横浜が登場するドラマ10選 なぜロケ地に選ばれがちなのか?
横浜が登場するドラマ10選を紹介!ロケ地に選ばれがちな理由も考察
ドラマの楽しみ方のひとつとして挙げられる、ロケ地の聖地巡礼。「この場所はどこにあるんだろう?」「あの人が立っていた所に実際に行ってみたい!」と、ロケ地を検索する方も多いのではないでしょうか? 今回は、そんなロケ地の中でも見かけることが多い横浜が登場するドラマ10選を紹介しつつ、その理由も考察していきます!
横浜がロケ地として多く選ばれる理由とは?
一番の理由として考えられるのが、やはりその利便性ではないでしょうか。東京から近く、デートシーンやオフィス街の画を撮りやすく、東京に比べると広い店が多くてゆとりが感じられやすい。そういった理由から、ロケ地の候補として真っ先に挙げられるのではないかと思います。 もうひとつの理由としては、横浜フィルムコミッションの存在が大きく関係していると考えられます。ロケ地を決めるまでの一連の流れを担ってくれるフィルムコミッションの横浜支部のような存在で、横浜市は観光地化施策の一環としてこの活動を積極的に行っています。 利便性と横浜市の積極的な協力体制。横浜がドラマのロケ地として選ばれやすくなったのは、この2つの理由からと考えられます。
『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)
社会現象を巻き起こした、新しいカタチのラブコメディ!
海野なつみの同名漫画を原作として、2016年にTBS系にて放送された『逃げるは恥だが役に立つ』。恋愛や仕事にコンプレックスを持っている男女が、契約結婚を機に本物の夫婦になっていく姿を描いたラブコメディです。 派遣切りに遭い求職中の森山みくりは、アルバイトで津崎平匡の家事代行を始めることに。互いにメリットがあると気づいた2人は契約結婚をすることになりますが、目の前には様々な壁が立ちはだかっていました。 津崎が住んでいる港北区のマンション外観や、第2話の両家顔合わせのあとに津崎とみくりが歩いている北仲橋など、多くのシーンで横浜が登場。ファンの間では、横浜のロケ地で聖地巡礼も行われているようです。
『フリーター、家を買う。』(2010年)
働くことの意義を考えさせられる、二宮和也主演のヒューマンドラマ!
有川浩による同名小説を原作に、フジテレビ系にて2010年に放送された『フリーター、家を買う。』。仕事が長続きしないフリーターの主人公が、家族のために家を買うことを決意するホームドラマです。 実家に引きこもりだらしない生活を送っていた武誠治は、母親がうつ病になってしまったことをきっかけに土木会社でアルバイトをすることに。仕事での出会いによって働くことの意義を感じ始めた誠治は、家族のために家を買うことを決意するのでした。 武家が住んでいる青葉区の一軒家外観や、第3話で誠治と千葉真奈美が会話をしていた大黒ふ頭などで横浜が登場しています。二宮和也演じる主人公に親近感が持てて、仕事や家族との向き合い方について考えさられるドラマです。
『あぶない刑事』(1986~1987年)
渋くてスタイリッシュ!横浜が舞台の伝説的刑事ドラマ
1986年から1987年の1年にわたり日テレ系で放送され、その後シリーズ化もされた『あぶない刑事』。横浜を舞台に、舘ひろしと柴田恭兵の刑事コンビがスタイリッシュに事件を解決していくアクションドラマです。 相反する性格でありながら、どこか馬が合う港警察署の問題児コンビ「タカ」と「ユージ」。同僚たちを巻き込みながら、時に強引に、時にスタイリッシュに、2人は難事件を次々と解決していきます。 本作の舞台ということもあり、様々なシーンで横浜が登場。本牧ふ頭にある横浜海技専門学院は、全編を通して港警察署として描かれました。山下公園や赤レンガ倉庫エリアも出てくるため、現在の様子と見比べてみるのも楽しいかもしれません。
『anone』(2018年)
広瀬すずが魅せる、大切なものの喪失と新しい出会いの輝き
人気脚本家・坂元裕二によるオリジナルストーリーで、日テレ系にて2018年に放送された『anone』。捨てられていた大金をきっかけに、出会うはずのなかった人々の人生が交錯するヒューマンドラマです。 大金を見つけたことがきっかけで、友人や大切な思い出を失うネットカフェ難民の辻沢ハリカ。辛い現実に直面しながらも、新しい出会いを経て彼女は次の一歩を踏み出すのでした。 第1話でハリカが寝泊まりしていたネットカフェ外観や、彼女がスケボーで渡っていた道慶橋などで横浜が登場。また、紙野彦星が入院している病院として、横浜市総合リハビリテーションセンターも出てきました。人が生きるうえで“本当に大切なもの”は何かを問われる、社会派ドラマです。
『世界一難しい恋』(2016年)
初恋に翻弄される、エリート社長の大野智が可愛い!
