2019年12月10日更新

『キングダム』屈指の武将・麃公(ひょうこう)、戦で無双する背中に思わず憧れる!

キングダム

麃公(ひょうこう)は『キングダム』に登場する秦国の将軍です。“本能型の武将”として数々の功績を挙げた、秦国最強の武将の1人。そんな麃公の性格や強さ、信との関係から壮絶な最期まで、麃公の魅力を紹介します。

目次

麃公(ひょうこう)は秦国軍の憧れ!あの王騎とも実力は互角!?【ネタバレ注意】

麃公(ひょうこう)は秦(しん)国の将軍です。六大将軍と並ぶ武力と言われ、かの王騎(おうき)将軍とも実力は互角とされています。 秦軍でも屈指の戦巧者で、勝利のためなら歩兵を犠牲にするなど手段を選ばない冷酷な側面を見せることも。“本能型の将軍”とされており、巨大な矛とトゲのついた盾を使って戦うのが特徴です。大きく見開いた目とギザギザの歯、そして3又になびく顎髭がトレードマーク。 六大将軍にならなかった理由について「興味がなかった」と言い放つ麃公。自分にとっては「戦場が家であり、戦いが生きること」と語る麃公は、秦軍に憧れと希望を与えました。 麃公は酒が大好きで、戦で勝利した夜に飲む酒をとても楽しみにしていたそうです。 ※この記事では2019年12月時点での『キングダム』に関する最新情報に触れています。ネタバレには注意して読み進めてください。

麃公(ひょうこう)将軍の強さは中華でもトップクラス!ピンチも勘で凌ぎ切る生粋の“本能型”

麃公将軍が圧倒的な強さを見せたのは、魏(ぎ)の呉慶(ごけい)との戦いです。自らが前に立ち相手の総大将の首を狙う本能型の麃公と、多彩な戦術と戦略で相手を追いつめる知将の呉慶は戦闘スタイルが正反対。 麃公は呉慶に一騎討ちを仕掛けます。彼と一騎討ちで渡り合える者は中華全域でも数えるほどしかいないとされており、麃公と呉慶の力の差は歴然。そして太刀を交わすなかで麃公は相手の真意に迫ります。 最後は巨大な矛を振りかざし、呉慶を切り殺した麃公。相手を称賛し、自軍を鼓舞する姿はまさに大将軍のお手本となるものでした。 麃公の強さの秘密は本能の赴くままに戦うスタイルにあります。ピンチは持ち前の勘でしのぎ、どんな修羅場も戦いを楽しみながら無邪気に乗り切るその姿勢が、麃公の戦い方の最大の特徴なのです。

麃公(ひょうこう)は理想の上司!?祝杯の場では無礼講

麃公の性格はまさに本能的。とにかく豪快で、戦においても知略ではなく自分の直感を信じて突き進みます。猪突猛進なその姿に周りは惹かれ、麃公は将軍としてのリーダーシップを発揮するのです。 軍を率いる才に溢れていた麃公は仲間からも絶大な信頼を誇ります。その証拠に、麃公に仕えた岳牙(がくが)副官も、自分の命より麃公軍の勝利を大切にして戦場に散りました。 麃公が仲間から慕われている理由は、彼の器の広さにもあります。麃公は大の酒好きで、戦のあとの酒をなにより楽しみにしていました。麃公の酒の席は部下や階級は関係なく、みんなで同じ盃を交わすのが特徴です。 全ての部下に敬意を示し、戦の労をねぎらう彼の姿勢こそが部下を惹きつける最大の魅力なのでしょう。

麃公(ひょうこう)の壮絶な最期、未来を若き才に託して散る

麃公の生涯は合従軍(がっしょうぐん)との戦いで幕を閉じます。李牧(りぼく)の流動を見破り、戦術を打ち破った麃公。直感だけでたどり着いた麃公に対し、李牧は「本能型の極みにある武将」と称賛します。 そこに現れたのは、趙(ちょう)の武将・龐煖(ほうけん)。自らを武神と呼び、巨大な薙刀のような武器を持って麃公の前に立ちはだかります。 圧倒的な武の力を持つ龐煖を前に自分の死を悟った麃公は、自らの盾を信(しん)に託し、咸陽(かんよう)へ進むことを指示。その後、壮絶な討ち合いの末、彼は左腕を切り落とされます。 しかしそこで終わる麃公ではありません。片腕でもなお龐煖の首を狙い、最後は執念で龐煖の左腕をへし折りました。麃公は最期、「火を絶やすでないぞォ」という言葉を信に遺しています。若者へ未来を託す、彼らしい最期でした。

麃公(ひょうこう)と信はまるで親子のような関係、武将とはなんたるかを導く

信の初陣は魏軍との戦いで、そのときの総将軍が麃公でした。魏の総大将・呉慶(ごけい)を前に圧倒的な武力で勝利をおさめる麃公。彼の戦い方や味方を鼓舞するカリスマ性は、信に対して、戦における将軍のあり方を教えました。 信が初めて麃公と間近で対面したのは合従軍との戦いです。麃公が独断で魏に奇襲をかけたときに、信の率いる飛信隊(ひしんたい)が援護したのがきっかけでした。 麃公の戦いに圧倒される信でしたが、本能型の戦いを肌で感じ取ります。その後、持ち前の勘のよさを生かして、麃公と同じ本能型の武将の才の片鱗をみせつけたのです。 その夜、麃公は信に向かって「この大戦で化けてみせろ、童信(わっぱしん)」と挑発します。「望む所だ」と盃を交わす信の姿に、心なしか麃公は喜んでいたようです。 子どものいない麃公にとって、自分と同じ戦い方をする信の成長が我が子のように楽しみだったのでしょう。

史実からみた麃公(ひょうこう)もやはり猛将だった!

史記によると麃公は、秦の始皇帝が即位したとき将軍になったことと、紀元前244年の戦いで3万の首を切ったことが記されています。 このことから、麃公は実在した武才のある人物だということがわかりました。しかし麃公について記されていることはたったこれだけ、行数にするとわずか2行しかありません。 本編は史実に則ってはいるものの、ほとんどがオリジナルストーリー。たったこれだけの史実上の人物を、これほど魅力的に描けるのが『キングダム』のすごいところですね。

麃公(ひょうこう)に未来を託された信!仇、龐煖(ほうけん)との決着にも注目

今回は本能型の代名詞でもある麃公についてご紹介しました。麃公は信の初陣の総大将でもあり、同じ本能型の武将として、数々の教えを信に遺しました。 竹を割ったような性格で、将軍としてのカリスマ性を発揮し続けた麃公。戦死してしまいましたが、信に託した盾が戦に登場する可能性は充分考えられます。麃公の魂が受け継がれた今後の秦軍の戦いにも、ぜひご注目ください!