2025年10月14日更新

【ネタバレ】「絶対零度」新シーズン5・最終話までのあらすじと全作復習!沢口靖子の情報犯罪編の結末予想

このページにはプロモーションが含まれています

AD

ドラマ「絶対零度」シリーズとは?

シーズン1(2010年) 時効間近の事件を扱う
シーズン2(2011年) 潜入調査をして事件を調べる
シーズン3・4(2018年・2020年) 犯罪を犯す可能性のある人物の捜査
シーズン5(2025年) 情報犯罪の事件を捜査

「絶対零度」シリーズとは、フジテレビ系で断続的に放送されている刑事ドラマです。2010年にスタートし、Season4まで放送されています。 前作では、日本全国の防犯カメラ映像、メール、電話、SNSの通信履歴などのビッグデータをAIが解析するミハンシステムで割り出される “未来の犯罪者”。彼らを潜入・追跡捜査することで、犯罪を未然に防ぐための裏の特命班「未然犯罪捜査班」の姿が描かれました。 主演キャストはSeason1&2は上戸彩、Season3&4は沢村一樹が務め、初めて「月9」枠で放送されたシーズン3は平均視聴率10.6%を獲得!2017年7月クールの「コード・ブルー」以来の、平均2桁超えの高視聴率を記録し、大人気シリーズとなっています。 そして2025年10月には沢口靖子を主演とする新シリーズが放送。「情報犯罪特命対策室」を舞台に、「特殊詐欺」や「サイバーテロ」といった現代の情報犯罪を捜査するストーリーです。 本記事では過去のシリーズについて、ネタバレ込みであらすじや結末を解説していきます。

シーズン5『絶対零度~情報犯罪緊急捜査〜』

大ヒットシリーズ「絶対零度」の最新作が2025年10月6日から放送されます。 今回の主人公は、生活安全課出身の刑事・二宮奈美(沢口靖子)。スペシャリストたちが集う「情報犯罪特命対策室」、通称DICT(ディクト)に配属された二宮は、持ち前の記憶力や人間力を活かし、「情報犯罪」の闇に立ち向かいます。 DICTを舞台とする今作は、情報犯罪という現代の社会問題に切り込む内容です。情報犯罪は真犯人の特定が難しく、摘発には多大な時間と手間がかかります。そんな情報犯罪に挑む、個性豊かなDICTメンバーの活躍に注目しましょう!

AD

シーズン5「絶対零度」最終話まであらすじ・ネタバレ!

【ドラマ】読みたいあらすじ・ネタバレ話数をクリック
第1話第2話第3話

シーズン5『絶対零度~情報犯罪緊急捜査〜』第1話あらすじ・ネタバレ

あらすじ

総理大臣・桐谷(板谷由夏)と内閣官房副長官・佐生(安田顕)は半年前、情報犯罪に対応するための組織・情報犯罪特命対策室、通称DICT(ディクト)を発足させます。しかしまだ成果を上げられず、マスコミ対応に追われていました。 そんな時、情報を悪用した強盗事件が発生。トクリュウの犯行であり、DICTの調査官・清水(黒島結菜)は実行犯を特定し逮捕したのですが根本的な解決には至らず、奈美(沢口靖子)は現場へと向かいました。 奈美は早速近所の老婦人・富貴子(梅沢昌代)と仲良くなり、今度不審者から電話がかかってきたら教えてほしいと頼み……。

ネタバレ

富貴子は特殊詐欺グループの電話に騙されず、奈美に通報。その時は末端の男を逮捕することができたのですが、後日富貴子は強盗に押し入られ意識不明の重体に陥ってしまいます。 奈美は自ら富貴子の家の巡回を希望していたにも関わらず事件が起こってしまったため、悔しさを滲ませます。その時奈美は、犯人と思われる男が履いていた靴に見覚えがあることを思い出し、過去に補導歴のある蓮(奥智哉)が犯人だと突き止め……。 DICTはアクセス解析で次の犯行現場を特定し、蓮たちを逮捕。蓮は家族を殺すと脅されて犯行に至ったと説明しますが、奈美は「甘ったれるんじゃない!」と怒りをぶつけます。その後富貴子は無事意識を取り戻しました。 末端の蓮たちは逮捕できたものの、犯人グループは警察を翻弄し逃げてしまいます。奈美は目の前に現れた佐生に対し、「私は向いていない。情報犯罪は犯人の顔が見えないから」とこぼしたのでした。

