『ジョジョの奇妙な冒険』第5部のキャラクター&スタンド能力を一挙解説!【黄金の風】
タップできる目次
- 『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』の登場キャラクター&スタンド能力を一挙解説!
- メインキャラクターの声優陣は?
- 『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のあらすじ
- ジョルノ・ジョバァーナ(汐華初流乃)/ゴールド・エクスペリエンス
- ブローノ・ブチャラティ/スティッキィ・フィンガーズ
- レオーネ・アバッキオ/ムーディー・ブルース
- グイード・ミスタ/セックス・ピストルズ
- ナランチャ・ギルガ/エアロスミス
- パンナコッタ・フーゴ/パープル・ヘイズ
- トリッシュ・ウナ/スパイス・ガール
- ディアボロ/キング・クリムゾン
- ポルポ/ブラック・サバス
- ズッケェロ/ソフト・マシーン
- サーレー/クラフト・ワーク
- ホルマジオ/リトル・フィート
- イルーゾォ/マン・イン・ザ・ミラー
- プロシュート/ザ・グレイトフル・デッド
- ペッシ/ビーチ・ボーイ
- メローネ/ベイビィ・フェイス
- ギアッチョ/ホワイト・アルバム
- リゾット・ネイロ/メタリカ
- スクアーロ/クラッシュ
- ティッツァーノ/トーキング・ヘッド
- カルネ/ノートリアス・B・I・G
- チョコラータ/グリーン・デイ
- セッコ/オアシス
- スコリッピ/ローリング・ストーンズ
- 亀(ココ・ジャンボ)/ミスター・プレジデント
- ジャン=ピエール・ポルナレフ/シルバー・チャリオッツ・レクイエム
- 最終決戦をネタバレ! スタンドバトルの結末は!? そしてジョルノはギャングスターになれたのか!?
- 『ジョジョの奇妙な冒険』第5部はドラマチックな運命ストーリー!
『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』の登場キャラクター&スタンド能力を一挙解説!
『ドラゴンボール』や『スラムダンク』と並んで、90年代のジャンプ黄金期を支えた荒木飛呂彦の名作漫画『ジョジョの奇妙な冒険』。2019年には、シリーズの第5部にあたる「黄金の風」のアニメが放送されました。 『ジョジョの奇妙な冒険』の連載が始まったのは1987年。ジョジョ25周年の2012年に放送された「1st Season」を皮切りに、ここ数年で次々とアニメ化を果たしています。 この記事では、第5部のキャラクターと、彼らのスタンド能力を一挙紹介していきます! ※この記事では、一部、『ジョジョの奇妙な冒険』第5部に関するネタバレに触れています。読み進める際はご注意ください。
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メインキャラクターの声優陣は?
これが…
— TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@anime_jojo) July 5, 2018
????メインキャストだッ‼‼????
ジョルノ・ジョバァーナ:#小野賢章
ブローノ・ブチャラティ:#中村悠一
パンナコッタ・フーゴ:#榎木淳弥
ナランチャ・ギルガ:#山下大輝
グイード・ミスタ:#鳥海浩輔
レオーネ・アバッキオ:#諏訪部順一#anime_jojo #第5部 #黄金の風 #ジョジョキャスト発表 pic.twitter.com/PCG9RUSPqq
そして7月5日、予定通り東京都千代田区にあるイタリア文化会館にて行われたジャパンプレミアで、声優陣が発表。 第5部で主人公となるジョルノ・ジョバァーナを小野賢章が、ブローノ・ブチャラティを中村悠一が演じることが発表されました。 さらにその他メインキャストとして、パンナコッタ・フーゴを榎木淳弥が、ナランチャ・ギルガを山下大輝が、グイード・ミスタを鳥海浩輔、レオーネ・アバッキオを諏訪部順一が演じることも明らかに。 同プレミアでは、今回監督を務める木村泰大と髙橋秀弥も登場。彼らは今回の制作にあたり、イタリアまで足を運び、ロケハンを敢行したことも明かしました。
