推せるアニメキャラ・カップル10選！【はやくコレになりたい】

アニメに登場するカップルにも、現実世界同様にいろいろなタイプがいます。今回はそのなかから、おすすめのカップル10組を紹介。 作中で交際が明言されているカップルから結婚秒読みのカップル。なかには、実際には付き合っていないけどつい目で追ってしまう組み合わせも。各カップルのおすすめポイントや魅力などを解説していきます。 深い愛に感動したい、初々しい両片思いにときめきたい……。そんなときにアニメを選ぶ参考にしてみてください。

鈴木央の『七つの大罪』には、異種族間でのカップルが複数描かれています。バンとエレインもそのうちの1組。 バンは不死身の身体を持つ七つの大罪の1人で、元々は盗賊でした。一方、エレインは妖精族の姫です。2人は出会った当初、敵対していましたが、会話をしていくうちに2人は自然と惹かれ合います。 しかし、心が通じた瞬間に2人に悲劇が訪れるのでした。バンはエレインを失ってからも常に彼女を強く思い、そして奇跡の再会を果たすことに……。 悪党面と評される強面のバンですが、彼女の前ではとても優しい表情を浮かべます。同作では主人公・メリオダスとヒロイン・エリザベスのカップルも過酷な運命に翻弄されますが、バンとエレインは激しくも優しい愛の形が印象的なカップルです。

『ドラゴンボール』は、主人公・孫悟空が子供の頃から始まり、シリーズのなかで彼の息子や孫も登場している作品です。長い時間を描いているとあって、作中で夫婦になるカップルも多数生まれました。 孫悟空とチチ、ベジータとブルマなども意外性がありましたが、視聴者を驚かせたという意味ではクリリンと18号の結婚はインパクト大でした。 クリリンは初期から、女の子にモテたいという動機で修行をしていました。その割にはモテることはなく、振られてばかり。そんな彼が、うっかり惚れてしまったのが、当時敵として彼らの前に立ちはだかっていた人造人間18号でした。 18号の気まぐれのキスによって彼女に惚れ、アプローチの末に彼女のハートをつかむことに。決してハンサムなキャラとして描かれていないクリリンが、美人の妻をもらったという展開もとても夢があります。

冨樫義博によるヒットアニメ『幽☆遊☆白書』は、浦飯幽助らの熱いバトルが描かれると同時に、その幼馴染・雪村螢子との恋模様も描いています。 王道のバトルものは、仲間との絆や友情がメインになりがち。ところが、本作では幽助と螢子は一貫してお互いに惹かれ合っているのが特徴です。幽助の回想シーンなどでも、いつもその中央には螢子の姿が。それを囲むように、一緒に戦う仲間たちが描かれます。 2人は幼馴染という王道中の王道の設定。幽助が不良として周りから怖がられても、彼女だけは彼の本質を見失わず、しっかりと彼を認めていて理想的な関係です。 中学生の2人ですが、作中では幽助がプロポーズする場面も。うじうじ悩むよりも行動する彼の性格もあり、観ていて気持ちのいいカップルです。

10代特有の甘酸っぱい恋の駆け引きや、思わずニヤニヤしてしまうカップルを楽しみたいという人におすすめなのが『からかい上手の高木さん』です。 中学生で隣の席同士の高木さんと西片。内容は、タイトルにもあるように、高木さんがあの手この手で彼をからかうというもの。2人はまだ付き合っていないのですが、彼女の好意は明らかに異性として彼を意識しているもの。しかし、彼はただからかわれているだけだと思っていて……。 特別なハプニングなどは起きず、淡々と学校や通学路での日常が描かれていきます。こんな青春を味わってみたかった。高木さん目線でも西片目線でも、思わずそんなふうに羨ましくなってしまうカップルです。

ラノベ原作のアニメ『この素晴らしい世界に祝福を！』の主人公・カズマ。彼が異世界転生後につくったパーティーに加入するメンバーのひとりがめぐみんです。 どこか残念な人たちが集まる彼のパーティーメンバーらしく、めぐみんも1日に1度しか打てない爆裂魔法の使い手。当初は、そんなめぐみんのことを手のかかる妹のように見ていたカズマでしたが、彼女は次第に彼に惹かれていき……。 ヘタレなカズマに対し、意外と積極的なめぐみんのカップル。作品自体がラブコメではないので、2人についての描写が多いわけではありませんが、少しずつ近づいていく2人の距離感にドキドキハラハラさせられます。 ドタバタな波乱万丈でコミカルな日々のなか、2人の進捗がいいスパイスになっている作品です。

