2020年1月7日更新

「ジョジョ」第6部のキャラ&スタンドを一挙紹介!「ストーンオーシャン」は宇宙規模の壮大バトル!

ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン 1 (ジャンプコミックス)

「ジョジョ」第6部となった「ストーンオーシャン」は、第3部から始まったスタンド・シリーズの第4弾です。その個性豊かなキャラとスタンドを一挙に紹介。難解と言われる第6部の概要やあらすじも解説します。

目次

『ジョジョの奇妙な冒険 PART6 ストーンオーシャン』は初の女性主人公が活躍する壮大なストーリー

『ジョジョの奇妙な冒険』第6部は「ストーンオーシャン」という副題で、初の女性主人公となっています。 舞台は2011年から2012年のアメリカ。刑務所内での戦い、そして脱獄といった背景に宇宙規模の壮大な物語が付帯していきます。過去キャラとしては、第3部の主人公だった空条承太郎が主人公・徐倫の父親として登場。 この第6部で長きに渡るジョースター家とDIOの戦いに終止符が打たれます。

「ジョジョ」第6部のあらすじ

物語の舞台は刑務所。そこで徐倫の能力が発現!

時は2011年。アメリカ・フロリダ州のグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所には、空条承太郎の娘・空条徐倫(ジョリーン)が無実の罪で服役していました。ある日、承太郎が面会に訪れて1つのペンダントを差し入れ。そのペンダント内にあった「矢」の破片に傷つけられたことで、徐倫のスタンド能力が発現します。 はじめは父の承太郎を憎んでいた徐倫でしたが、自分の無実の罪が仕組まれた陰謀だったと知り、彼とともに戦うことで分かり合います。そして、その陰謀を暴くために脱獄することを決意。 ところが、承太郎の「記憶」と「スタンド」がDISC化され敵に奪われてしまいます。徐倫は、承太郎を救うために敢えて刑務所に留まることを選択。それは、敵が所内にいることが分かったからでした。

「天国に行く方法」を巡る宇宙規模の戦い!

徐倫は、エルメェス、エンポリオ、ウェザー、アナスイを仲間を得ていき、敵を次々と撃破。そして、黒幕がエンリコ・プッチ神父であることを突き止めます。プッチは、かつてDIOと関わったことがあり、そこでスタンド能力を得るとともに「天国へ行く方法」について話を聞きました。 この「天国に行く方法」は、承太郎によって封印されていましたので、プッチは承太郎の「記憶」を狙ったわけです。その後、徐倫が承太郎のDISCを取り戻し、ともにプッチを追う展開に。 一方、プッチはついに「天国へ行く方法」を知り、その実行へと駒を勧めます。最終決戦はケープ・カナベラルの地。そこで、壮大な宇宙規模バトルが繰り広げられます!

「ジョジョ」6部は難解? キーワードは「DISC」と「天国へ行く方法」

「ジョジョ」第6部はストーリーや設定が難解だとよく言われます。そのキーワードは「DISC」と「天国へ行く方法」の2つ。いずれも、この第6部「ストーンオーシャン」のラスボスであるプッチ神父に関わるものです。

人間の「記憶」と「スタンド」を抜き出すDISCの力

「DISC」とは、プッチのスタンド「ホワイトスネイク」によって生み出される物体。CDのような物体で、人間の頭部から抜き出したり、また挿入したりできます。DISCは「記憶DISC」と「スタンドDISC」の2種類。記憶DISCを抜かれると記憶を失い、スタンドDISCを抜かれるとスタンド能力を失います。 DISCを2枚とも抜かれると、やがて死亡します。また、スタンドDISCだけを戻した場合、肉体の生存はとりあえず継続。しかし、生きる意思がないため衰弱死してしまいます。DISCは柔らかく弾力性があり、物理的な手段では破壊不能。プッチは、この能力を様々に応用して戦っていきます。