AD

シーズン5『絶対零度~情報犯罪緊急捜査〜』第2話あらすじ・ネタバレ

あらすじ

佐生(安田顕)は次に、SNS型ロマンス詐欺グループ摘発の報告書をDICT室長・早見(松角洋平)に提示します。近年その被害額は急増しており、佐生は「絶対に取り逃すな」と早見に命じました。 奈美(沢口靖子)はロマンス詐欺の被害者・芝田(星田英利)から事情を聞き、送金ルートで1件だけ中継口座に日本人名義があったためその人物を追うことに。ですがその人物・咲希(桜井玲香)は心当たりはないと言い……。 その時違和感を感じた奈美は、咲希が仕事の休憩中に頻繁に恋人と連絡を取り合っていることを知ったのでした。

ネタバレ

しかし咲希が「警察」というワードを出した途端、恋人のパクは一方的に咲希に別れを告げます。咲希の口座には2億6000万円のお金が流れており、咲希はパクに口座を貸したことは認めたものの、パクは悪い人ではないと信じて疑いません。 咲希のスマホを解析した結果、咲希の送金は全て暗号資産と分かり、咲希がロマンス詐欺に引っ掛かっていることが判明。奈美は咲希とパクのやり取り全てに目を通し、誕生日の花束の写真からあることに気づきます。 花を調べた結果、咲希の同僚・藤井(菜葉菜)がパクになりすましていた犯人と分かります。藤井は闇バイトに応募し、命令されて咲希からお金を騙し取っていました。しかしパクで居続けることに疲れ、自首をしたのでした。 ですが咲希は、なんと藤井がパクであることに気づきながらも関係を続けていたことが発覚。奈美は「あなたは本当に幸せだったんですか?」と追及し、咲希は涙を流したのでした。 結局藤井も末端の人間だったため、組織の大元には繋がらなかったのでした。

AD

シーズン5『絶対零度~情報犯罪緊急捜査〜』第3話あらすじ・ネタバレ

あらすじ

経営不振に悩む「ミズハラ製作所」の社長・水原(小林三十朗)は、今後のことを税理士の上村(松岡広大)に相談します。水原は株式会社「ネッブス」との経営統合を提案され、相手も了承。しかし数日後、工場の口座の金が全て消えていて……。水原はその後、自殺してしまいました。 一方佐生(安田顕)は、「宗教法人ルミナス」の教祖・黒澤(今井清隆)を気にかけていました。黒澤は「承継ビジネス」を行う悪人で、佐生はDICT室長・早見(松角洋平)に調査を指令。奈美(沢口靖子)が調べ始めると、この男も上村と繋がっていることが分かります。

ネタバレ

放送後に更新します!

最終話を考察!奈美の活躍が見られるのか?結末を予想

最終話では、これまで情報捜査で追ってきた「トクリュウ」の元締めを、壮絶な戦いの末に逮捕する展開になるのではと予想します!詐欺グループは、末端の人間は逮捕できてもなかなか主犯格を捕まえるのが難しいとされています。最後には、奈美の活躍で全員が捕まる形になることを期待します。 キーパーソンとなるのは、総理の桐谷(板谷由夏)と官房副長官の佐生(安田顕)。成果を上げたい2人と地道に捜査を重ねる奈美に葛藤は生まれながらも、最終的には結託し国家規模の情報戦に勝ち抜いてほしいですね!

「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」シーズン3・4のあらすじ!ミハンとは?

井沢範人役/沢村一樹 主人公。妻と娘が殺害されたことで激しい憎悪を秘めており、警察上層部に警戒されている重要人物。
山内徹役/横山裕 上司である井沢に不信感を抱いており、監視する。
小田切唯役/本田翼 男勝りな反面涙もろい人物。過去のトラウマから犯罪を憎んでいる。
桜木泉役/上戸彩 かつて山内とバディを組んでいたシーズン1・2の主人公。失踪して死んだとされていたが……。

シーズン3・4では沢村一樹演じる井沢範人を主人公として物語が展開しました。舞台は未来の犯罪を予測して捜査する「未然犯罪捜査班」で、通称「ミハン」と呼ばれています。AIシステムから将来の犯罪者を導き出し、潜入捜査によって犯罪を未然に防ぐのが目的です。 そんなミハンの班長・井沢は、明るくお調子者ですが、実は心に闇を抱えた人物。シーズン3・4を通して、危険人物なのではないかという疑いが、部下の山内をはじめ警察内で深まっていきます。 そんな中、過去に殺害された井沢の妻子について、徐々に明らかとなる死の真相。さらにシーズン3・4それぞれで、ミハンの法制化を熱望する警察内部の陰謀が絡み、井沢たちを巻き込む事件へと発展していくのです。