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のあらすじ
【#荒木飛呂彦の言葉】006
— 荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋 (@JOJOex_2018) March 19, 2018
なぜポージングが魅力的なのかと言えば、ポーズというものは人に記憶されるものだからです。
(「荒木飛呂彦の漫画術」より)#ジョジョ展 #JOJO30th #JOJO2018 #国立新美術館 #荒木飛呂彦 pic.twitter.com/1i0jYK45y7
第4部の終わりから2年が過ぎた、2001年のイタリア。DIOの息子ジョルノ・ジョバーナ(ジョジョ)はギャングスターに憧れる青年。とあるトラブルが原因で、ジョルノはギャング組織に属するスタンド使い・ブチャラティの襲撃を受けました。 ジョルノはスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」を使って戦いを制し、それから自分がギャングのボスになり街を乗っ取る、という壮大な野望を打ち明けます。 その覚悟と夢に心打たれたブチャラティは、ジョルノがギャング「パッショーネ」に入団できるように計らい、ジョルノはギャングスターへの第一歩を踏み出しますが……。
ジョルノ・ジョバァーナ(汐華初流乃)/ゴールド・エクスペリエンス
ディオの息子はギャングスターを夢見る少年
ジョルノ・ジョバァーナは第5部の主人公で15歳。ジョジョ一族の宿敵であるディオ・ブランドーと、日本人女性との間に生まれた子供です。本名は汐華初流乃(しおばな・はるの)。ただ、イタリアで生活する関係からジョルノ・ジョバァーナと名乗っています。 首筋にはジョースター家血統者の証である星型の痣があり、勇敢で正義感が強く、行動力・洞察力に富んでいます。夢はギャングスター。 ディオの息子と言っても悪いキャラではなく、物語を引っ張る正義の主人公です。常に物静かで口調も丁寧ですが、怒りを覚えると容赦しません。ラッシュ攻撃時には「無駄無駄無駄無駄……無駄ァ!」と叫ぶなど、ディオとの共通点も見られます。
主人公なのにサポートスタンド?
所有スタンドはゴールド・エクスペリエンス。テントウムシをモチーフとした人型スタンドで、触れた物体に生命を与えることができます。生命を得た物体は何らかの動物や植物に変化。帰巣本能を持ち合わせており、元の位置に戻ろうとする性質があります。 そうした性質を利用し、探索や暗殺などに活用されることが多かった能力です。自分の身体の一部を別の生物に変えることもできます。 これを応用し、無機物から人体の部品を生成して負傷箇所に移植することも可能。基本的にはサポート能力のため、直接的な戦闘回数はあまりありません。 しかし直接的な殴り合いにおいても、相手の認知している精神世界と現実世界との間に大きな乖離を生むという、すさまじい能力を発揮。メインでの戦闘からサポートまで幅広く補うことの出来る、強力なスタンドです。
ブローノ・ブチャラティ/スティッキィ・フィンガーズ
頼れるチームリーダー
ブローノ・ブチャラティは、ギャング組織「パッショーネ」のチームリーダーで20歳。優れた統率力と強い正義感を持ち合わせており、周囲からも厚く信頼されています。 彼は12歳の時、父親が麻薬トラブルに巻き込まれ殺害されてしまったことからギャングとなりました。しかし、パッショーネも麻薬密売に手を染めていることが分かり、葛藤を抱いていきます。 ジョルノの「組織を乗っ取る」という夢に賛同してからは、仲間とともにボスの命を狙っていきます。決め台詞は「アリアリアリアリ……アリーヴェデルチ(さよならだ)」。 中盤戦で致命傷を負いますが、ジョルノに与えられた生命力によって死体のまま行動し続けます。最後はボスの手から「矢」を守り、ジョルノにすべてを託して昇天。
ジッパーという斬新発想