嵐の大野智主演で、日テレ系にて2016年に放送された『世界一難しい恋』。収入や容姿に恵まれながらも恋愛が苦手な主人公が、遅すぎる初恋に翻弄されるラブコメディです。 容姿端麗・高収入でありながら、性格に難があり恋愛ができないホテル経営者の鮫島零治。中途採用された柴山美咲と出会った彼は遅すぎる初恋をしてしまい、これまで味わったことがない感情に翻弄されながらも奮闘するのでした。 鮫島ホテルズ本社としてみなとみらいのランドマークタワーが、鮫島の自宅として横浜迎賓館が登場。その他にも横浜ニューグランドホテルや日本丸メモリアルパークなど、横浜の名所が数多く登場しています。
『THE LAST COP/ラストコップ』(2016年)
凸凹コンビが暴走する、抱腹絶倒のアクション刑事ドラマ!
日テレとHuluの共同制作により2016年に放送された『THE LAST COP/ラストコップ』。30年の眠りから覚めた昭和刑事と草食系刑事の凸凹コンビが、破天荒に事件を解決していくアクションコメディです。 30年の昏睡状態から目覚めた京極浩介とコンビを組むことになる、現代の若手刑事・望月亮太。価値観の違いからケンカが絶えない2人でしたが、大胆な方法で事件を解決し絆を強めていくのでした。 2人が勤める横浜中央警察署として神奈川県庁が登場するほか、第1話で京極と望月が爆弾を受け取った場所でカップヌードルミュージアムパークが登場。連ドラの前後にスペシャルドラマや劇場版などもあるため、笑いたい時にはシリーズを一気見するのがおすすめです。
『愛してたって、秘密はある。』(2017年)
秋元康原案!ネットを巻き込んだ現代のミステリードラマ
秋元康の企画・原案により、日テレ系にて2017年に放送された『愛してたって、秘密はある。』。母親を守るために父親を殺した過去を持つ主人公が、その過去と愛する人との間で苦悩するミステリードラマです。 父親を殺した過去を隠しながら、司法修習生として弁護士を目指す奥森黎。恋人・立花爽との婚約も果たし順風満帆に思えましたが、過去の秘密を知るという人物が現れ、彼の人生は一変するのでした。 第1話で黎と爽が待ち合わせをした万国橋交差点や、2人が立花家に行った帰りに歩いていたアニヴェルセルみなとみらい横浜前の遊歩道などが登場。Huluオリジナルストーリーなどもあり、放送時にはSNSで黒幕の予想が話題になりました。
『獣になれない私たち』(2018年)
新垣結衣主演×野木亜紀子脚本にハズレなし!ラブ“かもしれない”ストーリー
新垣結衣と4度目のタッグを果たした野木亜紀子によるオリジナル脚本で、日テレ系にて2018年に放送された『獣になれない私たち』。クラフトビールバーで出会った男女が、殻を破って自分の本音と向き合っていくラブストーリーです。 周りに気を遣い、常に笑顔で乗り切ろうとする深海晶。そんな彼女の笑顔を「気持ち悪い」と一蹴する根元恒星と出会ったことがきっかけで、晶の殻が少しずつ破れていくのでした。 主なロケ地は都内ですが、第2話で晶と恒星が訪れる教会として横浜聖アンデレ教会が登場します。色々な問題を抱える登場人物たちに自分を重ねてしまい、チクチクと刺すようなセリフに共感させられる作品です。
『家族ゲーム』(2013年)
櫻井翔が風変りな家庭教師を熱演!崩壊しかけた家族の破壊と再生
本間洋平による同名小説を原作として、フジテレビ系にて2013年に放送された『家族ゲーム』。風変りな天才家庭教師が、問題を抱える家族に破壊と再生をもたらすヒューマンドラマです。 秀才の兄と落ちこぼれの弟を抱える沼田家は、天才家庭教師と言われる吉本荒野に依頼をすることに。風変りな吉本は家族の問題を次々と浮き彫りにしていき、崩壊しかけていた家族は再生の道へと導かれるのでした。 沼田家の一軒家外観として横浜が登場するほか、長男・慎一が通う高校として横浜商科大学みどりキャンパスが登場。それ以外にも、日本大通りや横浜市営地下鉄中川駅、横浜港シンボルタワーなど横浜の各所が毎話出てきます。
『正義のセ』(2018年)
新米検事の吉高由里子に明日の元気をもらえる成長ドラマ!
阿川佐和子による同名小説を原作として、日テレ系にて2018年に放送された『正義のセ』。横浜地検に勤務する女性の新米検事が、どんな困難にも負けずまっすぐに正義と向き合うヒューマンドラマです。 横浜地検の新米検事・竹村凛々子は、不器用ながらもまっすぐで一生懸命な性格。自分の正義感が通用しない事件に直面しても諦めず、周囲の協力を得て検事として、そして人として成長していくのでした。 第1話で凜々子と相原勉が取り調べに行った病院として神奈川県立がんセンターが、最終話で凜々子と勉が話していたシーンで山下臨港線プロムナード高架などが登場。困難に負けず成長していく主人公に勇気づけられ、「明日も頑張ろう」と思わせてくれるドラマです。
改めて観直すとドラマには横浜がたくさん!
意識しながらドラマを観直してみると、「あ、ここ行ったことある」「ここも横浜だったんだ!」といった新しい発見があるかもしれません。 ドラマの楽しみ方のひとつとして、ロケ地巡りをぜひ取り入れてみてください。