AD

シーズン3『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(2018年)

「絶対零度」のシーズン3からは、AIシステムによって未来の犯罪者を検知し、潜入や追跡をして捜査する「ミハンチーム」が登場。シーズン2で主人公・桜木泉とバディを組んでいた山内徹が引き続き出演し、井沢率いるミハンに加わります。 そして第1話のラストでは、ベトナムで桜木泉の死体が発見されたことが判明。山内はショックを受けながらもミハンの捜査に参加し続け、やがて班長の井沢範人が危険人物なのではないかと疑い始めるのです。 ドラマ全体を通して、主人公の井沢が犯人であるような描写が続き、不安感が広がるストーリーとなっています。

『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』結末をネタバレ

Season1の時効直前の未解決事件を扱う「特命捜査対策室」、Season2の表面化しない特殊犯罪を扱う「特殊犯罪捜査対策室」を経て、ミハンが舞台となったSeason3。 最終話にて、ベトナムで焼死体となって発見されたはずの桜木泉(上戸彩)の生存が判明し、井沢(沢村一樹)らは次の危険人物「桜木泉」の捜査を開始します。 桜木はミハンとしてベトナムで谷口という男を探っており、彼女の相棒の赤川は谷口を射殺した後に不審死したことや、桜木が死を偽装してまで追う幻の事件「ケースゼロ」の真実が暴かれました。 谷口は未来の犯罪者ではなく、総責任者の東堂(伊藤淳史)がシステムのミスを隠ぺいするため、この事件の関係者を消していたのです。その裏で糸を引いていたのは、システムが本格稼働すれば、警察庁長官の地位が約束されていた次長の町田(中村育二)! 実は井沢の妻は赤川の元同僚で、彼から谷口の件で相談を受けており、ケースゼロに巻き込まれる形で命を落としたのでした。井沢は復讐心から町田を殺そうとするも間一髪で思いとどまり、東堂と町田の逮捕によって、システムの法制化は延期されることに……。 ラストにて、井沢のもとに「ミハンが新たな危険人物をはじき出した」との連絡が入り、新たな事件の捜査に乗り出すところで物語は幕を下ろしました。

AD

シーズン3 全話あらすじ・ネタバレ

シーズン4『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(2020年)

Season4の舞台は前作の数ヶ月後、大規模テロが発生しようとしている東京。渋谷、新宿、霞ヶ関など複数箇所に、警戒最大レベルの爆発物が仕掛けられていました。 官邸からは非常事態宣言が発動され、SATや爆発物処理班も出動する緊迫状態の中、ミハンから山内と小田切が捜査に参加します。小田切は爆発物の捜索中、とある部屋で立ち尽くしている男と、彼の前に横たわる銃殺された女性の遺体を発見するのです。 拳銃を手に持ち、涙を浮かべている男……その正体は何と井沢!?小田切は驚きのあまり声も出せませんでした。以前から危うい部分も持ち合わせていた井沢。犯罪者に対する憤りから刑事としての一線を越え、殺人を犯してしまったのでしょうか? 本作ではシーズン3に引き続き、井沢が危険人物として疑われており、上層部の命令を受けた山内が彼の監視をすることになるのです。しかし山内は井沢を尊敬しており、彼を殺人犯にしたくないという強い思いは誰にも負けません。 そしてミハンには法務省から香坂朱里という人物が統括責任者としてやってきます。彼女はミハンの法制化を目的としており、危険人物リストに登録されている井沢を危険視している人物です。一方で井沢も香坂を警戒しています。 ドラマ全体を通して、香坂と井沢の2人に焦点があてられ、彼らの過去や信念が物語に大きな影響を与えていくことに……。