所有スタンドはスティッキィ・フィンガーズ。ジッパーが身体についた人型スタンドです。殴った物体にジッパーを取りつけ、その物体を切断・接着、またその中に隠れるなどが可能。 応用として、地面をジッパーで開いて距離を詰めたり、傷をジッパーで閉めて止血したりもできます。
レオーネ・アバッキオ/ムーディー・ブルース
ブチャラティに忠義を尽くす部下
レオーネ・アバッキオは、ブチャラティの部下で21歳。他人を信用しない性格ですが、一度認めた人間には忠義を尽くします。元・警察官ですが、汚職の末に同僚を死なせてしまったことで身も心も暗黒に堕ちてギャングになりました。 サルディニア島でボスの正体を探っていたところ、ボスであるディアボロによって致命傷を与えられます。しかし、死の直前にムーディ・ブルースを発動。ボスの顔と指紋を石碑に刻み、昇天していきます。
ビデオ再生するスタンド
所有スタンドはムーディー・ブルース。額にデジタル表示のタイマーがついた人型スタンドです。その能力は、指定した過去の時間にいた人間やスタンドに姿を変え、ビデオ映像のように再生することができるというもの。再生時は別の行動ができなくなるため、敵の攻撃に対しては無防備となります。
グイード・ミスタ/セックス・ピストルズ
チームのムードメーカー
グイード・ミスタは、ブチャラティの部下で「単純に生きる」が信条の18歳。暴行されていた女性を助けようとチンピラを射殺した時、ブチャラティに助けられて組織入りしました。 快活で直情的な性格ですが、数字の「4」を極度に嫌っており、「4」が絡む事件が起こると途端に弱気になります。 銃撃が得意で、愛用は6連発式のリボルバー拳銃。最終決戦では、スタンド能力でジョルノたちを援護し、最後まで生き残ります。ラストシーンでは、ボスとなったジョルノの側近のイメージ。
個性豊かなチビスタンド
所有スタンドはセックス・ピストルズ。頭の尖った小人のような6人組のスタンドで、弾丸を自在に操作します。普段は弾倉内で待機しており、食事や睡眠を摂るなど人間臭いところも。 それぞれが意思を持つスタンドで、ミスタと連携プレイを見せたり、自主行動でジョルノたちを援護したりもします。
ナランチャ・ギルガ/エアロスミス
無邪気で純粋な少年
ナランチャ・ギルガは、ブチャラティの部下で17歳。小柄な少年で、少年院から出所後浮浪者となっていたところを、ブチャラティとフーゴに救われます。無邪気な性格ですが、知識や教養のなさを指摘されるとキレてナイフを振り回します。 決め台詞は「ボラボラボラボラ……ボラーレ・ヴィーア(飛んでいきな)」です。最終決戦では、ボスであるディアボロのキング・クリムゾンに隙を突かれてしまい、鉄柵に串刺し状態で死亡。
戦闘機そのままのスタンド
所有スタンドはエアロスミス。ラジコンサイズのプロペラ戦闘機型スタンドです。実際の戦闘機のように飛行し、爆弾攻撃などが可能。 二酸化炭素を感知するレーダーは生物の呼吸にも反応しますが、個別の相手を狙っての正確な射撃や分析は苦手としています。
パンナコッタ・フーゴ/パープル・ヘイズ
短気な理論派ギャング
パンナコッタ・フーゴは、ブチャラティの部下で16歳。IQ152相当の天才で13歳にして大学に通っていましたが、教授への暴力事件をきっかけにギャングとなります。 普段は紳士的ですがかなりの短気で、些細なことで激高する暴力的性格。中盤でブチャラティが組織を裏切った際、「理想だけではこの世界を生き抜けない」と忠告しました。
制御不能の殺人ウイルス
所有スタンドはパープル・ヘイズ。ローマの甲冑を着た人型スタンドで、拳に搭載されたカプセルから「殺人ウイルス」をばら撒きます。感染すると、あらゆる生物は30秒ほどで全身が腐って死亡。 本体のフーゴですら制御できませんが、光に弱いという性質を持っています。
トリッシュ・ウナ/スパイス・ガール
宿命を受け入れるボスの娘
トリッシュ・ウナは、パッショーネのボスであるディアボロの娘で15歳。ディアボロに不満を持つ者たちから「ボスを倒す鍵」と認識されたため、ブチャラティチームが護衛することになります。 彼女は悩んだ末に父親に会いますが、ディアボロが自分を殺そうとしていたと知り大ショック。その後は、ブチャラティらに協力するようになります。