「天国」とは「全てを覚悟できる世界」

「天国へ行く方法」とは、DIOが研究していた「全人類に幸福をもたらす」理論です。その方法はメモに記されていましたが、DIOを倒した承太郎が焼き捨てて封印。それをプッチが、承太郎の記憶DISCを読み取って実行していきます。 実行に必要な要素は「ザ・ワールド」「信頼できる友」「極罪を犯した36人以上の魂」「14の言葉」「ザ・ワールドを捨てる勇気」「最も重力が弱い場所」の6つ。 「天国」とはつまり「全てを覚悟できる世界」です。それは、プッチのスタンド能力によって時を極限まで加速させて宇宙を一巡させ、全ての生物に全ての未来を経験させるというもの。これからの自分の人生に起こる出来事を知ることで運命を自覚し、受け入れた上で生きる世界こそ「天国」という考え方です。 この「天国へ行く方法」を巡り、徐倫たちとプッチの最終決戦が行われます。

空条徐倫(ジョリーン)/ストーン・フリー

ジョースターの血を受け継ぐ冤罪受刑者

空条徐倫(ジョリーン)は「ジョジョ」第6部の主人公で、第3部の主人公である承太郎の娘。ジョースターの血統ということで、背中には「星型の痣」があります。当初は父親である承太郎を憎んでいますが、「やれやれだわ」「オラオラ」などの口癖は承太郎譲り。それは、冷静で的確な判断力にも表れています。 所有スタンドはストーン・フリー。身体を糸状に解体し、それが立体化した人型スタンドです。近距離パワー型であると同時に、糸をのばして声を伝えたり、物を手繰り寄せたりと使用法は多種。糸で傷口を縫合したりもできますが、徐倫の身体の一部であるため、出し続けると身体自体が減っていきます。 徐倫は、プッチとジョンガリ・Aの策略によって殺人犯となり、刑務所に収監されます。しかし、それは全て承太郎の記憶DISCを奪うために仕組まれたこと。その後、仮死状態となった承太郎を救うため敵と戦うことを決意し、プッチの野望を知った後は、それを阻止するために仲間とともに戦っていきます。

エルメェス・コステロ/キッス

復讐を誓ったシールの使い手

エルメェス・コステロは徐倫の仲間で、留置場で最初に知り合った女性。情に厚く明るい性格ですが、しっかりと覚悟を決める強い精神力も持ち合わせています。刑務所への収監は2度目。徐倫が面会室で投げ捨てた「矢の破片」を拾ったことで、スタンド能力を身につけます。 所有スタンドはキッス。拳から出現する「シール」を貼ることで、その物体を2つにする能力があります。そしてその貼った「シール」をはがすと、2つの物体は1つに戻るとともに破壊現象が発生。 この現象を利用して敵を攻撃します。姉を殺害した男に復讐するために刑務所入りし、復讐を果たした後も徐倫の旅に同行。最終決戦では、プッチに両腕を切断されて死亡します。

エンポリオ・アルニーニョ/バーニング・ダウン・ザ・ハウス

刑務所で生まれた「運命を帯びない少年」

エンポリオ・アルニーニョは徐倫の仲間で、出生以来ずっと刑務所内に住んでいた少年です。母親をプッチに殺されるも、その後誰にも知られずに刑務所内で生きてきました。本によって多くの知識を得ており、大人顔負けの博学さ。ウェザー・リポートとアナスイを徐倫に引き合わせ、ともにプッチと戦っていきます。 所有スタンドはバーニング・ダウン・ザ・ハウス。「物体の幽霊」を扱うことができるスタンドです。この能力によって過去に焼失した音楽室の幽霊を出現させ、そこに隠れ住んでいました。戦いについてはあくまでサポート役でしたが、最終決戦では全滅した徐倫たちに逃がされて「次の世界」へ到達。ウェザーのスタンドDISCによってプッチを倒します。

