすずめ)。天真爛漫な性格で、何度も失敗しても再び立ち上がる女の子です。 鈴愛は小学生のころに患った病気が原因で、片耳を失聴してしまいます。しかし、彼女は気を落とすことなく、自分の人生を楽しむことを決意。そんな鈴愛には、彼女を心から愛している両親や、同じ日に生まれた幼馴染み・律などの心強い味方がいます。 バブルの時代に入り、上京することになった鈴愛は、夢に抱いていた少女漫画家になることに。しかし、立ちはだかるさまざまな挫折や苦悩。それでも、彼女は持ち前の明るさや諦めの悪さを発揮し、何度でも立ち上がります。

主人公・楡野鈴愛は、家族を第一に考える優しい性格の持ち主。天真爛漫さが過ぎることもしばしばありますが、周囲はそんな彼女の姿を微笑ましく見ています。「すずめ」という名前は、彼女の母親が出産後の朝にスズメの鳴き声を聞き、可愛いと思ったことに由来。 幼いころの病気により片耳が聴こえませんが、その独特な感性で自分の運命すら楽しもうとします。感嘆の声を上げるとき、「ふぎょぎょ！」というのが口癖。これは、自身の会社「株式会社ふぎょぎょ」の社名となっています。 楡野鈴愛を演じたのは、女優の永野芽郁。映画『ミックス。』、『君は月夜に光り輝く』などの作品に出演。「半分青い」では、朝ドラオーディションで多数の参加者の中から主演に選ばれました。

鈴愛と同じ日に誕生し、幼馴染である萩尾律。鈴愛と仲が良く、互いにとっての良き理解者です。物理が好きということもあり理論的な性格で、友人が多いとはいえません。しかし、鈴愛のことは自分が守ると宣言しているほど、親しい関係を築いています。 だたし、鈴愛に対して恋愛感情を抱いているわけではない律。物語の中でも二人は友人として支えあっていきます。 萩尾律を演じたのは、俳優の佐藤健。テレビドラマ『仮面ライダー電王』で一躍有名になり、その後は数多くの映画やドラマに出演しています。主演を務めている映画「るろうに剣心」シリーズは、彼の代表作として、世間からの評価も高い人気作品です。

律の大学の同級生・朝井正人は、西北大学の法学部に通う学生。律とは住んでいるマンションが同じということもあり、親しい関係です。女性と遊び慣れている彼は、女性から「アマ君」というあだ名がつけられるほど。 アルバイト仲間として鈴愛と出会い、彼女の悩みや不満を聞いてあげる正人。そんな正人に次第に恋心を抱くようになる鈴愛ですが……。 朝井正人を演じたのは、俳優の中村倫也。過去には、テレビドラマ『風のハルカ』、『ホリデイラブ』といった作品に出演しています。『半分、青い。』の出演後から、立て続けにドラマへの出演を果たし、『初めて恋をした日に読む話』、『凪のお暇』の両作で、ヒロインに恋をするキャラクターを演じました。

大勢の役者が参加したオーディションでたった一人選ばれた女優・永野芽郁。「半分青い」では、彼女の演技力が光るシーンの数々を見ることができます。 永野芽郁は片耳の失聴を抱えながらも、明るく前向きに生きる鈴愛の姿を熱演。主人公・鈴愛と、彼女がもつ透明感と天真爛漫さが見事がマッチしています。

朝ドラ『半分、青い。』は昭和後期を描いた作品ですが、ドラマの中には「昭和らしさ」を感じることができる要素が多数盛り込まれています。 まず劇中には、昭和の商品や家具などが映りこむシーンが多く、どこか懐かしさを感じます。この時代を生きた人にとっては、親近感がわくこと間違いなしのシーンです。 また、祖父役として出演している中村雅俊の弾き語りは、なんといっても本作の醍醐味！彼がギターを弾きながら歌うのは、多くの人々の心に染みる昭和の名曲です。 物語だけでなく、随所に散りばめられた昭和らしさを、ドラマの中から感じてみてください。

『半分、青い。』の主演を務めた永野芽郁が同じく主演を務めた胸キュンラブコメ映画『ひるなかの流星』。本作で永野芽郁は、恋愛に悩む高校生を演じています。 『ひるなかの流星』は、少女漫画が原作の青春ラブストーリーの実写映画化作品。田舎育ちの主人公は、東京の高校へ転校後、二人の男性の間で心が揺れ動き……。永野芽郁、三浦翔平、白濱亜嵐が三角関係を演じています。 田舎から東京の高校へ転校してきたすずめは、イケメン教師・五月(三浦翔平)に心惹かれ、その後二人は両想いに。しかし、教師と生徒という立場の違いに壁を感じ、二人はなかなかうまくいきません。そんな中、クラスメイトの大輝(白濱亜嵐)は、ひそかにすずめに対して恋心を抱いていたのでした。

萩尾律を演じた佐藤健の作品をもっと観たい人におすすめ！映画『何者』では、物事を冷静に分析する主人公・二宮拓人を佐藤健が演じています。 朝井リョウの小説を映画化した『何者』は、大学生の就職活動をテーマとして描かれた作品。ある5人の大学生は、就活仲間として付き合いを続けながらも、それぞれが悩みを抱えていて……。佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生の豪華キャストが就活生を熱演！ 就職活動における情報交換を目的として集まった大学生の5人組。彼らは、自分が何者かを模索し続けることで就活を乗り越えようとします。しかし、なかなか応えの出せない5人は、次第に互いに対して不満や嫉妬心を抱くようになります。

朝井正人を演じた中村倫也が、「半分青い」とは違ったハイテンションな主人公を演じている映画『やるっきゃ騎士』。 本作は、1980年代に月刊少年ジャンプで連載されていた人気コミックを、30年以上の時を経て実写化。多彩なギャグを盛り込んだ、学園青春コメディーです。 主人公・誠豪介は、いつもいやらしいことを考えている高校生。転校先の聖愛学園でも、女子生徒を見かけるたびに興奮を抑えきれないという始末。その後、ひょんなことから一人の女性に因縁を付けられた誠豪介は、彼女に決闘を申し込むのですが……。

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