トリッシュの成長を見守る友人スタンド
所有スタンドはスパイス・ガール。女性人型のスタンドで、どんな物質でも柔らかくしてしまいます。その弾性は自由自在で、スパイス・ガール以外切断も破壊もできません。 スタンドに自我があり、トリッシュとは友人のような関係。拳でのラッシュ攻撃時は「WAANNABEEEEE(ワァァナビィィー)」と叫びます。
ディアボロ/キング・クリムゾン
残虐非道なラスボス
ディアボロはパッショーネのボスで、第5部最大最後の敵です。性格は冷酷で残虐。自分の正体や過去に関する物事は、自らの手で始末しなければ気が済まないタチです。 二重人格者で、ドッピオという気弱な少年の人格を内在。ドッピオとして行動する時は、その体格までもが変化します。
時間を消し飛ばす強力スタンド
所有スタンドはキング・クリムゾン。十数秒のあいだ時間を消し飛ばす主能力「キング・クリムゾン」と、十数秒先の未来を見る補助能力「エピタフ」の2つを持ちます。 エピタフで十数秒先の未来を予知し、その時間を消し飛ばすことこそが、キング・クリムゾンの真価。100%の運命に干渉できるという、強力なスタンドです。
ポルポ/ブラック・サバス
在獄中の試験官
ポルポはパッショーネの幹部で、自分で身動きが取れないほどの肥満巨漢。そのため、わざと刑務所に入っており、そこから外部に指示を送っています。 パッショーネへの入団希望者の試験官を務めており、その課題内容はさまざま。ジョルノの試験中、無関係の老人を殺したことでジョルノの怒りを買います。結果、ジョルノの能力でバナナに変えられていた拳銃を口に入れ、引き金をひいて死亡しました。
影の中を自在に動く自動追尾スタンド
所有スタンドはブラック・サバス。死神のような姿のスタンドで、影の中を自在に移動。人間の魂やスタンドを引きずり出し、口内にある「矢」で突き刺します。 自動操縦タイプのスタンドなので、ポルポの意思と無関係に動き、破壊されてもポルポにダメージは跳ね返りません。
ズッケェロ/ソフト・マシーン
ローマのチンピラ
ズッケェロはパッショーネの組員で、相棒のサーレーとともにブチャラティチームを追います。ローマのチンピラで、分厚い唇を巻き貝のような髪型が特徴。逆にブチャラティらに捕らえられてしまいますが、拷問されても仲間について口を割りませんでした。
突かれるとちぢむ!
所有スタンドはソフト・マシーン。レイピアで突いた物体を、空気が抜けた風船のようにちぢませることができます。対象が生物の場合、ちぢんでも生きていますが、意識を失い行動不能に。格闘戦は苦手です。
サーレー/クラフト・ワーク
ズッケェロの相棒
サーレーはパッショーネの組員で、ズッケェロの相棒です。ズッケェロが先に敗れたことで予定外の戦闘となり、ミスタのスタンド攻撃によって敗北。その後、ズッケェロとともにヨットに放置されます。
空中でも固定できる能力
所有スタンドはクラフト・ワーク。触れた物体をその場に固定できるスタンドです。空中であろうと物体を固定できるので、敵の飛び道具なども固定して無効化。 その衝撃は物体に蓄積されるため、向きを変えて反撃もできますが、固定解除の精密さには欠けます。
ホルマジオ/リトル・フィート
暗殺チームの知能派
ホルマジオは暗殺チームの1人で、「しょうがねえなあ」が口癖です。坊主頭で常に気だるげな口調。しかし、勘が鋭く知略に長けています。ナランチャを襲撃して隠れ家の場所を問い詰めますが、キレたナランチャの激しい攻撃に遭って敗北。
どんどん縮んでいく!
所有スタンドはリトル・フィート。右手の人差し指が刃になっており、その刃で斬りつけられた者は時間とともに縮小していきます。 縮小には時間がかかりますが、元に戻す時は一瞬。また、自分自身を小さくすることもできます。
イルーゾォ/マン・イン・ザ・ミラー
鏡のイルーゾォ
イルーゾォは暗殺チームの1人で、通称:鏡のイルーゾォと呼ばれています。性格は高慢で狡猾。自身のスタンド能力に絶対の自信を持っており、それゆえ相手を侮ってしくじることもあります。 ジョルノらを1人ずつ鏡の中へ引き込んでいきますが、パープル・ヘイズの殺人ウイルスによって消滅。
鏡の中では無敵!