AD

最終回まで全話あらすじ・ネタバレ

第1話あらすじ

犯罪を未然に防ぐ未然犯罪捜査対策準備室、通称「ミハン」が正式に2022年移転予定の港中央卸売市場に対策室を設置することが決定。法務省官僚の香坂朱里(水野美紀)はそのミハンの統括責任者を自ら志願しました。 リーダー・井沢範人(沢村一樹)らをはじめとするミハンのメンバー達は早速、新たな拠点となる施設に集まることに。そこには新メンバーである警部補・吉岡拓海(森永悠希)の姿もありました。 彼らを待ち構えていたのは法務省官僚の北見俊哉(上杉柊平)と香坂。香坂はさらに伝説のハッカー・加賀美聡介(柄本明)も支援者として新メンバーに加えると言うのです。 早速、香坂は彼らに新たな捜査の指示を出しました。それは同時に2人の危険人物を探知するというミハンが始まって以来、初めてのケースであり、ビッグデータ上に2人を繋ぐ接点は無いと言うのです。 井沢達は危険人物として探知された弁護士の田代智之(中林大樹)と、刑務所から出所したばかりの風俗店店員・藤倉尚也(篠原篤)を調べることに。 そんな中、山内徹(横山裕)は公安部部長の曽根崎(濱田学)に呼び出されました。曽根崎は井沢を監視させるために山内を監察官に任命。 曽根崎は井沢が再び一線を越えるようなことがあれば撃っても構わないと山内に進言しました。メンバー達が田代と藤倉の接点を調べると、ある真実が明らかに。

AD

第1話ネタバレ

藤倉の幼馴染であり、田代の婚約者だった澤本歩美が山岳鉄道の脱線事故で亡くなっていたことが判明。しかし、それは事故ではなく、事故に見せかけた殺人だったのです。 歩美はその巻き添いにあっていたのでした。歩美のことが忘れられない田代は、その首謀者であるマトリの岸本を殺すことを計画。 しかし、藤倉は歩美が愛した田代を殺人者にしないために自分が岸本を殺害し、その後自らも命を絶とうとしていました。ところがその計画を知った岸本に殺されそうに。そこへ井沢達が駆けつけたことで事なきを得ました。 そんな中、元警察庁次長の町田(中村育二)が遺体で発見され、彼のことを恨む井沢が疑われることになるのでした。

第2話あらすじ

元警察庁次長である町田(中村育二)の遺体が奥多摩の山中で発見され、井沢(沢村一樹)が事情聴取を受けることに。しかし、彼はマジックミラー越しに見ていた香坂(水野美紀)と話がしたいと要求。 家族を殺害した凶器のナイフが自分宛に送られてきており、井沢はその真相を町田に聞こうとしていたと言います。井沢は服役中の宇佐美(奥野瑛太)ではなく、真犯人は他にいると考えていたのです。その真犯人を知っているのではと問われた香坂でしたが、彼女は無言を貫きました。 そんな中、ミハンは危険人物として割り出された馬場智樹(影山徹)を調べることに。馬場は女子高生の時田明日香(竹内愛紗)をストーキングしており、ストーカーから殺人に発展する可能性があるとされていました。 しかし調べるうちに、馬場には共犯者がいることがわかりました。さらにその共犯者に明日香が拉致されてしまいます。

AD

第2話ネタバレ

ミハンの捜査によって、拉致を手引きしていたのは明日香の本当の父親である河田であることが判明。河田は腎不全を患っており、自分と同じ血液型である明日香から臓器を盗むために拉致したのでした。 それに気づいた井沢たちは、間一髪で明日香を助けることに成功します。監察官の山内(横山裕)は、ミハンには井沢が必要だと判断。しかし山内はなにかあった時に井沢を撃てるのかと香坂から問われ、返答に困ってしまいます。 それから2ヶ月後、恐れていた事態が起きてしまうのでした。

第3話あらすじ

ミハンが名門のバレエ団に所属するバレリーナ・八尋舞(山口まゆ)を危険人物として割り出しました。そしてライバルの瀬川綾乃(我如古りな)を狙っているのかもしれないと推測。 そこで早速、井沢(沢村一樹)たちはバレエ団に潜入捜査を進めることに。すると、舞が心因性記憶障害を患っていることがわかります。そのために親友の安達智花(古川琴音)のこともすっかり忘れていました。さらに殺意につながる記憶も失っていたのです。 捜査を続行することで殺意を取り戻してしまうのではないかと悩むミハンチーム。しかし、どんな過去でもそこから逃げない方が良いという小田切(本田翼)の発言で、捜査は続行することに。

