2020年4月28日更新

【けいおん】平沢唯(ゆい)の天然かわいい魅力をエピソードとともに振り返る

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平沢唯 サムネイル

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『けいおん!』平沢唯(ゆい)の天然可愛い魅力が止まらない!まずはプロフィール

平沢唯は、『けいおん!』の登場人物で、本作の主人公です。桜が丘高校の軽音部に所属し、担当パートはボーカルとリードギター。 名前の由来は、『ベルセルク』などのアニメ楽曲も手掛けてきたミュージシャン、平沢進(ひらさわすすむ)から。なお、彼自身が彼女の名前を持ち出してツイートしたこともあります。 セミロングの茶髪で、右の前髪をヘアピンで留めているのが特徴。家では常にゴロゴロしながら過ごしており、暑いのも寒いのも苦手です。シュールな単語が書かれたTシャツを部屋着として着ています。1学年下の憂(うい)を妹にもち、生徒会の真鍋和(のどか)とは幼稚園の頃からの幼なじみです。 基本的にのんびりしており、ボケっとしているため、勉強は苦手。しかし、ひとたび集中すれば目覚ましい成果を出すことが可能です。ただし、1つのことしか集中できないため、それまで覚えてきたことはすっかり忘れてしまいます。

唯の天然な性格がかわいい!

平沢唯の性格はズバリ、のんびり屋で天然です。その一方で好奇心が強く、興味を持ったものにはとことんのめりこみ、凝り性な一面も。また、優柔不断だったり見栄っ張りだったりと、普通の女子高生です。 妹の憂とは昔から仲が良く、互いに溺愛していると言ってよいレベル。家では、妹が忙しく家事をこなす中、姉はごろごろしているというのが通常です。こうした姉のせいか妹は非常にしっかりしており、憂は唯の世話をすることに積極的。また、普段はポニーテールの憂が髪を下ろすと、唯と瓜ふたつになります。 軽音部内では、田井中律と気が合うことから、にぎやかし担当の立ち位置。2人ではしゃいでは、秋山澪(律担当)か中野梓(唯担当)にツッコミを入れられることが基本です。 後輩の梓に対しては、「あずにゃん」と呼ぶほどの溺愛ぶり。「くっつき魔」なところがあり、しょっちゅう抱きつこうとします。甘えん坊の唯ですが、梓の前ではなんだかんだお姉さんな一面もあり、このギャップも魅力です。

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唯が軽音部に入部した理由は?

平沢唯は高校入学後、やりたいことが見つからないでいました。それでも何かやらなければと考えていた彼女は、軽音楽部の存在を知ります。そして、軽音部ならば自分でもできるのではないかと考えました。 唯は、音楽の知識もなければ楽器の演奏もできない、完全なる初心者。カスタネットを“うんたん”と叩くことぐらいしかできません。それでも軽音部に入部しようと考えたのは、軽音楽は“軽い音楽”だと思ったからでした。 しかし、軽音部がバンドをする部活と知った彼女は、入部をやめようとします。だが、律たちの演奏を聞いた彼女はこれならできそうだと思い、入部したのでした。 唯が加入した当時の軽音部は、ギター担当が空席の状態でした。ギター経験者を探していた律たちでしたが、彼女の入部により自動的にギター担当に。以来、彼女は高校の3年間、ギターの練習をしていくことになります。

値切りまくってギー太(ギター)を購入

こうして、平沢唯は初めての部活動として、軽音部に入部しました。ギター担当となった彼女でしたが、当然ながら彼女はギターを持っていません。そこで、軽音部は彼女のギターを買いに楽器店へと向かいました。 いろいろと探すうちに、唯は1本のギターに目を付けます。単純に「かわいい」という理由だけで選んだそのギターは、ギブソンの「レスポール・スタンダード」。値段はなんと25万円のヴィンテージギターでした。彼女たちは値切り交渉を始めますが、それでも手が届きません。 そんな中、琴吹紬が「もう一声~」と店員に値切り始めます。実は、この楽器店は彼女の父親が経営する企業の傘下にある店だったのです。彼女のおかげで25万円は5万円まで下がり、唯は無事にこのギターを購入することができました。 その後、唯はこのギターに「ギー太」と名付けます。そして、一緒に添い寝するなど、変わった愛の形を見せるのでした。

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あずにゃんとの関係に萌える!