所有スタンドはマン・イン・ザ・ミラー。鏡の中と現実世界を行き来できる能力があり、鏡の中はイルーゾォが許可したもの以外は出入りできません。そして、その中ではスタンド能力も無効化します。 しかしスタンド同士の肉弾戦には不向きな能力です。
プロシュート/ザ・グレイトフル・デッド
覚悟を持った兄貴
プロシュートは暗殺チームの1人で、通称:プロシュート兄貴と呼ばれています。常に冷静で、目的のためなら一切惑わない覚悟の持ち主。弟分のペッシに対しては面倒見のいいところも見せます。 特急列車内でブチャラティチームを始末しようとしますが、車外に転落して死亡。しかし、その際にもペッシに「覚悟」を見せつけ彼の成長を促しました。
老化を促すスタンド
所有スタンドはザ・グレイトフル・デッド。全身に無数の目玉がついた人型スタンドで、全身から老化ガスを吹き出して周囲の者を老衰死させます。 本体はガスの影響は受けませんが、周囲の仲間は影響を受けますので、身体を冷やして老化を遅らせることが必要。
ペッシ/ビーチ・ボーイ
未熟な弟分
ペッシは暗殺チームの1人で、プロシュートの弟分。暗殺チームには入ったばかりで、まだ一度も人を殺しなことがありません。 精神的にも未熟ですが、瀕死の状態でも戦い続けるプロシュートの「覚悟」を見て成長し、ブチャラティをも感嘆させます。しかし最後は、スティッキィ・フィンガーズのラッシュで敗北。
殺人釣り師
所有スタンドはビーチ・ボーイ。釣り竿型のスタンドで、壁や地面に糸を垂らし、相手が針にかかるのを待つスタイルです。相手が針にかかると内部から食い破り、その衝撃は本体にも伝導。パワーや精密性はペッシ自身の技術に依存します。
メローネ/ベイビィ・フェイス
暗殺チームの変態男
メローネは暗殺チームの1人で、口癖は「ディ・モールト(非常に)!」。一見すると紳士的ですが、女性に近づくと健康状態や性的嗜好を執拗に調べたりと、変態的な性格です。 ジョルノをあと一歩のところまで追い詰めますが、ジョルノの新たに目覚めた能力で形勢逆転。最後は彼のつくった毒蛇に噛まれて死亡しました。
息子をつくり出すスタンド
所有スタンドはベイビィ・フェイス。パソコンから手足が生えたような「親」と、標的の血液と女性を媒介に成長する「息子」の2体で構成されるスタンドです。 息子は実体化しており、物体を分解して別のものにつくり変える能力を所持。しかし、その自我が強くなるとメローネの意思に反するようになっていきます。
ギアッチョ/ホワイト・アルバム
言葉にうるさい暗殺マン
ギアッチョは暗殺チームの1人で、眼鏡が特徴です。小さな疑問や不満に対して異常にこだわり激高する、凶暴で神経質な性格。 ジョルノの先を越すことに成功しますが、ミスタに尖った鉄柱を首に撃ち込まれ、最後はジョルノのラッシュで絶命しました。
氷のような装甲!
所有スタンドはホワイト・アルバム。低温を操る能力で水分を凝固させた装甲型スタンドです。スピードスケート用スーツのような装甲が本体を覆い、防御だけでなく攻撃にも使用。人間やスタンドを瞬時に凍らせることもできます。
リゾット・ネイロ/メタリカ
密かにボスを狙う男
リゾット・ネイロは暗殺チームのリーダーで、白目と黒目が逆転したような目をしています。仲間全員が殺されたことでブチャラティチームへの復讐に燃えますが、そこでドッピオに遭遇。 ドッピオがボスに近しい人物と知ったことで攻撃しますが、ディアボロのキング・クリムゾンに敗北します。
鉄分を刃物に変えるスタンド
所有スタンドはメタリカ。鉄分を磁力で操作する小さな群体スタンドです。普段は本体の体内に潜んでおり、「ロォォド」をいう鳴き声が特徴。鉱石中の砂鉄や体内の鉄分を刃物につくり変え、体内から攻撃します。
スクアーロ/クラッシュ
感情的な魚使い
スクアーロはディアボロ親衛隊の1人です。ティッツァーノとともにブチャラティチームを襲撃。感情に流されやすい性格で、油断や動揺する場面も多々あります。ナランチャを利用して攻撃しますが、最後はエアロスミスのラッシュで死亡。
水に潜む恐怖!
所有スタンドはクラッシュ。古代の甲冑魚のような姿をしたスタンドです。水から水へと移動し、鋭い歯で相手を攻撃。転移先の液体量によって体長が変わります。
ティッツァーノ/トーキング・ヘッド
スクアーロをコントロール
テッィツァーノはディアボロ親衛隊の1人で、スクアーロとともにブチャラティチームを襲撃します。冷静沈着な性格で、感情的なスクアーロのブレーキ役。ナランチャにスタンドを取りつかせてブチャラティチームを惑わせますが、逆襲に転じたエアロスミスの弾丸からスクアーロを庇って死亡します。
正反対のことしか言えなくなる!
