これぞ神OP!楽曲も映像も中毒性が高いアニメ10選【名曲・神曲ぞろい】
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- OP(オープニング)はアニメ作品の“顔”!名作OPを厳選して紹介
- 1.「紅蓮の弓矢」/『進撃の巨人』
- 2.「もってけ!セーラーふく」/『らき☆すた』
- 3.「紅蓮華」/『鬼滅の刃』
- 4.「COLORS」/『コードギアス 反逆のルルーシュ』
- 5.「DAYS」/『交響詩篇エウレカセブン』
- 6.「創聖のアクエリオン」/『創聖のアクエリオン』
- 7.「GO!GO!MANIAC」/『けいおん!!』
- 8.「*~アスタリスク~」/『BLEACH』
- 9.「メリッサ」/『鋼の錬金術師』
- 10.「コネクト」/『魔法少女まどか☆マギカ』
- OP(オープニング)を味わうのもアニメの醍醐味!楽曲・演出と物語とのマッチを楽しもう
OP(オープニング)はアニメ作品の“顔”!名作OPを厳選して紹介
作品の導入としての役割を担うOP曲は、アニメの顔ともいえます。クオリティの高いOPは、それだけで作品を観ようという気にしてくれることも。 それだけに、どのアニメもOPには力を入れています。アニメーションや演出、1話でOPを流すタイミング、そして楽曲。どの要素も欠かせないものですが、なかでも楽曲のクオリティは作品のイメージを左右する重要な部分です。 この記事では、数多くの神OP・神曲と呼ばれるものから、ciatr編集部が厳選した10曲を解説。楽曲が果たした効果や、作品との関係性などを詳しくみていきます。
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1.「紅蓮の弓矢」/『進撃の巨人』
諫山創による漫画を原作とした『進撃の巨人』は、城壁の内側で生きてきた人類と、壁の外側から突如現れた巨人との対決を描く作品。Linked Horizonが歌う「紅蓮の弓矢」はアニメ1期の前期OP曲として放送されました。 Linked Horizonはこの曲以降、『進撃の巨人』関連の楽曲を多数手がけていくことになります。そのなかでも、アニメ版『進撃の巨人』の世界観を視聴者に強烈に印象づけた、最初のOP曲は特別な位置づけにある楽曲といえるでしょう。 歌詞のなかには“エレン”や“イェーガー”という言葉が入っています。主人公エレン・イェーガーの覚悟を、残酷で厳しい戦いを想起させるサウンドに乗せて歌う本楽曲自体が、戦火のなかを突き進む弓矢のような鋭さを持っているのです。
2.「もってけ!セーラーふく」/『らき☆すた』
美水かがみの4コマ漫画を原作とした、日常系コメディアニメ『らき☆すた』。2007年に京都アニメーション制作でアニメ化され、そのOPがメインキャラクター4人が歌う「もってけ!セーラーふく」です。 本楽曲は、格好いいや可愛いという感想の前に、まず「よくわからない」という第一印象を抱く楽曲。歌詞や構成、サウンドなどいままで聴いたことがないような内容に仕上がっているのです。そして、気になって2度、3度と再生ボタンを押してしまう、中毒性の高い楽曲といえます。 そして中毒性をさらに高めているのが京アニクオリティのぬるぬる踊るOP映像。何年経っても色褪せないダンスパートの生き生きとした動きは、今後も神OPとして語り継がれていくでしょう。
3.「紅蓮華」/『鬼滅の刃』
吾峠呼世晴の『鬼滅の刃』は2019年にアニメ化。鬼により家族を失った竈門炭治郎が、鬼との戦いに身を投じていく姿を描く作品です。 主題歌はアニソン歌手LiSAが歌う「紅蓮華」。彼女はアニメとともに大ヒットしたこの楽曲で、紅白歌合戦初出場を果たしています。LiSAの楽曲は、その細い身体から発せられるパワフルな歌声と、彼女自身が綴る歌詞の世界観がおおきな魅力。 その醍醐味は本楽曲にも詰まっており、生命力あふれる歌声が、過酷な運命のなか道を切り拓こうと立ち上がる主人公・炭治郎の姿に重なっていきます。 アニメ版では、CD収録内容とは一部歌詞を変更しているとのこと。より炭治郎に寄り添った歌詞になっており、この歌詞とストーリーとのシンクロ率の高さも本楽曲が神OPと呼ばれる所以となっています。
4.「COLORS」/『コードギアス 反逆のルルーシュ』
サンライズ制作のオリジナルロボットアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』。OP・EDともに神曲ぞろいといわれる本作ですが、ここではアニメ1期の前期OPとなったFOLWの「COLORS」を紹介します。 印象的なサウンドのイントロから、すぐに入るサビ。この疾走感が、作品のスピード感あふれる展開ともマッチし、このあと始まる本編への期待を一気に煽ってくれます。 また、歌詞が主人公・ルルーシュの抱える葛藤を見事に表現。話数が進むごとに、歌詞に新たな解釈が加わっていく考察しがいのあるOPとなっています。 FLOWは2期のラストを飾るOP曲「WORLD END」も担当。シリーズのはじまりと終わりを彩る楽曲を担当しているだけに、「コードギアス」にとって彼らの歌声は欠かせない要素となっています。
5.「DAYS」/『交響詩篇エウレカセブン』
