2020年3月3日更新

船・戦艦が活躍するアニメ10選!【一度は乗ってみたい】

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船・戦艦アニメ サムネイル

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船や戦艦が登場するアニメはロマンの宝庫!厳選された10作品を紹介

日本のアニメ界では、船・戦艦が登場する作品が多数制作されてきました。1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』を筆頭に、40年間以上に渡って多くの名作が誕生してきた巨大ジャンルとなっています。 その主な見どころは、戦略の駆け引きや、乗船者同士の熱いドラマでしょう。敵艦との緊張感のある攻防や、目的地を同じくする仲間との友情や葛藤は、時代を超えて愛される魅力に溢れています。 また、近年は『艦隊これくしょん -艦これ-』『アズールレーン』など、軍艦をモチーフとした美少女キャラクターも注目されはじめました。同人作品なども活気づき、多様な楽しみ方が生まれています。 この記事では、そんな船・戦艦が活躍するアニメの中でも、特に代表的な10作品を紹介していきます。

1.『宇宙戦艦ヤマト』

不朽の名作!元祖戦艦アニメ

『宇宙戦艦ヤマト』は、1974年に放送されたオリジナルアニメです。『銀河鉄道999』などで知られる漫画家の松本零士と、豪腕プロデューサーと言われる西崎義展の主導で制作されました。 物語の舞台は、2199年の地球です。異星人国家・ガミラス帝国の侵略により、地球は放射能汚染で壊滅寸前。人類滅亡を阻止するために立案されたのは、14万8000光年離れたイスカンダル星まで渡航して、「放射能除去装置コスモクリーナーD」を地球へ持ち帰るという壮大な計画でした。 そんな人類の行く手をガミラス帝国の敵機が阻みます。そこで主人公・古代進(こだいすすむ)をはじめとする地球防衛艦隊の隊員は、250年前の日本の戦艦「大和」を「宇宙戦艦ヤマト」に改造。最後の希望を賭けて「ヤマト」に乗船し、敵機と交戦しつつも遥か宇宙へと旅立つのでした。 「宇宙戦艦ヤマト」というタイトルの通り、戦艦が物語の中心になっている作品です。主人公と沖田艦長に因縁があるなど、乗員同士の人間ドラマも楽しめます。船・戦艦モノの金字塔と呼べるシリーズでしょう。

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2.『ハイスクール・フリート』

航洋艦が舞台の学園ストーリー

『ハイスクール・フリート』は、2016年4月から放送されたオリジナルアニメです。略称は「ハイフリ」で、放送終了後もOVAや劇場版が制作されるなど、人気が継続しています。 本作は、明治維新頃から、現実とは異なる歴史を辿った世界観です。地盤沈下で陸地が縮小し、海洋国家となった日本では、海の安全を守る女性「ブルーマーメイド」の組織が一般化しています。 「ブルーマーメイド」を目指す主人公の岬明乃(みさきあけの)は、養成所である横須賀女子海洋学校に入学。航洋艦「晴風」の中で、仲間と共に様々な苦難を乗り越えていのでした。 「ハイフリ」の特徴の1つは、総勢30人以上もの船員を細かく描き分けていることです。全長118.5メートル船内で、大勢のキャラクターが生き生きと活躍する作品となっています。

3.『艦隊これくしょん-艦これ-』

艦隊が擬人化した新感覚アニメ

アニメ『艦隊これくしょん-艦これ-』は、同名の人気ブラウザゲームを映像化した作品です。2015年1月から放送され、 2016年には劇場版も公開。2期も制作予定となっています。 舞台は、人類に敵対する謎の艦艇群「深海棲艦(しんかいせいかん)」が海底から出現している世界。「深海棲艦」に対抗できるのは、「艦(いくさぶね)」の魂を持って生まれた「艦娘(かんむす)」たちだけです。 「艦娘」である主人公の吹雪たちは、艤装(ぎそう)と呼ばれる武器を装着し、「深海棲艦」から奪われた制海権を取り戻そうと奮闘します。 物語のあらすじはシリアスな印象ですが、アニメの半分以上は日常描写です。人気のキャラクターたちによる、コミカルなかけ合いが楽しめる内容になっています。

