ワイスピ・サイファーの魅力と活躍を振り返る!冷酷無情な最強ヴィラン【ネタバレ】
「ワイルドスピード」の非情な悪役サイファーの謎に迫る【ネタバレ注意】
シリーズ8作目となる『ワイルド・スピード ICE BREAK』で初登場した黒幕サイファー。ストーリーの鍵を握る登場人物として登場した、「ワイルドスピード」シリーズ初の女性ヴィランです。 彼女は第9作目『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に再び登場し、その恐ろしさを見せつけました。 本記事では「 ICE BREAK」「ジェットブレイク」各作のサイファーの活躍をネタバレありで解説していきます。 ※この記事には「アイスブレイク」、および最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のネタバレがあります。未鑑賞の場合は注意してください。
「アイスブレイク」での活躍を振り返る
残虐非道な美しきヴィラン
サイファーは「ワイルド・スピード」シリーズ8作目「ICE BREAK」から9作目「ジェットブレイク」にかけて登場する、美しきサイバーテロリストです。 天才的ハッカーであるサイファーは、目的のためには手段を選ばない非情で残虐な性格。相手の弱みを握ることで自らは黒幕として裏から糸を引くことを好みます。 「ICE BREAK」ではドムをあやつるために誘拐した彼の息子の眼前で、その母親を部下に殺させていました。
実働部隊にローズとドミニクを使う
『ワイルドスピード ICE BREAK』でサイファーは常にゴーストフライトで移動しており、レーダーの網をかいくぐって場所を悟られないようにしていました。 そんな彼女に代わって地上で実働部隊として働くのは、彼女の右腕として登場するローズ。非常に冷酷な性格で、本作では何人もの人物を、躊躇なく殺します。 そんなサイバーテロリスト軍団に「アイスブレイク」では何故かドミニクの姿も。彼はサイファーに、かつての恋人と息子を人質に取られてしまったのです。
【ネタバレ】悪夢のゾンビタイム
ゾンビカー襲来????
— ワイルド・スピード (@WildSpeed_jp) May 20, 2017
ニューヨークを舞台にドムvsファミリー骨肉のカーバトル????#ワイスピ #ワイルドスピード pic.twitter.com/iwMaMHQQyw
その後サイファーが仕掛けた攻撃は、「流石サイバーテロリスト!」と舌を巻く攻撃ばかりです。中でも本作のニューヨークシティでのゾンビタイムは必見。 彼女の目的はロシア国防大臣が持つ核ミサイルの発射コードでした。誰も乗っていない車から運転中の車まで、全ての車に対してクラッキングを行い、大量の車でロシア国防大臣を追いかけます。 最後にはビルの上から何台も車を落下させて追い詰めました。 その後ドミニクがロシア国防大臣の乗る車を襲撃。核ミサイル発射のためのコードを手に入れ、任務を完了させます。 しかしドミニクの動きを察知したファミリーがドミニクに立ちふさがり、レティが発射コードを奪います。ドミニクは恋人であるレティに手を出せませんでしたが、サイファーの部下ローズにより再度発射コードを奪い返されてしまいました。 その後基地に戻ったドミニクはレティの件を咎められ、目の前でかつての恋人エレナを殺されてしまいます。彼女の非情なやり方にドミニクは怒りを覚えますが、息子がまだ人質に取られているため手が出せませんでした。
【ネタバレ】ラストはパラシュートで脱出
ファミリーは無事核ミサイル発射をくい止めました。その後、追いかけてくる武装勢力を背にファミリーはゲートへ向かいます。 一方でドミニクはローズと合流し高台へ移動、ローズはファミリーを始末するためライフルを構えます。そこへ車内で待機するドミニクに1本の電話が。デッカード・ショウがドミニクの息子の奪還に成功したのです。 それを聞いたドミニクはローズの元へ行きローズと交戦。エレナの仇を討ち、ファミリーと合流します。 そこへ潜水艦が姿を現し魚雷をファミリーに向かって発射されました。ホブスの力技でなんとか退けますが、次に熱誘導ミサイルが潜水艦より放たれます。 それを見たドミニクは自分に向かってくるミサイルをうまく誘導し、やがてミサイルは潜水艦に命中。こうして、ラストチェイスはファミリーの勝利に終わります。 その頃デッカード・ショウはサイファーのもとに辿り着きますが、彼女はパラシュートで脱出して逃亡しまいました。 そしてサイファーとファミリーの決着は次作以降に持ち越されるのでした。
『ワイルド・スピード
ICE BREAK』を
新作「ジェットブレイク」では一体何をした?【ネタバレ注意】
ジェイコブをそそのかし兄弟対決を誘発
前作で飛行機からパラシュートで脱出した後、サイファーは某国独裁者の息子オットーの秘密施設で監禁されていました。ブロンドの長髪は短く切りそろえられたマッシュルームカットに変わり、服装もきちんとしていたことから、劣悪な環境に置かれていたわけではないようです。 オットーはある物を手に入れるため、天才ハッカーであるサイファーを利用しようとしていましたが、彼らよりも自分のほうが上手だと知っていた彼女は、それを拒んでいました。 監禁されながらも、サイファーは余裕たっぷりでオットーや彼の下で働くジェイコブを挑発しつづけます。特にジェイコブに対しては、兄であるドムへの劣等感を煽り、兄弟対決を誘発するのでした。
ラストシーン、ファミリーを追い詰める!