AD

第3話ネタバレ

そんな中、3年前にトレーナーの堀脇涼が自殺していたことが判明。しかし、それが殺人であることがわかったのです。当時綾乃と交際していた堀脇が、ライバルである智花を蹴落とすために彼女を誹謗中傷するような記事を週刊誌に書かせました。 それを知った舞が堀脇に詰め寄り、その拍子に堀脇が頭を打って死亡。それを隠すために自殺に見せかけていたのです。 脅迫メールを受け取ったことで過去を思い出した舞は自殺を決意。しかし、未来を変えるのは自分自身だと言う小田切の説得で、思い留まることができました。 それから2ヶ月後、香坂(水野美紀)が亡くなります。冷たくなった香坂の姿を見た小田切は、全て自分のせいだと責任を感じ、依願退職を申し出るのでした。

第4話あらすじ

今回ミハンが危険人物として割り出したのは、自殺を考える人の相談に乗るNPO法人「セーブ・ザ・ハート」に在籍する、いのちの相談員・杉原佳代(木野花)。 彼女を調べると、10年前の大森山無差別殺傷事件の被害者家族であることがわかりました。そこで小田切(本田翼)と吉岡(森永悠希)は佳代の運営するシェアハウスに潜入することに。 すると、事件の犯人の妹・佐藤奈々(木竜麻生)がそのシェアハウスに住んでいたことがわかったのです。しかし、奈々は佳代と揉めて3ヶ月前に部屋を出て行っていました。 佳代は兄の事件のことで複数の人物から危害を加えられていました。彼らは送られてきたダイレクトメッセージを通して何者かに先導されていたことが判明。

AD

第4話ネタバレ

佳代は奈々を守るために「正義の告発者」と名乗るその人物の殺害を計画していたのです。その後の調べで、その人物が奈々の婚約者であり、さらに奈々をサポートする加害者支援センターに勤務する梶智明だとわかります。 梶は加害者家族と結婚することで献身的な人間を演じ、周囲からの賞賛と同情を得ようとしていたのです。 梶を襲おうとした佳代ですが、そこに奈々が割って入ったことで計画は失敗。しかし、駆けつけた香坂(水野美紀)は梶が許せず、感情に任せて彼を殴ってしまいます。 そんな香坂の様子が気になった井沢(沢村一樹)が過去を調べると、香坂が殺人事件の加害者家族であることがわかりました。そのために香坂は、犯罪を未然に防ぎたいという強い思いを抱いていたのです。

第5話あらすじ

ミハンが危険人物に割り出したのは医師の真田雄大(猪征大)。真田はナイフを購入し、掲示板にスーパードクターと呼ばれる外科医・益子博文(近江谷太朗)への恨みを書き込んでいました。 そこでミハンチームは大学病院への潜入捜査を開始することに。しかし真田ではない別の人物が掲示板に書き込みをしていたことが判明します。さらに益子が何者かに刺されて倒れているのが発見され、真田は重要参考人とし任意同行を求められました。 そこへ公安部の曽根崎(浜田学)がやって来て井沢(沢村一樹)を責め立てます。実はミハンのこれまでの業績をアピールするために、香坂(水野美紀)がミハンルームに代議士や警視庁、法務省の上層部を招いていました。そんな中で益子が刺されてしまったため、曽根崎は顔に泥を塗られてしまったのです。 井沢らはかつてミハンの統括責任者で、現在は医療関係の情報を扱う機関に勤務する東堂定春(伊藤淳史)に協力を依頼することに。

第5話ネタバレ

すると、真のターゲットが益子の患者である南雲信敏元総理だとわかります。南雲はミハンの実用化に反対しており、ミハンの法案が見送りになったのも彼の影響だったのです。 それを聞いた井沢は、黒幕はミハンを実用化させたい人間ではないかと推測するのでした。

第6話あらすじ

美術館で出会った専業主婦の松永由貴(足立梨花)を殺害して遺体をバラバラにした容疑で、進学校に通う浅井航(清水尋也)が逮捕されます。 ミハンがこの事件を探知すらしていなかったことを責める曽根崎(浜田学)。この事件には何か裏があるのかもしれないと考えた香坂(水野美紀)は、ミハンで調べ直すことにしました。そこで井沢(沢村一樹)は精神科医に扮して航に接触。すると、航は人を殺してみたかったと言うのです。 その頃、小田切(本田翼)と山内(横山裕)が航の同級生から話を聞くと、航が死に場所を探していたことがわかります。さらにその場所で航と由貴の姿が目撃されていました。 その後の調べで、由貴が夫の直哉からDVを受けていたことが判明し、航の亡くなった母親もDVの被害者でした。