ウェザー・リポート/ウェザー・リポート

天候を操る謎の男

ウェザー・リポートは徐倫の仲間で、エンポリオの秘密部屋に滞在していた男性です。刑務所収監前の記憶がなく、それを取り戻す目的から徐倫に協力。常に冷静沈着で判断力・洞察力に富んでいます。 実はプッチの弟で、本名はウェス・ブルーマリン。生後間もなく母親による「双子の赤ん坊すり替え」が行われ、プッチとは別の家庭で育てられました。 17歳の時、プッチがその真実を知ります。同時に妹であるペルラとウェザーが恋人同士だったことを知ったプッチは、2人を別れさせるために何でも屋を雇って襲撃。からくも生き残ったウェザーでしたが、プッチによって記憶を抜き取られたのでした。 所有スタンドはウェザー・リポート。天候を操るスタンドで、気流や雨などあらゆる気象現象を自在に操ることができます。終盤で記憶を取り戻すと凶暴な性格へと変わり、スタンドも「ヘビ・ウェザー」へと変化。最後はプッチに殺されますが、直前でスタンド能力をDISC化して徐倫たちに託しました。

ナルシソ・アナスイ/ダイバー・ダウン

徐倫に惚れた危険人物

ナルシソ・アナスイは徐倫の仲間で、ウェザーとともにエンポリオの秘密部屋に滞在していた男性です。極度の“分解癖”があり、10歳でポルシェを細かく分解。 学生時代には浮気した恋人とその相手を分解したことにより、刑務所入りとなります。エンポリオからも危険人物として扱われていましたが、徐倫に惚れて一変。お調子者キャラとなって戦いに同行していきます。 所有スタンドはダイバー・ダウン。近距離パワー型のスタンドで、物体の内側に潜む能力があります。また。内部から物体を組み替えたり、接触している味方のダメージを肩代わりすることも可能。最終決戦ではダイバーダウンを味方全員に潜ませ、相討ち覚悟の戦いを見せて死亡します。

フー・ファイターズ(エートロ)/フー・ファイターズ

生まれ変わったプランクトン・スタンド

フー・ファイターズは、プッチがプランクトンにスタンドDISCを与えたことによって生まれたミュータント。小さな無数のプランクトンが集結し、人型の近距離パワー型の姿になります。 ホワイトスネイクの正体を知らされないまま、湿原で保管DISCを守る任務を与えられていました。DISCを奪いに来た徐倫たちと戦って敗北し、逆に助けられたことで徐倫を守りたいという気持ちが生まれます。 その後は、エートロという女性囚人の身体に住みついて徐倫らとともに戦っていきます。身体の一部を銃弾に変えて撃ち込む技が得意。また、傷口に身体の一部を埋め込んで治療したりもできます。 中盤でホワイトスネイクの正体を知り、プッチに消滅させられてしまいますが、「知性を持って友達にさよならを言えた」と徐倫に感謝して昇天。

グェス/グーグー・ドールズ

身体が小さくなる恐怖!

グェスは、徐倫と同じ監房に収監されている女性です。小心者で他人を全く信用しない性格。エルメェスから買い取ったペンダント内の「矢の破片」によってスタンド能力が発現しました。 所有スタンドはグーグー・ドールズ。他人の身体を人形並みに小さくしてしまう能力があります。対象者をミイラのようなスタンドが常に監視しており、本体の命令に背くと殺害に移行。脱獄を手伝わせるために徐倫を小さくしますが、逆に徐倫の反撃で敗北すると、その後は従順になりました。

ジョンガリ・A/マンハッタン・トランスファー

盲目のスナイパー

ジョンガリ・Aは男性囚人で、かつてはDIOの部下でした。元軍人の狙撃手。現在はほぼ盲目ですが、空気の流れを読んで狙撃を成功させます。徐倫に無実の罪を着せた張本人で、その目的は承太郎と徐倫の抹殺。そこを利用される形でプッチと手を組みます。 所有スタンドはマンハッタン・トランスファー。ジョンガリが放った弾丸を追跡し、標的へと誘導する狙撃衛星スタンドです。気流を敏感に察知することで回避も可能。承太郎のDISCを奪うことに成功するも、口封じのためホワイトスネイクに殺害されます。

サンダー・マックイイーン/ハイウェイ・トゥ・ヘル

自殺の道連れにする攻撃!