ジェイコブを裏切ったオットーはついにサイファーと組み、ジョージア共和国トリビシで彼らの計画を妨害したファミリーと、その仲間に加わったジェイコブを追います。 サイファーは巨大ヘリを操り、地上のドムたちを追い詰めますが、その途中で誤ってオットーを殺してしまいました。いよいよファミリーを射程圏内にとらえたと思ったとき、彼女の乗ったヘリは地上でのトラックの大爆発に巻き込まれて墜落していまいます。 しかしサイファーが操縦していたのはドローンで、彼女は無傷でその場を後にしたのでした。
全部サイファーが黒幕!過去作での犯行と伏線を振り返る
軍の通信網を24時間遮断する特殊装置ナイトシェードと、どんな人物が世界中のどこにいようとすぐに発見できるゴッド・アイ。 これら2つのアイテムを巡る戦いは、彼女の差し金だったことが「アイスブレイク」で明らかになりました。ここからは過去作の事件と隠されていた伏線を振り返っていきます。
『ワイルド・スピード EURO MISSION』ナイトシェード強奪
デッカードの話では、サイファーはまず「ナイトシェード」と呼ばれる装置を作る部品をデッカードの弟・オーウェンに盗ませています。これはシリーズ6作目「EURO MISSION」でオーウェンがモスクワで何億円もの価値があるコンピュータ・チップを盗んだことを指しています。 「ナイトシェード」とは電磁波パルス爆弾のようなもので、一定地域の軍隊の通信を24時間遮断する装置です。 サイファーはローズを通じてチップの強奪をデッカードに持ちかけたのですが、彼に断られたのでオーウェンを雇ったのでした。
『ワイルド・スピード SKY MISSION』ゴッド・アイ争奪
シリーズ7作目「SKY MISSION」では、世界中の情報網から瞬時にデータを入手できるプログラム「ゴッド・アイ」の争奪戦が物語の軸でした。 「ゴッド・アイ」とその開発者であるラムジーを付け狙っていたのがモーゼ・ジャカンデイ率いる民間軍事組織です。 このジャカンディとサイファーの右腕・ローズの間につながりがあったことを、「ICE BREAK」の後半でラムジーが明かしています。 つまりサイファーこそローズを使って過去2作の事件を引き起こした真の黒幕だったのです!
演じるのはオスカー女優のシャーリーズ・セロン
冷静沈着、冷酷無比なサイファーは、人気ハリウッド女優のシャーリーズ・セロンが演じています。 彼女は1975年、南アフリカ共和国に生まれました。彼女は16歳の時に地方のモデルコンテストで優勝しており、モデルとしてミラノやパリで活動していました。 その後、1996年に『2 days トゥー・デイズ』で映画デビュー。この作品で一躍知られるようになり、ドラマやサスペンス、アクションなど、様々なジャンルの作品に出演し、トップ女優としての地位を築きました。 また、2003年公開の『モンスター』で実在の連続殺人犯アイリーン・ウォーノスを演じ、この作品で、アカデミー主演女優賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞、ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)などを受賞しました。
サイファーはワイスピ最終3部作目も続投?
「ワイスピ」シリーズは、「ICE BREAK」がサーガをしめくくる三部作の1作目であることが明らかにされています。第9弾「ジェットブレイク」が2021年8月に公開され、最終章となる10作目は2部構成になるとのこと。 「ジェットブレイク」でも生き残ったサイファーは、10作目にも再登場する可能性が高そうですね! また最強のハッカーであること以外、謎に包まれた彼女を主人公とするスピンオフ映画の計画も進行しているとか。シャーリーズ・セロンがサイファー役を続投するというこちらも、詳しい続報を楽しみに待ちましょう。