第6話ネタバレ

母親を助けられなかった航は、自分を責めて自ら命を絶つことを決断。その時に自殺しようとしたビルの屋上で偶然出会ったのが由貴でした。 航は由貴の姿を自分の母親に重ね合わせ、由貴を守るために殺害したように見せかけたのです。由貴は別人となり、新しい人生を歩もうとしていました。 つまりミハンが探知しなかったのは航が犯罪者ではなかったためでした。そんな中、夫の直哉が危険人物として割り出されます。直哉は由貴が生きていることに気付き殺害を計画しましたが、ミハンが探知したことで未遂に終わりました。 事件が無事に解決し、小田切はカメラマンの篠田(高杉真宙)とデートをすることに。篠田からの告白で付き合うことになった2人ですが、篠田は小田切の背後に不審な男がいることに気づきます。 数日後、連絡を受けた小田切が彼の元に駆けつけると、そこには血を流して倒れている篠田の姿がありました。

第7話あらすじ

ミハンは大手フィットネスクラブ「シャイニー」の社長・仁科紗耶香(佐藤江梨子)を危険人物として割り出しました。紗耶香には5年前に自宅に強盗が押し入り、当時社長だった夫の輝幸(青戸昭憲)を殺害された過去がありました。 紗耶香はシャイニーが持つ実業団のコーチである辰巳勇吾(阿部亮平と争っているところを目撃されており、その直後に毒物を入手していたことが発覚。そこで井沢(沢村一樹)らはシャイニーへの潜入捜査を行います。 紗耶香を良く知る会員の話では、輝幸には婚約者・安斎貴美子がいたものの、彼女はナッツアレルギーで亡くなったとのこと。ショックを受けた輝幸を紗耶香が励ますうちに、2人は付き合うことになったのです。 しかしその後、貴美子と紗耶香が小中高の同級生だったことがわかり、輝幸は紗耶香を疑うように。

第7話ネタバレ

そして輝幸が紗耶香に直接話を聞こうとした矢先に、例の強盗事件が起きました。輝幸から話を聞いていた辰巳は、輝幸の死と事件が何か関係していると疑い、紗耶香を脅迫していたのです。 さらに調査を進めると、紗耶香が科捜研の主任研究員・真鍋(宮川一朗太)と頻繁に会っていることがわかります。5年前の強盗殺人事件で血液鑑定を担当した真鍋は、紗耶香に頼まれて殺人を隠蔽していました。 罪悪感に苛まれた真鍋は、紗耶香が殺人を犯したと告白することを決意。ところが真鍋は紗耶香に促され、自ら毒物を飲んで亡くなってしまったのです。真鍋から毒物は検出されず、このままでは立件できないと沈む井沢たち。 その一方で紗耶香は、夜道で何者かに銃撃されてしまいました。

第8話あらすじ

かつてミハンには、法で裁くことのできない犯罪者を闇に葬っていた田村薫巡査部長(平田満)という捜査員がいました。公安部部長の曽根崎(浜田学)の話では、その仕置人としての役割が何者かに引き継がれていると言うのです。 実際、ミハンが探知した3人の危険人物が相次いで失踪していることがわかり、ミハンメンバーの中に連続失踪事件に関わっている人物がいるのではと曽根崎は疑います。そこで香坂(水野美紀)はこの失踪事件の真相を突き止めるべく動きました。 井沢(沢村一樹)は、一連の失踪事件と元警察庁次長の町田殺しが繋がっていると考え、歩容認証システムを使って犯人を割り出すことを提案します。

第8話ネタバレ

早速捜査を進めますが、データがいつの間にか全て削除されていました。ミハンのデータは外部からアクセスできません。そこで部屋に入ってきた人物を調べると、北見(上杉柊平)の名前が浮かび上がります。 しかし井沢は、北見は犯人ではなく、犯人をかばおうとしていると言うのです。そんな中、ミハンが北見を危険人物として割り出しました。 北見が出入りしていた施設を捜査すると、どれもペーパーカンパニーで、実態のない会社を通して「トキサミシン」という化学物質を購入していたことが判明。東京サミットを狙ってテロを起こそうとしていたのです。さらに井沢は、香坂もそのテロに関わっていると言いました。

