自然あふれる!山・田舎に行きたくなるアニメ10選【のんびりノスタルジー】
豊かな緑に癒される!田舎や自然が登場するアニメ作品10選
観る者の心をほっこり癒してくれる、自然や田舎の風景。田舎独特の温もりやどこか懐かしい雰囲気、自然の豊かさに憧れる人は少なくないでしょう。 アニメによって描かれる美麗な田園風景を眺めていると、見ているだけで美味しい空気を吸っているような心地になれます。 一口に自然と言っても、農業や登山、田舎の生活など、そのテーマは多種多様です。本記事では、山や田舎の自然風景が眩しいアニメを10作品を紹介していきます!
1.『ヤマノススメ』
『ヤマノススメ』は「コミック アース・スター」で2011年8月より連載されている、しろの漫画作品。2013年1月にはアニメ化され、第3期まで製作されています。 主人公の雪村あおい(ゆきむらあおい)は、15歳の高校1年生で高所恐怖症の少女。しかし、幼馴染の倉上ひなた(くらうえひなた)と交わした“山の朝日をもう一度見に行く”という約束がきっかけで、登山に挑戦していく事に……。最初は人見知りなあおいでしたが、登山を通じて山登りが大好きな斎藤楓(さいとうかえで)や、ちょっと天然な青羽ここな(あおばここな) などの仲間と出会っていきます。 山登りを通じて、可愛い女の子同士の友情が育まれたり、あおいが成長していく物語が魅力的です。さらに登山の基礎知識も紹介してくれるので、登山経験がない人も楽しんで観る事が出来ます。
2.『ふらいんぐうぃっち』
青森県弘前市を舞台にしたアニメ『ふらいんぐうぃっち』は、2016年4月~6月まで放送されました。原作は石塚千尋による漫画作品で、別冊少年マガジンの2012年9月号より連載中です。 魔女見習いの木幡真琴(こわたまこと)は、“15歳になったら独立して家を出る”というしきたりに従い、再従兄である倉本圭(くらもとけい)の家へ居候として住み始めます。圭の妹である倉本千夏(くらもとちなつ)や、クラスメイトの石渡那央(いしわたりなお)は、ホウキで空を飛ぶ真琴を見て驚きを隠せません。魔女が好むといわれる自然豊かな東北地方で、真琴は魔女の修行を積んでいきます。 弘前市の美しい自然風景やリアルな田舎暮らしに「魔女」というファンタジー要素が加わることで、幻想的な魅力を引き出している作品です。
3.『のんのんびより』
田舎の学校「旭丘分校(あさひおかぶんこう)」の生徒数は、たったの4人。小学1年生の宮内れんげ(みやうちれんげ)、中学1年生の越谷夏海(こしがやなつみ)、中学2年生の越谷小鞠(こしがやこまり)と、学年もバラバラです。そんな旭丘分校に、東京から小学5年生の一条蛍(いちじょうほたる)が転校してきます。 山々や田園などの風景が相まって、女の子達のほのぼのとした掛け合いに癒される本作。野菜の置き売りや誰も家の鍵をかけないなど、「田舎あるあるネタ」を楽しむことが出来ます。れんげの“にゃんぱすー”という可愛らしい挨拶も、ファンの間で話題を呼びました。 原作は、月刊コミックアライブにて2009年11月号から連載中のあっとの漫画作品。アニメ版は2013年10月~12月に第1期、2015年7月~9月に第2期が放送され、2018年8月には劇場版が公開されました。
4.『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は、2011年4月~6月にフジテレビのノイタミナ枠で放送されたアニメ作品です。2012年に漫画化されたほか、2015年9月には実写ドラマが放送されました。 幼い頃、幼馴染5人と「超平和バスターズ」を結成し、リーダー的存在だった「じんたん」こと宿海仁太(やどみじんた)。しかし高校生になった彼は、学校に通わず引きこもりの様な状態になっていました。そんな中、じんたんの前にかつて幼馴染だった「めんま」こと本間芽衣子(ほんまめいこ)が現れます。めんまはじんたんに、“かつての幼馴染達を集めて欲しい”とお願いしますが……。 物語の舞台は埼玉県秩父市で、実在する建物や自然の風景が数多く登場します。高校生になって遠のいてしまった幼馴染達の人間模様が描かれており、特に物語のラストは感動的です。
5.『映像研には手を出すな!』
『映像研には手を出すな!』は、2016年7月より月刊!スピリッツで連載中の漫画作品です。原作者は大童澄瞳で、2020年1月にアニメ化しました。 アニメが大好きな高校1年生の浅草みどり(あさくさみどり)は、アニメ作品の制作が夢でした。しかし1人で行動する事が苦手なみどりは、付き添いに金森さやか(かなもりさやか)を誘いアニメ研の上映会へ。上映会で出会ったカリスマ読モの水崎ツバメ(みずさきツバメ)が、アニメーター志望だと発覚した事がきっかけで、3人は「映像研」を立ち上げました。 本作の時代設定は2050年代。みどり達が通う芝浜高校(しばはまこうこう)は校内に川が流れ、増改築を繰り返したことによる高低差があるなど、複雑な作りになっています。浅草は資料作りのために山や自然の中を探検するのですが、観ている方も冒険心をくすぐられてしまうこと間違いなし。 アニメ制作のシーンも重厚に描かれており、アイデアを具現化していく過程にはワクワク感が止まりません。
