2020年5月26日更新

【「とある」シリーズ】垣根帝督は学園都市第2位の実力者!チート級の能力を使うレベル5

【「とある」シリーズ】垣根帝督は学園都市第2位の実力者!チート級の能力を使うレベル5 サムネイル

2004年から続く鎌池和馬原作の長編ライトノベル「とある」シリーズ。今回はその登場人物の1人でもあり、2020年に刊行された新たなスピンオフ作品『とある科学の未元物質(ダークマター)』の主人公・垣根帝督について解説します。

目次

垣根帝督のプロフィールを紹介!「とある」シリーズのレベル5

茶髪で整った顔立ちをしている垣根帝督は、東京の西にある学園都市に住む生徒。年齢は不詳ですが、外見から高校生から大学生ぐらいではと考えられています。 少年少女に能力開発をする学園都市において、彼はわずか7人のみと確認されたレベル5の能力者の1人です。そのなかでも一方通行(アクセラレータ)に次ぐ第2位の実力を持ち、作中トップクラスの強さを誇ります。本記事ではそんな彼の能力や活躍について紹介していきます。 ※本記事では「とある」シリーズのネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

垣根帝督はどんな性格?

帝督は一方通行と同様、原則として無能力者などには危害を加えないよう努めているとみられますが、目的のためであれば手段は問わないタイプです。打ち止め(ラストオーダー)の居場所を聞き出すために初春を突き飛ばす冷徹な一面もありました。 一方で気まぐれな側面も持ち、敵であっても脅威とならない相手であれば見逃すこともあるようです。また、後述するように第2位であることを不満に思っていたような節もあり、上位の能力者としてのプライドも高いとみられます。

能力:未元物質(ダークマター)

電気や風、さらには他人の精神を操れるなど個性的な能力者が多い同シリーズですが、帝督の能力はそのなかでもかなり独特のもの。彼の能力は「未元物質」と呼ばれており、理論上は世界に存在し得ない、完全に新たな物質を生成し操作することが可能。名前は同じですが、宇宙空間にあると推測されている「暗黒物質」とは別モノです。 彼が出現させる物質は既存のものとは異なるため、地球上の物理法則を無視した動きもする特異的かつ恐るべき能力でもあります。「未元物質」の使用時には、彼の背中から天使のように白く光る翼が現れ、それによって空を飛んだり攻撃をすることもできます。どんな物質が作られるかは誰にも予測できず、すべては彼次第であるため、その可能性は事実上無限大です。

学園都市の暗部「スクール」を率いて反逆する

優れた科学水準や都市の規模に比例してその闇も深い学園都市。そこには少なからぬ陰謀や思惑が錯綜しており、そのための汚れ仕事を請け負う暗部組織も存在します。帝督はそうした組織の1つ「スクール」に所属し、トップを務めていました。 彼は学園都市の支配者であるアレイスターとの直接交渉を実現させるため、「スクール」を率いて学園都市そのものやほかの暗部組織との争いを引き起こすようになります。アレイスターによる複数の計画の手段にはそれぞれ本命と予備が用意されていたものの、前者は第1位の能力者である一方通行を利用したプランが多かったようです。 このため、常にバックアップとして想定されていた帝督は一方通行に代わって計画の筆頭候補となることを目論んでいました。戦闘経験を重ねていった彼は、ついにその第1位と対決し殺害しようとします。

一方通行(アクセラレータ)と一騎討ち

白昼の市街地にもかかわらず、道路の舗装やビルの外壁などを破壊しながら激しい戦闘を繰り広げた帝督達。ツートップの能力者によるバトルは凄まじいものであり、その影響で周囲に及ぶ損害も拡大していきました。 一見互角であるような戦いぶりでしたが、一般市民を守りながら能力を使っていた一方通行から両者の能力差には「絶対的な壁」があると帝督は指摘されます。同じレベル5としてのみならず、悪党ぶりや粗野な言葉遣いなど幾分似通った点も見受けられる彼らでしたが、戦闘時でも他者を思いやるだけの余裕と能力がある一方通行に格の違いを思い知らされました。 結局彼は、「未元物質」を現実世界のものとして再定義し解析した一方通行に倒されてしまいます。とどめを刺そうとした一方通行はアンチスキル隊員の黄泉川に止められますが、帝督はその隙をついて背後から彼女を刺突。これを見て激昂した一方通行は暴走状態となり、「黒い翼」を出しながら彼を攻撃しました。