サンダー・マックイイーンは、殺人罪で服役している男性囚人です。気が弱いネガティブな性格で、自殺願望の塊。その一方で非常に自己中心的であり、他人に無関心なくせにイヤなことは他人任せにしたがります。そうした性質をプッチに利用されました。 所有スタンドはハイウェイ・トゥ・ヘル。プロペラの形をしたスタンド。本体のマックイイーンが自殺の道連れにすると決めた相手にまとわりつき、マックイイーンが図った自殺と同じ状況に追い込みます。エルメェスを標的に自殺攻撃を続けますが、エルメェスのシール攻撃によって敗北。

ミラション/マリリン・マンソン

第6部にも登場した「賭けキャラ」

ミラションは、刑務所内の強欲な女性囚人。博打好きで盗癖はあり、口癖は「グッド」です。性悪な性格を見込まれ、プッチにスタンドDISCを与えられました。その際、承太郎の記憶DISCと引き換えに、自分を仮釈放させるようプッチと取り引きしています。 所有スタンドはマリリン・マンソン。人型スタンドで、目が液晶ディスプレイのようになっています。本体との賭けに負けた相手から、賭け金に相当する価値の物や体の一部を取り立てるという能力。キャッチボールの賭けを利用して徐倫たちを攻撃しますが、最後はボールをヨーヨーのように動かすストーン・フリーのラッシュで敗れました。

ラング・ラングラー/ジャンピン・ジャック・フラッシュ

無重力に身を置く恐怖!

ラング・ラングラーは、刑務所内の男性囚人でプッチの協力者。与えられたスタンド能力に非常に自信を持っており、正体さえ分かればホワイトスネイクも倒せると思っています。スピードワゴン財団からの使者に承太郎のDISCを渡さんとする徐倫たちを襲いました。 所有スタンドはジャンピン・ジャック・フラッシュ。唾液を吐きつけた相手、及びその相手が触れたものを無重力にしてしまうスタンドです。無重力となった空間からは、次第に空気が消失。この能力で徐倫とウェザーを攻撃しますが、徐倫とウェザーの協力攻撃により再起不能となります。

スポーツ・マックス/リンプ・ビズキット

エルメェスが狙う鬼畜ヤクザ

スポーツ・マックスは、刑務所内の男性囚人で元・ヤクザです。。かつて、暴力事件をエルメェスの姉・グロリアに通報され、その報復としてグロリアを殺害。エルメェスは、この男に復讐するために刑務所へ入っていました。礼拝堂や刑務所内墓地へ通い、剥製作りを趣味としています。 所有スタンドはリンプ・ビズキット。生物の死骸から「透明のゾンビ」を生み出して操ることができます。復讐を実行したエルメェスによって下水管に閉じ込められ、肉体は溺死。 しかし、スタンド能力によって自分自身が「透明のゾンビ」となります。エルメェスを執拗に襲いますが、彼女のラッシュで頭部を破壊されて消滅。

ケンゾー/ドラゴンズ・ドリーム

風水を味方につけた拳法ジジイ

ケンゾーは刑務所内の男性囚人で、特別懲罰隔離房棟にプッチが送り込んだスタンド使いの1人。元・カルト教団の教祖で、風水の研究からスタンド能力を身につけました。戦闘は拳法を駆使したもので、スタンド能力は補助的な位置づけ。相手の口に指をねじ込み、解剖学的な突きで疑似的な溺死をさせます。 所有スタンドはドラゴンズ・ドリーム。自我を持つスタンドで、常に「中立」だと言い張ります。本体を中心にし、吉凶の方角を矢印で指し示す能力。それにより、ケンゾーの攻撃が必中となります。 F・Fと戦い瀕死の状態まで追い込みますが、F・Fがつくった鏡によってスタンドの位置を誤認。電圧で大ダメージを受け、アナスイに足をバネに変えられたことで再起不能となりました。

DアンG/ヨーヨーマッ

意思を持つ正体不明スタンド

DアンGは刑務所内の男性囚人で、特別懲罰隔離房棟にプッチが送り込んだスタンド使いの1人。ノストラダムスの予言を信じて自暴自棄となり、恨んでいた人間を次々と殺害した過去を持ちます。 所有スタンドはヨーヨーマッ。意思を持つ自動操縦型スタンドで、敵が2人以上なら従順ですが、1人になると溶解力を持つ唾液で攻撃します。痛みを伴わない攻撃のため、気づかぬ内に舌を溶かされ呼吸困難に。 このスタンドで、刑務所を離れた徐倫とアナスイを密かに攻撃します。しかし、アナスイのダイバー・ダウンによってカエルの脳とつなげられて再起不能に。本体は別行動のF・Fによって殺されました。

グッチョ/サバイバー

人間を闘争本能だけの姿に!