6.『ばらかもん』
ヨシノサツキによる漫画『ばらかもん』は、2014年7月~9月に全12話が放送されたアニメ作品。原作漫画は、ガンガンONLINE上で2009年2月~2019年1月の間に連載されました。 東京で事件を起こした書道家の半田清舟(はんだせいしゅう)は、見かねた父親によって長崎県の五島へ送られてしまいます。引越し先の古い家に戸惑う半田でしたが、突然家の中から琴石なる(こといしなる)という少女が現れました。なるは、半田の暮らす家を勝手に秘密基地にしていたのです。 離島の島民たちとの交流を通じて、半田の心も少しずつ成長していきます。島ののんびりした生活や、天真爛漫な子供達に心癒される作品です。
7.『ゆるキャン△』
キャンプを満喫する女子高生達のゆるやかな日常を描いたアニメ『ゆるキャン△』。原作はあfろの同名の漫画作品で、アニメ版は2018年1月~3月に放送されました。また、本作の番外編となる『へやキャン△』が、2020年1月から放送されています。 キャンプ場で過ごすことが好きな女子高生・志摩リン(しまリン)は、夜のキャンプ場で1人怯える各務原なでしこ(かがみはらなでしこ)と出会いました。引っ越して来たばかりで帰り道がわからないなでしこは、リンのテントで夜を過ごす事に……。キャンプ場から見えた富士山に感動したなでしこは、キャンプに興味を抱くようになります。 作中では、キャンプのノウハウを初心者にもわかりやすく紹介。美味しそうな料理や、野外でゆったり過ごす時間など、キャンプの魅力がたっぷり詰まった作品です。
8.『銀の匙 Silver Spoon』
『銀の匙 Silver Spoon』原作漫画を手掛けたのは、『鋼の錬金術師』等の作品でお馴染みの荒川弘。週刊少年サンデーで2011年19号~2019年52号の間連載され、アニメ版は2013年に第1期、2014年には第2期が放送されています。 進学校での学力競争に疲れ、漠然と大蝦夷農業高校(おおえぞ のうぎょうこうこう)へ進学した八軒勇吾(はちけんゆうご)。最初は体力勝負の実習や、明確な目標を持つクラスメイト達に圧倒される八軒でしたが、次第に「自分が本当にやりたい事」を考える様になります。 美味しそうな農業グルメや動物とのふれあいなどが展開される一方で、農家が直面するシビアな現状も描かれており、農業について深く知ることが出来る作品です。八軒が高校生活を通して成長していく過程も、見どころの1つでしょう。
9.『ゴールデンカムイ』
明治時代に一獲千金を狙う男達の物語、『ゴールデンカムイ』。アニメ第1期は2018年4月~6月、第2期は2018年10月~12月に放送されました。原作者は野田サトルで、漫画版は週刊ヤングジャンプ上にて2014年8月より連載中です。 かつて大日本帝国陸軍の軍人であった杉元佐一(すぎもとさいち)は、北海道でアイヌの金塊が隠されている事を知ります。熊に襲われた佐一はアイヌの少女・アシリパに助けられた事がきっかけで、金塊を巡って協力する事となりました。彼は親友の願いを叶えるため、またアシリパは父親の仇を討つために、金塊を探し求めます。 物語の舞台は、大自然溢れる北の大地・北海道。アイヌ文化や当時の営みが丁寧に描写されているほか、美味しそうなジビエ料理の食事シーンも盛り込まれており、当時の文化を堪能する事ができます。
10.『のうりん』
岐阜県立田茂農林高等学校(ぎふけんりつかものうりんこうとうがっこう)、通称「のうりん」。生産科学科2年A組の畑耕作(はたこうさく)は、大好きな美少女アイドルの草壁ゆか(くさかべゆか)と一緒に都会で農業をする事を夢見ていました。 しかし、ある日彼女の電撃引退が発表されてしまいます。耕作が落ち込んでいたのも束の間、のうりんにやって来た木下林檎(きのしたりんご)と名乗る転校生は、まさかのアイドル・草壁ゆかで……!? 農業高校を舞台に繰り広げられる、ハイテンションラブコメディ。登場人物の個性が強くギャグやパロディが多い本作ですが、農家の大変さなど真面目な農業の側面も知ることが出来ます。原作は白鳥士郎のライトノベルで、2014年1月~3月にはアニメ化もされました。
人の心を掴んで離さない、山や田舎、自然が溢れたアニメ作品
本記事では、自然やアウトドアを扱ったアニメ作品を紹介しました!どの作品も、それぞれのテーマで自然の魅力を味わうことが出来ます。アニメがきっかけでアウトドア趣味に目覚めたり、田舎暮らしに興味を持ち始める人も少なくないでしょう。 現実では起こりえない異世界などのファンタジー作品が人気を博す一方で、どこか懐かしい自然派アニメも根強い人気があります。山や緑、澄んだ空気に囲まれた心地よい環境を、人は知らず知らずのうちに求めているのかもしれません。