『ドラゴンボール』ランチはくしゃみで人格が変わる！天然と凶暴どちらがお好き？

ランチは、原作初期に登場して、ラディッツが地球にやってくる少し前に登場しなくなりました。Z戦士たちのような戦闘力はなく、武闘家でもありません。しかし金髪ランチは大柄な男性を素手で倒しており、一般女性にしてはかなり強い部類です。 身長は160cmで、体重は48kgの、いわゆるぴちぴちギャル。クシャミをするたびに容姿と人格が入れ替わります。黒髪のときは童顔の可愛らしい顔立ちで、性格は温厚で控えめです。金髪のときはキツい顔立ちの美人で、性格は凶暴で強盗やハイジャックなどの犯罪もためらいません。 長い間クリリン、亀仙人と一緒にカメハウスで暮らしていましたが、天津飯を追いかけて飛び出して行ってしまいました。その後は、どうしているのか分かっていません。原作者の鳥山明はランチと天津飯に関して「1度は天津飯にフラれるけど、しつこく食い下がって結局は一緒にいるんじゃないかな」と語っています。

黒髪のときは温厚で優しい性格ですが、天然ボケを通り越して抜けているところもあります。 修行のユニフォームだと嘘をついてセクシーなランジェリーを着せられたときも、亀仙人、悟空、クリリンの前で平気で着替えようとしていました。フグを毒の処理をせずに料理して、食事抜きだった悟空以外の全員が寝込む羽目になったこともあります。そんなお騒がせなランチですが、筋斗雲に乗れるほど純粋な心を持っています。 金髪のときは凶暴で手が付けられませんが、天津飯に惚れ込んでしまう可愛いところもあります。 基本的には荒っぽくて、初対面の悟空、亀仙人、クリリンに向かって(悟空たちの前で初めて金髪ランチに切り替わったとき)マシンガンを乱射しました。朝目覚めて隣に悟空が寝ているのに気付いたときも、激怒して悟空に発砲しています。天津飯に対しては「ワイルドさに惚れた」と発言しており、文通を申し込んでいました。

ランチと悟空、クリリンとの出会いは、亀仙人が出した課題の「ぴちぴちギャルを連れて来い」がきっかけでした。 初登場時、金髪(凶暴な性格)のランチは警察に追われていました。銀行強盗(アニメでは列車強盗)をして逃走しており、この時点で警察に名前を知られているため、何度も犯行を重ねていたのが分かります。 そこで髪が鼻にかかってクシャミをしてしまったランチは黒髪(大人しい性格)に急変し、乗っていたバイクも転倒。警察に確保されそうになるランチでしたが、悟空とクリリンによって助け出されました。 その後自分の持ち物(大量のお金)を見て、金髪の人格が何か犯罪をやらかしたのだろうと思っています。これをクリリンには信じて貰えず、悟空とクリリンは、ランチがクシャミで凶暴な性格に変わるのを知らずに、筋斗雲に乗せてカメハウスへと連れていきました。

ランチは悟空とクリリンに助けられたあと、亀仙人のカメハウスで一緒に住むようになります。 おっとりしていて見た目も可愛い黒髪のランチを亀仙人は気に入り、ここで暮らさないかと持ち掛けます。警察から身を隠したかった事情もあり、黒髪ランチは快諾しました。 亀仙人が悟空とクリリンの修行をつけている間、食事の用意などをしていたようです。その後も黒髪ランチが料理をしたり亀仙人の世話をしたり、金髪ランチが天下一武道会の観戦席を確保したりと、悟空たちを陰ながら支えました。

天下一武道会を観戦した際に出会った天津飯には、「ワイルドさにほれた！」と顔を赤らめて告げており、その後カメハウスを出ていってしまいます。サイヤ人編序盤の亀仙人曰く、「5年前に天津飯を追っかけて出ていってしまった」とのことでした。 2015年のテレビ番組で、ランチのその後が鳥山明によって語られています。農業をやっている天津飯の居所を突き止めたランチは、強引に一緒に暮らすと決めました。 天津飯は渋々承諾したものの、農業がランチに向いていなかったようで、天津飯が恋愛に興味がなかったのもあり、彼女はものの数日で出ていってしまいます。ですが、今でもランチはたまに天津飯のもとを訪れているようです。

ランチは、原作初期に登場した印象的な女性キャラクターです。黒髪ランチはおっとりしていて容姿も可愛らしいですし、金髪ランチは凶暴ですが顔立ちは美人で、外見的な魅力からフィギュア化もされています。テレビアニメシリーズ最新の『ドラゴンボール超』には残念ながら登場しませんでしたが、今後のシリーズに期待ですね。