2020年4月14日更新

ボンズ(BONES)制作、アクションシーンが魅力的なアニメ15選!

ボンズ アニメ サムネイル

アニメ制作会社ボンズが制作した名作アニメたち。そのなかでも、ボンズの代名詞ともいえるアクションシーンが熱い作品を15タイトル厳選しました。各作品の魅力、見どころを解説していきます。

目次

信頼できる作画とアクションシーンはボンズの武器!おすすめアニメを紹介

1998年、サンライズ第2スタジオの南雅彦プロデューサーが独立、立ち上げたのがアニメ制作会社ボンズです。 ボンズ制作のアニメは、作画レベルの高さでアニメファンから厚い信頼を寄せられているのが特徴。メインキャラクターだけに限らず、背景や小道具に至るまでこだわり抜かれた作画からは、クリエイター気質が透けて見えます。 またロボットアニメをはじめとしたアクションシーンでは、緻密でいて魅力的な動きを表現。ボンズのバトルものなら安心できる、と思わせてくれるほどです。 今回はそんなボンズが手掛けた作品のうち、ciatr編集部が厳選した作画・アクションシーンともに魅力的な作品を15タイトル紹介します。

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ボンズ制作アニメの特徴は?

ボンズの手掛けるアニメは、参加したクリエイターたちの特徴が色濃く出ているのが特徴的です。アクションの見せ方にこだわる監督や、世界観のつくりこみが繊細な監督、華やかな演出が際立つ監督……。作品の核を担うクリエイターの、「こういうものを作りたい」が伝わってくる作品群が目立ちます。 そういったこだわりが作品の細部にまで行き渡っているため、どのシーンを切り取ってみても、背景や小道具まで高クオリティの作画が展開されているのです。 またアクションシーンも高い評価を得ているボンズ作品。手描きで出せる生々しさと体温が感じられるアクションシーンは、同社作品の魅力を支える大きな屋台骨となっています。

1.『ラーゼフォン』

出渕裕監督の初監督作品となった『ラーゼフォン』。MUという突如現れた謎の存在によって、世界と隔離された東京が舞台。ひとりの高校生・神名綾人がロボット・ラーゼフォンに出会い、世界を巻き込む戦いに関わっていくロボットものとラブストーリーが絡むストーリーです。 幻想的なイラストが特徴的な山田章博をキャラクターデザインに起用。音楽用語が随所に散りばめられ、羽を持つロボットが登場するなど、神秘的で美しい雰囲気漂う作品となっています。 従来のロボットアニメとは一線を画する、監督の芸術的な感性が光る点がおおきな特徴です。またリレー式で話ごとに脚本家が変わる点も特徴的で、脚本家による違いを楽しむこともできます。

2.『鋼の錬金術師(03版&FA)』

荒川弘の『鋼の錬金術師』は、ボンズ制作で2度アニメ化されています。2003年版は水島精二監督が手掛け、2009年放送の「FA版」こと『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』は入江泰浩監督が担当しました。 前者は後半からオリジナルストーリーを展開、後者は原作完結にあわせほぼ原作通りにアニメ化しています。それぞれ賛否両論があるものの、どちらも大ヒットを記録。土曜夕方の放送枠ということもあり、ボンズの名を一躍有名にした作品といえます。 錬金術を使っての戦闘や、生身での格闘シーン。いずれも見応えのあるアクションシーンに仕上がっています。原作の絵柄の雰囲気と作品の熱をそのままに、アニメならではの表現の可能性を追求した本作は、ボンズの原作ものアニメのクオリティの高さを示した作品です。

3.『交響詩篇エウレカセブン』

ボンズを代表するロボットアニメのひとつが『交響詩篇エウレカセブン』です。メディアミックスプロジェクト「Project EUREKA」として、同作品以降も新作アニメや劇場版アニメが展開されています。 王道ボーイ・ミーツ・ガールの物語。政府との戦い、そして地表を覆う“スカブ・コーラル”の謎が描かれていくストーリーで、なかでも主人公レントンの成長が印象的に描かれていく作品です。ニルヴァーシュはロボットながら、まるで人間のように「波に乗る」様子をはじめとし、登場人物が生き生きと動いている点も魅力のひとつ。 惑星や生命といった壮大なテーマを感じさせる突き抜けた青空を背景に、滑走するニルヴァーシュの姿は、他のロボットアニメにはない爽やかさを感じさせてくれます。