ボンズ制作で2005年に放送されたオリジナルロボットアニメ『交響詩篇エウレカセブン』。ロボットアニメとして展開しながらも、主人公レントン・サーストンと少女エウレカとのボーイ・ミーツ・ガールな要素と、少年の成長にスポットを当てた作品です。 アニメ全50話で4曲のOP曲が起用されましたが、FLOWの歌う「DAYS」は1曲目の楽曲。広大な空をサーフィンの要領で飛んでいくレントンとニルバーシュの放つ光が、やがて一体になるというイントロのアニメーション。そこに流れるストリングスの効いたイントロが、本作の世界観を表現しています。 歌詞にも、作品のキーワードとなる単語が散りばめられており、FLOWのアニソン作りの上手さが光る1曲です。
6.「創聖のアクエリオン」/『創聖のアクエリオン』
『創聖のアクエリオン』はサテライト制作、河森正治監督によるオリジナルロボットアニメ。AKINO from bless4が歌う前期OP曲「創聖のアクエリオン」は、パチンコのCM曲としてオンエアされたことをきっかけに、アニメを視聴していない人にも知られる楽曲となりました。 作中のエピソードに由来するサビの歌詞がインパクト大な楽曲ですが、菅野よう子が手掛けるメロディラインもさすがの一言。宇宙を感じさせる壮大さと、神話的な要素、前世からのつながりといった作品のドラマがサウンドに盛り込まれています。 『創聖のアクエリオン』というアニメの知名度に貢献したという点からも、神OPといえる楽曲です。
7.「GO!GO!MANIAC」/『けいおん!!』
かきふらいの4コマ漫画を原作としたアニメの2期『けいおん!!』の前期OP曲が、劇中バンド・放課後ティータイムが歌う「GO!GO!MANIAC」です。同アニメシリーズにとってキャラソンは切っても切り離せない存在ですが、なかでもこの楽曲はファンからも神曲として人気の高い楽曲といえます。 本楽曲ではボーカルを豊崎愛生演じる平沢唯が担当。彼女だから出せる高音域かつ早口の歌詞が楽曲のインパクトにつながっています。ぎゅっと詰め込まれたアップテンポの歌詞は、毎日いろんなことが起きるドタバタな彼女たちの日常そのもの。 また映像では、360度ぐるりと回りながら撮影したような5人の教室での演奏シーンが特徴的。動きで魅せる京アニの作画と軽快なサウンドが、作品の面白さを伝えてくれます。 ライブイベントでは、放課後ティータイムを演じる5人の声優がバンド演奏を披露。こちらも神パフォーマンスとしてファンに支持されています。
8.「*~アスタリスク~」/『BLEACH』
久保帯人のバトル漫画を原作とした『BLEACH』は2004年から2012年まで、350話以上が放送されました。OP曲だけでも15曲あり、いずれもエピソードにあわせた世界観を踏襲しつつもスタイリッシュな映像に仕上がっています。 なかでも1曲目のOPに起用されたORANGE RANGEの「*~アスタリスク~」は、原作の随所に光るおしゃれなテイストと見事にマッチ。映像の色使いやカット割り、演出も、原作へのリスペクトを感じさせる丁寧な作り込みが印象的です。 本作は登場人物が多いものの、それぞれのキャラがしっかり立っており個性が強いのも特徴的。このOPでは、各キャラの格好良さや可愛さも短い時間でしっかり表現されており、視聴者に作品を印象づける役目も果たしました。
9.「メリッサ」/『鋼の錬金術師』
錬金術を題材とした荒川弘の漫画を原作としたアニメ『鋼の錬金術師』。2004年から放送された通称「無印版」は、アニメオリジナル展開が多いものの、そこも含めて作画・音楽とともに高く評価されています。 OPは神曲揃いといわれており、なかでも1曲目のポルノグラフィティの「メリッサ」、4曲目のASIAN KUNG-FU GENERATIONの「リライト」は印象的です。 作品の世界観を決定づけたという意味で、ここでは「メリッサ」を紹介します。エルリック兄弟の身の上とリンクするような切ない歌詞。そして、心に迫る歌声が、ここからはじまる2人の旅について想像力を掻き立ててくれます。ボンズならではの格好いいバトルシーンも挿入され、見応えのあるOPです。
10.「コネクト」/『魔法少女まどか☆マギカ』
2011年に放送されたアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』。爽やかで可愛らしい魔法少女ものかと思いきや、ダークで鬱な展開が次々とおとずれ、大きな話題となった作品です。 爽やかな作品と視聴者に印象づけた要因のひとつに、ClariSの歌うOP曲「コネクト」が挙げられます。疾走感あふれるメロディと、瑞々しいClariSの歌声。そして主人公鹿目まどかの何気ない日常にフューチャーしたAメロは、ほのぼのとしたストーリーを想像させました。 ところが3話以降、ストーリーは暗い方向に。さらに10話で明かされた真実により、このOP曲にも違った解釈が与えられるようになりました。 本編で大きな動きがある度に話題となった本楽曲ですが、楽曲自体は前を向いて頑張っていこうという明るい楽曲。この明るさが、いい意味で「まどマギ」のスパイスとなり、作品を構成する重要な要素になっています。
OP(オープニング)を味わうのもアニメの醍醐味!楽曲・演出と物語とのマッチを楽しもう
名曲といわれるOP、中毒性の高いOPなどを10曲紹介しました。楽曲とOPアニメーション、そしてアニメ本編が気持ちよくハマった作品は、楽曲のイントロを聴くだけでストーリーが蘇るほど視聴者の記憶に残ります。 アニメを観る際は、OPやEDもスキップせずに注目してみると、ストーリーを味わうのとはまた違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。