グッチョは刑務所内の男性囚人で、特別懲罰隔離房棟にプッチが送り込んだスタンド使いの1人。人付き合いが下手な性格で。常に周囲の人間をイラつかせる存在でした。 所有スタンドはサバイバー。人間の脳内に電気信号刺激を与え、闘争本能を極限まで引き出します。そして、対面した相手同士に死ぬまで殺し合いを続けさせるという能力です。 戦いの最中、互いに相手の「最も強い部分」が輝いて見えます。特別懲罰隔離房棟内を大混乱に導き、自身は隠れていましたがアナスイによって身体に罠を張られ、最後はプッチに通常の音楽CDを埋め込まれて歌いながら死亡。

ヴィヴァーノ・ウエストウッド/プラネット・ウェイブス

隕石を操るまさに宇宙規模スタンド!

ヴィヴィアーノ・ウエストウッドは刑務所内の男性囚人で、特別懲罰隔離房棟にプッチが送り込んだスタンド使いの1人。囚人たちに対して、激しい差別意識を持つ男です。グッチョのサバイバーによって闘争本能が芽生えた囚人たちを、この男が解放。自身は徐倫との戦闘に入ります。 所有スタンドはプラネット・ウェイブス。地球に落下してくる隕石を、自分自身に引き寄せるスタンドです。隕石は本体に当たる前に燃え尽きるので、本体と隕石のライン上に標的を挟んで戦うスタイル。徐倫を追い詰めますが、スタンドの特性を逆に利用されて敗北。その後、DIOの骨によって植物に変えられてしまいます。

ミュッチャー・ミューラー/ジェイル・ハウス・ロック

3つしか覚えられないという恐怖!

ミュッチャー・ミューラー(通称:ミューミュー)は、刑務所の女性主任看守。普段は囚人のふりをして紛れており、脱獄の防止役を務めています。 所有スタンドはジェイル・ハウス・ロック。脳が露出したような姿をした人型スタンドで、壁や鉄格子に潜み、触れた者に3つの事柄しか記憶できなくします。 徐倫とエンポリオを攻撃しますが、エンポリオが0と1のみの二進法メモを徐倫に託し、それによってストーン・フリーがミューミューの似顔絵をつくったことで本体を確定。最後は徐倫に倒され、逆に脱獄を手伝うハメとなります。

ウンガロ/ボヘミアン・ラプソディー

実在化する名作キャラクター

ウンガロはDIOの遺児であり、将来に絶望して麻薬中毒者となっていました。搬送された病院で、DIOの魂と一体化したプッチに出会い、スタンド能力に目覚めます。 所有スタンドはボヘミアン・ラプソディー。絵画やコミックのキャラクターを実在化させ、そのキャラクターに惹かれた人間を物語の世界に引きずり込むスタンドです。実在化したキャラクターは、その1体を除いて世界中全ての媒体から消失。引きずり込まれた人間は、「物語の結末」に沿って死亡します。 アナスイとウェザーが攻撃を受けますが、ウェザーが実在化したゴッホに「全てのキャラクターを元に戻すヒーロー」を描かせ、そのキャラクターが実在化したことにより全てが元に戻ります。再び絶望したウンガロは、廃人同然と化しました。

リキエル/スカイ・ハイ

超高速の未確認生命体

リキエルはDIOの遺児であり、生きる目的を失って暴走族となっていました。交通事故を起こして病院に搬送されたところで、DIOの魂と一体化したプッチと出会ってスタンド能力に目覚めます。これまでの生き方を反省し、「精神の成長」を拠り所に徐倫たちを襲います。 所有スタンドはスカイ・ハイ。視認が不可能なほど高速で移動する「ロッズ」という未確認生命体を操ることができます。ロッズの能力は、生物の体温を奪うというもの。肉体のあらゆる部位の体温を奪うことで、様々な失調症状を起こさせます。自分を犠牲にしてまで戦い続けたリキエルでしたが、最後はウェザーの正体を語った後、エルメェスの拳で再起不能に。

ドナテロ・ヴェルサス/アンダー・ワールド

墜落する事実に巻き込む!