第9話あらすじ

東京サミットを狙ったテロが計画されていることを突き止めた井沢(沢村一樹)たち。 そんな中、香坂(水野美紀)が行方不明に。香坂のパソコンにテロに関するデータが残されていたことから、井沢は香坂もテロに関わっているのではと疑っていました。そこで香坂を自分たちの手で止めることを決意します。 そしてミハンが実行部隊の潜伏先を発見。現場へ向かうも、すでにテロのデータが香坂によって盗まれていました。香坂は曽根崎(浜田学)と共謀してテロを起こし、それを未然に防ぐことでミハンの必要性を認めさせようと計画していたのです。

第9話ネタバレ

しかし何者かによってその計画が変更されてしまいました。その人物とは、自殺したと思われていた香坂の実の弟でした。 警視庁が爆弾の配置図を入手し、ミハンチームも爆弾の解除を手伝うことに。加賀美(柄本明)がネットワークを遮断したことで阻止することに成功しますが、爆弾はもう1つ仕掛けられていることがわかりました。 香坂がその爆弾を探していると知り、必死で行方を探す井沢。そしてついに居場所を突き止めるも、香坂は「あなたに出会わなければ良かった」と残して去って行きました。 跡を追った井沢は何者かに撃たれて意識を失った彼女を発見し、井沢自身が殺人犯として警察から追われることとなるのでした。

第10話あらすじ

香坂(水野美紀)が何者かに射殺されてしまい、その側には拳銃を持った井沢(沢村一樹)の姿がありました。駆けつけた山内(横山裕)は井沢に銃を向けますが、その瞬間に井沢を撃とうとしている門田(霜降り明星)の存在に気付きます。 門田は曽根崎(浜田学)に命じられて井沢を射殺しようとしており、さらに曽根崎は多くの人の命を危険に晒してまで最後の爆弾の所在まで握りつぶしていました。曽根崎は警察に捕まるもテロへの関与は完全に否定。 一方で上層部は全ての罪を香坂になすりつけ、ミハンを解体すると言うのです。そんな中、小田切(本田翼)の元に篠田(高杉真宙)から連絡が。小田切が駆けつけると、篠田が何者かに撃たれていました。 篠田が持っていた写真を見た小田切は、自分が写った写真の中に今回のテロのクラッカー・諏訪樹生(松尾諭)が映り込んでいることに気付きます。 諏訪と真犯人が共謀していると確信した井沢たちは、自分たちの手で真犯人を捕まえることを誓うのでした。そして加賀美(柄本明)が真犯人である香坂の弟・水島歩について語り始めました。

第10話ネタバレ

実は26年前に起きた映画館の毒ガス事件で歩を救ったのが加賀美でした。しかし歩は犯人の息子としていじめを受けるようになり、その後殺人を犯すように。 歩を調べていた井沢は、あることに気付きます。何と篠田こそが、水島歩だったのです。篠田がミハンを探るために小田切に近づいていたと知った加賀美は、彼の入院する病院へ向かいました。 その頃、ミハンが加賀美を危険人物として割り出していたのでした。

第11話(最終回)あらすじ

テロの首謀者・水島歩が篠田浩輝(高杉真宙)だと明らかになりました。殺人の無い世界を夢見てミハンのことを水島に教えた加賀美(柄本明)でしたが、それが逆に殺人鬼を生み出すことに。 加賀美はその罪悪感に苛まれ、自らの手で水島を葬るためにミハンに志願していました。しかし入院しているはずの病室にはすでに篠田の姿はありませんでした。 そんな中、ミハンが篠田を危険人物として割り出します。篠田はミハン法制化の大きな壁である南雲元総理の暗殺を計画しており、南雲が手術を受けている病院に爆弾が仕掛けられていることがわかりました。 篠田が始まりの場所で全てを終わらせようとしていると考えた井沢(沢村一樹)は、水島恵一が事件を起こした映画館へ向かいます。そして2人はついに対峙することとなりました。

第11話(最終回)ネタバレ

井沢は自分の家族を殺害したのが篠田だと突き止めていました。篠田はミハンを法制化するために、ミハンの冤罪を知ってしまった井沢の妻と娘を口封じのために殺害したのです。 井沢はそれを聞いて怒り見せながらも、一方で篠田は自分と同じだと感じていました。犯罪を憎み、この世から無くしたいという思いは自分と一緒だと。 井沢から「僕は君を許す」と言われるも、篠田は「僕は罰を受けなければいけない」と言い残して亡くなってしまいました。 その後、病院に仕掛けられた爆弾は解除され、テロに協力していた曽根崎(浜田学)は逮捕。さらにミハンの再始動が決定し、南雲元総理が今までのミハンの実績を評価したことで、法制化にも期待が持てるようになりました。