所有スタンドはトーキング・ヘッド。タコの吸盤のようなスタンドで、対象の舌に取りつき、あらゆる言葉を正反対の言葉に変換してしまいます。その能力は記述にまで及び、その場合は意味不明なものに変換されます。
カルネ/ノートリアス・B・I・G
殺されるための男?
カルネはディアボロ親衛隊の1人で、不気味な太った男です。ひと言も発しないままミスタに射殺されますが、そこで彼のスタンド能力が発動。飛行機内でブチャラティチームを次々と襲います。
怨みのエネルギーがスタンドに!
所有スタンドはノートリアス・B・I・G。カルネが死んだことによって、その怨みのエネルギーが無数の怨霊と化してスタンドとなったものです。 自動追尾型で、近くにある最も速く動くものを攻撃。そして、人間や飛行機の燃料など様々なエネルギーを吸収して肥大化します。本体が既に死亡しているため、スピードや射程距離は無限大。
チョコラータ/グリーン・デイ
恐怖の殺人医師
チョコラータはディアボロが抱える切り札の1人。元・医者であり、暴走しやすい能力と本人の危険な性格ゆえ、ディアボロから行動を制限されていました。 人の死や痛みを観察することが好きな猟奇的殺人鬼で、他人をまったく信用しないタイプ。ブチャラティチーム抹殺に動きますが、怒りのジョルノに「無駄無駄ラッシュ」を7ページ半に渡って叩き込まれ死亡しました。
肉体を腐らせるカビを大量散布!
所有スタンドはグリーン・デイ。サボテンのような姿の人型スタンドで、現在の位置から少しでも低いところに降りると急激に繁殖してカビを散布します。 カビは頒布範囲を無差別に攻撃し、犠牲者の死体を媒介にさらに範囲を広げるという制御困難な能力。接近戦でのパワーも、ゴールデエクスペリエンスを圧倒するほど強力です。
セッコ/オアシス
チョコラータの腹心?
セッコはディアボロが抱える切り札の1人。チョコラータの元・患者で、彼の言うことしか聞きません。しかし、実は計算高い性格で、チョコラータの下にいれば安全という思惑があったからでした。 チョコラータが敗れると、自分がボスに成り代わらんと暴走しますが、ブチャラティのジッパー攻撃で手と喉を繋がれたために、自分の喉が液状化して死亡。
泥化させるスタンド
所有スタンドはオアシス。身に纏うスーツ型のスタンドです。周囲のあらゆるものを泥化させることが可能。液状化させた地中を自ら移動したり相手を引きずり込むなど、液状化による攻撃を得意とします。
スコリッピ/ローリング・ストーンズ
運命を示す彫刻家
スコリッピは、エピローグ「眠れる奴隷」に登場した彫刻家です。花屋の娘のボーイフレンドで、その娘が不可解な死を遂げたことにより、父親が彼の調査をブチャラティに依頼しました。そして、調査に赴いたミスタに対し、ブチャラティが近々死ぬ運命を伝えます。
変えられぬ運命がそこに
所有スタンドはローリング・ストーンズ。「凶」と彫られた石球型のスタンドで、近々死ぬ運命にある者の彫刻となって追跡し、その人物が石に触れると安楽死させます。 ブチャラティの運命を表した状態をミスタが破壊しましたが、砕けた後はブチャラティ、アバッキオ、ナランチャの姿となり、死の運命を変えることはできませんでした。
亀(ココ・ジャンボ)/ミスター・プレジデント
スタンド能力を持つ亀
亀(ココ・ジャンボ)は、スタンド能力を持つ亀。甲羅に鍵をはめ込むことでスタンドが発動します。終盤の戦いでポルナレフと魂が入れ替わりますが、解除後もそのままポルナレフを留める形となってエンディングを迎えます。
絶対安全な部屋スタンド
所有スタンドはミスター・プレジデント。亀の甲羅に鍵をはめ込むことで、小さな部屋が生成されます。鍵の宝石部から自由に出入りできますが、鍵が外れると中にいた生物は強制的に外に放り出されます。
ジャン=ピエール・ポルナレフ/シルバー・チャリオッツ・レクイエム
再登場したフランスの騎士
ジャン=ピエール・ポルナレフは、第3部で承太郎らとともに戦ったフランス人です。その後、「弓と矢」の追跡を開始し、パッショーネの関与を突き止めて単独調査。結果、ディアボロとの戦いで右目、右腕、両足を失って再起不能となります。 ほかにディアボロを倒せる者がいないか探していたところ、ブチャラティチームと出会ってローマで落ち合うことに。これまでの戦いの経験から、かつてとは異なる冷静で慎重な性格となっています。最終決戦後、魂だけとなって亀のスタンド内に居つきました。
矢を守るレクイエム
所有スタンドはシルバー・チャリオッツ・レクイエム。シルバー・チャリオッツが矢に貫かれて進化した姿です。ポルナレフでは制御不能のため暴走。 「矢を守る」という意志のみを継承しており、矢を奪おうとする者を攻撃します。その能力は、周囲の生物をすべて眠らせ、眠らせた者たちの魂を入れ替えるというもの。
最終決戦をネタバレ! スタンドバトルの結末は!? そしてジョルノはギャングスターになれたのか!?