『ソードアート・オンライン』(SAO)に登場するカップルといえば、主人公のキリトとメインヒロインのアスナです。 2人はVRMMORPG「ソードアート・オンライン」内で出会います。ゲームの世界からログアウトできなった環境下で2人は心を通わせあい、ついには結婚。ゲーム内にはユイという娘もおり、その後2人は現実世界でも恋人同士になるのでした。 様々な事件に巻き込まれる2人は、互いに命をかけて相手を助けます。死線をともにくぐり抜けてきたからこその固い絆で結ばれているのです。 守り守られの関係ではなく、2人が互いに背中を預け合うことのできる、ある意味対等なカップル。信じ合いながら共闘する姿が、格好いい2人です。

「シリーズ」では、主人公の阿良々木暦とヒロインのひとり戦場ヶ原ひたぎが交際しています。もともと2人は同級生で、怪異に憑かれた彼女を暦が助けたことをきっかけに交流を持つように。 ひたぎは自他ともに認めるツンデレ。交際当初は、暦によるとデレが存在しないほどツンツンした態度でした。膨大な会話量が特徴の本作では、2人のカップルらしからぬ毒舌飛び交うやりとりも見どころのひとつといえます。 また、ときの流れとともにひたぎの態度が変化していくのも、このカップルの特徴。2人きりになるととことんデレるようになったり、バカップルのような言動をとったり。それに振り回されている暦が、不憫なようでいて羨ましい関係性です。

『ドラゴンボール』に登場するトランクスと、ピラフ一味だったマイ。2人は『ドラゴンボール超』の「未来トランクス編」にて、互いに支え合う同志として描かれています。 この未来は、ゴクウブラックによって壊滅寸前。トランクスにとって師匠であった孫悟飯や、母ブルマも殺されてしまい、彼は失意のなか地球を背負って立つ戦士として戦っていました。そんな彼を献身的に支えていたのが、レジスタンスの一員として活動するマイです。 トランクスは一時的にタイムマシンで過去に向かっていましたが、再会を果たした際には2人はまっさきに手を取り合っています。 戦時下では、まだ恋人同士になる余裕がなかったのかもしれません。平和が戻ったあとに、2人の築くあたたかな家庭が想像できる、そんなカップルです。

『暗殺教室』に登場する教師2人が、烏間惟臣(からすまただおみ)と、イリーナ・イェラビッチです。烏間は、3年E組に防衛省から派遣された人物で、体育という名目の暗殺技術指導員を担当。生徒からは堅物と呼ばれています。 一方のイリーナは、外国語教師としてやってきたプロの殺し屋です。彼女は烏間に好意を抱くものの、真面目な彼相手には得意のハニートラップも空回り。烏間が恋愛には鈍感にみえることもあり、序盤は2人の進展は望めない雲行きとなります。 アニメ2期からは、生徒たちのおせっかいもあり、2人の恋愛イベントが発生。恋愛に無関心そうな烏間先生の放つ口説き文句は、見た目とのギャップも相まって破壊力抜群。2期最終話では、エンドクレジットに注目しておくと、2人の恋の結末がわかります。

『ニセコイ』には、主人公・一条楽に想いを寄せる女の子が複数登場します。そんななかでも、楽とは中学時代からの同級生で、お互いに密かに想いを寄せ合っている小野寺小咲は特別な存在です。 この2人の特徴は、物語序盤から描かれている、くっつきそうでくっつかないじれったさ。数年越しの片思いをお互いしているのに、自分のことを好きなわけがないと思っているせいで、いい雰囲気になっても発展がありません。2人とも、「両想いになれる」という発想がないのです。 それでも2人は一緒にいるだけで、それ以上を望まないほど幸せを感じています。物語としては、2人がカップルになるかどうかは最後まで見どころですが、いずれにせよ2人にとって10代を彩る大切な片思いであることは間違いないでしょう。

最終的に結ばれたカップル、そうでないカップルも含め10組を紹介してきました。恋愛がメインの作品でなくても、愛というのはよく描かれるテーマです。そのため、一見恋愛に関係のないような作品にも、様々な形の愛情が散りばめられているもの。 ここで紹介した組み合わせ以外にも、お気に入りの恋人や相棒が見つかると、一気にその作品が面白くなるでしょう。幸せそうな2人から、作品を通じて幸せをわけてもらうのもおすすめです。