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4.『ONE PIECE』

圧倒的な人気を誇る海賊冒険譚

言わずと知れた少年ジャンプの有名漫画『ONE PIECE』。1997年に連載開始して以来、20年以上にわたって人気が続いており、テレビアニメや劇場版が制作されています。 主人公のモンキー・D・ルフィが海賊王を目指して冒険する本作は、見方を変えると船・戦艦モノの1種でもあります。多種多様な島を渡り歩く中で、仲間との熱い友情を描く作風は、海賊船で長旅をしているからこその特徴でしょう。 また、主人公たち「麦わら海賊団」の船が、「ゴーイングメリー号」から「サウザンドサニー号」に変わったり、船の精霊「クラバウターマン」が登場したりと、海賊船への愛着を表現するエピソードも多数あります。 国民的作品のため既読の方も多いでしょうが、「船」に注目して本作を見返してみると、また新たな発見があるかも知れません。

5.『交響詩篇エウレカセブン』

人間ドラマだけじゃなく、戦艦描写も必見

『交響詩篇エウレカセブン』は、2005年4月から放送されたオリジナルアニメです。漫画版、小説版、劇場版などの展開があり、2017年からも再編集版映画も公開されています。 舞台は、珊瑚のような物体に大地が覆われた、とある惑星です。主人公の少年レントン・サーストンは、謎の少女エウレカの出会をきっかけに、軍事事件に巻き込まれながら、カリスマ的な反政府組織「ゲッコーステイト」に加入。 人型機動マシンでの戦闘や、大人のメンバーとの交流、エウレカとの恋愛などを経験しつつ、様々な葛藤を乗り越えて成長していきます。 人間ドラマの見どころが多い本作ですが、主人公の加入する組織が空賊であるため、船・戦艦モノとしての側面もあります。 惑星の反対側へ短時間で移動するために、大気圏外へ飛び出して「弾道飛行」するシーンがあるなど、細かいSF描写にも唸らされる1作です。

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6.『空挺ドラゴンズ』

捕龍船の描かれ方がリアリティ満載

アニメ『空挺ドラゴンズ』は、月刊誌good!アフタヌーンの同名漫画を映像化した作品で、 2020年1月から放送されました。 タイトルの通り、空挺に乗ってドラゴンを狩る「龍捕り」たちを描いた群像劇です。舞台は、龍を食料や資材として活用する慣習のある世界。主人公のミカをはじめとする龍捕りのメンバーが、捕龍船「クィン・ザザ号」に乗って旅をしていきます。 本作の大きな特徴は、ファンタジーの世界観でありながら、冒険よりも食や文化を中心に描いている点です。捕龍船に管理費がかかり、赤字となる月があるなど、船の設定も詳細になっています。 船内での日常描写も細かく、料理の手順や調味料の分量まで決まっており、リアリティ満載です。空挺のある世界観に浸ることのできる作品となっています。

7.『カウボーイビバップ』

宇宙船に乗り、犯罪者を追う!

『カウボーイビバップ』は、1998年から放送されたオリジナルアニメです。多くの作品賞を受賞し、劇場版も制作されました。 物語の舞台は、架空の2022年。大事故で崩壊した月面の破片が、地球まで降り注いだ結果、人類は地表に住めなくなりました。人々は様々な惑星へ移住したものの、秩序が維持できずに無政府状態に。多発する犯罪を解決するのは、「カウボーイ(賞金稼ぎ)」の仕事となっているのでした。 主人公は、凄腕カウボーイであるスパイク・スピーゲル。相棒のジェット・ブラックとともに、旧型宇宙船「ビバップ号」に搭乗し、賞金首を追って宇宙を駆けます。 緻密なSF設定や、泥臭くもスタイリッシュな演出が魅力の本作。主人公の宇宙船も、古い漁船を改造したという渋い設定です。その薄汚れた雰囲気が、逆に船・戦艦好きのツボをくすぐる作風になっています