死亡したかと思われたが……

暴走した一方通行に嬲られた帝督でしたが、奇跡的に生きていたと判明します。とはいえその姿は、脳を3つに分けられ、身体を巨大な機械につながれた状態という惨たらしいものでした。 その機械は「未元物質」を製造するためであり、これにより生まれた素材が学園都市が所有する新兵器として配備されたことも。身動きが出来なくなった彼は、技術向上を目的とした学園都市にひたすら搾取される存在と成り果ててしまったのです。 しかしその後、「未元物質」を利用してどうにか潰された内臓を再生し始めたようであり、彼は徐々に回復。一方通行を狙い、再び表舞台に姿を表します。

復活を遂げ、独自の自律兵器を率いる

「未元物質」で肉体を構成した帝督は身体が白くなっていたものの、その増殖機能により不死身同然の境地に達していました。巨大なカブトムシを模して生み出した自律兵器をも駆使し、一方通行を再度攻撃します。 彼はそのカブトムシ達に対して、作戦を妨げるものを撃破するよう命じました。しかし、その曖昧な指示内容やそれぞれのカブトムシが高すぎる自律性を持ったために、各個体はバラバラな行動を取り始めたのです。 そのうちの1つであったカブトムシ05は、移動中に浜面や打ち止め(ラストオーダー)、フレメアと遭遇。彼らを危険でないと判断したその個体ですが、打ち止めに見捨てたくないと言われたことから帝督を裏切って彼らと行動を共にすることになりました。

カブトムシ05に人格を奪われ、新生・垣根帝督が誕生

帝督から離反したカブトムシ05でしたが、創造主である彼からはいつまでも背き続けることはできない宿命にありました。そのカブトムシは逃避行を続けていたものの、ついには帝督から直々に打ち止めやフレメアを始末するよう命じられてしまいます。 どうしても彼らを殺したくなかったカブトムシ05は、主人である帝督と入れ替わって自らが「垣根帝督」そのものになれば良いという結論に至ります。「垣根帝督」のシステム権限を剥奪した元カブトムシは、一方通行と共闘して元主人を消滅させました。 こうして新たに誕生した垣根帝督は穏やかな気性と丁寧な言葉遣いをするような、以前とはまるで別人格になっていました。その後は小学生であるフレメアの保護者として彼女と一緒に暮らしているようです。

アニメ版「とある」シリーズで垣根帝督を演じる声優は松風雅也

1997年から俳優、1999年から声優として活動している松風は、青二プロダクションに所属する男性タレントです。スーパー戦隊シリーズには多く出演しており、特にデビュー作となった『電磁戦隊メガレンジャー』ではメガブルーを演じました。 年齢に反して若めの声色が特徴であり、アニメ声優としては『桜蘭高校ホスト部』の鳳鏡夜役や『DEATH NOTE』の魅上照役、『BLASSREITER』の主人公ジョゼフ役などを務めました。

垣根帝督は今後再登場の可能性大!?「とある」シリーズの今後に注目

第2位の能力者である帝督は物理法則を変えうる力を持ち、一方通行とは別の意味で、ほかの能力者と一線を画した驚異的な存在でした。一方通行に襲いかかっていたことでかつては周りの人々が危険に晒されていましたが、毒が抜けたことで学園都市の不安要素は低減。上条勢力にとっての障害も1つ取り除かれたと言えます。 人格が変わったとはいえ、その能力は健在の帝督。しかしこれからは、自分のために行使するのではなく、誰かを守るためにその力を有効に使ってくれるでしょう。生まれ変わった彼の今後の活躍にはかなり期待が持てます。 シリーズ外伝の新作『とある科学の未元物質』では、彼の前日譚にスポットを当てています。一方通行の演算パターンを移植する「暗闇の五月計画」の実験を生き抜いた少女・杠林檎をめぐり、彼が過激派組織のDAなどと対立するストーリー。同作では本編よりも思いやりのある帝督の一面が描かれており、彼のファンであれば要チェックです。