ブチャラティの決断
「ジョジョの奇妙な冒険」第5部は、ギャングスターを夢見るジョルノ・ジョバァーナを中心とした「哀しみ」と「運命」の物語です。パッショーネに入団したジョルノに、ブチャラティをはじめ仲間たちが同調していき、トリッシュの護衛を通して暗殺チームを次々と撃破。そしてついに、ブチャラティがボスと遭遇します。 しかし、ボスのためにと守ってきたトリッシュを、なんとボス自身が殺そうとしていたのです。それを知ったブチャラティはボスを裏切りますが、ボスのスタンドがブチャラティに強烈な一撃。ジョルノが生命エネルギーを与えて何とか精神は維持しますが、肉体はここで死体となっていました。
ポルナレフが決戦に合流
自分に時間がないことを悟ったブチャラティは、ボスを倒すことを決意。それにジョルノたちがついていきます。そんな折、パソコン通信でボスの正体を知るという者がブチャラティチームに接触。それは第3部で活躍したポルナレフでした。 ボスの名はディアボロ。そのディアボロとかつて戦ったポルナレフは、深手を負って既に戦闘できる身体ではなくなっていました。そのため、ブチャラティチームにディアボロ打倒を託し、切り札である「矢」を渡そうとします。
激しい「矢」の争奪戦
しかし、ディアボロが一歩早くポルナレフのもとに辿り着き、キング・クリムゾンの力でポルナレフを殺害。ただその直前、ポルナレフは矢を自身のスタンドに突き刺し、シルバー・チャリオッツ・レクイエムに進化させました。チャリオッツ・レクイエムは暴走し、周囲の人間たちの魂と肉体を入れ替えてしまいます。 混乱するジョルノたちは、何とかディアボロの魂が誰と入れ替わったのか突き止めんとしますが、その最中でナランチャが殺害されてしまいます。さらにはブチャラティも精神の限界が来て死亡。しかし、ついにジョルノが矢を手にしてスタンドに突き刺し、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムが誕生します!
昇りつめたジョルノ・ジョバァーナ
キング・クリムゾンは「未来を予知」して「時間を消し飛ばす」力を持っていましたが、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの力は「すべてを0に戻す」というとてつもない能力でした。 そのラッシュ攻撃を受けたディアボロは、吹っ飛ばされるも何とか動ける状態に見えました。しかし、既にゴールド・エクスペリエンス・レクイエムによって「終わりのない終わり」に陥れ入れられていたのです。 ディアボロは「死んだこと」すらも0に戻されてしまうため、ホームレスにナイフで刺され、手術室で内臓をえぐられと、「永遠に死に続ける」という運命に陥りました。 そして、ジョルノは組織のトップに君臨。側近のミスタ、幽霊となって亀の中にいついたポルナレフに囲まれながら、ついにギャングスターに昇りつめました!
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部はドラマチックな運命ストーリー!
「ジョジョの奇妙な冒険」第5部は、「運命」を描いた物語でした。ボスとの決戦で、ブチャラティ、アバッキオ、ナランチャが死亡。もしボスに逆らうようなことがなければ、もっと平穏な生活が続いていたかもしれません。ただ、エピローグでも示されているように、ブチャラティに「死の運命」が待っていたことは確かです。 それでも、ブチャラティチームの面々は「運命」に抗って「正しいこと」を貫きました。変わることのない運命の中で「いかに生きるか?」が、第5部でテーマ性だったと言えます。重いテーマをドラマチックに描いた「ジョジョの奇妙な冒険」第5部は、まさに血沸く肉躍る「冒険」でした!