中野梓は、平沢唯にとって初めての後輩。「あずにゃん」と呼んでは抱きつくなどしています。唯のスキンシップはときに過剰で、キスをせがんだ際は思いっきりビンタを食らっていました。 他方、梓は学園祭での唯の演奏を見てかっこいいと思い、軽音部に入部しました。しかし、梓は入部後、唯がギター初心者だったことを知ります。ギター経験者の梓と唯では、技術の力量差は圧倒的。そのため、部活では梓が唯にギターを教えるという関係になっています。 また、軽音部の活動は基本的にぐだぐだ。真面目な梓は、後輩ながら先輩たち(唯と律)に怒ることもしばしば。ですが唯が怒る彼女に「いいこいいこ」と頭をなでると、彼女もまんざらでもない様子。こうして、梓も軽音部のノリに徐々にほだされていきました。 梓にとっての唯は、なんだかんだでかっこいい存在です。先輩後輩にとどまらない両者の関係は、非常に尊いものとなっています。

さすがは主人公!きらめく名言を紹介

そういえば、入学式の時もこの道を走った。

アニメ第1期、唯が2年生のときの学園祭では家にギー太を忘れ、急いで家に取りにいくことに。ギー太を担ぎながら学校までの道のりを急いでいる際に流れてくる、彼女の心の声です。 「そういえば、入学式のときもこの道を走った。何かしなきゃって思いながら、何をすればいいんだろうって思いながら、このまま大人になっちゃうのかな?って思いながら。ねぇ、私。あの頃の私。心配しなくていいよ。すぐ見つかるから。私にもできることが、夢中になれることが。」 不安がっていた1年前の自分に対し、大丈夫だよと答えを返す、本作屈指の名場面でもあります。

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今いるこの講堂が、私たちの武道館です!

こちらも2年生のときの学園祭から。 ギー太を取りに戻った唯はそのまま講堂へと駆け込み、舞台へと上がります。そして、MCのフリートークでこれまでの1年間を振り返りながら、この言葉を大声で伝えました。 冗談半分にも、軽音部が掲げていた目標は「武道館進出」。彼女たちなりが今できる精いっぱいを、青春の1ページのきらめきを、ステージで表現することが出来たのでしょう。 オーディエンスはこの言葉に盛り上がりで応え、最高のライブが始まりました。

来年の学園祭はもっともっと上手くなってるよ

こちらは唯が3年生のとき、学園祭で最後のライブを終えたときの名言。 出演が終わり、まだ夢心地のまま軽音部の部室で休憩する「放課後ティータイム」メンバーたち。うまく演奏できた満足感から話ははずみ、次のライブや、来年の新歓、合宿、そしてまた学園祭の話に。 唯が涙を浮かべながら「来年の学園祭はもっともっと上手くなってるよ」と投げかけます。しかし唯たちはもう3年生。“来年”はないことに目を逸らしていた5人でしたが、この言葉をきっかけに涙が溢れてきてしまうのでした。 涙なくしては語れない、作中きっての感動シーンです。

アニメ『けいおん!』唯の声を担当する声優は豊崎愛生(とよさきあき)

無邪気でのほほんとした平沢唯の役を演じているのは、声優の豊崎愛生(とよさきあき)です。 短大在学中に現所属事務所主催のオーディションに応募し、合格。2006年に声優デビューし、翌年には「ウミショー」の蜷川(にながわ)あむろで初主役を飾ります。 そのほか主な役どころは、『とある科学の超電磁砲(レールガン)』初春飾利(ういはるかざり)、『この素晴らしい世界に祝福を!』ゆんゆん、『ゆるキャン△』犬山あおい、などがあります。 声優ユニット「スフィア」のメンバーでもあり、紬役の寿美菜子とも同ユニットに所属。2010年の第4回声優アワードでは新人女優賞受賞のほか、本作のバンド「放課後ティータイム」の1人として、歌唱賞も受賞しました。 もともとは声にコンプレックスがあったものの、励ましを受けて声優の道へと進みました。その声は、唯のキャラクターにぴったりハマった、唯一無二の声といえます。

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ドジっ子だけどやる時はやる!平沢唯から目が離せないアニメ『けいおん!』

唯は、能天気でドジなものの、仲間のことをよく見ています。梓に対しては、溺愛すると同時に、彼女の気持ちを誰よりも受け止めてきました。一方で、だらだらと練習しない姿も、今や軽音部に不可欠の要素。彼女のキャラクターは、本作を象徴したものといえます。 ただし、唯はやるときはやる子です。持ち前の圧倒的な集中力で、その場しのぎなもののなんとかやってきました。なんやかんやで頑張ってこられたのは、軽音部が彼女にとって大切な存在であるため。高校に入ってようやく見つけられた楽しいことと、かけがえのない仲間は、彼女の宝物なのです。 本作において、唯の視点から描かれる箇所は青春そのもの。名言が多いのも納得で、見ていると思わず胸が熱くなります。だからこそ、最後のライブから卒業式までは、涙なくしては見られません。彼女の過ごした3年間は、見る者にとっても“宝物”なのです。