4.『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』

『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』は2007年放送のオリジナルアニメ。代償と引き換えに契約者と呼ばれる超能力を手に入れ、人とは違う存在になった主人公・黒(へい)。秘密組織に所属する彼が、他の契約者らとの戦いや陰謀に関わっていく姿を描きます。 本作にはロボットは登場しませんが、契約者たちのアクションシーンがとにかく魅力的。契約者の多くは感情が希薄、もしくは失っており、とても機械的です。氷のような冷たい表情のまま繰り広げられる、手に汗握る戦闘。その温度差は、いつしかクセになっていく中毒性があります。 超能力というSF要素を扱いつつも、舞台はリアルに描かれた東京の街並み。現実世界とSF世界が、がダークな世界観と重厚なBGMのなかで絶妙に溶け合っていく、バランス感覚の優れた作品といえます。

5.『ソウルイーター』

大久保篤の漫画を原作にボンズがアニメ化した『ソウルイーター』。死神武器職人専門学校を舞台に、武器と職人とがペアとなって繰り広げるバトル作品です。 原作の独特な絵柄とダイナミックな構図をリスペクトした作画が印象的。戦闘シーンではボンズの得意とする味のあるアクションの動きと、安定した作画が楽しめます。 アクションシーンにギャグ、シリアスと全体的なバランスが良く、かつ疾走感が失われない構成力が見どころ。放送当時、原作未完のためエンディングはオリジナル展開。ですが、そこまでのストーリーを踏まえた気持ちのいい終わり方をしており、こういった点も原作への愛を感じさせます。

6.『亡念のザムド』

『亡念のザムド』はWebアニメとして2008年に配信されたオリジナルSFアニメ。大きな戦争がいまだ続く世界、中立地帯で平和に暮らしていた高校生・竹原アキユキは、ひょんなことからザムド化してしまう身体になってしまいます。彼は、ザムドという宿命とともに世界の実情を目にしていくことに……。 宗教や文化、技術など、オリジナルアニメならではの作り込まれた世界観が本作のみどころのひとつ。主人公が世界を旅していくなかで目にすることになる風景にも、制作陣のこだわりが感じられます。 スタジオジブリ作品にも携わってきた宮地昌幸監督らしさが感じられるという点では、他のボンズ作品とは異なった作風です。

7.『絶園のテンペスト』

「少年ガンガン」で連載されていた漫画を原作にした『絶園のテンペスト』。同じく「少年ガンガン」で連載されボンズでアニメ化した『鋼の錬金術師』や『ソウルイーター』を手掛けたスタッフが、本作制作にも多数参加しています。 2人の少年と、2人の少女。4人のキャラクターを中心に魔法や復讐が絡み合うストーリーが展開されていきます。シェイクスピアからの引用も多く、原作の持つ文学的で詩的な世界観を、映像美で表現。たしかな 作画力で、少年少女たちの繊細な心の揺れをアニメーションとして切り取っています。 原作ストーリーに準拠しながらも、アニメとしての見せ方にあわせてストーリーも再編成。ボンズがアニメ化する意味、というのをしっかりと感じさせてくれる作品です。

8.『ノラガミ』

あだちとか原作、現代に生きる神々の姿を描く『ノラガミ』は2014年に1期、翌年に2期が放送されています。貧乏で社を持てない無名の自称神・夜トが主人公。彼と関わっていくことになる女子高生・ひより、夜トの神器となる雪音の3人を中心に、神や彼岸に関連する出来事が描かれていきます。 疑似家族として関係を深めていく3人の関係性が美しく心温まる反面、妖との戦いは凛とした格好良さが冴え渡る作品です。主人公の夜トの服装や戦い方は、バトルものの主人公としてはかなりシンプル。しかし、それを作画や演出、音楽でスタイリッシュなバトルシーンへと昇華しています。 ボンズの安定した美しい作画が、八百万の神という人ならざる者の存在感を高めている点に注目してほしい作品です。

9.『棺姫のチャイカ』

『棺姫のチャイカ』は2014年放送のアニメで、榊一郎によるラノベが原作。主人公・チャイカが亡き父の遺体を集めるためにサバターと呼ばれる特殊兵トール、その妹のアカリの兄妹とともに旅をするというストーリー。 女の子が主人公のラノベですが、萌え路線というわけではなく作風はどちらかというとダークでドライ。チャイカの目的が目的なだけに、殺伐とした雰囲気も漂うため、ダークファンタジーとしても楽しめます。 魔法とメカが融合するファンタジーな世界観へのこだわりが、作画の隅々から感じられるのも本作の特徴。その世界のなかで、キャラクターがよく動くバトルシーンが映えます。骨のあるラノベ原作作品が観たいという人におすすめです。