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8.『蒼き鋼のアルペジオ』

船・戦艦アニメの醍醐味が凝縮

アニメ『蒼き鋼のアルペジオ』は、月刊誌ヤングキングアワーズの同名漫画を、フルCGで映像化した作品です。2013年10月から放送され、劇場版も上映されました。 舞台は、地球の陸地の大部分が水没した世界です。海上に「霧」という謎の艦隊が出現し、人類を攻撃してきます。「霧」は無人であるものの、「メンタルモデル」という女性型インターフェイスを有しており、意思を持っている様子です。 士官候補生だった主人公の千早群像は、人間側に味方する「メンタルモデル」のイオナに出会ったことをきっかけに、潜水艦・イ401の艦長となります。以降、群像は「霧」にも人類にも属さない独立艦となり、艦戦を指揮していくのでした。 アニメ版は、漫画版と設定や構成に違いがありますが、艦隊戦の駆け引き要素と、武装や技術の緻密な設定要素、美少女の萌え要素がバランス良く描かれています。中盤以降はドラマティックな展開もあり、船・戦艦モノの魅力が詰まっていると言えるでしょう。

9.『アズールレーン』

擬人化した戦艦が繰り広げる戦闘描写が魅力

『アズールレーン』は、元々「艦これ」にインスパイアされて生まれた、中国のゲームアプリです。ゲームを原作としたアニメ版は、2019年10月から放送されました。 物語の舞台は、地表の71%が水で覆われたとある惑星です。異世界から現れた敵「セイレーン」に対抗すべく、人類は世界の連合組織「アズールレーン」を結成。しかし、方針の違いから離反が起き、「レッドアクシズ」という組織に分裂してしまいました。 どちらの陣営も、謎の物体「キューブ」を用いて、軍艦の力を宿した「KAN-SEN」と呼ばれる少女たちを誕生させています。主人公の「KAN-SEN」であるエンタープライズや、綾波・ラフィー・ジャベリンは、各々の理念のために戦っていくのでした。 戦闘の演出に定評があり、ゲーム時代から人気のキャラクターが、躍動感のあるアクションを見せてくれる作品です。

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10.『機動戦艦ナデシコ』

設定の重厚さと伏線の膨大さが圧倒的

『機動戦艦ナデシコ』は、1996年10月から放送されたオリジナルアニメです。ラブコメとSFが合わさった内容で、1998年には劇場版も公開されました。 舞台は架空の22世紀末です。突如出現した、謎の兵器「群木星蜥蜴(もくせいとかげ)」が、火星や月面の人類に襲来。制圧されてしまいました。民間企業ネルガル重工は、戦艦「ナデシコ」を建造し、火星に残された人々を救出する計画を立てます。 主人公の少年テンカワ・アキトは、幼馴染の少女ミスマル・ユリカとの再会をきっかけに、ナデシコに乗船。人型兵器「エステバリス」のパイロットとして戦うことになるのでした 序盤はギャグやラブコメ要素が多いのですが、終盤から劇場版にかけてはシリアスになっていきます。また、SF設定が重厚で伏線も膨大。タイトルに「ナデシコ」と冠するだけあって、戦艦自体の設定も緻密です。放送から20年以上経った今でも、続編を望むファンの多い、傑作アニメとなっています。

船・戦艦モノのアニメには魅力とロマンが凝縮!好きな船を見つけてみよう

今回は、船・戦艦モノのアニメについて紹介してきました。 「船・戦艦」という乗り物がモチーフになっている作品は、海や宇宙を旅したり、様々なキャラクターと交流したりといった見どころが多いのが特徴です。 それでいて、重厚でシリアスな物語から、コミカルな内容や萌え系まで、様々なテイストの作品があります。気になるアニメがあれば、この機会に視聴してみてはいかがでしょうか。