ドナテロ・ヴェルサスはDIOの遺児です。母親によって放置され、窃盗の冤罪で少年更生施設へ。そこから中途半端にスタンド能力に目覚め、不幸が頻発して身も心もボロボロとなります。病院でDIOの魂と一体化したプッチと出会ったことでスタンドを制御できるようになり、協力者に。 所有スタンドはアンダー・ワールド。「飛行機が墜落する」「人や車が通行する」など地面が記憶している過去の出来事を掘り起こし、それを再現できるスタンドです。プッチを出し抜こうと、ウェザーの記憶を戻してプッチと戦わせますが、逆に影武者に仕立て上げられてアナスイに殺されます。

緑色の赤ん坊/ グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム

「天国」の鍵となる謎の存在

緑色の赤ん坊は、DIOの骨が38人の囚人を植物化させ、その魂を吸収したことで生まれた謎の存在。長いまつ毛が特徴で、ジョースターの一族やDIO同様、「星型の痣」を持っています。 所有スタンドはグリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム。本体である赤ん坊に近づくもののサイズを、赤ん坊との距離に比例して縮小させるスタンドです。近づいても近づいても小さくなり続けるだけなので、どんなものでも本体に触れることは決してできません。徐倫の「星型の痣」に興味を示して懐きましたが、プッチに奪われ、最後はプッチと合体します。

エンリコ・プッチ/ホワイトスネイク / C-MOON / メイド・イン・ヘヴン

宇宙一巡を目論む冷酷神父

エンリコ・プッチは刑務所内の教誨師で、第6部の黒幕であり最大の敵。エジプト時代のDIOの親友です。DIOに教えられた「天国へ行く方法」を実現すべく、秘密を知る承太郎を襲撃。素数を愛しており、取り乱した時は素数を数えて気持ちを落ち着かせます。聖職者らしく物腰は穏やかですが、目的のためなら他人を平然と犠牲にする性格。 所有スタンドはホワイトスネイク。人型のスタンドで、塩基配列が描かれた包帯状のラインが全身に走ったような姿です。人間の頭部からDISCを生み出すことができ、それは「記憶DISC」と「スタンドDISC」の2種。DISCは人間の脳に幅広く作用し、プッチによって様々な応用が可能です。 終盤、緑色の赤ん坊と融合したことでC-MOONに進化。殴った物体の引力を逆転させ、内側と外側を裏返しにできる能力があります。徐倫がストーン・フリーでメビウスの輪をつくったことによって看破され、攻撃は無力化。 そして、最終決戦でプッチが「重力を最も軽減できる場所」に辿り着いたことでさらに進化した形がメイド・イン・ヘブンです。時の流れを加速させる能力があり、凄まじいスピードの攻撃が可能。この能力によってプッチは宇宙を一巡させ「天国」へ行こうとしますが、ウェザーの力で酸素中毒となり絶命し、「天国」が完成することはありませんでした。

「ストーンオーシャン」新たな宇宙創設は、新たな「ジョジョ」世界の幕開け!

完結したジョースター対DIO。そして……

宇宙規模の壮大なストーリーとなった「ジョジョ」第6部は、新たなパラレルワールドが生まれたことで長きに渡るジョースターとDIOの戦いに幕が閉じられました。主人公たちがほぼ全員死亡し、過去の歴史も記憶も「なかったこと」になった結末は、ジョジョ史上初めて切なさが支配する最後となりました。 第1部のジョナサン、第2部のジョセフ、第3部の承太郎、第4部の丈助、第5部のジョルノと、これまで繋がっていた歴史は、ここで全て以前の宇宙における物語となりました。しかし、新たな宇宙が生まれたことで、この後の第7部、第8部の世界観へと続き、「ジョジョ」シリーズはまた次の展開へと進んでいきます。 今後も、まだまだ「ジョジョ」の世界はまだ見ぬ新たな感動を与えてくれるでしょう!