10.『血界戦線』

内藤泰弘による『血界戦線』は、2015年に第1期が、2017年に第2期がアニメ化されています。かつてのニューヨーク、いまは人と異界とが交わる街ヘルサレムズ・ロットで繰り広げられる、秘密結社ライブラの暗躍を描くストーリー。 技名を叫んで殴る、という原作のコンセプトを、スタイリッシュアニメとして落とし込んでいるのが本作。バトルシーンが多い作品なだけに、ボンズのアクションシーンの良さが際立ちます。 またヘルサレムズ・ロットの街並みがとても魅力的。アメコミのような世界観が好きな人には刺さる作品ではないでしょうか。

11.『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』

『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』は2015年放送のオリジナルアニメ。水島精二監督が手掛ける、昭和に活躍した様々なヒーローたちが同じ世界に存在するシェアワールドものです。 本作は昭和の時代に実際に起きた事件や、人気を博したヒーローたちへのオマージュがふんだんに取り入れられています。元ネタを知っているとより楽しめるでしょう。 人ぞれぞれの信じる正義があり、それがひとつの世界に集まったときどうなるのか。重いテーマを、軽快なテンポで描き出していきます。時系列の移動や伏線も多いので、まとまった時間に一気に視聴するのがおすすめです。

12.『文豪ストレイドッグス』

『文豪ストレイドッグス』は、名だたる文豪たちと同じ名前を持ち、その著書タイトルを冠した異能力を持つ人々の戦いを描く異能力バトル作品。2016年にアニメ2期まで放送されました。序盤は武装探偵社とポートマフィアとの抗争を中心にストーリーが進んでいくことに。 個性豊かなキャラクターたちは、作品の魅力の柱となっています。それをアニメーションでより魅力的にみせているのが、高クオリティの作画です。異能力バトルシーンはもちろんですが、日常シーンでのコミカルな動きやかすかな表情もしっかりと作り込まれている印象。 これによりキャラクター人気が高まり、アニメ化によって新規ファンを多数獲得することに成功しています。

13.『モブサイコ100』

ONEによる漫画を原作としたアニメ『モブサイコ100』。世界最強の超能力を持つものの、冴えない中学生生活を送るモブこと影山茂夫が主人公です。 原作の独特なゆるい絵柄はそのままに、アクションシーンがとにかくよく動くのが本作の特徴。なかでもモブは主人公にも関わらずゆるいキャラデザ。それだけに超能力発動時のダイナミックな動きとのギャップが楽しめます。 アナログな手法の塗りや質感も世界観の確立に役立っており、細部までこだわりが光る本作。派手なバトルシーンも見どころですが、超能力を発動する前の心理面の動きが作品をより面白くしています。そういった部分も、シュールとギャグを織り交ぜつつしっかりと描いており、注目ポイントです。

14.『僕のヒーローアカデミア』

堀越耕平のヒーロー漫画を原作としたアニメ『僕のヒーローアカデミア』は、2016年から放送されています。2020年にかけて4期まで放送。基本的に原作に沿った形で順次アニメ化されています。 “個性”という超常能力を持つ人々が、プロヒーローとして活躍している世界が舞台。無個性ながらもヒーローに強く憧れてヒーローを目指す主人公・緑谷出久の成長と活躍を描く作品です。王道の少年漫画といったストーリーと、ボンズの骨太で真摯な作風が見事にマッチ。 ヒーローアニメの要であるバトルシーンと、本作の見どころである“個性”の演出が歯車のようにがっちりと噛み合い、登場人物の熱を感じさせる仕上がりに。魅力的なキャラクターの動かし方とバトルシーンという、ボンズの良さが存分に味わえる作品です。

アクションが格好いいアニメを観たいならボンズ作品

“骨”という意味から名付けられた社名・ボンズ。その名に違わぬ、アニメーションの力を軸とした骨太な作品を、彼らは次々と世に送り出しています。 クリエイターの魂がこもった作品群は、そのジャンルに関わらず格好良さがつまっている作品ばかり。こだわりが強く感じられて、さらに格好いい作品が観たい。そんなときは、ぜひこの記事も参考にボンズ作品を観てみてはどうでしょうか。