「絶対零度」シーズン1・2をざっくり紹介!主役は桜木泉(上戸彩)

シーズン1・2の主人公は、シーズン3でも登場した桜木泉です。上戸彩演じる新人刑事・桜木泉が、個性豊かな捜査員たちと共に難事件を解決していくというストーリーになっています。 シーズン1では「未解決事件特命捜査対策室」、シーズン2では「特殊犯罪捜査対策室」に配属となる桜木泉ですが、メインキャストは基本的に変わりません。シーズン3・4のようにドラマ全体を通して大きな謎が明らかになっていく構成とは異なり、各話ごとに事件を解決していく1話完結型のストーリーが特徴です。

「絶対零度」シーズン1・2 あらすじを復習

シーズン1『絶対零度〜未解決事件特命捜査〜』(2010年)

シーズン1が放送されたのは火曜21:00の枠で、2010年4月13日~6月22日に放送。全11話で完結しました。 警視庁捜査一課に新たに設けられた、「未解決事件特命捜査対策室第4係」に配属された新人刑事の桜木泉が、個性の強い捜査員たちと事件を解決しながら成長していく物語。舞台となる対策室は、通称「コールドケース」と言われる、時効寸前の未解決事件を調査するために設立された部署でした。 刑事になってわずか三か月の泉は、人一倍正義感が強く、遺族への思い入れも強い彼女は、その熱意としつこさから、他の捜査員たちから鬱陶しがられながらも、事件を解決していきます。 本作では事件が解決されず、無念のまま苦しむ被害者や遺族たちの姿が丁寧に描かれました。桜木泉はさまざまな未解決事件に触れる中で、警察関係者の犯行も暴くことになります。それでも最後には自分の仕事に誇りを持ち、すがすがしい表情で成長した姿を見せました。

スペシャルドラマ『絶対零度~未解決事件特命捜査~SP』

金曜21:00から放送された金曜プレステージの特別企画として、シーズン2に向けて作成されたスペシャルドラマです。シーズン1からシーズン2に繋がる重要な物語になっていて、ファンの間でも衝撃のラストが話題になりました。 桜木泉が八王子南署強行犯捜査係に異動してから、半年後。八王子の産婦人科医院の院長と男が一人、火事で死亡する事件が発生し、泉と4係のメンバーは捜査本部である八王子南署で再会を果たします。 しかし、そこでも捜査メンバーに入れてもらえない泉は、単独で捜査に参加します。次第に手がかりを掴み、4係のメンバーと共に、事件の黒幕を追いつめますが、すんでのところで塚本が撃たれ、泉の目の前で殉職してしまうのです。

シーズン2『絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜』(2011年)

スペシャルドラマの事件から1か月後、警視庁の人事異動による再編で、泉は「特殊犯罪捜査対策室」に配属されました。捜査一課に新しく設けられたこの部署は、情報を聞き出すために潜入捜査を行う部署でした。 人を騙す必要がある潜入捜査に戸惑い、思い悩む桜木泉。しかし元4係のメンバーや、新しいメンバーと連携して事件を解決していくうちに、刑事として大きく成長していきます。 またスペシャルドラマのラストで4係のメンバー・塚本を殺害し、逃亡したままになっていた畑山昭子についても、シーズン2で取り上げられました。彼女を黒幕として追う桜木たちですが、最終的には別の人物が黒幕であると判明します。 そして本作のラストでは、無事に黒幕を逮捕した桜木のもとに新人の山内徹が配属され、シーズン3の展開へとつながっていくのです。

「絶対零度」シリーズをネタバレ解説!新シーズンも期待

ドラマ「絶対零度」シリーズをネタバレ込みで解説しました。上戸彩主演でスタートし、シーズン3で沢村一樹にバトンタッチされた本シリーズ。世界観の良さはそのままに、新たな「絶対零度」ワールドの展開が続き、多くのファンに愛される人気作へと成長しました。 そして2025年10月からは、新シーズン『絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜』がスタートします。情報犯罪という新しいテーマで、どのような事件が描かれるのか、楽しみですね!